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2020年に出版した本

2019年に出版した本

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2019年10月

2019年10月31日 (木)

やはりギターは無理だった

スペインに行くたびに心を打たれていたのは、ギターです。よくレストランやバー、路上で演奏している人を見掛けました。その音色を聞くたびに感動し、よし自分でもやってみようと思うようになりました。
帰国後、ギターを購入。しかし一度も練習しないまま、5年が経ってしまいました。。。
やはり自分には楽器を演奏するのは無理。
というわけで、買ったけど使わなかったギターはハードオフに出します。

ギターを弾くという夢はまだ捨てていません。いつかフリーの時間が取れるようになったらギター教室に通いたいです。
講演会で「アルハンブラ宮殿の思い出」を演奏するのが夢です(笑)
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2019年10月30日 (水)

「スペインの最も美しい村 全踏破の旅」の本作り

ヨーロッパから帰国すると、「スペインの最も美しい村 全踏破の旅」のデザインが届いていました。
250ページにも及ぶ複雑な構成とデザインを、デザイナーさんは3週間で仕上げてくださったのです。全く頭の下がる思いです。
今は朝から晩まで机に向かい、写真の差し替えなどの指示書きを行っています。似たような写真が使われていたり、写真のピントが甘かったりと、色々あるのです。
半年かけて書いた600字のキャプションはデザインに流し込まれていました。これを読むと、吉村の村の旅がわかるようになっています。
というわけで、スペインの本は、まだまだ時間が掛かります。今のところ、1月か2月、出版予定です。
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2019年10月29日 (火)

写真展「MORNING LIGHT」が始まりました

熊本阿蘇白水郷美術館で、写真展「MORNING LIGHT」がスタートしました。
是非お立ち寄りください。
「MORNING LIGHT」
世界の「美しい朝」を伝える、夜明けの写真展
2019年10月30日(水)〜12月22日(日)
※講演会は11月23日(土)
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2019年10月28日 (月)

ヨーロッパから帰国しました。簡単な取材記です。

2週間のヨーロッパ取材です。超大型台風の影響で土曜日は全便欠航。予約は日曜日25時発のANA便でしたが、19時頃に羽田に行くと定刻通り飛ぶとのことでした。

深夜便は寝る方が優先になるので、映画を観る気力がわきません。でもせっかくだからと思い、4本観ました。
まずは邦画の「劇場版おっさんずラブ」と「コンフィデンスマンJP」。どちらも実につまらなかった。ここ数年、邦画で外したことはないのですが、珍しく外しました。特に「おっさんずラブ」の方がダメ。
ハリウッドの「グリーンブック」と「アラジン」は面白かった。グリーンブックはアカデミー賞に相応しい極めて上質な作品だし、アラジンは物語の描き方が素晴らしい。さすがディズニーです。

オーストリアのウィーンに到着。ここで乗りかえて、ある国のある都市へ向かいます。
到着後、空港バスでダウンタウンへ。予約していたホテルにチェックイン。ホッと一息つきました。

今回は珍しく大都市に4日間います。初日は大雨。撮影が出来ないので、3日間の交通パスを買い、地下鉄に乗って各地をロケハンしました。
雨が降ると傘が必要になります。ヨーロッパでは、雨になると決まってホテル前に傘売りが現れます。1本10€。

翌日は晴れ。大聖堂前の広場はもの凄い数の観光客です。今の時代、どの大都市もこんな感じ。
当然ポリスがたくさんいるし、機関銃を持った軍人もいる。そう、人が集まる場所は常にテロを警戒している。

