フォト

LINK

« 2022年5月 | トップページ | 2022年7月 »

2022年6月

2022年6月30日 (木)

夏の飲み物

マックのパソコンは値上がりするしで、円安でいいことは何もないですね。
僕の場合、海外取材費50万でいけたものが、70万くらい必要になってくる。20万あればレンズ一本買えます。
海外で使っているWi-Fiルーターも、アメリカの会社なんです。10dayパスとかを買うたびに、ドル払いはキツいなあ〜と感じています。
午後、キヤノン・フォトサークルの月例審査会があったので、都心へ。会場へ向かっているとき、あまりに暑いので、飲み物でも買おうとコンビニに入りました。
いつも通り爽健美茶のペットボトルを手に取りレジに並んだら、前のOLがレッドブルを買っていた。レッドブルはやはりファンが多いんです。特に女性比率が高い。

先月ブログに書いておきながら、まだレッドブルデビューが出来ていません。夜に飲むと眠れなくなるというので、モーレツに喉が渇く17時頃は、買うのを躊躇ってしまうのです。
まあでも早く飲んでみたいです。どんな味がするんだろう。そして本当に、飲むと仕事のやる気が生まれるのか。

このところ夜はストロング系チューハイです。9%というのがいい。
本当は12%が欲しいのですが、どこにも置いていない。もしかしたら期間限定なのかもしれません。
12%デビューもはやくしてみたいです。
Img_20220107_232145_20220701233601

2022年6月29日 (水)

ポイント失効

各種ポイントの失効には注意を払っているのですが、こうもやることが山積みだと、ついついチェックを忘れてしまいます。
先日、1101円の楽天ポイントが失効となりました。スマホケースでも買えばよかった。
5000円は10月末に失効します。あと4ヶ月。
でも今、5000円前後で買える欲しいものが何もないのです。かと言って、このポイントで仕事の消耗品を買うのも気が引けるし。

安いテントでも買おうかな、と思ったりもしています。車の中に一つ入れておけば、宿が取れないとき、キャンプ場で寝泊まりできる。
20220701-223826

2022年6月28日 (火)

ポスターを見てふと考えた

細々とやることがたくさんあり、かなり時間に追われています。
海外取材の前準備が何も出来ません。

写真展のときにご注文いただいたアクリル作品額は、毎日数点ずつ完成しています。
吉村検品の後、順次発送していきますので、もうしばらくお待ちください。

年末、講演会が2本あります。
11月19日は静岡で、123日は東京です。詳細がHPにアップされたらまたお知らせします。

Img_20220627_133954 よくJRの駅に貼ってある「大人の休日倶楽部パス」のポスター。
いいな、オジサンは安く旅が出来て、と目にする度に思っていたのですが、いつの間にか自分自身が対象者になっていました(笑)
これ、50歳以上です。
年齢を重ねるなんて、全然素晴らしいことではない。体力や気力が衰え、悪いことばかり。僕は嫌です。今でも30代に戻りたいと思っている。

2022年6月27日 (月)

【大切なお知らせ】作品額の納期について

「アクリル作品」について
ご注文いただいたアクリル作品額、今、制作会社さんで制作を行っています。
A3とA4のアクリルは、近日中に数点仕上がるとのことでした。届き次第、順次お送りしていきます。
今回、6点のアクリル作品が、貼り付け時に空気が入ってしまったと連絡が入りました。プリントからやり直しとなります。この作品に関しては、さらに1ヶ月ほど掛かります。
来週届かない方は、スイスから帰国後にお送りいたしますので、もうしばらくお待ちください。

「額装作品」について
大きな全紙額と、小さな30×30額、今、額屋さんで制作を行っています。木材不足&原材料高騰で、何かと大変みたいです。
吉村事務所への納品が、7月10日に決まりました。スイスに入ってしまうため、制作に取り掛かれるのは帰国後となります。
7月下旬、もしくは北海道から戻る8月中旬に制作し、お送りいたしますので、こちらの方ももう少しお時間をください。
Img_20220607_095438

2022年6月26日 (日)

5月に行った旅をYouTubeにアップしました

コロナが終息に向かっているからでしょうか、何かと忙しいです。
取材というのは結構大変です。写真を撮るだけなら簡単ですが、そこに文の取材が入ると、倍の忙しさになるのです。今は、YouTube用の動画撮影も同時に行っているので、旅では常に頭の中がパニックになっています(笑)

コロナ化で多くのフリーランスがYouTubeをはじめましたが、コロナの終息とともに、きっぱりとやめる人も増えてきました。
僕の場合、YouTubeは細々と続けていきたいと思っています。なぜなら動画を撮って編集するというのが好きだからです。何事も好きだと継続できます。

撮影としゃべりは難なく出来ます。問題は、編集の時間をどう確保するか、です。
今も撮影済みの動画が11本くらい溜まっていますが、編集の段階で停滞しているのです。
昨日は久しぶりに徹夜し、2本の旅動画の編集を行いました。キャプションは固有名詞のみでお許しください。

小砂
https://youtu.be/x6gLIXqsTgQ
伊参
https://youtu.be/cqmw77hBK-k

今後もYouTubeは、ブログのような感じで、ゆる〜く続けていきます。
あと、スイスのジュネーブからライブ配信を行う予定です。チャンネル登録、お願いします。
可能であれば、スイスの村巡りの動画も少し撮るつもりでいます。その動画の編集は、秋か冬に行います。帰国後は国内と海外取材が続くので、編集の時間が取れません。
20220628-155423

2022年6月25日 (土)

CX-5のオートクルーズを使ってみる

村の取材は無事に終わりました。東北道を南下し、東京に戻ります。
マツダCX-5は6MT車ですが、レーダークルーズコントロールの機能があります。ミリ波レーダーにより、先行車との速度差や車間距離を認識し、自動で走行速度をコントロールするシステムです。
今まで使ったことがありませんでしたが、今日初めてこれをONにし、親指の操作だけで400キロほど走ってみました。

前の車に追従していると、よく割り込みがあります。そんなとき、以前の車だったら「カックン」となるのですが、マツダの減速、加速は実に滑らかでした。素晴らしいの一言です。
レーダークルーズコントロールで走ると燃費が向上します。今日はリッター22キロでした。

一度マツダのクリーンディーゼル車に乗ってしまうと他の車には乗れなくなる、とよく言われていますが、全くその通りだと思います。
もうガソリン車には戻れません。オートマも嫌です。次も絶対にディーゼルのマニュアルを買う。

このところ忙しいので、スバルR2の方は、松本の駐車場で眠っています。車は動かしていないと故障するので、心配ですね。

先日、CX-5の取材を受けました。
「デジタルカメラマガジン」7月号に載っていますので、是非チェックしてみてください。
Img_20220627_092616

2022年6月24日 (金)

取材は難しい

日本でも海外でも、飲食店、宿泊施設、博物館、美術館、アーティスト、職人さんなどにコンタクトし、取材していきます。受けてくれたり、断られたり。割合としては5:5くらいですね。
ただ事前にコーディーネーター、ガイド、役場の方に取材項目をリストアップしてもらうと、成功率が100%になるのです。なぜなら、地元の人は、取材NGのところや人を知っているから。
だから僕のような取材陣は、事前準備というのを行っているのです。

今日は一人でぶっつけ本番の取材を行ったのですが、ほとんどの場所で取材NGでした。8割だめだった。

商売をしている人たちの気持ちはわかります。流行っているお店は取材されることは逆に迷惑だし、マイペースで商売をやっていきたいという方は、自分の居場所や自分自身を露出させたくはないですね。
今まで、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などからたくさんの取材依頼があったと思う。最初の頃はよくても、だんだんと嫌気がさしてきたのでしょう。

近頃、マスメディアの役割って一体何なんだろう……と思うことがあります。
例えば、A街に、地元の人から愛される最高のレストランがあったとします。でもそこが取材NGだとすると、マスメディアでは絶対に伝えることができないのです。
マスコミの仕事って、もしかしたらうわべだけなのかもしれませんね。

