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2018年1月

2018年1月31日 (水)

ジュンク堂書店へ。夜は皆既月食

Img_20180131_1526143時頃、池袋ジュンク堂書店に立ち寄りました。
「清里フォトギャラリー in Tokyo」展、今日が最終日です。
1ヶ月半、あっという間でした。作品額、何点が売れました。冬営業できない清里だと、ずっと眠っていた状態です。今回、思い切って東京で開催してよかったです。
皆さんのお陰です。心から感謝します。ありがとうございました。

正直、清里フォトギャラリーは虫の息です。十分な資金のないまま、いつも夢ばかり追い掛けているから、こんなことになってしまうのです。
しかし、せっかくはじめたので、あと1年は頑張って継続させます。今、いろいろと考えており、まずは春頃、ガラリとリニューアルすることにしました。最後の勝負だと思って、あることをします。ご期待ください。

今日は皆既月食です。10時頃、夜空を見上げると、真っ赤な月が浮かんでいました。
すぐにカメラを取り出し、三脚に固定し、撮影します。
実は、300mm以上の望遠レンズを持っていないのです。でも300mmでも十分に月は大きく撮れます。そう、出来る範囲でベストを尽くせばいい。そうすればいつも何とかなるのです。
清里だって、自分のできる範囲で頑張ればいい。月を眺めながら、そんなことを考えました。
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2018年1月30日 (火)

雪の結晶

帰国直後はとても忙しいです。
どんなに忙しくても最優先でやることは、撮影データのコピー。1回の取材で1.5テラ分くらい撮るので、コピーだけで丸1日掛かります。
データを読み込んでいるとき、別のパソコンでカナダの写真選び。ある社から、数点送ってほしい、という問い合わせがありました。

049w0996数年前に撮影した写真を見ていたら、雪の結晶に心が奪われます。
〈そういえば今回の冬の旅では結晶を撮らなかった……〉
雄大な風景しか目に入らなくなってしまった自分を少し恥じました。以前はもっと繊細な感性があったはず。

池袋ジュンク堂書店の作品額展示即売会は、明日31日までです。明日の午後、会場に少し立ち寄ろうと思っています。

2018年1月29日 (月)

簡単なカナダ取材記

2年半ぶりのカナダです。
リムジンバスで羽田へ移動。エアカナダのカウンターでチェックイン。
冬の時期であるにも関わらず、トロント直行便は満席でした。
約12時間のロングフライト。邦画は充実しています。7本観ました。

「岸辺の旅」2回観るともっと深くわかるような気がした。
「お父さんと伊藤さん」面白かった。
「何者」今の若者たちの現実を描いており、今回観た中で一番面白く、完成度が高いと思いました。
「グッドモーニングショー」まあまあ。
「ちょっと今から仕事やめてくる」普通。
「ジュディ&ジュリア」普通。
「キングスマンゴールデンサークル」まあまあ。

トロントに到着。入国審査はいたってスムーズ。
電車に乗ってダウンタウンへ。タクシーでホテルへ。
夜、小腹が空いたので近くのマクドナルドへ。ビックマックと水で10ドル以上。これほどまでに物価が高くなっているとは驚きです。

Dtruwwqwkaa1sicウォーミングアップをかねトロントの撮影。
マイナス12度、歩きはじめてすぐに下のダウンも必要ということに気づき、いったんホテルに戻りました。
トロントの全景、CNタワー、市庁舎、ショッピングセンターと撮影していきます。
3時半のボートに乗ってトロントアイランドへ。40分ほど歩いてトロントの全景が見える場所へ。そこで夜景の撮影。やはり水があった方がいい。雪景色ではあまり絵になりませんでした。
Dts1e2lwaaa6qw6時半発のボートに乗りたかったので大急ぎで港へ。マイナス40度対応のダウンジャケット+ヒートテック超極暖の組み合わせだったので、大汗をかきました。
ダウンタウンにある日本のラーメン屋で、味噌ラーメンと餃子を食べます。