ヨーロッパの大都市はスリやひったくりが多いので、写真機材の取り扱いに神経を使っています。特にバッグの口を開けるレンズ交換の時は要注意。財布やスマホをポケットに入れていると完全にアウトです。彼らはマジシャンのような手つきでスッと盗んでいきます。
人混みの中で三脚を使って夜景を撮っていると、よく綺麗な女性が「シャッターを押してくれませんか?」声を掛けてきます。これ、受けると危険です。「はいチーズ」と言って写真を撮っている時、どこからともなく現れた彼女の仲間に財布やスマホをすられてしまう。また、カメラやスマホを預かる際に女性が故意に落とし、「貴方の責任よ、弁償して」と言ってきたりする。大都市で、「シャッターを押してくれますか?」と頼まれると、日本人は優しいので「いいですよ」とすぐに受けていますが、やめた方がいい。きっぱり「今、忙しいからダメ」と言って断りましょう。
もちろん、ヨーロッパでも小さな町や村は大丈夫です。「シャッターを押してくれますか?」と頼まれたら喜んで撮ってあげましょう。

今回、街中でレンタカーを借りました。大都市での車の運転は全く問題ありませんが、難しいのは「進入禁止エリア」です。中央部分や歴史地区は、一般車の乗り入れが禁止されている。案内板があるのですが、それを見つけた時では遅すぎる。何故ならUターンできないから。そのまま進入禁止エリアへ進むしかありません。
あと、時間帯によって一般車の乗り入れが禁止されている車線もある。運が悪いと自動カメラで写真を撮られ、反則金の請求が日本に郵送されてきます。今まで何度もありました。

2日ほど車で郊外を巡っていましたが、再び街に入りました。10万人が暮らす小さな街です。このくらいの規模の街が好き。
旧市街は一般車の乗り入れが禁止されていることを知っていたので、崖下で駐車場のあるホテルを見つけ、チェックインしました。

小雨でしたが、じっくり時間を掛けて旧市街を歩きます。教会の内部が素晴らしく、思わず言葉を失いました。この芸術と接するだけでもこの街に来る価値がある。

アメリカのファーストフード店は一軒もありません。世界のどの街にでもあるスタバは、この国にはほとんどない。
僕はチェーン店を批判しません。アメリカの食文化を片っ端から受け入れてしまう日本は、それはそれでいいと思う。でもチェーン店は、街や村の美しい風景と、その地の文化を確実に壊していきます。

Img_20191022_131203ネットで買った航空券で、スペインのマドリードへ移動しました。ここで乗り替え、大西洋に浮かぶ島、カナリア諸島へ向かいます。「スペインの最も美しい村」の一つが、この島にあるのです。本作りははじまっているのですが、この1村だけが残ってしまいました。
「フランスの最も美しい村」の時も、レユニヨン島にある村が残ってしまった。1村撮りに行くだけで40万ほど掛かりました。自分はいったい何をやっているんだろう……と時々考えたりもしますが、一度はじめたことは最後までやり遂げたいという思いで行動しています。

カナリア諸島は、スペイン人にとって、日本の沖縄のような感覚だと思います。200人乗りのジェット機は満席。約2時間半のフライトで、グランカナリア国際空港に到着しました。

レンタカーで山の中にある村を目指します。今回は日産のジュークでした。6MTのギアやトランスミッションはイマイチですね。硬く、ズルズルしている。そう、日本のMT車ってだいたいこんな感じです。日本はオートマの国なので、MT車のギアの開発に力を入れていないのです。
先週ある国で借りた車は、フォルクスワーゲンのゴルフでした。ギアの動きは素晴らしかった。もちろんBMWやボルボやプジョーやルノーも素晴らしい。日本で買うヨーロッパ車はオートマばかりですが、6MTも出せばいいのになといつもと思っています。ギアやトランスミッションの造りがホント上質なのです。
この30年で何百という6MTの車に乗ってきましたが、日本車でギアが最も優れているのはマツダです。ギアの動きがとても滑らかで、こぎみよく、極端な話、人差し指一本でギアチェンジができる。マツダの6MTは、ヨーロッパ車に匹敵します。そう、マツダはギアさえ拘りを持って造っているのです。最近のマツダはホント凄いと思う。
若者の車離れの影響か、最近、トヨタが次々と6MTの車を出しはじめています。これって素晴らしいことだと思う。カローラもC-HRもついにマニュアル車を出しましたね。試乗してみたいです。一度運転すると、いいかわるいかすぐにわかる。