さて、明日はどうしよう。
先程、地元の歴史書を買いました。これを読みながら、別のアプローチから迫ってみようと思います。
Fv_460txkag3swq 

 

2022年6月23日 (木)

秋田へ移動

Img_20220623_102359 肘折温泉、四カ村の棚田を撮影し、早めに秋田県へ移動しました。
夕方、東成瀬村に到着。明日は雨の予報なので、少し風景撮影を行いました。このおさえ写真が、後々まとめるときに役立つのです。

昨年の夏から「日本で最も美しい村」を旅し、たくさんの宿泊施設やお店を取材しています。
当然、100%取材OKというわけではありません。取材NGのところもあります。特に飲食店はダメなところが多い。オーナーの拘りか、もしくは過去に取材を受けて痛い目にあったからでしょう。
そんなお店は、入った瞬間にわかります。ダメそうだなと思ったら、僕の方もすぐに引き下がるようにしている。

二十代はじめ頃、アルバイトでる○ぶの記者をやったことがあります。当然どのお店の取材もぶっつけ本番。ある街のラーメン屋さんに入り、ラーメンを食べた後に「取材したいのですが…」と言ったら、「マスコミは大っ嫌いなんだよ、とっとと帰れ!」と多くの客の前で大声で怒鳴られました。
まだ若く心が純粋だった吉村君、すごく落ち込みました。
その後も国内、海外でたくさんの取材NGを経験し、今ではこれが普通なんだ、と思うようになっています。
テレビの飲食店の特集も、そのお店に行き着くまでに何件も断られているはず。ディレクターやADさんは大変だな、と思いながら映像を観ています。

夜、横手のビジネスホテルにチェックイン。本当は東成瀬村の宿泊施設に泊まりたかったのですが、どの宿も予約でいっぱいでした。多くの自治体で15000円の補助というのをやっているので、夏は予約がとりにくくなっています。
実は、湯沢や横手のビジネスホテルも全く空きがなかったのです。電話したとき、たまたま1室キャンセルが出て部屋を押さえることができました。
日本全国、今年の夏のホテル予約は厳しいですよ。どこかに行かれる方は、一日でも早い予約をお勧めします。

2022年6月22日 (水)

肘折温泉へ

山形県大蔵村です。
まずはこの地の歴史に詳しい方とお会いし、話を聞きました。
その後、四ヶ村の棚田に移動し、インタビュー取材。
お昼はふるさと味来館で板そば(十割)を食べました。美味しかった。

Fv2bvywuaa6q8q 午後、肘折温泉へ。この地で暮らし歴史に詳しいAさんに温泉街を案内してもらいます。かなりディープな取材になりました。
一緒に開湯伝説の地蔵権現が住んでいたとされる地蔵倉まで歩きます。ちょっとした登山でした。
東京ではほぼ毎日1万歩歩いているので、歩くのは苦でありません。問題は写真機材です。カメラ1台、レンズ3本はとにかく重い。機材をどうするかが今後の課題ですね。
日本の美しい村の旅は、12日です。初日は文の取材がメインです。ひたすらメモを取るだけなので、スマホのカメラでも十分いける。2日目は風景撮影がメインなので、一眼デジカメの方が適しています。
欧米人の写真家のように、たまにスマホのカメラで仕事をしてみようかな、と考えることもあります。

温泉宿にチェックイン。1週間前に電話しましたが、奇跡的に一部屋空いていたのです。
食事をし、夜景を撮って、温泉に入って1日が終わりました。
Fv2bwlhx0aawdib Fv2pcsowaaen3tc Fv2csftxeaa2o64
 

2022年6月21日 (火)

秘湯へ行ってみる

Fvxgw8gxeay0jr2 午前中は中津川地区を巡り風景撮影。
午後は「湯ノ沢間欠泉湯の華」まで行きました。道が細く険しいので、CX-5では無理。地元のAさんに連れて行ってもらいます。
この温泉宿、残念ながら今は営業していません。

夕方、高速を走って新庄へ移動。ビジネスホテルにチェックイン。ようやく取れたホ テルです。今、それほど宿泊施設に空きがないです。ルートインもダメだった。
何とかトラベルをやっても、宿が取れず、結局、多くの人が旅出来ないと思う。効果があるのは、沖縄のような、何万人と受け入れ態勢が整っているところだけですね。
夏休みに国内旅行の計画を立てている方は、1日でも早い予約をお勧めします。すでにホテルの予約は厳しい状況です。

写真を撮って、取材してなので、結構疲れます。
短いブログで申し訳ありません。
Fvvj4vzwuaefa3j

2022年6月20日 (月)

飯豊町を巡る

Fvqn92axslyrxch 朝、飯豊町役場へ。
サクランボ、トマト、米沢牛、ユリ園を取材しました。
お昼は白川荘で山菜ラーメン。美味しかったです。
中津川地区へ移動。ワラビ、雪室、林業を取材します。
昭和の世界にタイムスリップしたかのような景観に出会いました。明日、みっちり撮影を行います。
この地区には7軒の農家民宿があります。「あえる村」に宿泊。夜は川魚・山菜料理をいただきました。

東北の森は、明るく鮮やかに感じます。木肌が明るい広葉樹が多いからでしょうか。関東から西の森は、森が鬱蒼として、ジメッとしているイメージ。蔦などの植物も多いため、時おり入るのを躊躇うことがある。
森で、ある一つのテーマと出会いました。もしかしたら飯豊町に通うことになるかもしれません。
Fvqpaidxeaavgxd

2022年6月19日 (日)

山形県飯豊町へ

「日本で最も美しい村」の旅です。1週間で3村巡る予定。
午後、CX-5で東北道を北上します。東北道は意外と平坦なので、リッター21.4キロを記録しました。

このところ睡眠不足。超A級の睡魔に何度も襲われたので、FMを聴きながらハンドルを握ります。栃木、福島、山形と放送局は変わりますが、東京FMの番組が流れていました。

度々ブログで書いていますが、3時からの「サンデーズポスト」と5時からの「あ、安部礼司」は素晴らしい。今日は特に「あ、安部礼司」がよかった。きっと放送作家が天才なんです。

Img_20220619_181007 6時、山形県飯豊町に到着。冬に来たときに宿泊した「スロービレッジ」にチェックイン。とてもお洒落なホテルです。
山形牛でも食べて力をつけよと思ったら、残念ながら道の駅のレストランは6時でクローズでした。いつも通りセブンのラーメンにします。

いよいよ明日から取材がスタートします。頭を切り替えないと。
Img_20220619_181612

2022年6月18日 (土)

写真展をYouTubeで公開しました

色々なことが動きはじめてきたので、毎日時間に追われています。
ご注文をいただいた作品額は制作を行っていますので、仕上がり次第、順次発送していきます。
7月上旬、スイスに行く前に小さなアクリル額を数点お送りする予定でいます。額に入った作品額は帰国後になります。

写真展をYouTubeにアップしました。実は動画を撮影していたのです。

https://youtu.be/YdvyyW1l7nU

では東北取材に入ります。ブログは毎日更新します。
20220619-82639

2022年6月17日 (金)

東京に戻る。キャラバンはリッター8.5キロだった。

朝7時に松本を出発、キャラバンを運転し、東京へ向かいます。時間がタイトだったので、諏訪南インターから高速に乗りました。
八王子までは順調でしたが、その後、中央道と首都高の渋滞に巻き込まれ、都心の制作会社さんに着いたのがお昼の12時。イーゼル額を返却します。
レンタカーの返却は、約束時間の5分前でした。ギリギリセーフです。

Img_20220617_092957 ハイエースかキャラバン、実はCX-5を購入する前に少し迷いました。運転しやすいし、荷物がいっぱい積めるし、車中泊できるしで最高なんですが、いかせんこの手の車は燃費が悪い。今回もリッター8.5キロでした。ガソリン満タンで9000円。つまりこの車で取材に出掛けると、毎日9000円かかることになります。
CX-5を選んでよかった、としみじみ感じました。マツダのクリーンディーゼル6MTに勝る車はありません。

