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2016年8月

2016年8月31日 (水)

写真展終了 2作品について

丸ビルの写真展「Moments on Earth」、本日21時に終了いたしました。3ヶ月間、ありがとうございました。
とても素晴らしいオープンギャラリーで、僕自身も感動しました。日本は写真展というと「箱」になってしまいます。でも海外には、このようなオープンスペースのギャラリーがたくさんあるのです。たまに路上で写真展をやっていたりもする。そう、人の暮らしとアートがもっと溶け込んでいるのです。この日本にも、この丸ビルのギャラリーのようなスペースがもっともっと増えればいいな、と思いました。

Img_20160831_205807760今回展示した中にあった、この作品を覚えていますか?
プリンスエドワード島の朝靄の中を走るスクールバス。左下には、谷川俊太郎氏の「朝のリレー」の詩。マットには、谷川氏のサインと吉村のサインが入っています。
10年ほど前、「あさ/朝」の本の出版を記念して行った写真展の時に制作した作品です。僕の宝物です。

Img_20160831_205957497ハワード・ディル氏の巨大カボチャの写真も展示しました。カナダに住んでいた頃、しょっちゅうディルさんの畑に遊びに行っていた。
いつかカボチャの写真集を作ってプレゼントします、と約束していましたが、ディルさんは2008年、73歳で生涯を閉じました。僕は、言ったことは必ずやり遂げる人間です。でもプレゼントの夢は叶わなかった。

そう、どの作品にも、かけがえのない思い出があるのです。
写真展は終了しましたが、写真集『Moments on Earth』のサイン本は、しばらく丸善書店の写真集コーナーで販売してくださるそうです。

2016年8月30日 (火)

テレビ番組の再放送

「The Photographer 2」 BS朝日
2016年9月18日(日)25:30~27:30
昨年6月に放送された吉村の活動状況を追い掛けるドキュメンタリー番組の再放送があります。
国内(木曽と新潟)、フランスのプロヴァンスでの撮影スタイルをテレビで公開します。母校である田川高校にもテレビカメラが入りました。新しい写真集を準備している様子、担当編集者さん、高校の同級生のインタビューもあります。深夜なので、録画をセットし、ご覧ください。

2016年8月29日 (月)

写真展06日目(最終日)

今日は14時に会場近くで打ち合わせがあったので、13時45分と、終了後の15時に会場に立ち寄りました。
その後、自宅まで車を取りに行き、再び17時に会場に入り、終了後、撤収作業を行いました。

プレゼント本は、今日の早い時間になくなりました。
書店から返本された写真集を吉村事務所が買い取り、一冊買ってくれた人にプレゼントする、という企画は、またいつかやります。次は関西地区ですね。
「写真集は重いからいらない」という人が多かったのは意外でした。そう、写真集は重いんです。迷惑に感じる人もいるんですね。勉強になりました。
あと、郵送でお送りした案内状について、「私にはきた」「私にはこなかった」と、たくさんの方々からご指摘を受けました。
今回案内状をお送りしたのは東京都にお住まいの方だけです。検索で「東京都」を抽出しました。他県に送れなかったのは、単にお金がなかったからです。吉村事務所は相変わらず厳しいので、郵送代30万をどう頑張っても捻出できませんでした。
実は今、郵送でお送りする案内状は思い切ってやめて、ネットだけの告知にしようかな、とも思っています。毎回宛先不明で300通くらい戻ってきます。データ入力、案内状送付準備のアルバイト代も大変です。

13年ぶりに小さな会場で小さな個展を開催しましたが、たくさんの方々がお立ち寄りくださいました。心より感謝いたします。ありがとうございました。

2016年8月28日 (日)

