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2016年10月

2016年10月31日 (月)

ネットプリント

デザイナーさんの仕事場にあって、写真家の仕事場にないもの。それはカラーレーザーコピー機です。デザイナーさんの仕事場には、A3まで出せる大きなコピー機がリースで置かれている。
写真集の製作がはじまると、毎日のようにPDFのやり取りをするので、僕もA3のレーザーが欲しいなあ〜と思うことがあります。
でもセブンイレブンのネットプリントがあまりに便利なので、今ではこれで事足りています。データを送り込み、せっせとセブンに足を運んでいる。東京でも地方でも、どこでも出力できるのは、本当にありがたいです。新潟でも、仙台でも、長野でも出力しました。
写真家の仕事場には、インクジェットプリンターが何台もあります。吉村のオフィスにも、A2まで出せる上級機種と、A4のインクジェットが3台並んでいます。インク代は毎月3〜4万掛かります。

2016年10月30日 (日)

新潟へ

新潟です。
近頃、移動は車でなく、新幹線を使っています。なぜなら、1時間という時間が貴重だし、新幹線だと車内で原稿の仕事が出来るからです。今、6本の原稿が停滞しています。
新幹線の改札を出たらすぐに在来線に乗れると思ったら、何と各駅は1時間に1本でした。40分後にオール指定席の特別列車が走っているということだったので、その切符を購入します。「越乃 Shu*Kura」という日本酒&ジャズ列車でした。車内のインテリアはまるでホテル。今、日本のローカル電車は凄いことになっていますね。外国人受けしそう。
このような特別な列車に1駅、つまり10分乗れただけでも嬉しかったです。
夜の新幹線で移動します。車内で原稿を書くつもりが、疲れて熟睡してしまいました。

2016年10月27日 (木)

神戸で写真講座

神戸で写真講座があります。
関西でのイベントは久しぶりです。
持ち込み写真集のサインもOKです。
お近くにお住まいの方は是非お立ち寄りください。
詳細はこちら↓
http://www.onaeba.com/eizo_talk_fukei.html

2016年10月25日 (火)

移動中

このところ移動が多いので、高速のサービスエリアでの食事を繰り返しています。
いつも何を食べようか迷います。
ラーメンは当たり外れが多い。また「テレビで紹介されました」という料理はほぼ外れ。個性が強すぎて、どこが美味しいのか理解できない。
迷うと、から揚げ定食を注文します。から揚げの味は全国平均しており、まあまあです。

先日、細い田舎道を車で走っていたら、突然車が急ブレーキが掛かり車がストップしました。故障か、と思ったら、エマージェンシーブレーキの作動でした。
ススキが束になって路肩から道にせり出していたのです。このススキを障害物だと判断し、ブレーキが掛かったのでした。
今の車は凄いですね。感動してしまいました。エマージェンシーブレーキがない車はもう乗れません。

2016年10月23日 (日)

空色

車や電車での移動を繰り替えしています。
クラウン アスリートの天空(ソラ)色、美しいですね。2年ほど前に限定発売していた薄い空色よりも、こちらの空色の方が何倍もいい。
高速で見掛け、ストライクで心の奥底に突き刺さりました。もし自分の乗っている車でこの色が発売されたら、速攻で乗り換えます。
日本は白、黒、銀の国なので、この色の車の販売は苦戦すると思います。であるにも関わらず、この色を生み出すトヨタって、やはり凄い会社です。
ヨーロッパには、「あの車のデザイン美しいなあ〜」「あの車の色、いいなあ〜」と思わず立ちどまり、見つめてしまう車がたくさん走っています。
日本にはこれがない。
数年前、マツダは見事に日本の車社会に風穴をあけてくれましたが、インパクトのあるデザインと、目が覚めるような赤はだんだんと見慣れてきたのも事実。次の一手を楽しみにしているのですが、なかなか出てきません。
いずれにしても、クラウンの空色は素晴らしです。車を見て、久しぶりに感動しました。

2016年10月21日 (金)

周辺部が甘い

写真集では、見開きページ、つまり2ページにわたって大きく使う写真があります。
デザイナーさんが、「この作品を見開きで使いたい」と提案してきたら、まずデータを調べます。中央部、周辺部を拡大し、見開きに耐えることが出来るかをチェックするのです。
安いレンズを使って生み出された作品は、だいたい周辺部の描写が甘いです。
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↑この作品を見てください。ある風景の周辺部を拡大してみたら、ボケボケでした。(もちろん中央部はシャープです)
デザイナーさんに、「この作品、見開き使用は厳しいかも……」と伝え、別の作品に差し替えてもらいます。
毎日がこの繰り返しです。