無事に作品額を松本の倉庫へ移動し、イーゼル額の方も返却。ようやく2つの写真展に終止符を打つことができました。
僕の場合、すべて自分でやったので片道4万、往復8万くらいの費用で済みましたが、これを業者さんに頼むと大変です。写真展の展示撤去、作品額の地方への移動だけで、だいたい20万くらいの費用が掛かります。

実は、地方の団体や企業、ギャラリーから、写真展をやってくれないか、とよく声が掛かります。もちろん僕自身、全国で開催したいという思いはあるのですが、いつも問題になるのが、往復の運送費、展示撤去作業費、写真家の交通費、つまり30〜50万を誰が出すか、です。
若い頃は、写真展を開催できること自体が嬉しかったので、僕が自費で全額支払っていましたが、いまは嫌です。もし先方に予算がないとなると、写真展の企画は断っています。
仮に、30年間で写真展の企画をすべて受けていたとしたら、名古屋で10回、大阪で5回、福岡で5回以上は写真展を開催していたと思う。
過去に札幌、仙台、栃木、高崎、富山、京都、大阪、徳島、熊本で写真展が開催できたのは、先方がすべての費用を出してくれたからです。
アートの世界はとにかくお金なんです。先立つものがないと、何もできません。

2022年6月16日 (木)

ヴェッテル君に散歩に誘われたけど、行けなかった。

5時から11時までレタッチ&プリント制作。
お昼頃、仕上がったものを制作会社に届け、今後の打ち合わせ。
ご注文いただいたアクリル、うまくいけば半分は7月上旬にお届け出来ます。ただ、アクリルは2割が失敗します。その場合、プリントからになるので、お届けは8月中旬になります。

電車で仕事場に戻り、大急ぎでランチを済ませた後、荷物をまとめ、ニッポンレンタカーへ。予約してあったキャラバンをピックアップします。
運転し、写真展でお世話になった都心の会社へ。写真展の全紙額&書籍を引き上げました。かなりの量です。
首都高、中央道を走って山梨県清里へ。今日は高速利用です。

PM5時、萌木の村のオルゴール館に到着。
昨年秋の写真展でレンタルしたイーゼル額を引き上げました。
本当は明日、空にした車で立ち寄ろうと思ったのですが、キャラバンの荷室があまりに広かったので、イーゼル額の引き上げも可能になったのです。
ハイエース、キャラバンは偉大ですね。1台欲しくなりました。

0 名取さんのショップに立ち寄り、ヴェッテル君にご挨拶。「ねえねえ森へ散歩に行こうよ」と誘われましたが、今日は分刻みのスケジュールのため、断りました。
でもヴェッテル君、凄いですよ。半年に1回しか会わないのに、ちゃんと僕のこと覚えているんです。
清里を訪れた際は、是非「メインスプリング」にお立ち寄りください。運がよければヴェッテル君に会えます。

清里でTさんとお会いし、先日撮影したウェディングのプリント写真とデータを手渡します。

中央道を走って長野県松本市の倉庫へ移動。作品額の積み下ろし作業。
22時、実家へ移動。

さすがに今日はクタクタです。
写真展、開催するのはいいのですが、後の片づけが大変なんです。
近頃、仕事メールを見ていないです。来週東北から必ずお返事しますので、あと数日お待ちください。
01_20220616222301

2022年6月15日 (水)

ご注文いただいた作品額の制作状況

アクリル作品の方は、今、データのレタッチを行っています。今週末のプリント入稿を目指しています。
制作は2〜3週間掛かります。7月上旬に完成すれば、僕がスイスに行く前にお送りできます。
しかし、アクリル作品は、10点中、2〜3点は必ずやり直しになります。貼り付け時、空気やゴミが入ってしまうからです。
その場合、再プリントになるので、さらに2〜3週間掛かります。完成までに2ヶ月間お時間をいただいているのはそのためです。
大幅に遅れる場合は、必ずメールでご連絡いたします。

額装作品の方も、同時進行で進めています。額は来週発注します。特注サイズなので、額屋さんが新規で作ります。7月上旬に完成するかは微妙なところです。
額装作品の発送は、もしかしたらスイスから帰国後、8月中旬になるかもしれません。

いずれにしても、僕の場合は、何事も焦ると失敗します。いい作品が生まれません。
じっくり制作しますので、もうしばらくお待ちください。

_mg_1148 このパリの作品、ジワジワと人気が出ています。近年、一番のヒットかもしれません。
夕暮れの路地にスクーターが置いてあるというシンプルな光景をとらえた作品ですが、壁に飾ると、インテリアとして栄えるのかもしれませね。
アクリルになるととても美しいです。

2022年6月14日 (火)

宿の予約がなかなか取れない

来週行う国内取材の準備をしているのですが、宿がかなり厳しい状況です。人気ある旅館や民宿は満室で、ビジネスホテルも空きがありません。3〜5軒電話してようやく一部屋確保できるといった感じ。
車中泊でもいいのですが、宿泊施設に泊まることによって体験記が書けるので、日本の美しい村の取材では可能な限り宿に泊まりたいのです。

6月でこんな状況なので、7〜8月は大変なことになりますよ。夏の宿は絶対に取れないと思う。夏休みの国内旅行を検討されている方は、1日でも早く予約を入れた方がいいです。
何とかキャンペーンとかは、ぜったいにやらない方がいいですね。観光ビジネスは自然と活性化します。

海外旅行も、かなりの予約が入っているみたいです。
カナダも、トロント、モントリオール路線が再開しました。プリンスエドワード島も賑わいを取り戻すのではないでしょうか。
問題は燃油サーチャージと現地の物価高です。ヨーロッパは、電力不足の影響か、ホテルの値段が大変なことになっています。スイスでは、食費や雑費を含め1日350ユーロ(4.9万円)使う覚悟でいる。
海外取材はすべてクレジットカード払いですが、2ヶ月後、とんでもない額が口座から引き落とされるので、使い過ぎには注意するようにしています。今年は特に慎重になる。

円安や物価高に頭痛め、宿の予約が取れずイライラしているとき、「ああ、なんだか疲れてきたな……」と思うことがあるんです。
森の中に小屋を建て、マイペースで自分のギャラリーを運営し、のんびりとした暮らしがしたい。
ポツリ、50代男の本音です。
Img_20220613_085230

2022年6月13日 (月)

滝の前でウェディング撮影

3時起き。CX-5で清里へ。最近は相模湖インターで下ります。ここから下道を走っていくと、ほどよい時間に清里に着くことができます。

Img_20220613_121133 珍しくウェイディング撮影の仕事が入りました。お二人を、大滝の前で撮影します。その後、白樺が植わる森の前でも撮りました。もちろん新婦さんは純白のウェディングドレスを着ています。

ウェディング撮影の仕事はたまに入ります。もちろん式の様子を撮る撮影は受けていませんが、お二人を野外で撮る撮影は、時間があるときは受けるようにしています。

23才のとき、松本で暮らし、カナダへ行くための資金作りのアルバイトに明け暮れていました。
最初はトヨタレンタカーで働きましたが、写真スタジオで募集を見つけたので、切り替えたのです。
そのスタジオは、松本中の式場と契約しており、週末はスチルカメラマンとして派遣されました。10組くらい、撮影したと思う。ケーキカットのシーンとか、うまく撮りました。
式場でのスタジオ撮りは先輩カメラマンです。もし10年このスタジオにいたら、スタジオ撮りも任されていたでしょう。僕は半年でやめ、カナダへ旅立ちました。

Img_20220613_144250 終了後、「萌木の村」に立ち寄ります。1ヶ月ぶりに訪れるオルゴール博物館です。
A4のアクリル作品(写真展のA3アクリルよりひとまわり小さなサイズ)が何点かありました。ビニールに入った状態で展示しているので綺麗です。通販ページでも購入可能です。

東京の制作会社さんから借りているイーゼルの返却についての打ち合わせ。
木曜日に思い切ってハイエースを借ります。今回の写真展の作品額を松本へ移動し、帰りに清里に立ち寄り、イーゼルを引き明け、東京に戻ります。

夕方、CX-5で東京に戻りました。もちろん相模湖インターです。

2022年6月12日 (日)

2023年度版の「カレンダー」の制作が大詰めを迎えています

Img_20220612_121737 2023年度のカレンダーの制作が大詰めを迎えています。7月印刷、8月製本、9月納品。このスケジュールはどの出版社も同じでしょう。
来年のカレンダーのタイトルは『心にのこる「美しい世界をめぐる旅」』です。
大人気のパリの夕景やプリンスエドワード島フレンチリバー村の朝の作品を使います。あと3ヶ月で販売がはじまりますので、ご期待ください!