写真展05日目

今日は2時半から5時まで会場にいました。
「なぜここで個展を?」という質問が寄せられますが、実はバートックギャラリーでの個展はこれで2回目です。プロフィールにある2003年「静けさの中をゆく」が最初でした。カナダの朝と夕の写真を20点ほどプリントし、展示しました。
まだブログははじめていなかった。情報はHPで紹介したくらいです。確か入場者が1名という日もありました。懐かしいです。
たとえ小さなギャラリーでも、作品発表は十分可能です。来年はいよいよ50歳。個人ギャラリー、真剣に考えています。都内では100%無理なので、どこか地方で。
何人かの写真家が個人ギャラリーを持っていますが、50代で始める人が多いようです。
写真展、明日が最終日です。(PM5時まで)

2016年8月27日 (土)

写真展04日目

今日は2時間ほど会場にいることが出来ました。
オフィス街にあるギャラリー、天候は雨ということもあり、訪れる人は少なかったです。常に2〜3人という感じでした。
本は20冊くらい売れましたが、プレゼント写真集は重いからいらない、という方もいたので、明日日曜日も大丈夫です。
仮に3冊になっても、決して持てない重さではないです。ご参考までに重さを量ってみました。

「ベルギー」+「リスペクト
(プレゼント)」+「積雪(プレゼント)」=1.6kg
「信州」+「リスペクト
(プレゼント)」+「積雪(プレゼント)」=2.25kg

いずれにしても、モノクロ写真の魅力を伝えるのは難しいな、と感じています。どうしてもモノクロの世界は「昔の写真」「イメージが暗い」となってしまうようです。
実はモノクロ写真集も、カラー写真集と同じくらい手間とお金が掛かっています。
たとえば「Shinshu(信州)」。スミとグレーの2色印刷で、全ページの紙の表面にニス引きをしています。タイトルの「Shinshu」という金箔も、他の写真集にはない豪華さです。

2016年8月26日 (金)

写真展03日目

今日は13時と14時半の2回、会場に立ち寄ることができました。
プレゼント本は今日も20セットくらい出たと思います。計算上残りは15セットですが、それ以上に残っている。どうやら「本は重いのでいらない」という方もいるとのこと。よって、明日土曜日もプレゼントは大丈夫だと思います。
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実はこのギャラリー経営者の飛石なぎささんは、著名な料理研究家です。テレビ出演も多く、本も30冊くらい出しています。
よって、本の販売に関して理解してくださり、個展会場に今までの写真集をすべて並べて展示することも実現できました。
コーヒーテーブルブック展、普通はどのギャラリーでも無理です。

2016年8月25日 (木)

フォトコンテストの審査

今日、写真展会場は休みです。
日本カメラ編集部に行き、「カラースライドの部・11月号」の審査を行いました。3時頃まで集中してやって、金、銀、銅を選ぶことができました。審査はあと残り1回です。1年が本当に早いです。
編集部には月一で行くのですが、今月はインド取材、病院で検査、福井出張、写真展立ち上げと色々なことがあり、随分と久しぶりに顔を出した感じがしました。
インドから戻り、2週間、3週間と経過していくと、またインドに行きたくなってきます。インドには人を引きつける不思議な魅力があるのです。
20代のはじめ頃、インドと出会っていたら、きっとはまっていたことでしょう。今とは全く別の写真家になっていたと思う。

金曜日もかなり忙しいのですが、どこかで写真展会場に立ち寄ります。

2016年8月24日 (水)

写真展02日目

今日は午後に1時間半ほど写真展会場にいることができました。
正確な数はわかりませんが、今日もプレゼント本は30冊ほど出たと思います。明後日の金曜日にさらに20〜30冊出るとしたら、少しは土曜日まで持つかもしれません。
明日25日(木)は定休日です。

なぜか、写真集『Shinshu(信州)』がとてもよく売れます。この大型アート本が半額の1300円で買えるからでしょう。残り数冊になったので、急遽、長野県の信濃毎日新聞社に電話し、追加注文を掛けました。金曜日には入荷します。
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先日のブログでお伝えしましたが、プロラボ、クリエイトが新しくなりました。今、こけら落としで「Professional Photographer 60人展」を行っています。吉村は、アメリカ、オリンピックパークの森の作品を一点発表しています。
会場は、この画廊の近くにあるサクセス銀座ファーストビル4階です。こちらの方も是非お立ちよりください。
詳細はこちら
※ちなみに、この60人展は明日までです。ただし、明日は吉村の個展会場は休みです。
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2016年8月23日 (火)

