清里にて
今日は時間が取れそうだったので、中央道を走って清里へ。
定休日でしたが、4時間だけOPENし、店内で作業を行いました。もちろんお客さんはゼロ。(4時半頃、2人入りました)
ギャラリーやお店を始めることは誰でも簡単に出来ます。ただそれを継続していくのは難しい。なぜなら、固定費の支払に追われるからです。
ここ「萌木の村」は、清里では一人勝ちしている場所で、夏場はたくさんの観光客が訪れます。バスも1日10台以上入る。
お店の前に1日1000人通るとしたら、ギフトショップだとその半分、500〜600人は入るでしょう。メイフェアやエッセンガルデンのような大きなショップだったら、800人は確実に入ると思う。
ではギャラリーはどうか。1000人通るとしたら、おそらくその1/100、10人入るか入らないかでしょう。日本の場合、それほどアートというのは人々の心に浸透していないし、まして写真となると、興味がある人はほんの一握りです。絵画に比べたら、写真はまだまだ知名度が低いのです。
昨年から清里でギャラリーをやってみて、写真で一般の人の心を掴むのがいかに難しいか、というのをよく理解できました。
今の状態が続くようだと、このギャラリーは持ってあと2〜3カ月です。
一般のお客さんを入れないことには何もはじまらない。じゃあどうするか。やはり入ってもらえるような仕掛けが必要です。
まずは、「プリンスエドワード島」の雑貨や食品で一般の人の気を引こうと思います。これには、島の友人や観光局が動いてくれています。ちなみに、先日置いたペンダントは、もう8個も売れました。すごい勢いです。
ギャラリーの名前を「+Books」としたので、本がらみで何か出来ないか、今、編集者さんたちに相談しています。
多くの人に、吉村さんがコーヒーを淹れて出せば、と言われています。実は写真家が淹れるコーヒーって、とても美味しいのです。いざとなったらこれも考えます。
いずれにしても、一般の人がもっとギャラリーに流れてくるような環境さえ生まれれば、このギャラリーを半年、1年と継続していくことができるでしょう。
もちろん、写真の作品は、次々と生み出していきます。ブックマットも100点200点と増やしていく。ポストカードも、あと10種類くらい追加したいです。
窓の上の空きスペースに、大きなサイズの作品額を5〜6点並べたい。もっと大きな作品が欲しい、という方も確実にいるのです。
夢は無限大ですが、現実は厳しいですね(笑)