写真展6日目
今日も10時半から会場に入ります。11時までは4〜5人、そして2時頃まで、お客さんの入りはあまりよくありませんでした。夕方は少し混みましたが、昨日ほどではありません。トータル、250人ほどの入場者でした。
多くの方から、「この木製の額は買ったのですか?」と質問されました。
いえ、今回はニコンサロンにある額をお借りしています。通知書に、半切40枚、全紙5枚の木製額があります、と書かれていたので、作品点数もそれに合わせました。
ちなみにこの木製額、1998年にニコンサロンで開催した「ある日、凪ぐ時」で使った額とまったく同じものです。木製額は使う人があまりいないので、いい状態でキープされていたのです。
「ある日、凪ぐ時」の時は、確かガラスを入れました。反射して作品が見にくかったので、今回はガラスを入れなかった。違いはこのくらいです。
運良く額がレンタル出来たので、今回の写真展は80万くらいの出費ですみました。しかし問題は、次どこかの会場でこの写真展を開催する時です。当然、同じサイズの額はありません。
額を制作するとなると1点8000円として約40万、あと容積が増えるので倉庫代のレンタル料も加算されます。
もう一つ、マットの裏に下駄を履かせる方法があります。これだと低予算で出来ますが、それでも20万は掛かる。
新規の写真展が終わると、地方のギャラリーから声が掛かり、「吉村さん、新しい作品をうちでも飾らせてくださいよ」と相談されますが、なかなか「うん」と言えないのは、この額問題があるからです。
実は今、東京から遠く離れたある県のあるギャラリーから声が掛かっています。下駄代20万、運送費5万、吉村の交通費10万、案内状代8万、計40万くらい掛かるので、たぶんお断りすると思います。