写真展14日目 最終日 ありがとうございました
写真展、最終日です。
今日は気合いを入れ過ぎて、15分前に銀座に到着してしまいました。交差点を歩き、記録用にビルの外観を撮影します。
エレベーターで乗り合わせた4人の外国人に、6階で写真展をやっているので後で来てください、と声を掛けました。「おお、それは素晴らしいね、必ず行くよ」と言われました。
11時、いつも通り写真展がはじまります。
最終日だからと言ってお客さんは増えたりはしません。いつも通り15分に1〜3人くらい。会場の前に立ち、呼び込みをはじめます。前を通る人ほぼ全員を入れるので、時々会場内は7〜10人に膨れあがりました。
人の流れは、潮の満ち引きに似ています。3時頃と4時半頃は見事に誰もいなくなり、会場内は閑古鳥が鳴いていました。
予想はしていましたが、今日も仕事関係者はほとんど来ませんでした。仕事納めの28日なので、こればかりは仕方ないですね。
嬉しかったのは、「Twitterを見て来た」という方が、20人以上いたことです。2週間で150人以上は訪れていると思います。
フォロワー数の10%、つまり300人に情報が届いているとして、その半分の方が銀座まで足を運んでくれたという事実は、凄いことだと思うのです。
心より感謝いたします。
僕からは何もお礼することが出来ませんが、とにかくこれからも精力的に旅をし、まだ知らぬ海外や日本の姿を発表していきます。
TwitterやInstagramは、これからも精力的に使い続けます。
ブログも、今まで通り長めの文章をアップするスタイルを継続していきます。今流行の1〜2行空けるスケスケ文章にはしません。アレはやっぱりダメです。別にアクセス数が減ってもいいのです。
今回の写真展で一つ残念だったことがあります。
呼び込みによって、1000人以上の外国人に写真を観てもらいました。皆さんから、「素晴らしい」「ありがとう」と言われ、最後に感謝の握手を求められました。
ただ、写真集を買ってくれた外国人は一人もいませんでした。
物を売るためには、「この写真集、どうですか?」「是非買ってください」と、呼び込みとは別の声掛けをした方がいいのです。海外では、自分の思っていることや希望を「言葉」でしっかりと相手に伝えることが何より大切。積極的なセールスは、決して失礼にあたらないのです。買う人は買うし、買わない人はNOと言ってくる。
今回、会場の外で呼び込みばかりやっていたので、本の販売に力を注ぐことができませんでした。
夕方5時を過ぎると、呼び込みにも力が入りました。外国人の団体さんを全部入れた。
個展とは、表現者のすべてをさらけ出す行為だと思っています。個々の作品に想いを凝縮している。お金も相当投資している。当然、誰も入らないより、一人でも多くの人が入った方がいいのです。だから必死になる。アーティストはみんなそうです。
残り1時間を切っても、呼び込みを継続しました。誰かと喋っているときも、向こうから人がやって来ると、話を中断してどんどん入れた。
蛍の光が流れ、19時ぴったりに前の扉が閉まりました。
すぐに業者さんが入り、写真額の撤収作業を行います。30分程で元通りの白壁になりました。業者さんは、明日から始まる写真展の準備に取り掛かります。
今回お世話になったラボ、イーストウエストのMさんが、ハイエースを出してくれ、都内で借りている倉庫に写真額を運び入れました。