データの入校時、色見本、いわゆるターゲットプリントを作らなければなりません。なぜなら、写真の色は、写真家本人にしかわからないからです。
このターゲットプリントを元に、印刷会社の担当者さんはレタッチを行い、色を作り出していきます。

夜9時半、プリンター用紙がないことに気づき、都心のヨドバシカメラへ。何ヶ月ぶりかで来たので店内をグルリと回ってみました。夜の量販店って、結構混んでいるんです。

仕事場ではWi-Fiがストレスです。光フレッツを入れていますが、NTTから借りているルータだと別の部屋では電波が微弱になる。
メッシュWi-Fiというのが良さそうでしたが、普通のマンションでここまでは必要ないような気がする。そこで、エレコムのルーターを買いました。 
深夜、セットアップしてみます。ほんの少しだけ改善されました。
Img_20220612_161948

2022年6月11日 (土)

ちょっとした裏話

Funhoagwyamllhl アクリル作品と30×30の作品額、購入された方への発送を終えました。月曜日まで待って届かない方はご連絡ください。
来週からオーダー分の制作に入ります。プリントから行うので、2ヶ月ほど掛かると思います。
アクリルは、貼りつけ時に、気泡やゴミが入ったりすることがあります。10点中、2点は失敗したと連絡が入ります。その場合、プリントからやり直しになるので、さらにプラス1ヶ月お時間をいただきます。その時は必ずメールでご連絡いたします。
ちなみに、今回の写真展では、6点やり直しになり、個展前日に完成しました。

アクリル作品、安すぎないか、とよく同業者に言われます。例えばA1の大きなサイズだと、どの写真家さんも12〜15万くらいで売っています。
吉村の場合、この5年間のギャラリー経験から導き出した価格です。制作会社さんとも、法人契約し、大量発注することで制作費用を抑えています。
画家さんやイラストレーターさんの個展の場合、1作品が20〜50万くらいします。個展で2〜3点販売できればいい、という考え方もあるのでしょう。吉村の2〜6万という価格では、2〜3点売れただけでは大赤字です。でも、すべての作品を完売できたとしたらどうでしょうか。画家さんの個展とまったく同じになるのです。
今回の作品展でも、会場で動かなかった作品は、清里フォトギャラリーやネット通販で販売できます。吉村にはいくつものルートがあります。

本当は送料、梱包料などもしっかり決めた方がいいのですが、このあたりはネット通販や清里フォトギャラリーとの調整が面倒になるので、現状のままにしています。
いつの日か自分のギャラリーが持てたら、送料や梱包料など色々なことをしっかりと決め、やっていこうと思います。

先月のブログに書いた清里のいい物件の話は、見送りました。
5年前の自分だったら、多少無理してでも飛び込んでいたと思います。今は、この一線は越えてはいけない、というのがわかるのです。よって、無理はしません。
でも、最高の物件でした。未練タラタラ(笑)

2022年6月10日 (金)

写真展会場で寄せられた質問です

質問:「アクリルはどうやって飾るのですが? 取り扱い方法は?」

どのアクリルも、壁に打ち付けた釘2本を裏のゲタにひっかけています。一応紐もついていますが、ピクチャーレールからのびたワイヤーを紐に引っかける方式だと、アクリルが若干頭を垂れてしまいます。
ご注文いただいたアクリルは、順次発送していきます。開封したとき、アクリルがあまりにも美しいので、一瞬ひるんでしまうかもしれません。でも大丈夫です。アクリルはそんなに弱くはありません。ホコリがついたらクイックルワイパーでサッとひと拭きするだけで取れます。指紋がついてしまったら、ウエットティッシュで軽く拭いてみてください。すぐに取れます。(吉村事務所では、業務用のアルコールを使っています)
アクリル表面はツルツルしているので、それほどホコリはつきません。プリント自体は、額装と同じプリントです。よって、退色スピードも同じです。30〜40年は今の色がキープできると思います。ただ、直射日光だけは避けてください。これは他のアート作品と同じです。絵画やイラストも、直射日光を当てたらアウトです。額の裏についている紐は、10年くらいで取り替えてください。経年劣化で切れやすくなりますので。

質問:「来年のカレンダーはモノクロ作品集になるのですか?」

いえ、カラーです。世界の美しい風景で構成します。あと1週間くらいで使う写真が本決まりになります。表紙の裏にある額装用の1枚は、今回個展でも発表した「フレンチリバー村の朝」に決まりました。

質問:「次の写真展はいつですか?」

年末に、世界の美しい風景を紹介する小型版の写真集を出版したいと思っています。それに合わせて山梨県清里のオルゴール館内でパネル展をやろうと計画していますが、まだどうなるかわかりません。
今年は海外・国内取材に本腰を入れます。よって、本の準備は秋からになります。そしたら出版は来春ですね。
まずは来月、スイスへ旅立ちます。

質問:「大阪での写真展やイベントの予定はありますか?」

残念ながらありません。「赤毛のアン」がらみのイベントの話はあったのですが、中止になりました。
年末、トークショーはいくつか決まっています。11月に静岡で開催します。静岡は初めてなので、今から楽しみです。 

質問:「登録住所変更はどのようにするのですか?」

公開しているメールアドレスか、もしくは清里フォトギャラリーHPのフォームから送信してください。吉村が読んでいます。

質問:「レンズクロスはネットでも買えますか?」

はい、買えます。会場では1枚500円でしたが、730円が正規の値段です。あと送料が300円かかります。
今後、Amazonでも買えるようになるとのことです。
https://item.rakuten.co.jp/locadesign/k49044/
Fuaeka6aaaakqxx

2022年6月 9日 (木)

今、多くの美術館、ギャラリーは「撮影OK」です

写真展が終わりました。
今回、まったくと言っていいほど、コロナ禍の影響はありませんでした。このようなイベントは、完全にコロナ前に戻ったような気がしています。
一つだけ出来なかったことは、「ギャラリートーク」です。会場内が密になるため、禁止されていました。
会場の雰囲気とすべての作品は、来場者がいないときに動画で撮影を行っています。後日、YouTubeにアップします。 

僕自身、写真展の様子をネットで公開することに関して、まったく気にしていません。なぜなら、作品額は、パソコンやスマホの画面で見るのと、実際会場で見るのとでは全く印象が異なるからです。アクリルや全紙額の美しさを映像やスチルで伝えるのはまず無理。実物を見ないとわかりません。だから会場内の雰囲気をネットで公開しても、来場者数が落ちることにはならないのです。むしろ増えていきます。

あと最近感じでいるのが、皆様のSNSによる拡散効果です。最終日が近づくと、SNSで知った、という方が何人も訪れます。もちろん吉村のことを知らない人たちです。
今、全国の美術館、ギャラリーで「撮影OK」にしているのは、この拡散効果を狙っているからです。

今、すべての作品額は、展示業者さんの会社にあります。アクリルと正方形の作品額のみ引き上げ、ご注文のあった作品は、順次発送していきます。吉村が検品してから発送するので、1日4〜5点しか送れないと思います。到着までもうしばらくお待ちください。
全紙額の方は、ハイエースを借りて松本の倉庫へ運びます。
Img_20220607_095321

2022年6月 8日 (水)