写真展01日目

時間をやりくりし、午後1時間だけ写真展会場に立ち寄ることができました。
プレゼント本は、30セットほど出たので、残り70セットです。週末までにはなくなると思います。
プレゼント、皆さんとても喜んでくれます。「吉村さんのカラーの写真集は持っているけど、拘りテーマやモノクロの写真集は持っていない」という人が大多数を占めるので。あと、皆さん恐縮しまくって帰っていきますが、くれぐれもご心配なさらずに。販売用の本の消費税もこちらで持ちますが、吉村事務所は大丈夫です。

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今回、最も売れる本は、やはり「ベルギーの最も美しい村全踏破の旅」です。「プリンスエドワードアイランド」は持っている人がほとんどで、「Moments on Earth」は今オアゾでサイン本を売っているので、ここではあまり売れません。
意外と「Shinshu」が売れます。今回、2600円が1300円と、半額セールをしているからからでしょう。

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ベルギーを取材しているときに感じたのは、空が青く、緑が輝き、花が咲き、「明るい」というイメージでした。よって、日中撮影した明るい写真をセレクトしています。しかし、今回最も人気のある写真は、この冬の霧の日に撮影した聖堂の写真でした。多くの人が、何かを感じる、と言います。
となると、もっと暗めな写真で構成してもよかったかな、と思ったりもしましたが、明るい写真が多いから、この聖堂の写真が引き立ってくるのでしょう。

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「コーヒーテーブルブック展」ということで、棚の上に写真集をずらりと並べました。個人的にはここがお気に入りです。写真家本人は、自分の写真集を見ることはあまりありません。このように並べてみると、美しいですね。
全部販売できればいいのですが、本は絶版になってしまうのです。吉村も、1〜2冊しかない本がたくさんあります。

いずれにしても、個展会場はとても狭いです。5人入ると圧迫感があります。人の話し声もよく響きます。例えば吉村がテーブルでサインをしていると、後を通って壁の写真を見ることができなくなります。
今回の個展はいままでと全く異なりますので、くれぐれもご理解ください。

2016年8月22日 (月)

写真展スタート

吉村和敏写真展「ベルギーの最も美しい村全踏破の旅」の会場が完成しました。明日23日13時からはじまります。
今までで一番小さな会場ですが、作品24点を展示するしっかりした個展になっています。
場所■バートックギャラリー(東京銀座)詳細はこちら
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棚の上に、今までの写真集を並べています。ご自由に手に取ってご覧ください。会場内に椅子とテーブルがあります。これらの写真集、絶版になった本が多いので、販売はしていません。

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今回、会場で販売する写真集です。なお、この中から1冊購入してくれた方に、モノクロ写真集2冊をプレゼントいたします。先着100名です。
※2冊買ってくれた方は、プレゼントは2冊です。4冊ではありません。つまりお一人様一回限りです。
※カレンダーは除きます。

「ベルギーの最も美しい村全踏破の旅」(2400円税込
「プリンスエドワードアイランド」(1800円税込
「Moments on Earth」(2700円税込
「Shinshu(信州)」2600円→特別価格1300円税込

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プレゼントする2冊は「RESPECT(リスペクト)「SEKISETZ(積雪)(2冊で5000円相当)です。書店から返本された本(よって、若干カバーにキズと汚れがあります)を吉村事務所が買い取りました。
なぜ皆さんにプレゼントするかというと、吉村の別世界を、また、モノクロ表現の素晴らしさを、これを機会にもっと多くの人に伝えたいからです。売れるのはカラー写真集ばかりなので。。。ただし、先着100名とさせてください。