先日も書いたように、3万円のレンズより、30万のレンズの方がいい。だったら高いレンズばかりを買えばいいじゃないか、と言われそうですが、高いレンズはそう次々と買うことが出来ません。僕の場合、1年に1本買うか買わないかです。
だからプロも、たまに安いレンズに逃げる。
風景写真は周辺部の描写まで大切になってきますが、スナップやドキュメンタリー写真は、別に周辺部の描写は甘くてもいいのです。逆に甘いことが味になったりもする。
だからいちがいに、安いレンズはすべてダメ、とは言えないのです。

2016年10月20日 (木)

昔のデジカメ

今、特急で移動中です。
久しぶりにInstagramを覗いたら、フォロワーが100人近くにふくれあがっていたので、驚きました。
なかなかスタート出来ず、申し訳ありません。
まだどうするか決めていないのです。このところ1時間刻みで動いているので、撮影している時間も取れません。
プロである以上、それなりの写真を発表していきたいです。日常をスマホでパチリもいいかもしれませんが、それだと今、Twitterやブログでやっています。

近頃、思うのです。やはりいいカメラを使って作品を生み出していこうと。APS-Cより、フルサイズの方がいいに決まっています。3万円のレンズより、30万のレンズの方がいのです。
15年くらい前、デジカメが出はじめた頃、センサーが小さい、解像度の低いカメラで作品を撮りました。今、少し後悔しています。なぜなら、それらの作品は、今、写真集で使えないから。写真展で大伸ばし、なんてことは100%無理です。
写真集の作品選びをしているとき、これ、いい作品なんだけど1ページには伸びないだろうな、と諦めることがよくあります。
僕の場合、まだ救われているのは、当時、デジカメはあまり信用していなかったので、デジカメで撮りながらも、フィルムでも撮影していました。よって、今、写真集はフィルムの方を使っています。
デジカメで生み出した作品でも、何ら問題なく写真集に使えるようになったのは、ここ5〜6年のことです。もちろん今は、海外取材はデジカメオンリーです。
国内取材もデジカメに切り替えましたが、たまに4×5や8×10のフィルムも使っています。なぜなら、デジタルにはない「味」を出すことが出来るから。

2016年10月19日 (水)

旅と写真

時に、スタバで8時間くらい籠もることがあります。
原稿を書いているとき、自分が撮った写真を見るわけですが、その時、モーレツに旅に出たくなってきます。旅と写真は、毎日続けていても飽きない。原稿書きは、かなり頭を使うので、2日で疲れてきます。

2016年10月18日 (火)

地方

今、地方で暮らし、地方で仕事を行っています。
原稿などの仕事は、パソコンと資料があればどこでも出来ます。つまりどこにいようと問題ないのですが、仕事をしているときにイライラするのは、バッテリーです。パソコンやスマホのパワーは数時間で底をつくので、そのたびに喫茶店に駆け込んだりしています。
スマホは、寝る前に充電、とわかっていても、たまに忘れて眠ってしまうことがあります。翌朝から何かあると、いつもパニックです。

2016年10月15日 (土)

フォトコンテスト

「日本で最も美しい村」フォトコンテスト2016 の審査結果が発表になりました。
詳しくはこちら↓
http://beautifulvillagesofjapan.tokyocameraclub.com/photocontest2016/results.html
審査会は、9月上旬、カルビー本社の会議室で行われました。作品のレベルが高く、審査はとても大変でした。
このフォトコンテストは来年も継続します。今から撮影を行い、上位入賞を狙ってみてください。賞品はとてもいいです。

2016年10月13日 (木)

足りない写真

例えば1冊の写真集を作るとします。
写真家、編集者、デザイナーが集まり、作品のセレクトを行います。それを何度か繰り返していくと、構成案がまとまります。そのとき、必ず足りない写真が出てくるのです。その場合どうするか。
僕の場合、撮りに行きます。被写体が海外でも、撮りに行きます。
数年前、「MAGIC HOUR」という写真集を出しました。どう頑張ってセレクトしても、表紙の写真だけがなかった。航空券を買って、アメリカまで撮りに行きました。
実は今も写真集の準備を行っているのですが、まだまだ足りない写真が多いのです。後半にあと5〜8点欲しい。
そのため、旅と撮影を繰り返しています。