写真展07日目 ありがとうございました

最終日です。
9時半からライブ配信を行いました。マックの16インチのノートパソコンを持って会場内を歩きましたが、実は重くて重くて、片手が腱鞘炎になりそうでした。

10時にOPEN。常に4〜10人いる状況が15時まで続きました。
15時に会場がクローズ。業者さんが入り、撤収作業が行われます。
7日間、あっという間でした。トータル、3000人を越える来場者です。

作品額と写真集がよく売れました。何となくですが、かけたぶんの元は取れ、利益も出たような気がしている。これから色々な支払いがあるので、何とも言えませんが。
仮に案内状を6000名に送っていたとしたら、約40万の支払いが発生したので、大赤字になっていたでしょう。今回、1000名に絞ったという選択は正しかったと思います。

1年半前のジュンク堂書店の作品展のときは、全員に案内状を送ることができました。当時、文化庁で、コロナ禍でダメージを受けたアーティストへの支援金というのがあり、それを取得できたからです。
でも、最初は審査に落ちました。なぜなら申請書を「写真展」で出したから。自分の作品をアピールするだけなら、コロナでダメージを受けたアーティストを支援することにならない、との解答でした。
そこで、「展示&即売会」で再度申請書を提出してみたのです。そしたらすんなり審査に通り、広告宣伝費、つまり案内状の郵送代として支援金を取得することができました。

僕はこのとき、「なるほどな」と思いました。
日々、都内のいたる所で開催している写真展は、なぜか作品を販売していません。皆さん、自己アピールのみで個展を行っている。
では、絵画、イラスト、漫画、陶芸、家具、ジュエリーなどの世界はどうでしょうか。作品展といえども、皆さんしっかりと作品を販売している。僕も知り合いの画家の個展に行くことがありますが、すべての作品に10万、30万、50万と値がついています。友人の内田新哉氏も作品を売っている。
つまり多くのアーティストは、個展での収益を、生きる手段にしているのです。文化庁の支援金は、その活動を影で支えるものでした。
アーティストは、自分の作品を売って生活していくというのが王道です。ではなぜ写真にはその世界がないのか。
いろいろな理由が考えられますが、「写真は金持ちの道楽」ということも少なからずあると思います。

いずれにしても、ジュンク堂書店のときの支援金申請で、いくつもの学びがありました。だから今回の写真展でも、その学びを生かしてみたのです。作品を見せると同時に、すべてのアクリル作品に1点1点に値をつけ、販売も行いました。
訪れる写真家や写真関係者は、「吉村さん、やることが大胆だよな」とみんなびっくりしていましたが(笑)
まあでも今後、多くの写真家が吉村の真似をしてきますよ。キャプションの下に、すべて定価を表記するようになると思う。
ちなみに、会場の出口付近に、「展示作品を販売しています」というようなまとめ表記だと、作品は絶対に売れません。

吉村和敏写真展「世界を巡る5つの物語」、終了いたしました。ありがとうございました。心より感謝いたします。
Img_20220607_095406
ポーロレートギャラリー、素晴らしい会場でした。
Img_20220608_145501
上司が、研修として、新入社員を連れてくるパターンも多かったです。
Img_20220608_143333
今日は4回もレジを打ち間違えました。「小計」というのがよくわらない。
Img_20220608_151526
やはり1円玉と5円玉がたんまり余りました。銀行に入金のときいくらの手数料を取られるか、明日のブログで書きます。
Img_20220608_155811
撤収が終わりました。全紙の作品額は、ハイエースを借りて松本に運びます。

2022年6月 7日 (火)

写真展06日目 出会い 感謝

Img_20220607_095312 写真展は残り2日となりました。
明日の最終日、9時30分からライブ配信を行います。カメラを持って会場内を巡り、20分間のギャラリートークを行います。
会場OPENは10時からです。クローズは15時まで。15時ぴったりにドアが閉まり、業者さんが撤収作業に取り掛かります。

今日は雨でしたが、会場内には常に2〜10人ほどいる状況が18時まで続きました。
今回、作品集はたいへんよく売れました。完売の本が多いです。夕方、『スペインの最も美しい村』が売り切れになりました。

デビュー作『プリンス・エドワード島』や『Sense of Japan』『ローレンシャンの秋』などの写真集の絶版は仕方のないことだと思っています。しかし、エッセイ集に関しては可能な限り残していきたいです。なぜなら写真家の「言葉」だから。
『朝の光とともに、世界を巡る旅がはじまる』は、在庫が稀少のため、今回写真展の会場には並べませんでしたが、やはり重版を検討します。

正直言って、出版社にとって、重版は「博打」みたいなものです。
オフセット印刷は、重版といえども新しい刷版を用意しなければいけないし、インク代、紙代がかかります。今、原油高で紙代は1.4倍です。
100部、200部ではペイできません。最低でも1000部は刷る必要があります。じゃあその1000部が売れるかというと、かなり厳しい。ごっそり売れ残り、大赤字、ということもありえるのです。
1部から重版できるオンデマンド印刷というのがありますが、コストが高いので、定着はしていません。ちなみにこの1冊1,800円の本をオンデマンド印刷でやると、1冊7,000円くらいになります。

ちなみに、吉村の本でずっと版を重ねているのは、『あさ/朝』のみです。年に一度は1500部の重版が掛かります。おそらく出版社にとって、1500部というのがギリギリの採算ラインなんでしょう。
谷川氏と半分半分なので、振り込まれる印税は8万円くらいですが、毎年決まった額の入金があるのは嬉しいです。
おそらく『あさ/朝』の重版は、一生続くような気がしている。吉村の年金は月7万くらいだと思うので、老後の定期収入は大切です。

会場が都心のど真ん中、四谷ということもあり、仕事関係の人たちが立ち寄ってくれます。20代の頃にお世話になって、30年以上ご無沙汰してしまっている何人もの方とお会いしました。

写真展会場内で少しお話し、別れるのですが、もう一度何か仕事を一緒にやってみたいと心の底から思いました。
やはり50を過ぎると、人との出会いがとても貴重なものに感じてくるのです。
今後、人との出会いがあったとしても、一緒に仕事をしたり、友達関係になったりするのはほんのひと握りの人。だからこそ、今までの人生で出会った人を大切にしていきたいと思うようになってきました。

先日、ある方と食事をしたとき、「このトシになって親友というのはできるだろうか」という話になりました。
まず、新しい出会いが少なくなる。仮に出会いがあっても、親友まではいかないような気がする。よって、死ぬまでに親友を作るのはまず無理だろう、という結論に達しました。

今回、写真展を訪れる方に、「吉村さん、この2年間、本当によくがんばりましたね!」と言われます。
僕もまったくその通りだと思います。

海外をテーマにしている写真家だったので、全く動きが取れないとなると、写真家であり続けるのは無理だと思っていました。でも、奇跡的にまだ写真家でいるのです。

この2年間を振り返ってみると、仕事と言えば、フォトコンテストの審査、リコーGR×アルファロメオ、カレンダー「Seasons of Splendor」くらいでした。
2年間サバイブすることが出来たのは、やはり政府の給付金や支援金によるところが大きいです。「萌木の村」での人物写真展、「ジュンク堂書店」の案内状代と、文化庁のアート事業支援金も取得しているので、トータルでかなりもらっている。
これがなかったら、今、100%写真家ではないし、法人としての継続も厳しかったでしょう。
だから政府には心から感謝しているのです。日本政府は本当に素晴らしい。

コロナが終息に近づき、今、スタートラインに立っている気分です。
来月、スイスに行き、帰ってきたら北海道にも行き、その後、カナダにも行く予定です。今年はとにかく動きます。

2022年6月 6日 (月)

写真展05日目 「出版の世界」にいることを誇りに感じ、活動しています

Img_20220605_165613 今回の写真展では、豊島園の回転木馬「カルーセルエルドラド」の作品を4点展示しています。
作品を観た人によく言われます。
「としまえんが閉園のとき、テレビで何度も特集をやっていましたよね。それにすぐ目をつけてしまう吉村さんはさすがです」
もちろん僕はこう言います。「違います。カルーセルエルドラドは、その何年も前から追いかけ、そして閉園のことは知らずに写真集を作りました」と。

