写真選び
今日はエッセイ集の写真選び。
新聞連載時は、JPEG 72dpiの粗データでも問題なかったので、メール添付で次々と編集者さんに送っていきました。
書籍の場合は、当然RAWデータを現像し、TIFFで作り込んでいきます。もちろんポジフィルムもあります。
72枚の作品を探すだけで、おそらく丸3日は掛かるでしょう。今日、1/3ほど終えました。
そう言えば、10年前、「フランスの最も美しい村」を撮影していた時は、まだフィルムを使っていました。その後のイタリアは、初回の取材のみフィルムでした。
デジタルカメラは次々と進化していきますが、よくよく考えてみれば、まだ歴史は浅いんです。仕事で使えるカメラの歴史は10年くらいでしょうか。
いずれにしても、写真家はたくさんの写真を撮っています。
発表しているのはほんの一握り。0.01%もないかもしれません。
いつか発表するかも……の「いつか」は、なかなかこないものです。30年前にフィルムで撮影した写真は、すでに大半が退色しており、発表どころではありません。
思い切って「清里フォトギャラリー」を作ってよかったと思います。どんどん写真をパネルにして発表し、皆様に提供していきたいです。
今、2Lサイズの小さな作品も検討中です。これはマットに入れた状態で、2500〜3000円くらいの低価格にします。そう、外国のギャラリーで売っているような感じです。
気になる写真を2Lサイズでどんどんプリントし、常に1000点くらいをお店にストックします。
このマットのサイズに合わせた額は、別で作ります。