朝、車を走らせ、茨城県の倉庫へ。
日本カメラ社の写真集『PASTORAL』と『Moments on Earth』を引き上げます。考えた末、12箱までとし、残りを断裁処分してもらうことにしました。
こればかりは仕方ありません。もう一度来て、すべてを持ち帰っても、保管場所の問題があるのです。
日本カメラ社は老舗の出版社なので、何百人という写真家が写真集を出版しています。倉庫の担当者さんに聞くと、「本を引き上げに来たのは吉村さんだけです」とのこと。他の方は、2〜3箱着払いで送り、残りは断裁処分ということでした。
無理もありません。石のように重い段ボールを50〜60箱自宅でキープ出来る人はそういませんね(笑)
僕の場合、実家の物置にスペースがあるから引き上げることが出来たのです。東京の仕事場は、1箱だってキープは無理。
「すべて断裁処分してください」と言えないところに、自分の弱さがあるのだと思っています。過去の作品集など振り返らずに、先へ先へと進んでいけばいいのに、どーしてもそれが出来ない。
でも、写真集をまとめて持っているといいこともあるのです。
たまに講演会などで主催者さんに言われます。「一人2000円くらいの予算があるのですが、何かプレゼント品はありませんか?」と。
そんな時、写真集はぴったりです。
ちなみに、清里フォトギャラリーの通販サイトでは、今日までに16冊も売れました。ありがとうございます。
写真集を引き上げた後、下道を走って長野県松本市へ向かいます。
軽井沢を経由したので、前から来てみたかった「浅見光彦記念館」に立ち寄りました。
浅見光彦シリーズはほぼすべて読んでいます。20代の頃から大ファン。
でも今日初めてわかったのですが、まだ読んでいない作品が10作品以上あった。
どこかの出版社が、電子書籍で全集を出してくれないかな。それが10万でも20万でも速攻でポチります。電子書籍になったら、改めて全作品を読んでみたいです。
