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2013年9月

2013年9月30日 (月)

イタリア、ナポリへ移動

朝7時半に家を出て、タクシーとリムジンバスで成田へ。
ドイツ、ミュンヘン行き、ルフトハンザのカウンターではすでに手続きが始まっていました。
チェックイン後、出国審査、そしてANAのラウンジへ。ソバと寿司とクロワッサンとコーヒーで朝食。
LH715便は定刻通り離陸。ほぼ満席。窓側の席を取りましたが、残念ながら隣には人が来ました。
映画を見て、リーダーで本を読んで時間を潰します。
12時間後、ミュンヘンに到着。
ここ数年、フランクフルトでなく、ミュンヘン経由便を選んでいます。フランクフルトの空港はとにかく大きい。移動が大変だし、ギリギリだと乗り継ぎが出来ないことがあるからです。仮に次の便に駆け込んでも、スーツケースがロスバゲになります。フランクフルト行きは例の2階建てジャンボなので、500人が一斉に降りると入国審査場が大混雑するのです。いろいろな理由から、ミュンヘン経由の方が快適なのです。
LH1930便に乗り換え、イタリア、ナポリへ。ローマやフィレンツェと違い、ナポリは行く人は少ないだろうと思っていたら、大きな飛行機で、ほぼ満席状態でした。
1時間半後、ナポリ着。初めて降り立つ空港なので緊張します。
シャトルバスに乗ってレンタカーのオフィスへ。予約してあったコンパクトカーをピックアップ。最初フィアット500でしたが、2ドアなのでフィアットパンダに変更してもらいました。しかしボディチェックで、バックライトが割れていることが判明。テープで補強し、このまま走ることは出来ますが、走行中に破片が飛び散ったら怖いので、車を交換してもらうことにしました。結局フィアット500に戻ります。まあ2ドアでもどうにかなります。
カウンターのおばさん、こちらの無理なお願いも笑顔で対応してくれたので、今のところナポリは好印象です。
車で10分ほどの所にあるホテルを予約しました。道は複雑でしたが、難なく辿り着くことが出来ます。
チェックインし、部屋に荷物を置いて、ホッと一息つきました。
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2013年9月29日 (日)

出発準備

イタリア出発準備を行います。
たくさんの荷物があると移動が大変です。だから毎回持っていく機材を絞るのですが、今日はさらに絞りました。このレンズ使うかな、と思ったレンズは、結局は使わないのです。だから今回はカメラ1台につきレンズ3本。
シャツや下着などの衣類は5日分から4日分へ。途中、マメに洗濯すればいいのです。
結果、スーツケースは23キロから21キロになりました。カメラバッグは15キロ、パソコンや資料バッグは8キロぴったりです。

2013年9月28日 (土)

美しい村のリスト

「イタリアの最も美しい村」の最新リストを入手、そのリストと、この4年間で撮影した村のリストを照らし合わせてみました。
すべて撮影した州でも、この4年で何度かあった見直しで2〜3の村が増えています。そしてカットもされていました。大きな城があったり、牛や馬がいていい雰囲気だった村がカットされていたので、軽いショックを受けました。
すでに180個の村を撮影しています。220個以上の登録があるので、完成はまだまだ先です。このプロジェクト、本当に終わるのか……。
今日はこの作業で1日掛かりました。仕事場のミーティングテーブルの上は、地図と資料とノートの山です。

2013年9月27日 (金)

そろそろ準備

いつも忙しいデザイナーさんに30分だけ時間を作ってもらい、次の本の打ち合わせを行いました。3月頃出版するとしたら、そろそろ準備をはじめないと間に合いません。写真集の制作は、通常4ヶ月掛かります。
次は「プリンスエドワード島」でいきます。小さなサイズの本ですが、春夏秋冬、90点くらいの作品を発表できるでしょう。昨年撮影した秋の作品も織り交ぜながら、美しい本にします。

ここ数年、色々なテーマを形にしているので、正直、僕もゴチャゴチャしてきました。そこで、新しい写真集の中に、〈吉村和敏プリンスエドワード島シリーズ〉というようなA4のチラシを入れるつもりでいます。島をテーマにした本、赤毛のアンをテーマにした本、エッセイ集など、うまく整理し、まとめてみます。それぞれ版元が違いますが、すべて紹介してしまうのです。もちろん絶版になっている本も。また業界の常識を破ります(笑)

iPadが出た頃、写真集のデジタル版が流行りました。でも今は衰退してしまった。おそらくこれから先も、写真集がデジタル版に置き換わることはないでしょう。(活字の本は置き換わると思いますが)
写真集のデジタル版がダメになった理由、それは存在感がないからです。ビジュアル本はやっぱり「紙」でないとダメなんです。デジタルでいくとしたら、WEBでの無料公開ですね。そうそう、新しい写真集の作品は、WEBでもどんどん発表していきます。

