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2017年2月

2017年2月27日 (月)

写真の楽しさとは

Img_9864お昼まで仕事場で原稿書き。その後、電車に乗って横浜みなとみらいのCP+の会場へ。
15:45からトークがはじまります。
今日は写真を1/3ほどカットし、逆に機能についての写真を数枚プラスしてきたので、個々の写真の話がしやすく、45分ぴったりで終えることができました。
トーク終了後、すぐに会場を後にします。
数年前は各ブースを巡り、色々な新製品の情報を得たりしましたが、今はそれをしなくなりました。
理由は、毎日原稿書きに追われているため、これ以上頭の中に新しい情報を入れるのが苦痛だからです。
例えば写真集「MORNING LIGHT」は、個々の写真のキャプションをしっかり書いています。そのとき、各国の本や資料をたくさん読みました。まるで世界中を旅しているようで、とても楽しかった。
そして今は、年内にまとめたいと思っている長野県木曽や錦鯉の準備を行っています。山ほどの資料を読み、取材をし、そして書いている。
僕にとって写真の楽しさとは、テーマの中にどっぷり入り込んでいけることなのです。例えば「セメント」とか「カスタムドクター」とか「ベルギー」とか「ジャイアントカボチャ」とか。
「五島列島」も、キャプション書きで色々と調べているとき、とても楽しかった。
写真家になってよかったなあ〜と、改めて思います。

2017年2月25日 (土)

関西

本の中に入っている愛読者カードのご感想、ご意見は、もちろん著者もすべて読んでいます。出版社から、いつもまとめてコピーが送られてくるのです。(表の名前と住所の部分はわかりません)
感想の最後によく「関西でも写真展をやってください!」と書かれています。
僕自身、関西は大好きな地です。写真もたくさん撮っています。
関西のことは常に考えていますので、写真展や講演会はもうしばらくお待ちください。必ずいつか開催します。
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2017年2月24日 (金)

写真集、完成しました!

横浜みなとみらいのCP+の会場へ。
12時からPENTAXブースでトークを行いました。
写真を詰めすぎてしまい、8分もオーバー。日曜日は写真を1/3カットし、ゆっくりと語りながら進行します。
トークはこの30年で何百回とやっていますが、なかなか慣れません。奥が深いです。
終了後、大急ぎで東横線に乗り、代官山へ。
ラボで、写真展のプリントの再校を行います。8割方、OKでした。大判サイズと全紙サイズのプリントは来週仕上がり、それから額装に入ります。予定取り進行しています。
東京の仕事場に戻ると、小学館から「MORNING LIGHT」の先行見本が届いていました。また一つの夢が形になりました。
「MORNING LIGHT」、美しいです。三部作の最終章に相応しい「輝き」を持っています。
皆さんの分は、今、長野県の製本会社で製本中です。取次配本が来週で、早くて3月1日か2日に書店に並びます。Amazonの出荷もその頃だと思います。
Amazonではたくさんのご予約をいただいているようですが、ご安心ください。写真展や講演会の会場でも100%購入できます。
写真集がようやく形になったので、次は写真展と講演会です。是非お立ちよりください!

Amazonはこちら

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先行見本が届きました。とても美しい仕上がりです。

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やはり写真は大きいと迫力がありますね。

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カバーの下に隠された台紙は黄色です。デザイナーさんは、BLUE MOMENT、MAGIC HOURと同じ宮坂氏です。統一感があります。

2017年2月20日 (月)

講演会場で描写のチェックをしてきました

今、東京にいます。
午後時間を作り、3月25日の講演会場となる大森のリコーホールの下見に行ってきました。
Img_20170220_142953469都営浅草線「馬込駅」から徒歩6〜7分です。ちなみに馬込駅は、五反田駅から6分です。
MAXで300人収容できる、とても素晴らしいホールでした。
スクリーンが3面あったので、3面同時描写でいこうと思います。後の方も綺麗に見えます。
1時間15分ほど語り、30分ほど質疑応答を設けます。
講演会場でも写真集を販売します。「MORNING LIGHT」「BLUE MOMENT」「MAGIC HOUR」の3種類です。
講演会は予約が必要です。先着300名です。
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2017年2月19日 (日)

講演会について

3月15日から行われる写真展ですが、写真展とギャラリートークは新宿の写真展会場です。
3月25日の特別講演会は大森のリコーホールです。こちらは予約が必要で、先着300名です。
たくさんのお問い合わせをいただいているようです。今回、複雑で申し訳ありません。

2017年2月16日 (木)

写真展「MORNING LIGHT」のお知らせ

吉村和敏写真展「MORNING LIGHT」
期間:2017年3月15日〜27日
場所:リコーイメージングスクエア新宿

ギャラリートークとは別に、出版記念講演会を行います。
出版記念講演会 3月25日(土)14:00〜(開場13:30〜)
場所:リコー大森事業所 本館ホール
参加無料 事前予約必要 先着300名
申込み受付開始日
2月22日(水)AM10:30から
ホームページと電話で受け付けます。
ホームページ(準備中)
電話番号 03-3348-2941 

