建物に車輪があれば
ここ数日、夕立によって大気が洗い流されています。よって朝の光が美しい。今日もあまりに眩しく、セブンのコーヒーをテイクアウトした後、思いっきり深呼吸してしまいました。
10時ぴったりにギャラリーをOPEN。
「萌木の村」はたくさんの人、ロックのカレーは2〜3時間待ち。でも不思議と、吉村フォトギャラリーは牧歌的でした。
急ぎの原稿を一本仕上げた後、時々訪れるお客さんと世間話をして過ごします。
清里という地は、ファンが多いことでも知られています。首都圏から日帰り出来るという地の利の良さにも原因があるようです。
フレンチ、イタリアン、和食と美味しいレストランがたくさんあり、お客さんから教えてもらう度に行ってみようと思うのですが、いつも東京〜清里〜松本の移動のみで終わってしまいます。それほど時間がないのです。先日フィールドバレエを観ましたが、これって吉村にとって画期的なこと。
よく色々な人に、「吉村さん、安い別荘でも買えばいいじゃないですか」と言われますが、そんなお金はないし、そもそも車輪がついていない建物には興味がないのです。建物に車輪は必要です。だから別荘よりもモーターホームの方に惹かれます。
この清里フォトギャラリーにも、車輪がついていればなあ〜と、時々思うことがあります。大きなトレーラーなら、このギャラリーをそのまま再現できる。春は九州、7月は関西、夏は仙台と場所を変えて写真展が出来ればどんなにいいことか。移動図書館はありますが、移動ギャラリーを始めた人はまだいませんね。
実はこれも夢の一つですが、この夢は100%実現しないでしょう(笑)
4時を過ぎると、「萌木の村」全体が静かになりました。クローズし、メール書きの仕事を片付けた後、清里を後にします。だいぶ日が短くなってきました。確実に秋が近づいています。