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2020年6月 2日 (火)

今後、プロは生き残っていけるか

コロナ禍で、写真家は2/3くらいになるだろうと言われていました。しかし状況は思っていた以上に深刻です。もしかしたら1/3すら生き残れないかもしれません。
コロナ前にも予兆はあったのです。カメラが売れず、本も売れない。写真家の活動の場が徐々に狭められていきました。
先日、あるカメラ雑誌休刊のニュースが駆け巡りました。広告収入の激減と言われていますが、僕はもう一つ原因があると考えています。それは、プロとアマチュアの垣根がなくなってきたことです。
今の時代、機材に関してはアマチュアの方が詳しいし、アマチュアもかなりいい写真を撮ります。そして常に時代を先取りしている。ドローンにしたって、作品作りで使っているのはアマチュアばかり。また、SNSなどでどんどんと情報発信しているので、プロの何倍も収入がある。昔はプロだけが買えた何百万もする白レンズを、アマチュアたちは何の気兼ねすることなくどんどん買っています。
プロの活躍の場として作られていた雑誌は、確かに販売が苦戦するわけですね。少なくともアマチュアの人たちは読む必要がないので。
今後は、「プロにしか出来ない仕事」をやったり、「プロにしか生み出せない写真」を撮ったり、「プロにしか出来ない旅」をしている写真家しか、生き残っていけないでしょう。
というか、今の時代、プロ、アマチュアという仕分け自体がおかしいのです。全部まとめて写真愛好家でいいんです。

3年前、清里フォトギャラリーをはじめたとき、多くの同業者から「作品を低価格で売るギャラリーなんか馬鹿げている」「吉村さんはプロらしくない」と言われました。僕は何を言われようと気にしなかった。なぜなら、海外の写真家は、みんなこうして生きていたから。
そして今、自分の作品を売る場を確保している僕に対して、多くの同業者から「吉村さんが羨ましい」と言われます。

今はすべてが停滞していますが、コロナが終息すれば徐々に世の中は動き出すでしょう。そしたら写真愛好家は、淡々と写真を撮るのみです。

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