アスリートは9割が体調管理だと言われています。実は写真家もそう。でもどんなに注意していても、体は壊します。おそらく風邪だと思うのですが、今回も原因不明の頭痛に見舞われ、ヒーヒー言いながら旅を続けています。夜ホテルに入るとまずは2時間寝て、21時頃に夕食を食べ、そしてまた寝る。そんな生活を繰り返しています。
過去には、アメリカ、ポルトガル、ペルー、インドでも体を壊しました。40度を越える熱が出て寝込んだ。以前は2日で回復したのですが、最近は5〜6日は長引いてしまう。体は確実に変化してきています。
なぜ旅先で体を壊すのかはわかっています。40代、50代を越えても、20代の頃以上に動いています。頭も使うし、神経も使う。気力は十分にあるのですが、肝心の体がついていかない。だから体が悲鳴を上げはじめる。

カナリア諸島はリゾートですね。海沿いにたくさんの小洒落たホテルが点在していました。最終日、空港側にホテルがなかったので、ネットで見つけた70€のホテルを取りました。今はオフシーズンですが、ヨーロッパからの家族連れが何組かおり、子供たちはプールで泳いでいた。

翌朝、3時半にチェックアウト、空港へ向かい、レンタカーを返却しました。6時40分発の便に乗るためです。ヨーロッパには何百という航空会社があり、どの社もネットで航空券を購入することが出来ます。というか、今ネットでの販売のみになっていきている。やがて日本もそうなるでしょう。
航空会社を見つけて、航空券を予約する際、どの便を選べばいいか迷うと思います。コツは、乗り継ぎ時間を出来るだけ多く取ること。今回、カナリア諸島→マドリード→ウィーンと飛ぶのですが、あえて朝一の便を予約しました。マドリードで5時間の待ち時間がありますが、乗り継ぎがギリギリになるよりはいい。

Amazonで「紐付き財布」を検索しました。あまりいいのがありませんね。引き続き探します。やはり財布にもスマホにも、紐が付いていないとダメだな、と思うようになってきました。
悪い奴らは、見事な手つきでポケットに入れた財布やスマホを盗んでいきます。日本にいる時のクセで、ついついスマホをズボンの尻ポケットに入れてしまうことがある。運が悪いとスッと盗まれます。

マドリードからウィーンに移動しました。機内から外を眺めたら海の上を飛んでいる。ヴィエナってウィーンのことで間違いなかったよな……と急に不安になり、機内Wi-Fiに繋げて検索してしまった(笑)

ウィーンに到着。空港バスに乗って市内へ。ネットで予約したホテルにチェックイン。大都市では、バス乗り場近くのホテルを取るのがコツです。大都市では1泊100€以下のホテルは避けた方がいい。いつも150€前後のホテルを予約しています。それでも部屋は狭いのですが、100€を越えるとセキュリティーはしっかりしています。

Img_20191025_105034街中に行ってみると、やはりこの街も凄まじい数の観光客でした。15年前と様子が違います。昔は、音楽ファンが訪れる静かな街だった。でも今は、3倍、いや10倍の観光客がいる。何だか人を見るだけで疲れてしまい、音楽の都に来たなあ〜という感じが薄らいでしまいました。
なぜ世界のどの街も、どの観光地も、こんなにも観光客が溢れるようになってしまったのか。世界の人口が爆発的に増えてきたから? 世界が豊かになってきたから? 中国人が旅するようになってきたから? 航空券やホテルがネットで簡単に取れるようになってきたから? いずれにしても、今どこに行ってもオーバーツーリズム。そう、世界の観光産業は超バブルなんです。
日本の訪日外国人数は年間3000万人くらいですが、政府が努力すればおそらくこの5倍10倍くらいまで持ってくることができると思う。
観光客で溢れると、物価が高くなり、景気がよくなる。日本という国にとっていいことばかりですが、僕のような静かな環境を求めたい人間には、旅することが苦痛になっていく。だから好んで静かな田舎に行くようになるのです。

2日後、ウィーン発のANA便に乗って東京に戻りました。機内で出るハーゲンダッツのバニラアイスがいつも楽しみ(笑)

2019年10月12日 (土)