詳細はこちら↓ プリントアウトしてください(案内状です)
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2017年2月15日 (水)

デスクワーク

フォトコンの審査の仕事があったので、京橋のPHaT PHOTO編集部へ。
皆さんの素晴らしい作品を拝見することができました。
はやく写真を撮りたくてウズウズしています。ただプロは、撮る以上にデスクワークもやらないといけないので、この辺りは仕方ないと思っています。
2月〜3月は、原稿書きが続きます。
写真展の詳細、ペンタックスのホームページに出ていました。講演会の受付開始日は、もうしばらくお待ちください。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareshinjuku/2017/03/20170315.html

2017年2月14日 (火)

木曽

移動が多い生活です。
丸一日掛けて、長野県木曽で取材を行いました。
木曽のテーマ、そろそろまとめようと考えています。写真はセレクトを終えました。いまやっているのは、文の方です。
写真と文はいつも別進行です。同時には出来ません。
1台APS-Cのカメラを持っていったのですが、時間がなく、Instagram用の写真を撮ることが出来ませんでした。

2017年2月11日 (土)

写真集「MORNING LIGHT」

吉村和敏写真集 「MORNING LIGHT」
発売日 2017年3月1日(水)  
A4判オールカラー96P  定価 3000円+税

Amazonはこちら(準備中)
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しばらく在庫を切らしていた「BLUE MOMENT」と「MAGIC HOUR」の重版が出来ました。
全国の書店、ネット書店で購入することができます。
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2017年2月10日 (金)

写真集、刷り上がりました

写真集の印刷5日目です。
紙媒体で、朝の光を表現するのは本当に難しい。苦労しました。
45551513この折は、なかなか思い通りの色が出ず、何度も何度も刷り直してもらいました。 コントロールバーの微調整で、CMYKのインクの噴出量を調整します。このあたりは職人さんでないとわからないです。
このように本作りをしていると、デジタルカメラは「緑」の表現がまだまだ弱いな、と改めて感じます。どんなに時代が進んでも、「緑」は課題として残るのではないでしょうか。
緑の的確な表現は、フィルムには勝てないのです。だから本質を求める風景写真家の多くが、いまだにフィルムを使っている。

4685513351PM20:55、すべての折が刷り上がりました。5日掛かった。
明日から、ゴミが入っていないか、ペコがないか、3日ほど掛けて検品の作業に取り掛かるそうです。1枚1枚、手作業で全部チェックするのだとか。
その後、大型トラックで、長野県の製本所に送られます。製本の現場はまだ知りません。ここも職人の世界。いつか見学してみたいです。

番外編
1223工場の横にセブンイレブンがあったので、コーヒーを買いにせっせと足を運びました。1日3回は行ったので、15杯は飲んだ計算になる。
僕は、コーヒーマシーンが3機あれば、当然3機同時に使います。その行動を見ていた編集者さんは大笑いしていました。吉村さんは、何をするにも超高速なのだとか。
何かをしている時に、別の2つか3つのことを同時にやるのが好きなのです。日々の暮らしはスピードが大切です。
これが普通だと思っていましたが、編集者さんに言わせると、そんな人はあまりいないのだとか。
もちろん、他のお客さんがいる時は、1機しか使いません(笑)

2017年2月 9日 (木)

自然な表現の写真集

今日から裏面の印刷です。まずは扉ページから。
朝から雨。天候や季節によって、機械やインク、紙の調子が変わってくるようです。印刷は奥が深いです。
最初の折はすぐに色が決まったのですが、次の折ななかなか決まりませんでした。オペレーターさん、色出しで苦戦したようです。
_dsf1004これはテスト印刷用に使った紙(リサイクルにに回されます)。初版1000部だったら2000枚の紙が、5000部だったら8000枚の紙が、10000部だったら14000枚の紙が必要となるのです。初版部数が少ないから安くできる、というわけではありません。

「MORNING LIGHT」は、朝の美しさや空気感を伝える本なので、所々に眩しい朝日が出てきます。
朝日は、写真で撮るのは難しい。特にデジタルカメラは、必ず白飛びしてしまいます。
今、フォトショップを使えば、何でも出来ます。白飛びした朝日を、くっきり出すことだってできる。でもそれをやってしまうと、いかにもいじりましたよ、という作品になる。いかにもデジタルっぽい作品になってしまうのです。
僕は、これが一番嫌いです。
_dsf1014仮に朝日が白飛びしていても、それはそれでいいのです。なぜなら肉眼で見ても、朝日は白飛びしているから。
書店に並んでいる風景写真集、その多くが、フォトショップの表現を借りた写真集です。もちろんそれはそれでいいのですが、デジタルっぽい風景写真集は、不思議と感動が伝わってきません。自然ってこんなに美しいんだ、という心のときめきが全くない。
そんな写真集を、僕は「フォトショップ写真集」と呼んでいます。立派なタイトルがついていても「フォトショップ作例写真集」なのです。
もちろん僕も、フォトショップを毎日使っています。ただいじりすぎには注意している。いつも、デジタルカメラでは表現出来ない世界(色や雰囲気)を補う、ということで使っています。つまり、フォトショップの力を借りて、記憶の中にある「現実の風景」に戻してあげるのです。
今回出版する「MORNING LIGHT」は、とても自然な表現の写真集です。