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会場が画廊なので、展示作品が販売できます。画廊さんの協力もあり、特別価格1点2万円(税込)で販売します。ご希望の方は、スタッフに声を掛けてください。額の色は3色(白、ベージュ、濃茶)から選べます。
個展終了後の発送となります。表面にはアクリル、マットには吉村のサインが入ります。お送りする荷物の中に郵便振込用紙を入れますので、到着後、郵便局でお支払いください。

写真展は8月29日まで。(25日は定休日) 是非、お立ち寄りください。
とてもとても忙しく、吉村は会場に足を運べませんが、どこかで必ず立ち寄ります。
あと、日比谷でフレームマンのチャリティー展、東京駅丸ビルの写真展も開催中です。こちらの方もよろしくお願いします。

2016年8月21日 (日)

シンポジウム(福井)

福井市の国際交流会館で、シンポジウム「国名勝 養浩館庭園の魅力」が行われました。
福井新聞の記事です↓
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/102825.html
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2016年8月19日 (金)

近況

やることが山積みで、今、1日、1時間が貴重です。
明後日の福井県のシンポジウム、来週の火曜日からはじまる写真展は予定通りです。
今、必死になって写真展の準備を行っています。「1冊買ってくれた人にモノクロ写真集2冊プレゼント」は、本当にやります。販売用の本を含めて数百冊の本をどうやって会場に持ち込むか。おそらく2トントラックを借りることになるでしょう。
プレゼント本は先着100名ですが、初日でなくなることはないと思いますので、ご安心ください。(初日の夜、状況をお伝えします)
今回の写真展は、とても小さな会場です。広さは8畳もないかもしれません。ただ小さいからといって手を抜くことなく、24点のパネルはすべて額装し、棚には今までの写真集を展示し、しっかりした個展にします。
実は僕の中で、小さな個展も積極的にやっていきたい、という想いがあるのです。いつか田舎に個人ギャラリーを造るのが夢なので、このようなこぢんまりとした個展の実績を積み重ねていきたいのです。

2016年8月15日 (月)

チャリティー展

今年も銀座 フレームマン・銀座サロンでチャリティー展がはじまりました。
吉村は、今までのパネルと、新たに10点の新しいパネルを出品します。オリジナルプリントが額付きで1点1万円、注文をお受けしてからの制作となります(マットには吉村のサインが入ります)
チャリティー展は今年が最後です。皆様のご協力、よろしくお願いいたします。

案内状はこちら↓
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詳しくはこちら↓
http://frameman.co.jp/
http://www.frameman.co.jp/charity_last2016.html  

今年、新たに制作したパネルの絵柄↓
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今年の会場の様子↓
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2016年8月14日 (日)

新しいスマホ

先月彗星のごとく現れたモトローラのMOTO G4 Plus、すぐに手に入れました。といっても大人気スマホのため、ヨドバシカメラもビックカメラも常に「在庫ナシ」が続いており、3週間待ってようやく入荷したというわけです。
65413_2 このスマホの売りはデュアルスタンバイ(simが2枚使える)です。僕のような海外simを買いまくっている旅人にはこの機能が何より嬉しい。これで海外に行くとき、スマホ一台だけでOKとなります。
もちろん日本でも、2つのsimを入れて使うことが可能です。試しにdocomoとOCNモバイルONEを入れてみたらちゃんと認識しました。今、アンテナ2本立っています。
スマホ自体は普通です。Android6.0で、余分なアプリが入っていないのがいい。写真フォルダーはGoogleフォト、バッテリーの%表示、バイブ-サイレントの切り替えなどのアプリを自分で入れることによって、どんどん使い勝手がよくなっていきます。
特に優れているのは指紋認証。一瞬で認識します。4本の指を登録し、快適に使っています。
3万円台でありながら、大変よく出来たスマホです。いい買い物をしたな、という感じでした。
いずれにしても、今年はデュアル元年です。秋にはZenfoneも出るし、おそらくファーウェイやZTEも新製品をディアルで出してくることでしょう。日本メーカーも頑張ってもらいたいです。

