講演&審査
午前中、ある会社主催のある会で、講演を行いました。
集まったのは、今後クリエイティブな仕事につきたいと願っている20〜30代の男女25人ほど。
講演には3〜4日の準備期間が必要です。今回は突然の依頼で、最初お断りしたのですが、アドリブでもいいということだったので、結果、お受けしました。また僕自身、若い人たちに自分の経験や今の仕事のスタイルを語るのは結構好きです。
最初「この中で、吉村和敏を知ってひる人はいますか?」と質問してみました。もちろんゼロでした(笑)世間一般の写真家の知名度といのは、だいたいこんな感じです。もちろん僕は、写真業界の中でも知名度は低いので、知らない人は多いです。よく業界の人と会うと、「吉村さんはどんな写真をお撮りになっているんですか?」と聞かれます。
1時間半しゃべり、その後、質疑応答。全員の質問に答えることが出来ました。
皆さん、これからの人たちです。目がキラキラしている。この中から有名になる人が出てくるでしょう。
終了後、本郷へ移動。風景写真出版の「風景写真」編集部へ。
「風景写真」は、風景写真の世界では最もクオリティが高い雑誌として知られています。たくさんの定期購読者がおり、雑誌が主催しているフォトコンテストや前田真三賞に輝いてプロの写真家としてデビューする人も多くいるのです。
今年は「光の魔法」部門のフォトコンテストの審査を任されていました。今日がその審査日です。
1000枚ほどの作品が集まりました。じっくり時間を掛け、1点1点丁寧に見て、選定していきます。素晴らしい作品ばかり。選定にはとても頭を使いました。悩みに悩んでいたら、オーバーヒートしそうになったので、別室で5分ほど休憩。アイスクリームを食べて頭を冷やします。やっぱり夏はアイスですね。
その後も頭をフル回転させて選定を行い、どうにか5時には入賞者を決めることが出来ました。