2017年2月 8日 (水)

パウダー取り

今日はパウダー取りの日です。
_dsf0939_2印刷したての紙は、たとえ速乾性のある油性インクを使っていてもベタベタしています。紙を積み重ねても一枚一枚の紙がくっつかないのは、紙の表面にパウダーを撒いているからです。このパウダーは目では確認できないほどの粒子です。
パウダーがある状態で次に裏面を刷ると、うまくインクが乗らず、印刷機が故障してしまいます。そのため、裏面を刷る前に、もう一度刷り上がったすべての紙を印刷機に通し、パウダーを払う作業を行うのです。今日はそのパウダー取りの日。
印刷は、かなりの手間と時間が掛かります。本作りは、まさに職人の世界。
紙の本が生み出されていく現場を目にすると、本がとてつもなく貴重なものに思え、たとえ面白くなかった小説でも、なかなか手放せなくなります。
今後、デジタルがどんなに進んでも、絶対に紙の本はなくならないでしょう。なぜならこれが物作りの世界だから。
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2017年2月 7日 (火)

印刷2日目

写真集の印刷2日目です。
朝8時26分発の新幹線で印刷会社がある小田原へ。9時に工場に入ります。
まずオペレーターさんが時間を掛けて色を出してくれます。吉村と編集者のチェックが入り、OKが出れば部数分の印刷に入ります。機械が回りはじめると待合室で2時間ほど待機。そして次の折へと移ります。
刷り上がっていく自分の写真を見て、やはり作品集は存在感がある「紙」で残していくべきだな、と思いました。決してデジタルではありません。
工場の外では梅の花が満開でした。
今日のランチは「マカロニ市場」で。女性客でいっぱいでした。
夜の新幹線で東京に戻ります。
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2017年2月 6日 (月)

4台

今日は4台刷ることができました。明日は6台の予定です。
1台2〜3時間掛かります。
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1折オモテ面

先程1折オモテ面の色が決まり、これから印刷です。
朝の光を伝える、とても美しい写真集です。
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写真集の印刷 1日目

写真集「MORNING LIGHT」の印刷が始まりました。
まずはカバーから。いい色が出ています。
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2017年2月 3日 (金)

写真展の準備がはじまりました

写真展は、いつも40日くらい前から準備を行います。
3月15日から始まる写真展「MORNING LIGHT」の準備が、今日からはじまりました。
ラボの人と会い、データとポジを入稿します。明日からプリント作業に取り掛かってくれるそうです。
僕の方では、今、構成を考えています。
今回は、全紙パネルメインで、特大パネルも8点ほど制作します。世界の朝を繋ぐという意味で、組写真のパネルも作るつもりです。
新規の個展は実に2年ぶり。ご期待ください。

2017年2月 2日 (木)

仕事の時間

近頃、残業に関するニュースがよく耳にします。
自分が会社員だった頃は、月80時間くらい残業をしていました。確か初任給は11万5千円。残業代をプラスして、月18〜20万くらいになった。
18歳の自分にしてみれば、大金でした。毎月10万を貯金し、あとは家賃と食費と大好きだったバイクで使った。
毎月の定期収入があったのは、会社員だったその2年間だけです。以後29年間、ずっとフリーなので、収入は不安定です。特にカナダにいた頃は、その日暮らしだった。
今は、毎日夜の2時くらいまでデスクワークを行っています。朝は7時起床。これを残業とするとしたら、月150時間は超えているでしょう。
でも疲れません。ストレスもない。写真という好きなことをやっているし、何をするにもマイペースで出来るからです。
今日は資料本を読む日と決めて、朝から本を読んで過ごすこともあります。ヨドバシカメラも好きな時に行ける。

2017年2月 1日 (水)

プリンスエドワード島

やることが山積みで、なかなかブログの更新が出来ず、申し訳ありません。
今日はある方から、
「吉村さんは、今色々なテーマを追い掛けているけど、やっぱり吉村さんと言えば、プリンスエドワード島なんですよね」と言われてしまいました(笑)。
急に島が懐かしくなったので、3枚の写真をInstagramにアップします。これからも時々島の写真を発表していきます。
https://www.instagram.com/kazyoshimura/?hl=ja

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