今日、電車に乗っている時、紙の文庫本を読んでいる人が何人かいました。確か数年前はみんなスマホの画面を見ていた。もしかしたら、デジタルと接することに疲れてきたのかもしれません。この調子で、紙媒体の倍返しが始まればいいなと思っています。

2013年9月26日 (木)

8点の写真額

Dscf2833忙しいです。午後は外回り。日比谷のフレームマンギャラリーに立ち寄り、チャリティで販売している8点の写真額を見ました。(写真はクリックすると拡大します)
赤い道の作品が人気あるそうです。プリント制作はこれからですが、仕上がった1点1点に目を通し、最高の品質となるようにいたします。

夜はある方とお会いし、来年の仕事の打ち合わせを行いました。
その中で、NHKの朝の連ドラ「花子とアン」の話が出ました。だいぶ盛り上がっているようです。僕の予想では、全国各地で様々なイベントが開催されるでしょう。
プリンス・エドワード島、きっと来年の夏はたくさんの日本人が訪れますね。観光によって島の経済が活性化する。素晴らしいことだと思います。
でも静かな島を巡りたいと希望されている方は、今年の秋に足を運んでみたらいかがでしょうか。10月は紅葉が美しいです。(11月は、完全に紅葉は終わっています)
紅葉といえば、ケベック州ローレンシャン高原の紅葉がもうすぐ始まります。20代の頃、毎年9月26日か27日に海を越え、ローレンシャンのモン・トランブランに入っていました。モントリオールに夜到着し、レンタカーを運転して湖の畔にある定宿にチェックインするのです。オーナーと親友が毎回あたたかく迎え入れてくれました。懐かしいです。

2013年9月25日 (水)

季節は流れていく

海外出発前はまさに時間との戦い。1〜2時間がとても貴重です。雑誌の原稿は一発で仕上げなければならず、頭をフル回転させ、まるで新聞記者が締め切りに追われながら記事を書くような感じでキーボードを叩いています。
ここ数週間、大好きなスマホは、あまりいじっていません。でも、iPhone4SはiOS7にしました。こっちの方がいいですね。動きが速く、デザインが美しい。まだの人は早くバージョンアップした方がいいでしょう。
ソニーのリーダー、新製品が出ました。また買おうかな。
新しくなったイイヤマの24インチモニターを買うつもりでいます。ミラーリングにして、打ち合わせテーブルの上にも1台置きたいのです。お客さんが写真を見る用として。
カブトムシの幼虫15匹とオオクワガタの幼虫2匹はスクスク育ち、ベランダのオリーブの苗も背丈が高くなっています。確実に季節は流れていますね。

今日メールで、フレームマンさんからチャリティーの報告が来ました。現在25点の注文とのことです。1枚でも多く売れると、支援額が多くなります。皆様のご協力、くれぐれもよろしくお願いいたします。
9月下旬に一度しめ、ラボにプリントを依頼するつもりでしたが、まだ数が少ないので、10月に中旬にまとめてプリントいたします。納品が少し遅れてしまいますが、ご了承ください。

2013年9月24日 (火)

駐車場

東京で平置きの駐車場を借りている人は、みんなビクビクしながら生活しています。なぜなら駐車場の土地は、ある日突然オーナーが変わり、マンション建設が決まるから。
何と僕が今借りている駐車場、年内で駐車場業務をやめるという通達が来ました。おそらくこの広い土地にマンションが建つのでしょう。
で今日は大急ぎで駐車場探しを行いました。すぐ近くで月3万円の駐車場が空いていたので、高いよな……とショックを受けながらも速攻で契約します。グズグズしていると他の人に取られてしまう。
今、駐車場には100台近くの車やトラックがとまっているんです。新しい駐車場探し、みんな大変だろうなあ〜
東京で車を持つことは、ランニングコストが掛かって何かと大変です。時々、思い切って手放し、レンタカーにしようかな、と思うことがあります。

2013年9月23日 (月)

747-400

昨日は時間に追われていたので、大津の「ルートイン」に宿泊しました。
朝食後、チェックアウト。
すぐ近くのJR肥後大津駅から、阿蘇くまもと空港行きのバスが出ています。所要時間12分で、何と無料。熊本って凄いですね。
ANA644便は定刻通り離陸。たった1時間半で羽田に到着。