セメントにしても、錦鯉にしても、観覧車にしても、世界遺産になった五島列島にしても、すべて同じ。誰もが、吉村はテレビ番組の影響でテーマを見つけたと思っている。
イタリアもそうです。たくさんの人に、「吉村さん、BSのイタリアの小さな村を観ているんですね」と言われる。
僕はこの番組を一度も観たことがないし、観ようと思ったこともありません。まったく興味がないです。そもそも、僕がイタリアの美しい村を追いかけていたのは、番組なんかより何年も前の話です。
木曽川の発電所の福澤桃介の世界はいつかドラマになると思うし、今、多くの人から「はっ?」と言われながらも取り組んでいる自動販売機も、たぶん5年後は凄いことになっている。
「日本の美しい村」にしても、これからマスコミは様々な企画を立ち上げていくでしょう。

プリンスエドワード島も、「赤毛のアン」が大ブームになり、連ドラがあって多くの日本人が知るようになりましたが、僕がプリンスエドワード島に住んでテーマにすると決めたのは、今から34年前の1988年です。
でも結果として、「フットワークの軽い吉村さんはブームになるとすぐにその地に行って写真を撮るからさすがです」になってしまう。おそらく、世の中の9割の人がそう思っている。

いいとこ取りをしているのは出版人の方ではありません。マスメディアの方なんです。これはきっぱりと言っておきます。

出版を1とすれば、テレビはその数百倍の影響力があります。だから何から何までテレビがナンバーワンになってしまう。実際は違うんですけどね。

僕は、地味〜な「出版の世界」にいることを誇りに感じています。
もちろん出版人にも二つのパターンがある。無から何か新しいものを立ち上げようとする編集者と、ブームになっているからそれに便乗しようとする編集者。
後者の方は、SNSでバズっているテーマ、フォロワー数やチャンネル登録者数が多い人に積極的に声を掛け、次々とベストセラー本を生み出していく。
どちらもいいと思うのですが、僕は無から何かを立ち上げていくスタイルの方が好きですね。いま僕がお付き合いしている編集者さんたちは、皆さん無から何かの企画を立ち上げるのが好きな人ばかりです。
プリンスエドワード島、ヨーロッパの美しい村、ブルーモーメント、朝や夕など、売れるかわからないけど、本にしてみよう、と編集者さんが企画を通してくれました。

いずれにしても、50過ぎのオッサンになってくると、周りがまったく気にならなくなります。自分のことしか興味がなくなる。
プリンスエドワード島って、この前テレビでやっていましたね、と言われても、へ〜そうですか、で終わるし、イタリアのテレビ番組って本国から勲章をもらったんですよね、と聞かされても、それはおめでとうございます、で終わりです。
出版の世界なんか何の評価もされませんが、これに関してもまったく気にしていません。僕自身の活動を応援してくるファンや編集者が何人もいる。これだけで幸せです。

このような写真展も同じです。
僕は数年前から、作品を「見せる」と同時に「売る」ことも積極的に行ってきました。でも多くの方々に、作品展の会場でその作品に価格をつけているなんてけしからん! と言われたものです。
じゃあ今はどうか。コロナ禍で、写真家の誰もが苦しくなり、もっと作品を積極的に売っていきましょう、という流れになってきている。だからよく写真業界の人たちが、吉村の写真展や書店のイベント、清里フォトギャラリーを「視察」に訪れます。
以前は、あれだけ批判されていたのですが(笑)

いずれにしても、写真集を出版したとき、写真展を開催しているとき、僕の心の中は次のテーマに飛んでいます。つまり「過去」と「現在」のことはあまり深くは考えていません。

今日も前置きが長くなりました。
10時に会場がOPEN。最初の20分くらいは訪れる人が一人でしたが、だんだんと混みはじめ、15時頃まで会場には常に2〜6人いるという状況が続きました。
写真集、かなり少なくなりました。『LIGHT ON EARTH』『RESPECT』『雪の色』『RIVER 木曽川×発電所』は速攻で完売。あと10部ずつ取り寄せるべきでした。
フォトエッセイ集『朝の光とともに、世界を巡る旅をはじまる』は、出版社の在庫が少ないので今回は取り寄せませんでしたが、もしあったとしたら50部くらいは売れたでしょう。これに関しては、重版を検討してもらいます。
Img_20220606_170345 会場内に置かれたメッセージノートにはたくさんの感想が書かれていました。終了後、じっくり拝読します。

17時台は3人のみ。静かでした。
18時に閉め、会場を後にしました。
写真展、残り2日間です。是非お立ち寄りください!

2022年6月 5日 (日)

写真展04日目 ユーチューブのライブ配信 アクリルについて

10時ちょうどに写真展会場へ。10時半からライブ配信を行いました。

https://youtu.be/ONmTTw8gNAc

Dsc_1228 パソコンをテーブルの上に置き、写真集を手元に置いて喋ります。
わりかしスムーズに出来たのは、今日が2回目だったからです。昨日の1回目は、ライブ配信のコツを完全に忘れていた。
何事も経験ですね。つまりこれを毎日やっている人には、叶わないのです。

色々な方のユーチューブチャンネルを見ていて思うのは、皆さんしゃべりがうまいということ。20代の若者でも、本当に流暢に喋ります。
以前、しゃべりが上手い人というのは、講演慣れしている一部の人に限られていました。僕自身、20代の頃は、人前で喋ることは全然ダメだった。時々、プリンスエドワード島のことを話してほしいと旅行会社から仕事が入りましたが、必ず原稿を用意し、その原稿を棒読みしていた。今の時代、しゃべりが上手い人は山ほどいます。
しゃべり慣れしている今の若者たちは、講演もそつなくこなすでしょう。結婚式のスピーチも完璧だと思う。
でも、しゃべりが上手い人の動画を見ていても、「伝わる人」と「伝わらない人」がいるから面白いですね。

写真も同じです。
インスタには上手い写真がたくさんある。でもその多くが「いいね」で終わってしまうのです。つまり浅い広告写真。「伝える力」を持っている写真を生み出す人って、100人に1人いるかいないかです。
今の時代、カメラやスマホなどの商品レビューの仕事は、僕らプロの写真家から、100%ユーチューバーたちに移行してしまいました。しゃべりが上手い彼らは、完璧に商品レビューの仕事をこなします。でも、「この人の話を聞いてカメラが欲しくなった」と思わせる人、つまり「伝える力」を持っている人というのは、ほんの一握りです。
カメラメーカーや広告代理店は、そのことに早く気づくべきです。チャンネル登録者数だけを見て仕事を発注するのは、そろそろやめた方がいい。

と、最初から話が飛びましたが、今日は11時から会場がOPENになりました。
日曜日ということもあり、かなりのお客様です。常に10〜20人ほどいるという状態が13時半頃まで続きます。
写真集などの販売はアルバイトさんに任せ、僕は必死にサインを書き、写真額の注文を受けました。とても忙しかったです。
14時半頃からいつものペースに戻ります。2〜6人いる状態が18時まで続きました。

今日もお昼を食べることが出来ませんでした。実は毎朝、1Fのセブンに立ち寄り、オニギリとパンを買って会場に入るのです。でも初日から今日まで、1度もそのランチを食べていません。気がついたら2時、3時で、夕方になると面倒になり、夜、家で食べています。
ときどき、パン、お寿司、タイ焼き、お菓子の差し入れがあります。ありがとうございます。夜に美味しくいただいております。

Imgp7314皆さんから一番多く受ける質問は、「アクリル作品の裏はどうなっているか?」です。
木の枠(ゲタと呼んでいます)があり、その枠の内側にミゾがあり、そこに釘などを引っかける方式です。
写真展の会場は、大中小どのアクリルも釘2本で固定しています。
一応、紐もついていますが、この紐でアクリル作品を吊ることはあまりお勧めしないです。上面が少しお辞儀してしまうからです。
しかし、マンションや賃貸の場合、壁に釘打ちすることが出来ないかもしれません。その場合は、紐でつるか、棚の上に立てかけるかの、どちらかを選んでみてください。