2016年8月12日 (金)

長野です

今、仕事で長野市に滞在中です。
よくよく考えてみたら今はお盆休み。新幹線は14時まで空きがなく、プラス2000円払ってグリーン車を取りました。東京から1時間ちょっとなので、隣町へ行くような感覚です。
小学2年〜5年まで暮らした町です。あの頃、ローラースルーゴーゴーやミニスキーが流行っていた。当時、長野市もかなり雪が降ったのです。
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2016年8月11日 (木)

カレンダー

吉村和敏オリジナルカレンダー「SEASONS OF SPLENDOR」(2017年度版)が完成しました。
ベルギーの写真展会場で先行販売を行います。
今まで世界各国の美しい風景でしたが、来年は原点回帰で、テーマは「アトランティックカナダ」です。プリンスエドワード島の作品も8点使っています。
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2016年8月10日 (水)

Kindle

先週は病に倒れ、3日間何も出来なかったので、今週はその穴埋めで大変です。
ポケモンGO、初めて知りました。やってみたいのですが、時間がないのでやめておきます。
都心で打ち合わせがったので、何年ぶりかで神田の大型書店に立ち寄りました。先日Kindleで読んで感動した小説を、紙の本でも買います。書店員さんに○○ありますか? と尋ねたら、わざわざ2階の売り場まで案内してくれました。
その他、マンガも3冊買います。マンガの凄さに気づいたので、近頃積極的に読むようにしています。
ここ数年、小説はすべてKindleで読んでいます。旅先で本が買えるし、移動の途中サッと立ち上げて続きを読むことができる。もうKindleがない生活は考えられません。スマホ以上に好きです。紙の本よりKindleの方が優れている点。それは暗闇でも本が読めること。特に飛行機の中でとても役立っています。

2016年8月 5日 (金)

写真展のお知らせ

吉村和敏写真展
「ベルギーの最も美しい村」全踏破の旅
×コーヒーテーブルブック展

場所■バートックギャラリー(東京銀座) 入場無料
期間■8月23日〜29日(25日は休み)
時間■13:00〜18:45(最終日は17時まで) 

銀座にある小さな画廊で、小さな個展を開催します。ベルギーの作品24点を額に入れ、展示します。今までに出版した写真集も並べ、自由に見ることができるようにします。

会場で販売する本のリストです。
「ベルギーの最も美しい村」全踏破の旅(講談社)
「プリンス エドワード アイランド」(丸善出版)
「Moments on Earth」(日本カメラ社)
「Shinshu(信州)」(信濃毎日新聞社)この本のみ、特別定価で販売します。

あと、日頃のお礼として、
上記の写真集を1冊買ってくれた方に、別の写真集を2冊プレゼントいたします!
先着100名です。プレゼントは終わり次第、終了します。
プレゼントする2冊は、モノクロの写真集(2冊で5000円相当)です。書店から返本された本なので、若干カバーにキズと汚れがあります。ご了承ください。
写真集の無料プレゼントは、以前からやってみようと考えていました。今回、思い切って実行に移します。

是非お立ち寄りください。
案内状はこちら↓(クリックすると拡大します)

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シンポジウム(福井県)のお知らせ

福井県福井市でシンポジウム「国名勝 養浩館庭園の魅力」を開催します。是非お立ち寄りください。
なお、写真教室のお申し込みは、県内にお住まいの方限定とさせていただきます。
詳細はこちら↓
http://www.city.fukui.lg.jp/kankou/bunka/sisetu/symposium.html
チラシはこちら↓
http://www.city.fukui.lg.jp/kankou/bunka/sisetu/symposium_d/fil/chirashi.pdf

2016年8月 4日 (木)

