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2013年2月 8日 (金)

Hello! フォト★ラバーズ

BS朝日の番組「Hello! フォトラバーズ」、観ました。リビングにある42インチのテレビに自分が映っていたので、何だか不思議な感じです。
ロケは、東京に大雪が降った日の翌日でした。最初に平原さんと出会うシーンがありますが、これは演出ではなく、本当にこの時に初めて出会っているのです。
ビデオカメラは常に3台回っています。ロングで1台、平原さんに1台、吉村に1台。以前はあの肩に担ぐ大きなビデオカメラでしたが、今回は、キヤノンのムービーカメラと5Dの動画モードで撮影していました。
ロケ中、周りには制作スタッフや関係者が常に20〜25人、いや、もっといたかな。テレビの世界って凄いですね。
通常、テレビのロケではたくさんのテーマを取材し、本番で使う映像はその1/5くらいになりますが、このフォトラバーズは、半分以上は使っていたようです。そのかわりロケは慌ただしかった。まさに分刻みのスケジュール。僕が味噌屋のおかみさんを撮っていますよね。終了後、すぐにその場を立ち去るシーンがありますが、実はこの時、皆さんはバス中で「吉村さん、早く、早く」と焦りながら待機しているのです。ロケといえども、きちんと作品や作例を生み出さないといけないので、僕はあと1分ください!と焦りまくっていました。
12245平原さん、とても写真がうまく、まさにドキッとする、パワーがある作品を生み出す方なので、僕は驚いてばかりいました。平原さんが撮影した、吉村が銭湯の蛇口を観察している作品、これはすごい! 哲学を感じます。
番組の最後に、プリントした写真を見て、2人で反省会を行うシーンがあります。そうなんです。写真は絶対に「プリント写真を見る」という行為をしなければダメなんです。パソコンのモニターで見ているだけでは、いつになっても写真は上達しません。
写真集を作る時だって、全ページのレイアウトを何度も何度も繰り返し紙に出力します。時に何千枚もプリントするので、最後にはまさに紙の山となるのです。
ちなみに今回は、スタッフの方が、移動のロケバスの中でプリントアウトしてくれました。早業です。

「写真家たちの日本紀行」よりも反響は多く寄せられています。デジタル化になって多くの人がBSを観られるようになったからですね。
20年以上前に仕事をしたことがある知人たちから、「おー、吉村さん、写真家で活躍しているんだ」というメールが何通か送られてきました。そうなんです。フリーランスは生き残りが大変ですが、僕は頑張っています。今後出版がますます不況になっても、一生、写真で食べていきます。自分には写真しかないわけですから。
今回の「東京亀戸編」は、土曜日ひる12時〜から再放送があります。
「東京夜景編」は、来週木曜日22時〜からです。東京の夜を、ヘリに乗って撮影します。

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