翌日、ナイアガラへ移動。奇跡的に晴れました。
2時間ほどカナダ滝、アメリカ滝を撮影します。周辺の木々の枝はびっしり樹氷で覆われていました。真冬のナイアガラ、夏よりも感動があります。
Dtw4pnexkaawe70ヘリに乗って空撮をする予定でしたが、強風のため中止。
夜は夜景の撮影。滝はLEDでカラフルに染まっていましたが、人工的な光に心を奪われませんでした。機械的にシャッターを押しただけ。
夜景は好きですが、今流行りのプロジェクションマッピングは好きではありません。あれのどこが美しいのか、何が魅力なのか、さっぱり理解できない。
ベトナム料理の店でヌードルを食べた後、ホテルへ。
暖房の効きが悪く、部屋は寒いです。朝方、体がだるい。急激な温度変化に弱いのです。

朝から関節が痛いです。他の客はいないのでしょう、レストランは一人だけ。
Dt1tvf7w4aetj0zカナダらしい朝食が出てきました。20代の頃、カナダ各地を旅しながら毎日こんな料理を食べていた。昔は脂っこいソーセージなど3〜4本ペロリと食べてしまいましたが、今は1本が限度です。

トロント空港へ移動。エアカナダのカウンターでチェックイン。カナダは国内線の機内預けの荷物は有料です。1個25ドル、2つ預けたので50ドルも取られました。

2:40発のAC145便でカルガリーへ。
到着後、レンタカーをピックアップ。フォードの巨大なSUVでした。ガソリン代が大変そう…。
ダウンタウンのホテルにチェックイン。外は真っ暗です。
今回、カナディアンロッキーに5日いて、冬の風景をみっちり撮影するつもりです。
翌日、バンフに移動しました。まずはレイクルイーズから。
レイクルイーズには30回以上訪れています。夏もいいですが、真っ白に雪化粧した湖も素敵です。
湖の上には、大きなスケートリンクが出来ていました。全景を撮るとどうしても人が入ってしまうので、リンクの外側まで歩き、氷河を狙いました。

Dumvpicxuaeatsb1今回ディープなロッキーを撮りたかったので、どの地でも地元のガイドをつけることしました。
翌日からガイドのピージェイさんと一緒に雪山やトレイルを歩きます。山奥にある凍った滝まで行きました。
空撮も行います。前日ヘリの会社から電話があり、朝7時に来るように、と言われました。3時に起き、4時にバンフのホテルをチェックアウト。2時間ほど夜道を走り、ヘリポートへ向かいました。
フランス人、オーストラリア人、カナダ人の写真家がチャーターしたドアを外したヘリに、急遽便乗できることになったのです。腰にハーネスをつけ、シートに自分の体をロープでしっかり固定します。

日の出と同時にヘリは飛び立ちました。ロッキーの山並みがすぐ目の前に現れます。確かに絶景でしたが、とにかく寒くて寒くて、凍傷になる寸前でした。指先が冷たく、写真はあまり撮れなかった。やはり空撮にはそれなりの準備が必要です。
Dumyr1rwsaaugju1夕方一人でアブラハムレイクに行きました。ここのアイスバブル、今注目されています。
自然の美しさに感動!湖面は強風が吹き荒れていたので、自分の体とカメラバックをしっかり氷上に固定し、2時間ほど撮影を行いました。
最初、一人で大自然の美しさに陶酔していましたが、やがて4台のバスで200人以上の中国人観光客がやってきます。
バンフもレイクルイーズも、どこに行ってもたくさんの中国人です。僕がよく行くスペイン、フランス、スロヴェニア、トルコも中国人だらけ。彼らは季節に関係なく旅しています。今、中国人が世界に落としているお金は凄いと思う。時代が変わったなあ〜という印象を受けています。

真冬の海外取材は久しぶりです。今回、25年前に買ったマイナス40度対応のダウンジャケットと、ユニクロのヒートテック「超極暖」の上下を持ってきました。
が、これは完全に失敗。確かに連日マイナス10度前後でしたが、ここまで厚いダウンジャケットは必要ありませんでした。熱いし、動きにくいしで、途中で着るのをやめ、バンフのショップで90ドルのダウンジャケットを買いました。
ヒートテックも完全に失敗。今回雪山歩きがメインだったので、ヒートテックを着ると体が熱くなりすぎてしまうのです。やはりヒートテックは運動時に着るのはよくないですね。
そろそろ新しいダウンジャケットが欲しくなってきました。多くの人が着ている、日本のOLにも大人気のカナダグースのダウンジャケットが欲しいのですが、今清里が大変なときなので、さすがに10万円の出費は厳しいです。L.L.ビーンかモンベルの3万円前後のダウンジャケットにしようと考えています。