フォトコンの審査

フォトコンテストの審査の依頼が数多く寄せられます。あまりに時間がなく、その1/3くらいしかお受け出来ないのが現実ですが、もちろん審査の仕事は大好きです。
近年デジカメになり、生み出された画像はフォトショップなどのソフトによって簡単に加工できるようになりました。何気ない一枚の風景でも、カメラやパソコン、プリンターなどの特殊な表現を使うことによって、何倍も美しく、魅力的に見せることが簡単にできてしまうのです。
そんな作品と出会うと、審査のとき「ハッ」と手の動きを止めます。そして、そんな作品は必ず上位にくる。
でも僕自身、金賞とか大賞は、やはりナチュラルな写真、つまり写真そのものの力で見せる写真にしたいな、と望んでいます。決定的瞬間を捉えた写真とか、被写体が魅力的で、見ているだけで涙が出てくるような写真とか……。簡単に言ってしまえば、デジタルの手が加わっていない写真です。
スマホで記念写真を撮ると自動で美肌モードが起動するように、今、巷に溢れている写真は「自然」ではない写真がほとんどです。必ず何らかの手が加わっている。
春に僕が審査したキタムラフォトコンテスト・腕自慢コースの結果発表のゲラが今日あがってきました。受賞作を見直しているとき、「写真とは何か」を改めて考えてしまいました。
今回のグランプリは、とても素晴らしい作品です。次号の「フォトコンライフ」をチェックしてみてください。

2016年8月 3日 (水)

検査

アジア方面から戻ると決まって体調を崩すのですが、今回も激しく体調を崩しました。すぐに都内にある感染症指定病院に行き、検査を行ってもらいます。
今回ばかりはデング熱かマラリアかな、と思ったのですが、ウイルスは見つかりませんでした。一安心です。
日本の医療機関は凄いと思います。時間を掛け、徹底して検査してくれる。
今日本は、アジア以上に暑い国です。であるにも関わらず、蚊による感染症がなく、あってもすぐに封じ込めてしまう。成田や羽田に、健康相談室があることも感動してしまいます。

いつも水と蚊には注意するようにしています。歯を磨く時もミネラルウォーターを使った方がいいという国は、必ずそうするようにしています。
蚊の対策も徹底して行っています。どんなに暑い日でもTシャツではなくて長袖を着る。ホテルの部屋には必ずと言っていいほど蚊がいます。まずはワンプッシュ蚊取りで退治しますが、念のため一人用の蚊帳を持って旅しています。蚊が多くて眠れないとき、ホテルの部屋で蚊帳をはることがよくあります。
でもどんなに注意しても、お腹を壊すし、蚊には刺されますね。

2016年8月 1日 (月)

インド取材

ずっと憧れていた国、インド。思い切って旅することに決めました。
今は雨期、つまりオフシーズンです。ずっと雨でもいいかなと思いながら、デリーに到着しました。ちなみにインドの観光シーズンは11〜4月頃です。この時期は毎日晴れで、涼しくて過ごしやすいです。
Colwdjyuiaexhm8翌朝4時に起き、デリーの街中に出てみました。市場にはたくさんの人がいたのでびっくり。寺院やモスクの中に入り、礼拝を撮影できました。
国内線で仏教の聖地、ブッダ・ガヤーへ移動します。日本人としてどうしてもこの町は外せなかったのです。
マハーボディー寺院を撮影しました。ちなみにカメラの持ち込みは100ルピー。
翌日は4時に起き、朝の寺院の撮影。菩提樹の前でたくさんの人がお祈りをしていました。
Coropi6vyaedijxブッダが6年修行をしたという前正覚山、スジャータ村、日本寺などを訪れました。村の小学校にも立ち寄ります。子供たちの瞳、キラキラ輝いていました。
2日後、ガンジスの沐浴で有名なワラーナシーへ。雨期でガンジスの水が増水しているため、川沿いを歩いて各ガートを巡ることが出来ません。目的のガートに行くには、いったん街中に出て、狭い路地を歩いていく感じです。
オートリキシャーによく乗りました。事前に値段を交渉しても、だいたいエクストラを払えとか言ってくるので、その都度運転手と英語で喧嘩します。
Coa42f4wyaiffl_朝早くにガートを巡り、沐浴の写真を撮りました。たまに日本人でもガンジスで沐浴をする人がいるようですが、絶対にやめた方がいいです。免疫ができていなので、ほぼ間違いなく病気になります。
火葬場も見ました。死者が多い日で、目の前で3体焼かれていた。いつかエッセイで書こうと思います。
アッラーハーバードへ移動。ガンジス河とヤムナー河が交わる場所サンガムがあります。ここでも沐浴を撮影しました。