モノレール乗り場へ移動するとき、ANA FESTAをチラリと見たら、何と747-400のスケールモデルを売っていました。退役記念で発売となったようです。価格は約16万。
ANAの747-400のスケールモデルは、昔から欲しくて欲しくて仕方なかったのです。どうしよう、買ってしまおうかな……。
このスケールモデルは、価格は下がらないと思います。何十年後かに「なんでも鑑定団」に出ると、おそらく倍以上の値がつくはず。
このスケールモデル、数ヶ月で売り切れてしまうでしょう。手に入れるとしたら、早くしないと。どうしよう、迷う……。

2013年9月22日 (日)

小国町へ

海外の「美しい村」の撮影が一段落ついたら、日本の美しい村の撮影をはじめるつもりでいます。でも日本の撮影は難しい。ヨーロッパのように、村が一つにまとまっていないから。つまり、代表となる風景がないのです。あるのは白川郷だけ。
熊本県の中では、小国町が「美しい村」の認定を受けています。ぐるっと回ってロケハンしてみたら、3〜4日あれば何とかなりそうだな、と感じました。問題は天気です。近年の日本は雨が多いので、もしかしたら天候に振り回されるかもしれません。
いずれにしても、日本の美しい村の撮影は、自分が50才を過ぎてからです。それまでは海外の美しい村をやる。
Dscf2807美しい日本家屋の坂本善三美術館を見学。その後、近くにある鍋ヶ滝に立ち寄りました。お茶のCMに使われてからたくさんの人が訪れるようになったとか。今日も凄い人で、駐車場を求め、交通渋滞が発生していまいた。この滝を訪れるとしたら、早朝がいいと思います。
コンデジでパチリ、写真を撮ります。
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2013年9月21日 (土)

写真展

■開催中
「PASTORAL × Shinshu
懐かしさと温かさ、風と光に包まれて 世界の故郷をめぐる旅へ吉村和敏写真展

場所■小布施千曲川ハイウェイミュージアム
期間■9月14日〜12月15日
場所■http://www.e-obuse.com/shop/index.php/chikuma

0831_2 4r_0831_2←チラシのPDF
(画像をクリック)

「PASTORAL」の大判作品60点と「Shinshu(信州)」の全紙作品60点を展示します。また、プリンス・エドワード島の作品(17点)を展示するコーナーもあります。今まで長野県で行った中で、最も大きな写真展です。是非お立ち寄りください。

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↑会場の雰囲気です
(画像をクリックすると拡大します)

講演会

朝食後、自然の恵み資料館へ。
ここで写真展が行われています。持ってきたコンデジで、記録写真を撮りました。
奥は資料館になっており、昔の農機具などが展示されています。このような貴重な物を一点一点撮影し、写真集にしてみるとか。撮影テーマはまだいくらでも眠っていますね。
講演会場となる五ヶ瀬町町民センターへ。自分の名前が大きく書かれていると、何だか会場に入るのが照れくさいですね〜(笑)
いつも、Macのパソコンとプロジェクターを繋げる時はドキドキです。稀に、画像が投影されないことがある。でもエプソンのプロジェクターなら大丈夫。この会場もエプソンの最近機種だったので、ケーブルを繋いだだけですぐに画像がスクリーンに美しく投影されました。ホッと一安心。
僕はいつも15ピンの5メートルのケーブルを持ち歩いています。会場にあるのはだいたい2メートルか3メートル、全然足りません。今日もmyケーブルが役に立ちました。
14時から講演会が始まります。約70名。
今回、与えられた演題が、「美しい風景、そして出会い旅」だったので、最初はソロモン諸島の「カスタム・ドクター」について語りました。最後の締めはイタリアの美しい村。今年5月に訪れたある村の写真をお見せしました。
終了後、サイン会。小さな村は15冊くらい売れました。僕の本をたくさん持ってきてくれた方がいました。ありがとうございます。
この写真展と講演会のために出来た熊本からのバスツアー。大きなバスだったのでびっくりしてしまいました。
夜は五ヶ瀬の方々と食事をします。色々なテーマ見つかりました。いつか、宮崎のあれを撮ってみたい。
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2013年9月20日 (金)

