写真展09日目 ギャラリートーク
11時から会場に入ります。
すぐに5〜7人のお客さん。会場内に人がいなくなったら、呼び込みによって7〜9人入れます。そう、このギャラリーは入場者数をコントロールできるのです。これが魅力の一つでもあります。
14時からのギャラリートーク、人が集まるだろうか……と不安でしたが、10分前から15人、20人、30人と膨れあがり、はじまったときは約40人、途中から60〜70人になりました。うしろの方は出入りが激しいので、何人聞いていたか、正確な数はわかりません。
一点一点の写真を解説するのではなく、定位置で喋るスタイルは、この写真展がはじめてです。40分間、錦鯉と発電所のことを好き勝手ペラペラ喋りましたが、こんな感じで本当によかったのかな、、、と多少不安も感じていました。
16時からのギャラリートーク。いつも2回目は人が少ないのですが、今日は30人程集まりました。最後、質問がたくさん出た。
明日日曜日は、訪れる人が少ないと思います。14時頃、もし10〜20人集まればミニトークを行いますが、おそらく2〜3人です。
せっかくの日曜日なので、朝から会場前での呼び込み、頑張ります。日本人、外国人をたくさん入れます。
日増しに、前を通る人に声を掛けるのが楽しくなってきました。
多くの人に、「吉村さんの生き方って、何だか楽しそうで、羨ましいです」と言われます。写真という好きなことを仕事にし、どうにか30年、生きることができました。いや、正確には20年です。写真だけで食べられるようになったのは30才の頃なので。
フリーランスの仕事って、常に綱渡りです。でもいつもどうにかなっていく。
「捨てる神あれば拾う神あり」
実はこれって好きなことわざです。よって、迷っている若者は、どんどん挑戦してみてください。
「清里フォトギャラリー」は、はじめてはみたものの、何かと大変で、今度どうするか、まだ結論が出ていません。
今のところ、頑張って冬を乗り切り、春頃に2階をミニギャラリーにし、まずは1週間くらい営業する、という感じにしようと考えています。
いずれにしても、秋には完全に閉めます。
10年以上お世話になった熊本の阿蘇白水郷美術館。
館長さんは経営から離れ、美術館は村に寄贈。その後、3年ごとの公募の形を取る、という連絡が入りました。
阿蘇白水郷美術館は、吉村の作品を九州で唯一発表できる場所だったので、とてもとても残念です。
アート施設を運営していくことは、どこも大変なんです。アートはお金にならないので。