Colsfwwyaiasdk夜行電車でアーグラーへ移動。吉村はもう若くないので、寝台を取りました(笑)
4人部屋。弁護士みたいなおじさんと、アーミーの人が一緒でした。彼はマット・デイモンに似ていたので、まるで映画の中に入り込んだようだった。
覚悟はしていましたが、車内はエアコンの効き過ぎで超寒いです。冷風がもろ顔に当たるので、シーツを被って寝ました。
世界遺産、タージマ・ハールへ。4本あるミナレットの2本が工事中。このことは出発前にわかっていたのですが、僕の場合、観光写真を撮っているわけではないので、これはこれでいいのです。逆に工事を作品にしてしまいます。
タージマ・ハール、アグラ城と、すごい人でした。いかにも世界的に有名な観光地って感じ。よって、警備も厳しいです。
Conijsuweaa83osタージマ・ハールは、朝の光景に絞りました。事前に撮影ポイントを見つけ、翌朝、4時に起き、足を運んでみます。もちろん今の時期、太陽は出ませんが、うっすらと明るくなっていく光景を撮ることができました。

インドはとにかく刺激的な国です。街中はすべてがごちゃ混ぜになっている。車、バイク、オートリクシャー、自転車、牛、犬、人、サル、物乞い、死体……。そして朝から晩までクラクションの嵐。これで事故が起きないの不思議です。阿吽の呼吸があるからでしょう。信号があり、右と左に走行車線がわかれていて、逆走をしてはいけない、という規則でがんじがらめの日本の方がよっぽど事故が多いです。となると、交通規則って何なんでしょうね。本当は必要ないものなのかもしれません。
Coyvqyvwcaemxz3街中はゴミだらけで、路上は牛や犬の排泄物で汚れています。特に雨上がりはドロドロ。においもきついのですが、2日で慣れました。ただ空気が悪いので、旅の途中ずっと喉がイガイガし、風邪ぎみでした。
水には注意しました。連日30度を超える暑さだったので、1日2ℓくらい飲みました。歯を磨くときもペットボトルの水。
それでも3日目に激しくお腹を壊しました。原因は食中毒ではなく、超辛いカレーを食べたからです。
今回の旅で、40〜50匹の蚊に刺されました。どこにもたくさんいます。寺院は裸足で歩かないといけなので、蚊は防げません。日本の蚊よけは全く効きませんでした。1週間ほど経ち、発病しなければ、今回もセーフでしょう。ソロモン諸島の時は100匹以上の蚊に刺されましたが、大丈夫だった。
あと、胡散臭い人が多いです。日本人はみんなにガン見されます。そして必ず声を掛けてきます。相手にしないでも、中には30分くらいつきまとってくる人もいます。特に日本語を喋り、観光ガイドを装った人は要注意。危険人物です。日本人はコロリと騙されます。女性の一人旅はお勧めしません。あまりにも危険です。

いずれにしても、全く異なる文化を持ち、歴史的建造物に溢れたインドは素晴らしい国です。是非多くの日本人に訪れてもらいたいです。欧米の美しい観光地、アジアのリゾートを訪れても何も感じなくなった人には特にお勧めです。
僕は今回の旅でいくつかテーマを発見しました。これからもインドへ足を運びます。

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