コロナ渦でのカナダ取材。バンクーバーへ
今日からカナダ取材です。
夕方4時の便ですが、早めに成田へ行くことにしました。
箱崎からリムジンバスに乗ります。乗客は4人。3人が航空関係者です。
空港はガラ〜ンとしていました。ほぼすべてのショップがクローズ。いつも薬を買う薬局も閉まっている。お金を両替するGPAはやっていました。両替はここが一番お得です。
2時、Dカウンターでチェックイン手続きがはじまります。
乗客は、カナダ人、駐在員の家族、留学生などです。80人くらいかな。旅行者はおそらく吉村1人だけ。
書類は厳しくチェックされました。コロナ検査は3日以内に行っているか、ちゃんと日付を数えていた。
地上スタッフに「入国できますかね」と尋ねてみると、「ArriveCANが取得できていれば大丈夫だと思います」との回答。コンファメーションナンバーの下にVマークが記されている人は、入国時、それほど調べられないそうです。
出国審査後、搭乗ゲートで待っていると、次々と乗客が集まってきます。アジア方面からの乗り継ぎでカナダに行く人たちです。南米の人も多い。カナダ経由で母国に帰るのでしょう。
乗客を観察すると、N95などの医療用マスクをしている人が多かったです。それを見て焦ります。自分もN95をAmazonで買って持ってこればよかったな、と。
N95は、締めつけが強いので、つけているのが苦しいんですよね。よって最近はフィッティの「やや大きめ」ばかりを使っています(笑)
機内に入ります。787のシート配列は3・4・3ですが、窓側と通路側はすべてが埋まり、各3列シートの真ん中のみが空いた状態でした。ほぼ満席です。
エアカナダの感染対策は徹底しています。ジュースはすべてカンか紙パック。エコノミーでの酒類の提供はありません。
食事が配られた後、飲み物の提供になりますが、客室乗務員が食べているお客さんに飲み物を尋ねるときもマスク着用を徹底させていました。つまりマスクをしていない状態での、「オレンジジュースください」という言葉のやり取りすらすらも出来ません。
邦画は15本くらいありました。4本観ます。
「乱反射」「AI崩壊」「喜劇 愛妻物語」「太陽の家」。どれもよかったのですが、この中でベストは「AI崩壊」かな。
同日9時、バンクーバーに到着。
ドキドキしながら入国審査に臨んだのですが、女性係官の質問内容はいつも通りでした。
「カナダに来た理由は?」「どこに行くの?」
こちらもいつ通りに答えます。「写真家なんで、写真を撮りにきました」「行き先はケベックとPEIです」
「コロナ渦なんで、旅がちょっと心配です」と僕が余計なことを言ったら、「あら、あんた写真家なんだからずっと自然の中にいるでしょ。だったら大丈夫よ」と言われてしまいました(笑)
結局、係官は4種の書類は見なかったです。必要事項はArriveCANにすべて入力されているし、陰性証明は飛行機に乗る前にエアカナダの職員がチェックしている。つまり余計なことはしない、ということなんでしょう。カナダらしいです。
入国審査は思っていた以上に簡単で、すんなりとカナダに入国することができました。
その後、ランダムに選んで行われるPCR検査も、引っ掛かることはありませんでした。引っ掛かるのは、見た感じ怪しいと思われる人だけだと思います。あと、熱がある人とか咳をしている人とか。
東部カナダに行くには、バンクーバーで一泊する必要があります。
今回、面倒だったので、空港ホテルを取りました。一泊3.5万円です。カナダは北欧以上に物価が高いです。
そのかわり、朝9時だというのに部屋を用意してくれました。他のホテルだったら、荷物は預かるけど部屋は3時まで待って、となっていたでしょう。
天気が悪かったのですが、電車に乗ってダウンタウンに行ってみました。
北風がピューピュー吹いています。寒いです。
観光客が少ないので、何となく活気がありません。3時間ほど歩き、ティムホートンでコーヒーを飲んで、その後電車に乗ってホテルに戻りました。
空港内のフードコートはすべてクローズです。
食べるところがなかったので、ホテルのレストランに入りました。
入る前に、パスポートと、2回のワクチン接種の書類チェックがあります。外国人はこれで入店できる。各州がアプリのQRコードで提供しているいわゆる「ワクチンパスポート」は、外国人の場合必要ないです。
サーモンとパンとグラスワインで75ドルでした。まあこんなもんでしょう。カナダは物価が年々高くになっていきますね。その分、一般の人の給料も上がっているのだと思う。
日本はずっと横ばい状態。1000円以下で外食できます。