スペイン取材記
「スペインの最も美しい村」の旅です。今年5月、スペインも世界連合に加わり、まずは44村からスタートしました。1年で15〜20村増えていくとして、2〜3年で100村くらいになるでしょう。きりのいいところでしめ、本にするつもりです。
いつもはANAかルフトハンザを使ってドイツ経由でマドリッドに入るのですが、9月はどちらも満席。今回はトルコ航空のイスタンブール経由になりました。
トルコ航空はお勧めの航空会社です。国際線にはシェフが乗っているので、料理が美味しい。いつかビジネスクラスに乗るのが夢です。
機内では「海難1890」を観ることができました。超お勧め映画です。
イスタンブールはヨーロッパ最大のハブ空港、24時間混んでいます。多くの人がこの空港を経由し、ヨーロッパ、アフリカ、中東方面へ向かいます。
20時間後、スペインのマドリッド空港に到着。レンタカーをピックアップし、まずは100キロほど先の山の中にある村に向かいました。
村にはホテルが3軒ありましたが、どこもクローズ。何とスペインの観光シーズンは8月31日で終わっていたのです。
小さな地元レストランで途方にくれていると、ウエイターが宿のオーナーに電話し、特別に一部屋空けてくれることになりました。夜の山越えはキツいなと思っていたので一安心。
翌日から精力的に村を巡りました。どの村を訪れても、まるで映画のセットのようにひっそり静まり返っています。
村のホテルはどこもクローズ。オーナーにお願いして一部屋空けてもらう。こんな感じで旅を続けていきました。
中には宿やレストラン、ギフトショップなど、すべてがオープンしている村もありました。そんな村には観光客もおり、夜も賑わっています。
教会内は撮影できたり、できなかったり。でもフラッシュを使わなければ撮影可能な教会が多かったです。感度6400にして撮影します。教会の歴史は、本作りの時に調べます。
食材ショップ、アーティストショップは体当たりで取材しました。スペインは全く英語が通じませんが、今までの経験から何となく取材はできてしまうのです。そう、大切なのは熱意と笑顔。今回はスペイン政府観光局発行のレターを持っていたので、それを見せるとどこも即取材OKになりました。このレターがとても役だった。
最初の3日間は天気が悪かったのですが、後半は快晴の青空が続きました、朝夕の気温は5度前後まで下がるのですが、日中は30度を超えます。肌の露出した部分はどんどん日に焼けていきます。日本の日焼けどめクリームはあまり効果がない。今回あるメーカーの2800円のを持ってきたのですが、これもダメ。僕に言わせれば気休めですね。
10日間で13村取材できました。とても魅力的な村も発見できました。山の中のある村は、すべての民家にある仕掛けがしてあり、歩いているだけでジーンと感動し、涙が出て来ました。このような村は初めてです。
最終日、高速を走って空港へ向かいました。マドリッド市内の高速は交通量が多く、道も複雑で、運転はかなり緊張しましたが、どうにか無事に空港に到着、レンタカーを返却することができました。
深夜便に乗ってイスタンブールへ移動。空港である家族と仲良くなりました。次イスタンブールを訪れる際はコンタクトしてみようと思います。
中世に迷い込んだような感じ。
ポルトガルとの国境近くの村。スペインの美しい村には町も含まれます。
とにかく日射しがきつく、暑い。気温30度。
城の上から眺めるスペインの美しい村。まるで絵のようだった。
長屋がある村。
何気ない路地が絵になるヨーロッパって、やっぱりイイなと思う。村や町の風景が人に優しい気がする。
« 海外取材中 | トップページ | スロベニア取材記 »