Img202101171305231
吊して金具を紐の引っかける方式だと、このようにアクリルの上部分がお辞儀してしまう。
Img_20211221_084804
2本の釘に木枠を引っかける方式だと、木枠の四隅が壁にぴったりと密着します。

ご自宅の壁の下地が「石膏ボード(タイガーボードが有名)」だと、釘打ちしても、釘がスコンと抜けてしまいます。絵画や写真などを飾るのが好きな人は、家を建てるとき「Mクロス」という建材を使ってみてください。
2年前、実家をプチリフォームしました。写真を飾りたかった壁の下地はすべてMクロスにした。よって、釘打ちが出来ます。
Mクロスは、石膏ボードより若干高めです。よって、明らかに写真を飾らない壁は石膏ボードを選びました。
家を新築したり、リフォームしたりするとき、何も言わないと「石膏ボード」になります。設計士さんに「絵画や写真を飾りたいのでMクロスで」と伝えると、「お客さん、よく知ってますね〜」と言われると思いますよ。

このあたりはいつかYouTubeで詳しく解説します。

2022年6月 4日 (土)

写真展03日目 ライブ配信 アクリル作品について

今日は10時に会場にin。予定通り10時半からYouTubeライブ配信を行いました。
ライブ配信は昨年のプリンスエドワード島以来だったので、ライブ配信のコツを忘れていた。聞こえているのかな〜という不安を抱きながらパソコンのカメラに向かって一方的に喋るので、結構難しいのです。
あまりうまくできなったので、アーカイブは消去するかもしれません。

明日の日曜日10時半から、同じようなライブ配信をもう一度やります。もう少しカメラアングルを工夫してみます。
何か質問がありましたら、チャットでお知らせください。

11時ちょうどに、会場がOPENしました。
はじめての週末で、天気もよかったので、かなり混むかなと思ったら、お客さんの流れはほどよい感じでした。常に2〜7人くらいで、トータルの入場者は約700人だった。
明日の日曜日は、混まないと思います。是非お立ち寄りください!

案内状について
今日もたくさんの方から、「案内状、当選しました!」と言われました。今回抽選ではないんです〜。1000名は、ソートをかけない状態でランダムに選んでいます。
全国の6000名の1000名だったら届く確率はかなり低かったと思いますが、今回、東京、神奈川、埼玉、千葉にお住まいの1000名なので、確率は1/2くらいです。
ちなみに、1000枚お送りした中で、180枚ほど「宛先不明」で戻りました。2年間のブランクがあったので、こればかりは仕方ないと思っています。これがその戻った案内状です。
Img_20220604_192012
でもこうして写真展を開催してみると、案内状の重要性というのをひしひしと感じています。
大企業のように、データをサーバで管理して、写真展などの情報はメールマガジンにすればいいじゃないですか、とよく言われますが、これは個人では無理です。
住所管理には24時間OPENのサーバが必要だし、あと、もし管理している情報が流失してしまったら、吉村事務所はたいへんなことになってしまいます。データの管理は、郵送料以上にお金が掛かるのです。
例えば吉村のホームページって、httpsになっていますよね。今、法人は「s」でないとダメなんです。「s」を取得するだけで、年間4万も払っているんです。5月に請求書が来るたびに気が重くなる。

今回、素晴らしい写真展になりました。だからこそ、6000名に案内状をお送りしたかったのですが、どー考えても予算的に厳しかった。
1年前のジュンク堂書店のイベントは、文化庁のアート支援金が取得できたので、全員に送ることができました。2年前の「Du CANADA」展は、富士フイルムさんが送料を出してくれたのです。

いつの日か、清里にMYギャラリーを持てたら、必ず全員に案内状を郵送で送ります。月の売上から20%くらいを捻出し、1年くらい掛けて全員に届くようにしようと思っています。

アクリルについて
今回、「ヨーロッパ」と「光と色」のテーマは、すべてアクリル作品です。
額装も、アクリルも、プリント自体は同じです。アクリルの方は、光沢のある紙にプリントし、それを特殊な接着剤でアクリルに貼り付けています。当然自分では出来ず、専門業者に依頼しています。
アクリルは、この5年〜6年で急速にのびてきた写真表現の一つのスタイルです。実際アクリル作品を目にすると、その美しさに魅了されるでしょう。
清里フォトギャラリーでも、最初は額装8、アクリル2くらいの割合でしたが、今は額装4、アクリル6と完全に逆転してしまいました。

よく、お手入れ方法について質問されます。ホコリがついたら、クイックルワイパーでサッと拭いてあげるだけで大丈夫です。指紋がついてしまったら、ティッシュで拭けば簡単に取れます。というか、アクリル表面はツルツルしているので、それほど汚れはつきません。
ご参考までに、吉村のアクリル作品をたくさん集めていらっしゃるAさん宅をご紹介します。僕自身もご自宅を訪問したことがあるのですが、震えがくるほど感動しました。
Img_20220312_144517 Img_20220312_144532

写真家の行く末
今回の写真展では、時々写真家の方もいらっしゃいます。
決まって、「吉村さん、この2年間、どうやってサバイブしたの?」と聞かれます。
実は、この2年間で、多くの写真家が写真をやめてしまいました。つまり転職した。芸能人は、芸能界を去るときに芸能界引退発表をしますが、写真家にはそれがありません。気づいたらいなくなっていた、という感じです。

僕の場合、何とか2年間のコロナ禍を乗り切ることができました。もちろん、政府からの給付金や支援金はすべて取得しています。法人なので、満額です。このようなことはマメに動き、写真家を継続できる努力しています。

写真界の今の状況、どこか旅行業界と似ているような気がしています。
旅行業界も、コロナ禍で大打撃を受けました。旅行会社で働く友人が多いのですが、誰も本当に大変そう。コロナが終息したので元に戻ります、という感じにはなっていないのです。まさにゼロからのスタートです。

いずれにしても、勝負はこれからだと思っています。
今年は思い切って2回は海外に行く。まずは7月にスイスへ旅立ちます!
Dsc_1202

 

2022年6月 3日 (金)

写真展02日目 午後、雨が降りました

Img_20220603_092120 四谷に40分ほど早く着いたので、コモレ四谷周辺を歩いてみました。四谷は劇的に変わりましたね。
コモレの裏側が凄いです。緑に覆われていました。
10時にOPEN。会場には常に1〜5人くらいいるという状況が夕方まで続きました。一人でレジ打ち、サイン書き、作品額の注文受けをしましたが、パニックになることなく進行できました。

今回たくさんの方から、「当選しました。ありがとうございます!」と言われます。
案内状は抽選ではないです。予算不足で全員に送ることができなかったため、パソコンがランダイムに選んだ1000名にお送りしたというわけです。
もちろん案内状がなくても写真展会場は入れます!
Twitterやブログで写真展の情報を知ってきた、という人も年々増えています。
そうそう、今日、歯医者さんの待合室で写真集を見て吉村和敏を知り、写真展があるということでやってきた、という方がいらっしゃいました。凄く嬉しかったです。

Img_20220603_111230 これは、今から20年前、写真展「光ふる郷」のときの案内状です。
この20年で、色々なことがありました。
40冊以上の作品集を出版し、20回以上の写真展を開催してきた。結構頑張った方だと思う。
果たしてこれから先の20年間、同じように頑張れるでしょうか。今は確実に出版ペースが落ちているし、海外取材もスローになってきている。
75歳までに、あと40冊の本を出し、20回の写真展をするというのは、たぶん無理。
そう考えてみると、作家さんたちって凄いなあ〜と思う。僕の好きなミステリー作家、純文学作家、絵本作家は、皆さん100冊以上の本を世に送り出して亡くなっている。ミュージシャンも、100曲以上作っている。