宮崎、五ヶ瀬町へ

朝、満員電車に乗って羽田空港へ。
10時30分、ANA643便は定刻通り離陸。今日も満席。
いつものように、機内誌「翼の王国」の吉田修一のページを読みます。実は隠れファンです。小説は全部読んでいます。
1時間半後、熊本空港に到着。
五ヶ瀬町のSさん、阿蘇白水郷美術館の館長さんが出迎えてくれました。
20130920_141200まずは阿蘇白水郷美術館へ。
展示室では洋服の作品展、庭では中学生の写生大会が行われていました。中学生の頃、写生は得意でした。いつも金賞か銀賞をもらっていた。
夕方、五ヶ瀬へ。五ヶ瀬は丘陵に広がる町かと思っていたら、山の中だったのでびっくりしてしまいました。
五ヶ瀬は、五ヶ瀬ワインが有名です。まずはワイナリーへ。ここが、五ヶ瀬一眺めのいい場所と言われています。
20130920_184436ブルーモーメントの美しい夕空が広がっていたので、スマホでパチリと写真を撮りました。いつか真剣に撮影してみたいです。
写真展会場すぐ横にある木地屋ホテルにチェックイン。

写真展 in 五ヶ瀬町

開催中
「BLUE MOMENT 小さな村は、聖なる鐘の音につつまれていた」五ヶ瀬で観る吉村和敏展
Miyazaki 場所■五ヶ瀬町自然の恵み資料館(宮崎県)
期間■9月12日〜10月6日
場所■http://www.miya-shoko.or.jp/gokase/siryokan.htm

←チラシのPDF(画像をクリック)

昨年、阿蘇白水郷美術館で行った写真展「小さな村〜」を、今年は五ヶ瀬で開催します。同時に、「BLUE MOMENT」展も行います。ブルーモーメントは全国を巡回していますが、九州は初めてです。9月21日に講演会&サイン会を行います。もちろん写真集の 持ち込みはOKです。
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↑会場の雰囲気です(画像をクリックすると拡大しま す)

「ごかせ温泉木地屋」、「五ヶ瀬ワイナリー」、「特産センターごかせ」
の観光施設で、写真展とのコラボ企画があります。
詳細はこちら↓
http://www.gokase.co.jp/kijiya/

2013年9月19日 (木)

甘い麦茶

仕事場にはペットボトルに入った麦茶が置かれています。
飲んでいるときふと、そういえば最近の麦茶って甘くないな……と思いました。確か子供の頃に飲んだ麦茶はどれも甘かった。そう、麦茶と言えば砂糖入りが普通だったのです。少年野球の練習のときよく麦茶を飲みましたが、飲む度に冷たくて甘くて美味しい〜と感じた記憶があります。
で今日は試しに、麦茶にシロップを入れて飲んでみました。そしたら美味しかった!もう何年も忘れていた懐かしい味がしました。
僕は麦茶に砂糖を入れる派です。

2013年9月18日 (水)

プリント

写真家は、パソコン仕事も多いです。そしてパソコン仕事は、プリンター仕事でもあるのです。何かの媒体に写真データを貸し出すとき、必ずプリントした写真を色見本としてつけなければならない。そのために、せっせとプリント作業を繰り返しています。インク代と紙代は、月に2〜4万は掛かるでしょうか。
写真展で発表する作品は、自宅でプリントしたりはしません。プロ用のいいプリンター(15万くらいの)を買えば出来ないこともないですが、やはり写真のレタッチが難しいし、何よりその時間がない。全紙1枚の出力に1万円くらい掛かりますが、それでも写真展のプリントはすべてラボのオペレーターさんに任せています。
プリンターの技術は年々進歩しています。デジタルの世界は新しければ新しいほどいい。最高級のプリントを望むとしたら、プリンターも最新機種を使わなければなりません。もちろんラボのプリンターは常に最新機種。このことも、ラボにプリントをお願いする理由になっています。
今日は朝から仕事場に缶詰で、ひたすら色見本用のプリント作成に追われました。

ランチは駅側のてんやで食べました。18日はてんやの日で、天丼が390円だから。
七味を取ろうとした時、テーブルの上に冷たいお茶をこぼし、スマホを濡らしました。でも今日に限ってカバーをしていたので助かった。もし壊したら、これで3台目。
スマホには、やはり表面を覆うカバーが必要だなあ〜と思う今日この頃です。
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2013年9月17日 (火)

グループ展の準備

朝の満員電車に乗ってラボへ。
今日は3点のプリントチェック。
長野県、北野美術館で、「長野県生まれの写真家たち」という合同写真展(期間10月30日〜12月1日)が開催されます。そこに出展する作品です。
プリンス・エドワード島から1点、Shinshuから1点、カスタム・ドクターから1点の作品を選び、プリントしました。どれも、素晴らしい仕上がりでした。

2013年9月16日 (月)

