写真に「技術」は必要ありません
まだご存じない方も多いと思いますが、ホームページに「連載」ページを立ち上げました。更新は不定期ですが、長めの文章を書き、発表していきます。
https://kaz-yoshimura.com/
今後、僕の知っている範囲内で技術的なことも書いていこうと思っていますが、写真は「技術」ではないんです。技術を全く知らない人でも、素晴らしい作品を生み出します。逆に技術に詳しい人は、作品が弱いです。作例のような写真しか生み出すことができません。
フィルム時代はシンプルでしたが、デジタルになってから写真は技術の塊のようになってきました。でも、その技術を知る必要は全くないのです。
たとえば技術に詳しい人は必ずこう言います。
「デジタルの場合、絞り過ぎると回折現象で画質が低下する」
これを知っている人は、絞らないように撮るようになるので、写真がつまらなくなります。
風景はF32まで絞らないとダメなんです。だから回折現象など無視し、どんどん絞って撮りましょう。
「状況に合わせて、ホワイトバランスを変更しましょう」
この知識もダメですね。撮影中、ホワイトバランスのことなんか考えていると、いい作品は生み出せません。
ホワイトバランスは「オート」でいいのです。カメラに任せましょう。
つまり、今後は、吉村流で、こんなことを書いていきます。