6日後、バンクーバーを経由し、バンクーバーアイランドの西岸にあるトフィーノへ移動しました。9人乗りのプロペラ機だったので、荷物で引っかかります。帰りのチケットをキャンセルし、2席分確保することで、23キロと10キロのスーツケース、15キロと8キロの機材を乗せることが出来ました。
トフィーノでもディープな撮影を行いたかったので、地元のカナダ人ガイドをつけました。トム氏はテレビや雑誌などのメディア専門です。かつて星野道夫氏のガイドもしたことがあるとのことでした。
Duy7zhgx4aiuvrqまずは荒波の撮影から。トフィーノと言えば、この荒波が有名です。これを見たいがために世界各国からたくさんの観光客が訪れます。
その後、レインフォレストの撮影。トレイルを歩き、巨木にカメラを向けました。
今カナダは、田舎にもジャパニーズレストランがあります。ここトフィーノにもありました。カナダ人経営。早速入り、ラーメンとほうれん草のごま和えとライスを注文して食べました。まあまあだった。
Duf9aiexuaete5k1ちなみに、バンクーバー空港郊外にある南ターミナルに、小さなチャイニーズレストランがありました。ワンタンヌードルを食べたら、これがとても美味しかった。体があたたまりました。有名なシェフが生み出す1万円を越える料理より、このような庶民的な料理の方が好きです。心の底から美味しいと感じる。

3日後、車とフェリーで5時間掛けてバンクーバーに戻ります。
30年前、この街から吉村の写真人生がはじまりました。
ここリッチモンド地区にはたくさんの中国人が暮らしています。看板などはすべて中国語。カナダというか、まるで中国を旅しているような気分でした。
日本人の友人と3年ぶりに会い、中華を食べに行きました。日本語での会話は2週間ぶりです。

翌日の直行便で日本に戻ります。東京の寒さに驚きました。
今回2週間と長かったので、さすがにクタクタです。

2018年1月14日 (日)

カナダです

冬のカナダを取材中です。
時々、スマホで撮影した写真を、InstagramTwitterにアップします。
帰国は1月下旬の予定です。

東京池袋ジュンク堂書店で、「吉村和敏 清里フォトギャラリー in Tokyo」展を開催中です。
1月31日まで。
清里で展示販売しているすべての作品額、希少本などの写真集を取り揃えております。是非お立ち寄りください。
詳しくはこちら↓
https://kaz-yoshimura.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-d501.html

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2018年1月13日 (土)

2回目のトークショー

Img_20180113_171650池袋といえば丸ノ内線です。
東京生活をはじめたとき、この丸ノ内線で混乱しました。なぜ銀座と新宿が一緒になるのか、どうしても理解できなかったのです。U字になっているからこのような不思議な表記になるのですが、池袋から新宿や荻窪に行くのに、わざわざ丸ノ内線に乗って行く人はいないと思います。池袋が始発なのだから、ここでは御茶ノ水、東京、銀座方面という表記にし、東京あたりから新宿、荻窪方面と出せばいいのにな、と今日も思いました。

13時、池袋ジュンク堂書店に到着。
パソコンやマイクの準備をし、14時からトークショーがはじまります。1時間半ほどギャラリーや作品集についてしゃべり、その後質疑応答。今日は手を上げる人が少なかったです。
Img_20180113_170756「清里フォトギャラリー」の東京展示&即売会は、1月31日(水)までです。今後、作品額の追加はありません。今展示してある作品額のみとなります。
吉村和敏のほぼすべての作品集が揃っているので、立ち読みだけでも楽しめます。お時間がありましたら是非お立ち寄りください。

清里の方は、今年はこんな感じにしようと、あれこれ可能性を探っています。まだ確定ではありませんが、仮に継続することになったら、きちんと人を雇って、週5日は開けるようにします。僕も時々行き、どこか近場で場所を借りてミニトークをしようと考えています。プロジェクターはもちろんのこと、スクリーンもマイクもあるので、何でも出来ます。

昨日今日と、たくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました。

2018年1月12日 (金)

ジュンク堂書店でトークショー

16時半、池袋ジュンク堂書店さんへ。
書店のフロアでどうやってトークショーの会場をつくるのかな…と不思議に思っていたら、プロジェクター上の蛍光灯に黒いシートを被せ、椅子を40個並べ、エスカレーターとカウンターの横をパーテーションで仕切り、あっという間に教室のような会場が誕生しました。さすがです。