ソロモンから1年

去年の今頃は、確かソロモン諸島でした。
直行便はないので、パプアニューギニアのポートモレスビーへ行き、そこで乗り換え、ガダルカナル島のホニアラに入るのです。
ホニアラの街は普通ですが、郊外の村へ行くと、生活はガラリと変わります。特に、小型ボートに何時間も乗らないと行けないような村は、完全に自給自足の暮らし。
毎日の食事はすべて村人に作ってもらいましたが、水だけは街で買って持っていきました。現地のミネラルウォーターには、土地の土壌成分が溶け込んでいるので、慣れない日本人が飲むと、一発でアウトです。(数ヶ月飲み続けると慣れるそうですが)
村に行く前は、トイレがないところで生活出来るだろうか、、、と不安でしたが、すぐに慣れました。逆に、自然の中での暮らしではトイレは必要ないかも、と思ったほど。
ソロモン諸島、唯一の不安は蚊でした。マラリアにならなかったのは、単に運がよかったからです。

2013年9月15日 (日)

インクジェット紙

日本にいる時は、毎週月曜日にラボに足を運んでいます。写真展のテストプリントや、プレゼン用のプリントをチェックしている。
かつて写真は、印画紙にプリントしていました。しかし徐々にインクジェット紙にプリント(出力)する方式に変わってきています。僕も、8:2の比率で、インクジェット方が多いです。
次の写真展も、インクジェット紙でいきます。(ここ数年の写真展は、すべてインクジェット紙です)
実は、印画紙は、徐々に入手が困難になりつつあるのです。よって、ラボも徐々にインクジェットに切り換えつつある。
僕は、フィルムは残り続けると思う。でも印画紙は、厳しいかもしれませんね。何となく、そんな気がしています。

2013年9月14日 (土)

写真選び

次はプリンス・エドワード島のミニ写真集を作ろうかと考えています。(来年2月くらいを目標に)
だから今、毎日2時間ほど時間を作り、25年間で生み出したプリンス・エドワード島の写真を片っ端から見ています。そして、心に引っ掛かる写真を選び出し、箱に入れている。
ベストショットの基準というのは曖昧です。以前これはイマイチかな、と思っていた写真でも、今見ると、これは素晴らし作品だ、と考えが変わっていたりするからです。
写真集に使う作品は、自分の基準で選び、発表するようにしています。多くの人が、これはいい、と言っても、自分がイマイチだと思ったら、やはり使いたくはない。
もちろん、雑誌の仕事は、写真家が使用写真を選ぶことは出来ません。これは、市販されているどんな雑誌でもそうです。全世界の雑誌がそう。
写真家は、まずはたくさんの写真を編集部に送ります。その中から編集者さん、デザイナーさんがセレクトし、使用写真が決まるというわけです。
僕は、このような写真表現の流れも、好きです。予期せぬ写真が使われ、それが素晴らしく輝いたりするからです。
先日、ある広報誌のグラビアの仕事をやりました。送られてきた広報誌を見てびっくり、あっと驚くページになっていたからです。プロの仕事だなあ〜と感心してしまいました。
今、「旅物語」の表紙の仕事をやっていますが、これも毎回300〜2000枚くらいの写真を送っているんです。その中から1枚が使われる。毎回どの写真が使われるか、僕も楽しみにしています。

2013年9月13日 (金)

イントゥ・ザ・ワイルド

先日、新しいiPhoneが発表になりました。さてどうするか、真剣に悩みます。
今使っているiPhone4Sは、11月で2年です。2年経つと、機種代の割引がなくなるので、月の料金(今は1000円)がアップしてしまう。何か手を打たなくてはなりません。
残りの2ヶ月間、じっくり検討し、結論を出しますが、今は、ナンバーポータビリティーでN社に乗り換え、新規でGALAXY note 3を購入する、そして今のGALAXY S3は、解約金を払って解約する、という感じにしようか、なと考えています。
今のiPhone4SはWi-Fi専用にし、GALAXY note 3からのテザリングでiOS7を使う。

TSUTAYAから会員更新のお知らせハガキが届きました。毎年の更新って、面倒ですよね。どうにかならないものでしょうか。
仕方なし、期限ギリギリにTSUTAYAに駆け込み、200円払って更新手続きを行います。1本サービス券で何を借りようか迷ったのですが、「イントゥ・ザ・ワイルド」にしました。これ、とてもいい作品なんです。またじっくり観たくなった。

2013年9月12日 (木)

