青春時代
ジュンク堂さんで打ち合わせがあったので池袋へ。
トークショー、1月13日(土)の方はあと残り2〜3席で、12日(金)の方は平日の夜なのでまだ10席以上OKでした。
今回、追加のトークショーは厳しいです。トークショー終了後、すぐに海外取材に出掛けるからです。
池袋。懐かしいです。青春時代の街でした。通りを歩いていたら、何だか涙が出てきた。
高校を卒業し、東京に出て来て、板橋区にある小さな印刷会社に就職しました。凸版印刷の下請けの、株式会社りゅう工房、版下を作っていたのです。
正直言って、田舎もんの吉村青年にとって、東京という街は怖かった。よって、週末遊びに行く街は池袋どまり、新宿、渋谷は怖くて行けなかった。
当時、バブルでした。会社の同僚と、ディスコも行きました。もちろんナンパ目的。何人もの女性に声を掛けたけど、失敗しました。そう、こんな吉村にも、青春時代があったのです。
写真でも勉強しようかと思い、夜間専門の現代写真研究所に入学しました。ここは、モノクロのドキュメンタリーです。
最初はまじめに通っていたのですが、3カ月でやめてしまいました。四谷まで行くのが大変という理由もありましたが、集団で何かをする、というのが苦手だったのです。
バイクに目覚め、ヤマハのセローを買い、週末になると埼玉、山梨の林道を走りました。
2年で印刷会社をやめ、住民票も松本に移し、カナダへ旅立ちました。プリンスエドワード島と出会い、約1年暮らした。
そう、プリンスエドワード島のお陰で、写真家になることが出来たのです。断言してもいい。
来年はカナダの年にします。島にも立ち寄ります。