19時ぴったりにトークショーがはじまります。「清里フォトギャラリーをつくったわけ&写真集の制作秘話」を、約1時間半、語りました。

美術館やギャラリーというアート施設は、県や企業、パトロンなどの後ろ盾がないと、はじめることは出来ないし、継続していくこともできません。100%無理です。
今回はじめる前から、「吉村さん独自でやると絶対に失敗する」と多くの人に言われました。
そんな反対に耳を傾けることなく思い切ってはじめてみたのですが、やはり大変でした。皆さんの言うとおり、失敗しそうです(笑)

清里フォトギャラリーを閉めるのは簡単です。テナントを解約し、本棚などの事業所ゴミを引き取ってくれる業者を呼ぶだけでいいのです。明日にでもできます。
でも、せっかくはじめたのだから、もう少し頑張ってみます。
春に路線変更します。実は今日の午後、ある決断を下しました。
清里フォトギャラリーの今後は、2月か3月にブログで発表しますので、ご期待ください。

今日のトークショー、四国香川からのお客さんがいらっしゃいました。東京駅22時発の電車で戻るとのことです。
四国行きの夜行電車というのがあるんですね。新鮮な驚きでした。
早速ネットで調べてみたら、「サンライズ瀬戸」がヒットしました。いつか使ってみようと思います。
四国は、観覧車や巨大カボチャ、錦鯉の撮影でよく足を運びました。写真展は、徳島の相生森林美術館で「プリンスエドワード島」展を開催したことがります。
高知のギャラリーで「カスタムドクター」展を開催する予定でしたが、残念ながら流れてしまいました。
実は名古屋も、何度も何度も動いているのです。いつもいい線までいってダメになってしまいます。
あと、北東北や沖縄でも写真展を開催したいです。なかなかいい話が来ないのですが、可能性はゼロではないです。

2018年1月10日 (水)

写真を撮る練習をする

今日は頑張って2時間作って写真を撮る練習。
12月に写真展があったので、1カ月以上一枚もシャッターを切っていません。この状態で海外に行くと、よく失敗するし、最初の3〜4日はいい写真が撮れません。
そう、写真家も、スポーツ選手と同じように、撮る練習が必要なのです。練習をして実践に備える。

今のデジタルカメラは、本当に難しいです。こんなの必要ないのにな、という機能がてんこ盛りです。
撮る時は、プログラムAEか、絞り優先AEのみでいいのです。ホワイトバランスもオートでいい。僕はこれしか使いません。
もちろん回折現象も無視です。どんどんとF22やF32で撮る。
いつか、「HOW TO」の本を出したいと思っています。写真やカメラの基本をすべて覆す内容になるでしょう。

2018年1月 9日 (火)

車について

荷物が多かったので車で移動。
帰りは渋滞に巻き込まれました。イライラが募ります。渋滞時の運転は、間違いなく人生の時間を無駄にしていると思う。
音楽は聞き飽きたし、FMラジオはつまらない。仕方なく車ウオッチング。
みんな「今のプリウスはかっこ悪い」と言いますが、僕はそれほどでもないと思っています。確かにテールランプのデザインはイマイチですが、ライトがつくとカッコイイです。
あえて言うならば、プリウスは全体のバランスが悪い気がする。フロントが小さく、リアが大きい。視界や空気抵抗など、考え過ぎてしまったのではないでしょうか。
アルファードがマイナーチェンジを受けました。ネットではかっこ悪いと盛り上がっていますが、僕は素晴らしいデザインだと思います。
人間の目ってすぐに見慣れてしまうので、このくらい大胆にしておいた方がいいのです。でないと存在感が薄い車になってしまう。
今のシエンタだって、デザインが発表になったとき、多くの人に叩かれました。でも今は多くの人が評価しています。そして売れまくっている。
モノ造りの基本は、一般の人に媚びないことです。デザイナーをはじめとするアーティストは、一般の人が求めているモノを生み出すようになったら終わりです。
近年のマツダのデザインは、やっぱり凄いと思う。でもだんだんと「赤」が見慣れてきてしまったので、別の色の衝撃が欲しいです。今のマツダの「青」は僕好みではありません。
青で最も美しく感じるのは、クラウンの空色です。この色がストライクで僕の心に飛び込んできます。街中で見ると、惚れ惚れします。
マツダは、CX-8という素晴らしい車を出しました。そう、僕はこのくらい大きなサイズの車が好みなんです。3列目のシートはいらないのですが。