宮崎と長野ではじまります

今日から宮崎県五ヶ瀬町の「自然の恵み資料館」で写真展が始まりました。
「BLUE MOMENT」のパネルが九州に行くのは初めてです。是非お立ち寄りください。
写真集は、「小さな村〜」と「BLUE MOMENT」を販売します。(「カスタム・ドクター」と「SEKISETZ」をご希望の方は、サイン会の時に声を掛けてください。後日、東京から郵送で送ります)
9月21日に、僕が現地に足を運び、講演会を行います。世界の美しい風景についてですが、カスタム・ドクターのことも少しお話しようと考えています。

また、14日から、長野県の小布施千曲川ハイウェイミュージアムで写真展が始まります。
写真集は、「PASTORAL」と「Shinshu」を販売します。特に「Shinshu」は、大判でありながら2600円ととても安い写真集なので、これを機会に是非お買い求めください。(1冊でも多く売れると嬉しいです)
講演会は、今のところ予定はありません。でも期間が長いので、もしかしたらどこかで行うかもしれません。
ハイウェイミュージアムは、文字通り、高速のサービスエリアに隣接した美術館です。高速を下りずに、美術館に立ち寄ることが出来ますので、新潟方面へ行かれる方は、是非このサービスエリアで休憩してください。

2013年9月11日 (水)

小布施へ 写真展の準備

朝、東京駅から長野新幹線に乗ります。
新幹線は本当に早い。今日は大宮と軽井沢しか停まらない新幹線だったので、車内でぼんやりと考え事をしていたら、あっという間に長野に着いてしまいました。まるで大宮か横浜に来たような感覚です。
長野電鉄に乗り換えます。確か小学生の頃、地下鉄工事をしていた。懐かしいです。
30分後、小布施着。学芸員さんの車で小布施ハイウェイミュージアムへ。
タイミングよく、東京の倉庫から、写真額を乗せたトラックが到着していました。

今日はみんなで手分けして、作品パネルを箱から出し、各部屋に運び入れる作業を行います。
2階の部屋は、「PASTORAL」の世界です。2段掛けにすると、60点のパネルをすべて展示できることがわかりました。すべて展示するのは、信州では初めてです。
中の小部屋は、「プリンス・エドワード島」の世界にしました。七つの物語から、全紙サイズのパネル17点を展示します。
1階の部屋は、「Shinshu」の世界です。1段掛けと2段掛けをまぜることにより、こちらも60点のパネルをすべて展示できることがわかりました。
今まで信州で開催した写真展の中で、最も大きな写真展になります。

夕方、どうにか作品の並び順が決まります。ここで終了。
壁への取り付けは、明日プロの業者さんが丸1日掛けて行ってくれます。
夜の新幹線に乗って東京に戻りました。
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2013年9月10日 (火)

写真展の写真選び

そろそろ「カスタム・ドクター」の写真展の準備をしなければいけません。一ヶ月ほど前から、ラボでプリントのテストを繰り返しています。紙の印刷と写真のプリントは全く別物なので、すべてが一からのスタートです。
写真集には140点以上の写真が使われていますが、個展で発表できるのはせいぜい40〜50点です。その作品選定がかなり大変です。テーブルの上に小さな写真を並べ、これは使う、これはカットと、組み替え作業を繰り返しています。まるでパズルのよう。
まあでも、個展を開催するにあたっての一番の悩みはお金です。これはどの写真家も同じ。たとえ小さなギャラリーでも、最低でも100万は必要なので、今後、取材費をセーブしながらうまくやっていこうと考えています。
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2013年9月 9日 (月)

「草原につづく赤い道」

もうすぐ写真展です。
今日はラボに行き、テストプリントのチェックを行いました。
そろそろ、秋の海外取材の飛行機を予約しないといけません。今年の秋は連休が多いので、どの社も空席がない……。何度も旅行会社の担当者さんとメールのやり取りを行っています。準備は早めに早めにと思っていても、いつも1ヶ月前になってからバタバタと動き始めます。僕の悪い癖です。

R0000160留守中、金の星社さんから『草原につづく赤い道』7刷の見本が届いていました。
ずっと在庫を切らしており、これで終わりかな、、、と諦めていたのですが、急遽重版が決まったのです。
実はこのフォトエッセイ集、吉村作品の中でナンバーワンという人が多くいます。プリンスエドワード島がたまらなく好きで、その想いをストーレートに形にしたからこそ、多くの人に「何か」が伝わったのでしょう。もちろん島はいまでも好きです。
『草原につづく赤い道』、もうすぐ全国の書店に並び、Amazonなどのネット書店でも販売がはじまります。

