フィルムカメラ
午後、ちょっとした打ち合わせでカメラ雑誌の編集者さんとお会いしましたが、今年の秋はデジカメの新製品ラッシュとかで、かなり忙しそうでした。
ここ数年、デジタルカメラが主流ですが、フィルムカメラもまだまだ大人気なんです。その証拠に、クリエイトや堀内カラーなどの現像所(ラボ)に立ち寄ると、お客さんはひっきりなしに来ており、受付の人はかなり忙しそう。
確かに記念写真ではフィルムの需要がなくなりましたが、アマチュアが趣味で写真を撮ったり、プロが作品を作ったりする時は、まだまだフィルムが根強く使われています。というかフィルムが主流。
今年1年、日本カメラの月例フォトコンテスト、カラーリバーサル部門の審査員を務めましたが、毎月全国から届く1000点以上のフィルム作品を目にすると、「フィルムは健在」ということがよく理解できます。
先日ラボで、MOEのプレゼント用のプリントの色味をチェックしている時、フィルムの現像を出しに、1人のカメラ女子がカウンターに現れました。見ると、肩からマミヤ7(6×7)をぶら下げています。カメラは傷だらけ、かなり使い込んでいます。素直に、格好いいなあ〜と思いました。
そう言えば僕もマミヤ7を持っていた。急にシャッターを切ってみたくなり、仕事場に戻ると防湿庫から取り出してみます。
ついでに、マミヤRZ67、フジの6×7、6×9、ペンタックス6×7、6×4.5、コンタックスG2、リコーGR1v、キヤノンEOS-1v、ニコンF3なども取り出しました。
これらの機材、ここ数年使っていませんでしたが、どれも愛着あるカメラです。
デジタルカメラの世界は大好きで、仕事や作品作りでバリバリ使っています。だからと言って、これらのフィルムカメラをすべて切り捨てることは、僕には絶対に出来ない。若い頃、食費を切り詰めローンを組んで買った思い出のカメラ、たくさんの作品を生み出してきた相棒だから。
もちろん、これからもフィルムカメラとの付き合いを続けていきます。