ヨーロッパを取材中

ヨーロッパを取材中です。
時々、スマホで撮影した写真や動画を、TwitterInstagramにアップします。
帰国は10月下旬です。
吉村和敏

2019年10月10日 (木)

写真集について

「萌木の村」オルゴール館の中にあるフォトギャラリーには、ほぼすべての吉村和敏の写真集が置かれています。
先日、オルゴール館の担当者さんから、春〜夏の売上表が届きました。
もっとも売れていた写真集はやはり新刊の『Du CANADA』(8冊)。2番目は『Light on Earth』と『プリンス エドワード アイランド』。3番目は意外なことに『クリスマスツリー』でした。そう、この写真絵本、結構人気があるのです。

錦鯉、River、観覧車、雪の色、Shinshuなどのシリーズは、あまり動きません。半年で1冊売れるか売れないか、といった感じです。
もちろん、そのことを見越して本作りをしています。だから初版部数も数百部に抑えている。
今の時代、初版300部でも大量に売れ残ってしまうのが現実ですが、では何故写真集を作り続けるかというと、このアート系のシリーズを集めている方がいらっしゃるからです。そんな方々は、プリンスエドワード島、ブルーモーメント、美しい村シリーズには全く興味を示しません。

よく色々な人から、「吉村さんはどれが好きですか?」と質問されます。
どれも思い入れがありますが、あえて一つを選ぶとすれば、『雪の色』でしょうか。時々自分の写真集を見て、何て美しい世界なんだろう…と感慨に耽っています。
Amazonはこちら

で今後ですが、やはり年々アート系の写真集が売れなくなってきているので、部数をギリギリまで落とし、価格を高くします。例えば3500円の本だったら、6000円〜7000円くらいにする。これでも出版社も吉村も赤字ですが、紙の本を作り続けることに意義があると思っています。
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2019年10月 9日 (水)

2020年版 カレンダー『SEASONS OF SPLENDOR』

2020年版 吉村和敏オリジナルカレンダー『SEASONS OF SPLENDOR』の販売が始まりました。Amazon、楽天、ITO-YAさんをはじめとする全国のショップでお求めいたけます。
テーマは「カナダからの贈り物」。今年出版した写真集『Du CANADA』のベストショットを多く使っています。
作品点数は14点、光や風、爽やかさを感じる作品で構成しました。表紙の裏に、プリンスエドワード島で撮影したルピナスの写真があります。使用後、是非この部分を切って額に入れてみてください。
詳しくはこちら
今回から、ひとまわり大きなサイズになりました。印刷は、高精細印刷、最高級のクオリティです。数字部分は、薄い罫で囲まれているので、スケジュールが書き込みやすくなっています。

Amazonはこちら↓

https://amzn.to/35js3RL

清里フォトギャラリー、三重の喫茶店ティーコージーでも販売しています。
全国の販売店リスト、楽天のURLは11月に入ってからお伝えいたします。

クリックすると拡大します↓
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写真展 in 熊本のお知らせ

熊本の阿蘇白水郷美術館で写真展を開催します。
是非お立ち寄りください。

「MORNING LIGHT」
世界の「美しい朝」を伝える、夜明けの写真展
2019年10月30日(水)〜12月22日(日)
※講演会は11月23日(土)

詳細はこちら(クリックすると拡大します)

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2019年10月 7日 (月)

サブスクリプション

定額制、いわゆるサブスクリプションが次々と増えています。
今サブスクリプションにしているのは3つ。

●フォトショップ
●オフィス
●ATOK

確かに、複数のパソコンで常に最新のソフトが使えるのは便利です。以前のイライラ感はなくなりました。
今のイライラは、マックが遅いことのみ(笑)。メモリを32ギガ積んでもダメ。5000万画素以上の写真データ、1枚1GB以上のファイルを扱うと、サクサク動きません。
27インチiMacを買ったことを後悔しています。Mac miniにすればよかった。

