そうか、自分には清里フォトギャラリーがある
不要不急の外出は控えるようにとのことなので、仕事場に籠もってデスクワークを行っています。
ただ、写真家のデスクワークには、どうしても必要なものがある。まずはプリンターのインクです。今使っている業務用のプリンターは12色で、1本でも切れると動きません。
以前から、プリンターのインクは、1/3になった時点で買うようにしていました。5色は先月購入していた。よって、インクは問題なし。
ハードディスクは、各月で4TBを3〜5台購入しています。これに関しては、ちょうど空き容量を切らしていました。ハードディスクがないと、四国で撮影した740ギガのデータをコピーすることが出来ません。つまり仕事が先に進まないのです。
仕方なく、秋葉原までハードディスクを買いに出掛けました。
電車に揺られながら、数年前に機内で観た「コンテイジョン」という映画を思い出します。とても怖い映画でした。
電車の乗車率は7割ほどで、街には結構人が出ていました。飲食店もすべて通常通り営業していた。海外のように外出禁止命令が出たとき、はじめて街から人がいなくなるのでしょう。そうならないことを祈るばかりです。
今、写真展やトークショー、写真教室など、写真関連の行事はすべて中止になっています。2月上旬に大阪で行った写真展は、奇跡の写真展と言われています。講演会、そしてギャラリートークと、今だったら考えられません。
今後の予定はすべて白紙ですが、僕には清里フォトギャラリーがある。たとえ小さな表現の場でも、自分の世界感を伝えていくことはできるのです。
どんなことをしてもこの難局を乗り越えます。