とてつもなく美味しかったハチミツ
旅先で見た風景、出会った人々のことは心の中に残りますが、食の思い出もたくさんあります。
欧州のホテルは宿泊料に朝食が含まれています。その朝食は、どのホテルも似たり寄ったりですが、中には気合いが入った朝食を出す宿もあります。
16年前、ドイツの宿で食べた焼きたてのクロワッサンの味が、今でも忘れられません。どの宿でもクロワッサンを食べるのですが、これを越えるクロワッサンとはまだ一度も出会ったことがないのです。
トルコのホテルの朝食会場には、巣から取ってきたばかりのハチミツがこんな感じで置かれていました。このハチミツも美味しくて美味しくて、毎朝朝食会場へ行くのが楽しみでした。
朝食会場が7時からOPENするとしたら、僕は必ず55分にレストランの前に行きます。いつも一番乗り。これは日本のホテルでも同じ。ルートインは6時半からですが、必ず25分に行きます。
トルコのホテル、3日目は朝日の撮影を行ったため、朝食会場に入ったのが8時でした。案の定、ハチミツはなくなっていた。
ハチミツを食べに、あのホテルにもう一度泊まりたいです。ホテルがリピーターを増やすのは簡単。何か一つ秀でるものがあればいいのです。客は、10年経っても20年経っても、その味を覚えている。