車の世界も、サブスクリプションがはじまりました。
車で一番問題になるのは、走行距離。TOYOTAの場合、3年で54000kmまで。それを越えると1kmあたり10円です。
僕の場合、5年で10万kmは確実に越えるので、3年で54000kmというのは厳しいかもしれない。
やはり車は無理してでも買う派でしょうか。

ついにOPPOのFeliCa対応スマホReno Aが発表になりました。そう、このような機種を待っていたのです。値段も手頃だし、売れると思う。
ファーウェイ派でしたが、SIMフリーのFeliCa対応スマホを出さないし、アメリカとのゴタゴタで、だんだんと心が離れています。相変わらずmate 9を使っていますが、次はOPPOにしようかと検討中。
OPPO Reno A、もしかしたら手に入れるかもしれません。

2019年10月 6日 (日)

「信濃毎日新聞」の広告と「市民タイムス」の紹介記事

5522_3 信濃毎日新聞を見ていたら、写真集『RIVER』の広告が大きく出ていました。
自信作です。是非ご覧下さい。
Amazonはもちろんのこと、全国の大型書店、清里フォトギャラリーでもお買い求めいただけます。
詳細はこちら↓
https://kaz-yoshimura.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/river-fa10.html
Amazonはこちら

市民タイムスを見ていたら、写真集『Du CANADA』が紹介されていました。
おそらく記者さんが写真集を購入し、書いてくださったのでしょう。感動しました。
Amazonはこちら

2019年10月 5日 (土)

秋晴れの清里より

今日は渋滞すると思ったので、3時起きで清里へ。
勝沼インターで下り、いつも通り双葉1丁目、釜無川沿いにあるパーキングエリアで車を停めて仮眠します。
朝食は、OPENしたてのローソン韮崎中田町店。セイコーマートのように店内キッチンがあるので、タマゴサンドが美味しいのです。

9時半に清里「萌木の村」に到着。
なぜ清里? なぜ萌木の村? とよく質問を受けますが、ここに吉村フォトギャラリーがあったのです。3月末で閉店し、今はオルゴール館の地下のコーナーを借りて、作品展示と販売を行っています。
Img_20191005_094144 4カ月ぶりですが、ヴェッテル君は、「散歩に連れてってくれる吉村おじさん」のことを覚えていました。今日は30分掛けて村内を歩きます。
今日は最高の天気。清々しい秋晴れの空が広がっています。
ロックの前ではパン祭りが行われていました。朝からたくさんの人です。10店舗くらい出ていましたが、どのお店のパンも完売。各店10万円以上は売ったんじゃないかな。凄いです。
そうそう、もうすぐカントリーフェスタですが、今年から雑誌「私のカントリー」が外れ、「萌木の村」独自のイベントになるようです。チラシに「私の」がなかったので、あれっ?と思っていました。

オルゴール館地下にある吉村フォトギャラリーへ。
今日は、三重、新潟、山梨、長野からいらした方々とお話することができました。
清里まで足を運んでくださり、ありがとうございました。

午後、オルゴール館の学芸員さんと打ち合わせを行いました。
もしかしたら冬の季節、写真額をネットで注文できるようにするかもしれません。1年以上も前にショップページは作っていたのですが、写真額を発送する体制が取れなかったので、ネット通販は躊躇っていました。吉村は旅ばかりしているので、発送業務はまず無理です。
でも、冬の季節であれば、オルゴール館のスタッフが対応できるかもしれないとのこと。
12月にどうするかを決め、仮にショップページが本格的に稼働したら、改めてお知らせいたします。

Img_20191005_140854 帰り道、「清里の森」に立ち寄ってみました。2年前、吉村和敏フォトギャラリーがあった場所です。
吉村が借りていた物件は、まだ空いたままの状態でした。見学には来るらしいのですが、この場所は一般のお客さんが来ないことから、なかなか借りるまではいかないようです。あと、管理費込みで月9万円(光熱費ネットなどを入れると月12〜13万)という高い家賃もネックになっているようです。吉村はよく1年頑間張りました。

Img_20191005_140112 隣の、ドライフラワー専門店「森の日曜日」のオーナーさんと1年ぶりにお会いします。30分ほど世間話。
店内には素晴らしい作品が溢れていますので、清里を訪れた際は是非お立ち寄りください。あと、先日のブログにも書いた「まきば公園」もお勧めです。