あともう一つ、吉村和敏オリジナルカレンダー『Seasons of Splendor』の2014年も届きました! もう少しで全国のショップやネット通販で販売がはじまります。
もうカレンダーの時期です。一年が本当に早いですね。
実は今、壁掛け用の『Seasons of Splendor』の写真を流用する形で、卓上版カレンダーも制作しています。こちらは、リクエストが多かった「月曜はじまり」でいきます。
いずれにしても、カレンダーに関しては、10月に入ってから詳細をお伝えします。


2013年9月 8日 (日)

若者の旅はアジア

疲れが溜まり、体調を壊し、ダウン。いつものことです。
今から25年目、海外に行こうと思い立った時、欧米にするかアジアにするか随分と悩みました。「地球の歩き方」は5冊くらい買った。
で、結果としてカナダを選び、今の自分があるわけですが、あの時アジアを選んでいたら、今とは全く違う自分の姿があったでしょう。
世界を旅していると、欧米人のバックパッカーをたくさん見掛けます。日本の若者だってもっともっと旅をすればいいのにな、といつも思います。
若者の旅は、やはりアジア、特に東南アジアがいい。日本とは全く異なる生活文化があるので、とても刺激を受ける。その刺激が今後の人生にプラスになっていくような気がしています。
逆に欧米は、若者の旅には向かないような気がしている。なぜなら、色々なことが日本と同じだから。カナダもフランスもイタリアも日本と似ています。というか、日本が欧米化しているのかも。

2013年9月 7日 (土)

帰国

離陸し、ドリンクサービスが終了すると、機内は消灯。しかしなかなか眠ることが出来ません。5時間、ずっと起きていました。
2時間の時差があるので、AM7時に成田着。この時間帯の到着便は多いので、到着ロービーは混んでいました。
リムジンバス、タクシーの車内から東京の街を眺め、この街には動きがないな、と感じました。まるで静止画を見ているよう。雑多なアジアの街は、目の前の風景が目まぐるしくかわります。

2013年9月 6日 (金)

今日も雨

雨の音で目が覚めます。
朝日を撮りたかったのですが、諦めます。かわりに朝の街の表情を狙いました。
ずぶ濡れになってホテルに戻ります。
2時間ほど部屋で待機、その後再びハノイの街歩き。100枚ほどスナップ写真を撮りました。カメラを向けるとお金を要求してくる「観光客なれ」している人たちもたくさんいます。そんな時は無理して写真を撮らない。お金を払おうとすると、サッと財布からキャッシュを抜かれてしまいます。
今日のお昼も地元の人に交じって屋台で食べました。今回の食事は全部屋台。お腹、少し心配です。フィリピン取材の時は帰国後10日間もお腹を壊し続け、ソロモンの時も激しくお腹を壊しました。さて、今回はどうなるか。
レイトチェックアウトにしていたので、PM6時までホテルの部屋が使えます。夕方、部屋でパッキング。チェックアウトの後フロントで荷物を預かってもらい、2時間ほど街を歩いて夜景を撮影しました。
20130909_193553アジアの街中で、三脚を使ってじっくり撮る、というやり方は、慣れない人はやめた方がいいです。サッとカメラを奪われます。僕は今までの経験から、細心の注意を払って撮影しているのです。ここはマズイなというところでは決して三脚を立てての撮影は行いません。
自分でタクシーを拾って空港まで行くぼられるので、ホテルにタクシーを呼んでもらい、料金をホテル払いにしました。USで17ドルです。
ベトナム航空のカウンターでチェックイン。福岡行き、関空行き、成田行きが5分違いで出ています。どの便も満席。そう今、ベトナムは大人気の観光地なんです。ある意味、日本人だらけ。
310便は、0時20分、定刻通りハノイ国際空港を離陸しました。

2013年9月 5日 (木)

ハロン湾へ

今日も大雨です。
ハロン湾へ行きます。今日も欧米人を対象にしたツアーに参加です。フランス人、オランダ人、アメリカ人、ロシア人、フィリピン人がいました。
今日のバスのドライバーはとても運転が粗い。狭い道でも120キロ以上出すし、バイクの群れにどんどん突っ込んでいくし、対向車がいても追い越しするしで、約3時間半のドライブが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
20130909_193422お昼頃、ハロン湾に到着。残念ながら雨ですが、世界遺産だけあって、なかなかの絶景です。鍾乳洞も素晴らしかった。
当然、帰りも恐怖のドライブです。
途中、バイクと接触しそうになったことが5回、小さな子どもをはねそうになったことが3回、大型トラックと正面衝突しそうになったことが1回ありました。
PM8時、どうにか無事にハノイに辿り着きます。どっと疲れが出た。
どの国も、欧米人を対象としたツアーだと、料金は1/3くらいです。ただ、ドライバーの質が悪かったり、バスが中古だったりするので、日本人は日本のツアーに申し込んだ方がいいでしょう。何かあったときのことを考えると、やはり日本のツアーだと安心です。
海外へ行く前に保険に入ることは大切です。僕は短期間の取材でも、毎回2〜3万は保険代に当てています。今回は治療・救援費用が無制限のプラン、つまり最も高い保険に入ってきました。
たまに旅行保険に入らないで海外に出掛ける人がいますが、絶対にやめた方がいい。クレジットカードについている保険も、補償額が小さいのであまりお勧めできません。