2018年1月 8日 (月)

若い人たちの作品

時々、フォトコンテストの審査の仕事が入ります。
テーマが「自由」だと、様々なジャンルの写真が寄せられます。
風景だけを特別視するのではなく、どのジャンルもすべて平等に見ます。
優れた作品は一瞬でわかる。中にはじっくり見ないとその良さが伝わってこない作品もありますが、そんな作品はほんの一握りです。
ここ数年、ある変化に気づいています。
以前は、20〜30代、40〜50代、60〜70代、どれも似たような感じでした。被写体を見つけて「撮る」というスタイルです。
でも今、明らかに年齢で作風が異なっているのです。
特に若い人たちは、今までのスタイルとは全く異なった作品を生み出すようになってきた。ただ撮るだけではなく、撮り方を工夫して、自らのオリジナル作品を生み出そうと努力しているのです。
いわゆる演出作品は、フォトコンテストでは敬遠されがちですが、僕は平等に審査します。演出作品でも、優れた作品であれば積極的に上位に持ってくる。例えば中高年のベテランが撮る美しい日本の棚田の作品の横に、若者のフレッシュな視点でとらえた作品があってもいいと思っています。なぜならフォトコンテストだから。
若者のチャレンジ精神は、やっぱり凄いと思います。たとえ撮影技術が未熟でも、評価してあげたいです。
今日はある編集部でたくさんの写真を見て、ふとそんなことを考えました。

2018年1月 7日 (日)

清里へ 今後の方向性を探る

Img_20180107_111214午前中、車を走らせ清里へ。首都高も中央道もガラガラで、10時半には清里に到着しました。
約一ヶ月ぶりのギャラリーです。周りの木々は葉を落としているので、建物が随分と大きく感じました。
快晴ということもあり、店内はそれほど寒さを感じませんでした。今日のような日だと、冬でも営業もできそうですね。
写真集の在庫を2階の倉庫に運び入れ、置きっ放しになっていた大型カメラや三脚などの機材を引き上げました。

Img_20180107_130225「萌木の村」へ移動します。
久しぶりにロックのカレーを食べようと思ったら、店内に長蛇の列ができていました。1時間待ちとか。結局いつものセブンイレブンでパスタと肉まん。
その後少し時間があったので、「萌木の村」を歩き、スマホでスナップ写真を撮りました。メリーゴーランド、絵になります。インスタ映え(笑)

再び車に戻り、午後はある方とミーティング。
清里フォトギャラリー、今後どうするかを真剣に考えています。かなり真剣に。
借金をして継続か、完全クローズか、移転か、東京か、松本か、倉庫か……。色々な選択があります。
僕の場合、決める時はズバッと決めますので、ご安心ください。方向性が定まったら、ブログとTwitterで皆様にご報告いたします。
どんなに道が険しくても、やりたいことはどんどんやっていく。この思いに変化はありません。

今、東京池袋のジュンク堂書店さんで、ポツポツ写真額が売れているようです。1万円という低価格なので全く利益は出ないのですが、商品が動くということは、清里フォトギャラリーが動いていることにもなります。
冬の期間中商売が出来ない清里では、これって凄いことなのです。
皆様のお陰でとても、とても助かっています。心より感謝いたします。

夕方、高速を走って東京に戻りました。
本当は松本の実家に一泊したかったのですが、今、30分も惜しいくらい、時間に追われています。

2018年1月 6日 (土)

