写真選び
次はプリンス・エドワード島のミニ写真集を作ろうかと考えています。(来年2月くらいを目標に)
だから今、毎日2時間ほど時間を作り、25年間で生み出したプリンス・エドワード島の写真を片っ端から見ています。そして、心に引っ掛かる写真を選び出し、箱に入れている。
ベストショットの基準というのは曖昧です。以前これはイマイチかな、と思っていた写真でも、今見ると、これは素晴らし作品だ、と考えが変わっていたりするからです。
写真集に使う作品は、自分の基準で選び、発表するようにしています。多くの人が、これはいい、と言っても、自分がイマイチだと思ったら、やはり使いたくはない。
もちろん、雑誌の仕事は、写真家が使用写真を選ぶことは出来ません。これは、市販されているどんな雑誌でもそうです。全世界の雑誌がそう。
写真家は、まずはたくさんの写真を編集部に送ります。その中から編集者さん、デザイナーさんがセレクトし、使用写真が決まるというわけです。
僕は、このような写真表現の流れも、好きです。予期せぬ写真が使われ、それが素晴らしく輝いたりするからです。
先日、ある広報誌のグラビアの仕事をやりました。送られてきた広報誌を見てびっくり、あっと驚くページになっていたからです。プロの仕事だなあ〜と感心してしまいました。
今、「旅物語」の表紙の仕事をやっていますが、これも毎回300〜2000枚くらいの写真を送っているんです。その中から1枚が使われる。毎回どの写真が使われるか、僕も楽しみにしています。