そろそろ準備
いつも忙しいデザイナーさんに30分だけ時間を作ってもらい、次の本の打ち合わせを行いました。3月頃出版するとしたら、そろそろ準備をはじめないと間に合いません。写真集の制作は、通常4ヶ月掛かります。
次は「プリンスエドワード島」でいきます。小さなサイズの本ですが、春夏秋冬、90点くらいの作品を発表できるでしょう。昨年撮影した秋の作品も織り交ぜながら、美しい本にします。
ここ数年、色々なテーマを形にしているので、正直、僕もゴチャゴチャしてきました。そこで、新しい写真集の中に、〈吉村和敏プリンスエドワード島シリーズ〉というようなA4のチラシを入れるつもりでいます。島をテーマにした本、赤毛のアンをテーマにした本、エッセイ集など、うまく整理し、まとめてみます。それぞれ版元が違いますが、すべて紹介してしまうのです。もちろん絶版になっている本も。また業界の常識を破ります(笑)
iPadが出た頃、写真集のデジタル版が流行りました。でも今は衰退してしまった。おそらくこれから先も、写真集がデジタル版に置き換わることはないでしょう。(活字の本は置き換わると思いますが)
写真集のデジタル版がダメになった理由、それは存在感がないからです。ビジュアル本はやっぱり「紙」でないとダメなんです。デジタルでいくとしたら、WEBでの無料公開ですね。そうそう、新しい写真集の作品は、WEBでもどんどん発表していきます。
今日、電車に乗っている時、紙の文庫本を読んでいる人が何人かいました。確か数年前はみんなスマホの画面を見ていた。もしかしたら、デジタルと接することに疲れてきたのかもしれません。この調子で、紙媒体の倍返しが始まればいいなと思っています。
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