マイクつき拡声器スピーカー

まずはお詫び。先日のブログで書いたWi-Fiについてです。(ブログは消去しました)
相変わらず調子が悪かったので、さらに原因を探ってみました。そしたら5GHz、2.4GHzは関係なく、単にチャンネルの問題でした。
バッファローのルーターは使っている人が多く、オフィスビルや集合住宅では電波が混線しています。そこでチャンネルを4つほど上げてみたら、見事に治りました。5GHzもバリバリ出るようになった。
Wi-Fiが遅い、途中で切れてしまうとお困りの方がいましたら、チャンネル変更を是非試してみてください。特にマンションで暮らしている方はやった方がいいです。
↓以前MY電波は、左側のゴチャゴチャした中に入っていました。チャンネルを変更したら、右側のすっきりした場所に移動できました。
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先日ヨドバシカメラで、以前から欲しい欲しいと思っていたある物をついに購入しました。
マイクつき拡声器スピーカーです。マイクスタンドも同時に買いました。
年間20〜30回、どこかで喋っています。ブログではお知らせしていませんが、学校や旅行会社などで行う小さなトークもたくさんあるのです。
その度に問題となってくるのは、マイクです。
大きな施設は問題ありませんが、小さなところはマイクがありません。もちろん写真展会場にもありません。いつも無理言ってレンタルしてもらっているのです。
そして意外とないのがマイクスタンドです。これは大きな施設でもないところが多いです。いつも本棚や、たまたま持っていた三脚や、美術館の倉庫にあった棒などを利用してマイクをガムテープで固定しているのです。皆さん、お気づきになりましたか?

50人以上集まる会で、マイクなしで2時間喋るというのは結構シンドイです。
MYマイクを手にいれたことにより、ようやくマイク問題が解決しました。
問題は「重さ」です。この拡声器とマイクスタンド、こう見えてもかなり重量があります。
パソコンや液晶プロジェクターと一緒に持っていくのは大変そう。今後はどこへ行くにも車での移動が中心となりそうです。
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2018年1月 5日 (金)

新しいスマホ P10 Plus

今は最新機種より、使い勝手がいいスマホを選ぶようにしています。
約2年使ったモトローラのバッテリーがだいぶへたってきたので、新しいスマホをヨドバシカメラのポイントで買うことにしました。
SIMフリースマホは、色々なメーカーを使いましたが、やはりファーウェイが一番です。最も安定性があります。
Mate10にしようと思っていたら、日本で発売になったのはMate10 proの方。ガ〜ンとう感じです。欲しいのはこれじゃない。普通のMate10の方なんです。
なぜなら、指紋認証が前面にある。画面の横幅が広いので、キーボード打ちが快適に行えます。
Mate10 proでも、モカブラウンだったらよかったのですが、日本では何故か黒と青のみ。青は好きな色ですが、テカテカ光る青だったので、全く魅力を感じませんでした。
12b3cb405aa0427dadc9efbda97c3019Mate10 proに9万は払えないなと思ったので、その下のP10 Plusにしました。指紋認証は全面にあり、ホワイトで美しいです。そして何と言ってもカメラのレンズはライカ。ライカは一生買えないと思っていましたが、ついに持つことができました(笑)
使いはじめて3週間経ちましたが、今のところ気に入っています。写真の写りは最高です。コスパは高いです。

今流行のベゼルレスデザインのスマホ、確かに美しいと思いますが、使い勝手は悪そうです。落としたらすぐに割れそうだし。
仮にiPhoneを買うとしたら、Xではなく、8を選ぶと思う。僕はアップル信者ですが、スマホはiPhoneではなく、Androidの方が好きです。Androidの方がカスタマイズできるから。
ちなみにホーム画面はNova Launcherがダントツでお勧めです。出来れば有料版を買い、未読数カウントなどフルに使えるようにした方がいい。

2018年1月 4日 (木)

スマホの充電器を取りに行く

年明けからずっとバタバタしています。ブログやTwitterの更新が滞っており、申し訳ありません。
写真展期間中は、一日300人ほどアクセスがあったのですが、数日更新を怠ると、あっという間に半分に落ち込んでしまいます。

今日は朝から受信ボックスに山となったメールのレス書きや原稿書きに追われました。
午後、銀座に出て、ソニーイメージングギャラリーに立ち寄ります。昨年、スマホの充電器を忘れてきてしまったのです。
僕の忘れ物ナンバーワンは、スマホの充電器です。年間100日以上ホテルに泊まりますが、充電器はしょっちゅう忘れます。特に海外のホテルは、部屋にコンセントが少なく、スマホはバスルームやテレビ裏のコンセントで充電することが多いからです。
スマホの充電器は年間4〜5個、新しいのを買っています。

Img_20180104_180041_2帰り掛け、ジュンク堂書店さんに立ち寄り、写真額を立てかけることのできるアクリルの什器を置いてきました。この什器を使うことにより、テーブルの上に5点の新規作品額を追加できました。
会場を改めて見渡してみます。
自分の作品額がたくさん展示された光景を目にすると、清里フォトギャラリーはこれから先もずっと続けていきたいな、という思いを新たにします。現実は厳しいのですが、ギリギリまで調整を行ってみます。

