白トビ
東北で撮影したデータをHDにコピーしようとしたら、「容量が足りません」のエラーメッセージ。昨年購入した2TBのHDがもう満杯。仕方なし、ヨドバシカメラでウェスタンデジタルの4TBのHDを2台、新たに購入しました。どう考えてもデジタルの方が、フィルムよりお金が掛かります。
で、コピーした後、じっくり全写真をチェックしてみたのですが、やはり標準の露出で撮ると、雪は白飛びしてしまいますね。−0.7、−1、−1.5だと雪のディティールは出ています。しかし、建物や森のシャドー部が黒く潰れている。この場合、Photoshopでレタッチし、シャドー部のみを若干明るくしてあげる必要があります。
そう、デジタルカメラから作品を生み出すには、パソコンとPhotoshopは絶対に必要なのです。
ちなみに、ネガフィルムを使えば、雪は白飛びせずに映ります。数年前に出した「Sense of Japan」の雪景色はすべてネガフィルムですが、雪のディティールは綺麗に出ています。撮影時の露出は適当。露出計は使っていません。シャッタースピードを1/4、絞りをF32〜45にしたら、何ら問題なく映っていました。
ご存じのように、カラーネガフィルムは製造が終了してしまいました。だから今は、簡単に、雪を白飛びせずに映し出す方法はありません。
僕は今、デジタルで、「Sense of Japan」のような作品集を生み出すことを目標に、日々テストを繰り返しています。