ギャラリー内で色々考える
他のお店にはあって、吉村ギャラリーにはないもの。
このことについて考えながら車を運転し、清里へ向かいました。
この2年間、いくつものショップやレストランを見学してきました。であるにも関わらず、何で今頃になって気づくのか…。今年の2月に気づいていれば、内装工事も少し変わっていたかもしれません。まあでも今からでも遅くはないので、連休明けからどうするかを真剣に考えます。
今日は休日ですが、月曜日ということもあり、全体的にお客さんが少な目です。吉村ギャラリーは時々閑古鳥が鳴きますが、それでもポツポツとお客さんが入り、写真を見てくれました。
もちろん、東京の小さなギャラリーで写真展をやるよりはお客さんが入っています。
某大手百貨店に卸し、売れずに戻ってきた12万円の作品額。製作から3年経ち、箱はボロボロなので、OUTLETとして2万円で出していましたが、今朝、売れました。
大きな作品を、と希望されるお客さんが確実にいるのです。全倍サイズの作品額を4〜5点制作したいのですが、制作費が高額なので、なかなか踏み切れずにいます。例えば40万掛けて4〜5点の作品額を作ったとして、それが本当に売れるのか、という怖さがあるのです。最初にガツンと投資できないところが、吉村の弱さだと思っています。
でも、大きな作品額は、たしかにいいです。先日、ある方から注文があり、ポスターサイズの作品額を生み出しました。自分でもびっくりしてしまうほど、素晴らしかったです。作品が、吉村の作品でないような感じになってくるのです。完全に別物に生まれ変わっている。
例えば月100万売るお店があったとします。そんなお店は、100万円分のストックが常にバックヤードにあるのです。つまり何か売れたらすぐに補充できる。これがお店の基本形です。企業だって、飲食店だって同じ。
では吉村ギャラリーはどうか。すべての商品をプラスするとおよそ60万円程になりますが、ストックはゼロです(笑)。
そう、吉村和敏という人間は、いつも基本がなっていないのです。だから何をやっても長続きせず、ギャラリー経営も行き詰まってしまう……。
いずれにしても、清里ではたくさんのプロとお会いし、色々なことを学んでいます。
迷いに迷った末に作ったポストカード。
今となっては、作ってよかったと、心の底から思っています。ギャラリーに来た記念にと、1枚買ってくれる観光客がたくさんいるからです。
レジ打ちで最も多いのが150円(税別)です。今日も9回打ちました。
でも今の時代は絶対にクリアファイル。これは確信に変わっています。早く作らないと。
どのお店にも、マスコット犬がいます。隣のメインスプリングさんにはハスキーのヴェッテル君がいます。その隣の自然木工房さんにはマグロ君がいる。向かいのエッセンガルデンにはいつもネコがいます。