2016年10月 8日 (土)

名古屋や大阪でも開催したいのですが…

写真展、東京だけでなく、名古屋や大阪でも開催できるよう、努力はしているのです。
作品は倉庫にいくらでもあり、会場もどうにかなるのですが、いつも問題となってくるのは費用です。どんな個展でも、運送費、設置費、交通費で30〜40万ほど掛かってきます。
実は名古屋で素晴らしい会場があったのですが、結局企画倒れに終わりました。
やはり今後も、写真展は東京中心になると思います。

2016年10月 7日 (金)

靴選び

12月に出す写真集の準備に追われています。
2時間ほどモニターを見つめ、疲れるとネットショッピング。今、探しているのは靴。取材用に12000〜15000円くらいのいい靴を買おうかな、と検討しているのです。
海外の美しい村歩きでは、あのチェーン店で買った7000円前後のスポーツシューズを履いています。足は疲れず、持ちもいいです。
ちなみに、ショッピングモールの靴屋にある3000前後の靴は、2回の海外でダメになります。だから絶対に買いません。
先日のスペイン取材で、2年履いたスポーツシューズの靴底がツルツルになりました。また、石畳のくぼみに足を取られくじいたので、次はもっといい靴を買おうと考えたのでした。
次はミズノのウォーキングシューズかアウトドアシューズにしようと思い、注文を繰り返しています。ネット注文はサイズが難しい。注文、返品はこれで3度目です。
靴屋に行けばいいのですが、その時間をどうしても取ることができません。

2016年10月 6日 (木)

Instagramをはじめるかも

出版社マリン企画が倒産したとか、近頃出版では暗いニュースばかりです。今、それほど紙の本や雑誌が売れていない。
写真集も同じで、初版部数はどんどん少なくなっています。今、1000部売れればベストセラー。やがて500部になり、300部になるでしょう。
紙の文化が衰退してくると、写真家は作品を発表しづらくなってきます。僕自身も、今作品の露出度は、30代の頃に比べ1/5くらいです。以前は雑誌、広報誌などのグラビアの仕事が月に2〜3本ありました。今は年に1回あるかないかです。時々、よく写真家で生活できているなあ〜と感心してしまいます。
今後どうするか─。
実は今、Instagramをはじめてみようかな、と思っています。一応、アカウントは取得しました。まだ写真はゼロ枚です。
スマホで撮った写真を発表する形でもいいのですが、過去に撮影し、埋もれているベストショットを次々と発表していこうかな、と考えています。

2016年10月 3日 (月)

カレンダー2017年度版

吉村和敏オリジナルカレンダー『SEASONS OF SPLENDOR』(2017年度版)が完成しました。
全国書店、文具店、Amazon、楽天などで購入できます。
テーマは「アトランティック・カナダ」です。原点回帰しました。プリンスエドワード島のベストショットもたくさん使っています。
壁掛け版のみで、卓上版は作りませんでした。壁掛け版の中に、別カットの小写真を入れています。

Amazonはこちら
楽天はこちら

表紙↓(クリックすると拡大します)
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12ヶ月の絵柄はこちら↓(クリックすると拡大します)
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全国の販売店リストです↓

東京銀座/伊東屋(ITOYA)
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2016年10月 1日 (土)

新しい写真集のお知らせ

「アトランティック・ジャイアント〜巨大カボチャの物語

Amazonはこちら

二十代の頃からずっと追い掛けてきた巨大カボチャの写真集を出版します。
カナダの写真は、アトランティック・ジャイアントの生みの親ハワード・ディルさんの顔写真他数点のみ。主な登場人物は、千葉県鴨川市の栽培家のみなさんです。この7〜8年、千葉に何度も足を運び、カボチャが成長する様子をカメラで記録してきました。初の、千葉をテーマにした写真集でもあります。
思い切って、モノクロームの写真集にしました。カボチャの色は、皆さんで想像してください。
10月初旬に印刷、中旬に製本、早くて10月下旬、全国の書店、Amazonなどのネット書店で販売がはじまります。
超少部数出版です。そのため、価格が3700円+税と高くなってしまいました。申し訳ありません。
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表紙写真(この写真のみ、クリックすると拡大します)

01
鉢上げの様子

03
春、外の畑に植える

04
収穫の様子

05
アメリカ大会も取材しました

06 
解説ページには、巨大カボチャの栽培方法があります

07
2ページだけカラーがあります。色々なカボチャを紹介しています

 

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