いつか個人ギャラリーを持ちたいという夢を抱き、30代の頃から貯めてきた軍資金は、この2年ですべて底をつきました。
賃貸物件ではじめる写真ギャラリーというのは、100%失敗します。これは断言できます。(ただし、お金持ちを除く)
多くのアーティストがギャラリーを夢みていますが、まずは固定費が掛からない自宅ではじめた方がいいでしょう。もしくは行政を味方につけるとか。市営、村営になると何年も継続できます。
僕の場合、軍資金を使って、安い土地を買い、固定資産税が掛からないトレーラーハウスを置き、そこでギャラリーをはじめればよかったのです。そしたら今でも継続できていたかもしれない。でも3年前は、そんなことは考えてもみませんでした。

いずれにしても、ギャラリーを持つという夢は諦めていませんので、またいつか行動に移します。次はもっとうまくやります。

2019年10月 3日 (木)

1年前は

カナダ、ローレンシャン高原の紅葉のピークは9月おわりから10月はじめ。そう、ちょうど今です。
今年の紅葉はどうかわかりませんが、数千人の日本人旅行者が足を運んでいるはず。
ちなみにユーコン準州トゥームストーンのツンドラの紅葉は8月下旬、プリンスエドワード島やケープ・ブレトンの紅葉は10月中旬がピークです。

1年前、どこで何をしていたのだろうと調べてみたら、10月3日はケベックシティにいました。
7日に帰国し、すぐに清里へ。まだギャラリーを閉じることは考えておらず、必死に頑張っていました。
11月頃からだんだんと不安になりはじめ、12月中旬にその不安はピークに達し、クリスマスの頃、3月末で閉じることに決めたのです。
この決断が正しかったのか、それとも間違っていたのかわかりませんが、仮にあのまま継続していたら、毎月の固定費に追われ、吉村事務所はかなりピンチに陥っていたでしょう。

ギャラリーに関しては、いまだに未練が残っています。
自分で作品を制作し、皆さんに提供するというのは、とても楽しいことでした。30年間で、もっとも充実した2年間だったと言っても過言ではありません。
必ずいつか再挑戦します。次はもっとうまくやります。

明後日10月5日(土)、「萌木の村」に立ち寄ります。10時から13時半頃までいますので、是非声を掛けてください。
清里の紅葉、お勧めです。
これは昨年の写真。紅葉のピークが10月下旬でした。
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2019年10月 1日 (火)

ストロボ機材

一日掛けて地方で借りている倉庫へ行き、ある物を引き上げてきました。Img_20191002_163453
ストロボ機材です。
実は、本格的なストロボ機材一式を持っているのです。
これらを手に入れたのは今から30年前、カメラマンとして駆け出しの頃です。
バブルが終わっても出版界は景気がよく、印刷会社でアルバイトもしていたことから、写真機材を次から次へと買うことが出来ました。
当時抱えていた仕事が「赤毛のアンのお料理BOOK」です。プリンスエドワード島に約3カ月間滞在し、テリーさんのお店で4×5カメラを使った本格的な料理写真にチャレンジしました。その時、大型ストロボが必要だったのです。

東京に戻り、埃まみれになった機材を取り出してみます。プラスチックの部分は溶けてベタベタしており、拭いたらバラバラに崩れ落ちました。
30年ぶりに電源をONにしてみます。
何と、作動しました! ストロボも問題なく光ります。
ちなみに、ケースはボロボロでした。スポンジ部分は硬くて使い物になりません。でもこのケースが、中の機材を守ってくれていたのですね。何だか愛おしいです。
近日中に、ヨドバシカメラで新しいハードケースを買います。

このストロボ、いつまで使えるかわかりませんが、あと数回はいけるような気がしています。でもストロボを使って何を撮ろう……。
清里フォトギャラリーがうまくいけば、小さな高原スタジオを造ろうと考えていたのです。そこで地元の人を撮りたかった。

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