2013年9月 4日 (水)

ニンビンへ

大雨。
今日はニンビンへ行きます。
昨日、旧市街にある旅行会社で、欧米人を相手にしたツアーの申し込みを済ませておきました。ホテルのロビーで待っていると、時間通りバスが迎えにきます。
2時間後、ニンビンへ。
まずは有名な古都ホアルーを見学。その後、ランチ。
20130909_193312午後、小舟で奇岩渓谷を巡りました。雨でもこれだけ美しいのだから、晴れたらもっと美しいでしょう。
ツアー参加者全員が自転車に乗り、素朴な村巡りを行いました。なかなかよかった。
夕方、バスに乗ってハノイに戻ります。
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2013年9月 3日 (火)

ドゥンラムへ

曇り。でも湿度は100%近くあるので、ムシムシしています。エアコンの効いたホテルや車から出た後は、レンズが曇ってしまうので、しばらく撮影が出来ません。
20130909_193150ハノイから2時間ほどのところにあるドゥンラムへ。100年前から時の流れが止まったかのような素朴な村です。
村の風景や人々を撮影。
地元の人しか行かないようなレストランでランチ食べた後、ハノイに戻ります。
20130909_193227小雨交じりの天気でしたが、ホーチミン廊、一柱寺、世界遺産であるタンロン遺跡などを巡って撮影を行いました。
その後、旧市街へ。ベトナムは治安がいい方ですが、それでもスリに注意しながら歩きます。
それにしても、もの凄い人と車とバイクです。交通規則はあってないようなもの。みんながみんな我が道を行くといった感じで走っています。交通事故も多く、1日約30人が亡くなっているのだとか。
20130909_193034_2ベトナムの街を巡っていると、人々の生きるパワーを感じます。そのパワーに圧倒され、最初クラクラする。でもすぐにこの雑多な雰囲気にのまれ、それが普通になってしまう。そしてたまらなくこの国が好きになっていくのです。

2013年9月 2日 (月)

ベトナム、ハノイへ

朝4時起き。5時に家を出て、タクシーとリムジンバスで成田へ。この時間帯のリムジンバスの乗客は客室乗務員が中心です。
今回の行き先はベトナム。
ベトナム航空のカウンターでチェックイン。横の並びが2・4・2とのことだったので、窓側の席を確保しました。
日焼け止め、リップクリーム、薬など、今回、持ってくるのを忘れました。薬局で買いましたが、やはり成田は値段が高い。思わぬ出費となり、朝食はコンビニおにぎりにしました。
14番ゲートへ。311便は定刻通り成田を離陸します。ハリウッドのつまらない映画を見ていたら、突然睡魔に襲われ、4時間ずっと寝ていました。
ハノイ着。雨です。
20130909_192906_2旧市街のホテルにチェックインした後、チャーターした車で、陶器で有名なバチャンへ行ってみます。ここでウォーミングアップを兼ねた撮影を行いました。
北米とアジアの決定的な違いは、外に人がいるかいないかです。北米の街や村は人はポツポツ。特に田舎の村はし〜んとしており、何時間も人と会わないことがある。でもアジアは違います。どこに行っても人が溢れている。家にも路地には生活臭が染みついている感じ。
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海外取材中

海外取材中(ベトナム)です。ブログは帰国後(9日頃)にまとめて更新します。

2013年9月 1日 (日)

買い物

海外取材の準備です。
都心のカメラ量販店で必要なものを購入。取材前には決まってメモリーカードとコンパクトHDを買います。今、32ギガのメモリーカードが20枚くらいありますが、いつも足りないような気がし、ついつい買い足してしまうのです。
ここ数年、仕事先とのデータのやり取りは、コンパクトHDを使っています。写真の容量が大きくなり、DVDでは手間がかかる。コンパクトHDだとコピーするだけでOKです。
写真を先方に送る度にコンパクトHDは「貸し出し中」となり、常に買い足していく必要性があるのです。

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