ジュンク堂書店 展示即売会に追加された作品(1月4日11:00現在)

新たに追加した作品額です。ただ全部は展示することが出来ませんでした。今後、空いたスペースに少しずつ展示していきます。
日々売れていくので、行けば必ずこの額があるというわけではありません。ご了承ください。

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25年前の「赤毛のアン」の家です。家の前に形のいいリンゴの木があり、この頃が最も絵になりました。今となっては貴重な作品です。

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写真集「プリンス・エドワード島」(講談社)の裏表紙に使ったフレンチ・リバーの作品です。人気があります。

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写真集「プリンス エドワード アイランド」(丸善出版)の見開きで使ったフレンチ・リバーの作品です。

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写真集「プリンス・エドワード島」(講談社)の最終ページにある雪化粧したリンゴの木です。この作品も人気があります。

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写真集「プリンス・エドワード島」(講談社)で使った灯台の作品です。オリジナルプリント売り上げベスト5に入ります。今まで数多くの企業カレンダーに使われました。

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写真集「PASTORAL」(日本カメラ社)の表紙になったプリンス・エドワード島の朝です。近年、オリジナルプリント売り上げナンバーワンの作品です。

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あまり人気がありませんが、僕の中ではプリンス・エドワード島で生み出したベスト3に入る作品です。偶然出たこの美しい夕雲は、もう二度と撮ることができません。

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この冬の馬の作品も人気がありませんが、僕の中では大ベストショットです。25年前のオーウェルコーナーの冬の光景です。

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ケープ・トライオンの日中の写真です。観光写真っぽいので僕の中ではイマイチですが、オリジナルプリントでは人気があります。とてもよく売れます。

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朝靄に包まれたプリンス・エドワード島の秋の赤い道です。とても人気があります。

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写真集「草原につづく赤い道」(金の星社)で使われた朝の作品です。とても人気があります。

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写真集「Sense of Japan」(ノストロ・ボスコ)の表紙の作品です。売れないと思いますが、さり気なく飾ってあります(笑) でも、将来価値が出るとしたら、間違いなくこの作品です。ちなみに、「SEKISETZ」の表紙のモノクロ作品もあります。

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写真集「MORNING LIGHT」(小学館)の表紙の作品です。近年、この作品もよく売れます。

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写真集「MORNING LIGHT」(小学館)の中で最も人気がある作品です。僕も意外でした。アメリカ、ポートランドの朝です。

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この作品も写真集「MORNING LIGHT」(小学館)で使われていますが、とても人気があります。カナダ、オルレアン島の朝です。

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イタリア、ドロミテで、僕が最も好きな場所です。こんな地に住みたいといつも夢見ています。ザ観光写真ですが、お部屋に飾ると引き立ちます。

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同じくイタリア、ドロミテです。教会がポツンと建っています。好きな作品です。

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ノバ・スコシアの世界遺産ルーネンバーグの夜景です。美しいです。

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写真集「イタリアの最も美しい村全踏破の旅」(講談社)で、最も人気のある作品です。オリジナルプリント売り上げベスト5に入ります。

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赤毛のアンの家とルピナスの2枚組です。組写真は14,000円からです。

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朝の灯台の作品と組み合わせてみました。

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イタリアとフランスの花の作品を組み合わせてみました。

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プリンス・エドワード島の人気作品3点を、縦に配置してみました。

2018年1月 2日 (火)

統一感

ジュンク堂書店で販売する作品額の制作を行っています。
小さな作品額がだいぶ売れたので、新たに20〜25点ほど追加しようと考えています。発注していた額は年末に届きました。

同時に、2018年に行う撮影プロジェクトの準備をはじめています。
どんなテーマでも、まず「どのカメラでいくか」を検討します。
フィルムかデジタルか、35mmか大判か、A社かB社かC社かD社か……。今の時代、選択幅はたくさんあるので、悩みに悩みます。機材によって表現が全く異なってくるから悩むのです。
2〜3カ月、長いときで半年以上考える。
「よし、このカメラでいこう!」と決めたら、プロジェクトが終わるまでカメラを変えたりしません。ずっと同じカメラで最後までいきます。
なぜなら、最終形となる写真展や写真集に統一感が生まれるから。何を生み出すにも、この統一感を大切にしています。

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