印刷会社
毎日のように書籍や雑誌が届きます。一ヶ月でまさに山となる。
自分の写真が載っている出版物は必ず残しています。そろそろまた新しい倉庫を借りなければいけませんが、やはり1部はキープしておきたい。
出版物が届くと、内容は二の次で、まず印刷のクオリティを見ます。たまにすごく上手いところがある。そんな出版物と出会ったら、すぐに奥付にある印刷会社名をチェックします。そしていつか僕の写真集をお願いしてみようかな、と思いながら手帳にメモをする。
今までの経験から、小さな印刷会社の方がうまいです。職人魂を感じる。逆に、常に仕事に追われ、時間に追われている印刷会社は、やはりクオリティにばらつきがありますね。
先日、新潮社から、今をときめく村岡恵理さんの『花子とアンへの道』が届きました。編集がAさんなので内容が素晴らしいことはもちろんですが、僕は真っ先に印刷のクオリティの高さに驚いた。たくさんの資料写真がありますが、どの写真もとても美しく印刷されている。奥付をチェックしたら、初めて知る印刷会社でした。
デジタル書籍には、この楽しみがない。紙の文化は、これから先もずっと続いていくでしょう。