こうして写真展をやって皆さんと交流するたびに、やはり拠点となる場所が欲しいな、と思います。
実は先月、清里でいい物件が出ました。とにかく素晴らしい物件です。
4年前の自分だったらすぐに借りたのですが、今回は慎重になりました。
何をするにも、固定費に追われると上手くいかなくなることを、この4年間の経験で学んだからです。
例えば月30万の固定費が掛かるとしたら、その固定費のために作品をつくっている、という感じになってしまうのです。どんなジャンルのアーティストでも、これは絶対に耐えられないと思う。
アーティストに固定費は必要ない。生み出した作品は、その作品を求める人へ。この流れだけでいいのです。
だから次どこかでギャラリーを立ち上げるとしたら、固定費がかからない方法でやります。
MYギャラリーは、あと数年お待ちください。

明日土曜日AM10:30〜、写真展会場からYouTubeライブ配信を行います。
https://www.youtube.com/channel/UCncrKjT1KiJXTJIYzlXMenQ?view_as=subscriber



2022年6月 2日 (木)

写真展01日目 たくさんの来場者でした

Img_20220602_095809 写真展、今日からスタートです。
まず、YouTubeのライブ配信の日時が決まりました。4日(土)AM10:30から20分間、行います。
https://www.youtube.com/channel/UCncrKjT1KiJXTJIYzlXMenQ?view_as=subscriber

週末は、会場がOPENするのは11時からです。この時間になるまではフロントのドアは閉まっています。

今日は朝からたくさんの来場者で、3時頃までとてもとても大変でした。
レジ打ち、サイン書き、袋詰め、作品額の販売と、一人でやらなければいけないので、吉村和敏は何年ぶりかでパニックになりました。
この2年間でレジの打ち方を完全に忘れていた。+を押し、小計を押して、合計を押す、というマニュアルは、以前、アルバイトさんが作ってくれたものがありました。それを見ながらやっても、複数のときの小計を忘れ、合計を押してしまったりするのです。そこでエラーとなり、先に進めません。マジで手が震えた。一回間違えると、18時に出すその日の集計データが上手く取れないのです。
まあでも、お昼を過ぎる頃にはレジ打ちを完璧にマスターすることができました。

次にパニックになったのは、クレジットカード決済です。何故かエラー出てしまうのです。原因はつきつめていけばわかるのですが、その時間をどうしても取ることが出来ません。
今の時代、外出時にキャッシュを持たない方がたくさんいます。今日は3人のお客さんに写真集や作品額の販売をすることが出来ませんでした。本当に申し訳ありませんでした。心からお詫びいたします。

4時くらいにエラーの原因が判明。楽天モバイルのsimカードを、自動でなく、1か2に固定すればよかったのです。すると有線LANが作動しました。それでも時刻エラーが出ましたが、それは端末を再起動することでなおりました。

クレジットカード決済、明日からは大丈夫です! VISA、MASTER、JCB、デビットカードに対応しています。

3時を回ると、何故か来場者がガクンと減りました。会場内には1〜3人といった感じです。
夕方4時半〜6時はそこそこ混みました。

Img_20220602_230053 「サインしてください」と、お手持ちの写真集を持参する方たくさんいます。わざわざ重い本をありがとうございますm(_ _)m 
今日は、『緑の島に吹く風』の持ち込みがありました。何年ぶりかでこのエッセイ集を紐解いたのですが、20代の頃は今以上に頑張っていたよな〜という感じでした。毎日ワープロを叩いていたし、常に文章のことを考えていた。
だったら今、時間があればこのような本が書けるかというと、残念ながら書けません。たとえば前書きにある、

「美しい夕焼けと出会える予感がした。太陽が西の丘陵に傾くにつれ、島の上空を覆っていた巻雲は姿を薄くしていく。ときおり吹く冷たい春風がピタリとやみ、微かに湿り気を帯びた大気の中で、群れをなして飛ぶ小鳥たちの鳴き声が、心地好く耳に響いてくる、こんな日は決まって、空が見事な茜色に染まる」

なんてピュアな表現は、50を越えたオッサンには書けないのです。20代の吉村君だから書けたんです。
あと、友人知人との会話もたくさん出てくるのですが、今、吉村オジサンは、取材中に面倒くさくて地元との人との会話はあまりしていなのです。だから書けません。

このエッセイ集は、KKベストセラーズの山野さんという編集者さんから、「吉村君、一冊書いてください」と言われたので書きました。何でも素直に聞くマジメな吉村青年だったのです。
今だったら、「いや〜、バタバタしていて原稿を書いている時間はないんです」とやんわりと断ってしまう。
20代には20代の凄さがあるんです。今日は何年ぶりかで自分のエッセイ集をパラパラ捲り、そんなことを考えました。
加えて、今のままじゃいけない、とも思った。どうにかしないと。

というわけで、今日は時間に追われ、動画やスチルを撮ったりすることが出来ませんでした。
18時くらいに撮った巨匠・土屋勝義氏との記念写真をアップします。
Img_20220602_180159

 

 

 

 

 

写真展【世界を巡る5つの物語】はじまりました!

 吉村和敏写真展
『世界を巡る5つの物語』

2022年6月2日(木)〜6月8日(水)
平日10:00〜18:00 休日11:00〜18:00(最終日は15:00まで)
ポートレートギャラリー(四ツ谷駅徒歩3分)【入場無料】
160-0004東京都新宿区四谷1-7-12日本写真会館5F
電話03-3351-3002
詳細はこちら
https://www.sha-bunkyo.or.jp/gallery/

写真展期間中、吉村和敏は常に在廊しています。

時々、YouTubeで会場からライブ配信を行います。30分程前にツイッターでお知らせします。

「ヨーロッパ」と「光と色」のテーマは、アクリル作品で展示します。サイズはA4〜A2で、合計34点あります。この作品はすべて購入可能です。ご希望の方はお申し出ください。写真展終了後に、郵送でご自宅にお送りいたします。(その各1点が売れてしまった場合、オーダーも可能ですが、制作に2ヶ月間ほど掛かります。お届けは8〜9月頃になります)

「日本」と「人々」と「構造物」のテーマは、全紙サイズに引き伸ばし、額に入れて展示します。合計36点です。これらの作品に値段はつけていませんが、購入可能です。どれもプリントと額は新規で制作しますので、制作に2ヶ月間ほど掛かります。この作品をアクリルにしたい、もっと小さなサイズにしたいなど、ご希望をお聞かせください。

写真集は30種類ほど置きます。平日は吉村が販売を行い、土日はアルバイトさんが販売を行います。

サインをご希望の方、写真集の持ち込みも可能です。

清里フォトギャラリーで使っていたレジを持ち込むので、現金、クレジットカード、デビットカードに対応しています。作品額もその場で決済は可能ですが、作品額到着後、お振り込みという形でも大丈夫です。

2年ぶりの個展です。是非お立ち寄りください!
0002_20220601234701 0001_20220601234701

2022年6月 1日 (水)

写真展の展示作業 素晴らしい会場が完成しました!

今日は写真展立ち上げの日です。
まずは銀行に行ってお金の両替から。小銭を作ります。
1円、10円、100円などのコイン900枚、機械ではエラーが出たので、窓口へ。
何と手数料1320円も取られました! あと、大量の小銭を口座に入金するときも高額な手数料を取られるらしいです。
この2年で色々なことが変わってしまいました。

午後、四谷のポートレートギャラリーへ。
写真額や写真集、制作会社さんが運び入れてくれたのですが、何と2トントラック1台分でした。ハイエースでは無理だったようです。

4時から展示作業がはじまります。
大変でした。4時間以上掛かった。その間に頑張って動画を撮りました。

終わったのが20時半。クタクタです。
仕事場に戻り、大急ぎで動画の編集をし、YouTubeにアップしました。

https://youtu.be/jg5fLTE2_9M

写真展は明日10時からです。
是非お立ち寄りください!!!

※会場からのYouTubeライブ配信、お客さんがいないときにやります。直前にTwitterでお知らせします。
でも何となく、明日は初日なので混むような気がしている……。
Fukyhsgviae2tf3

« 2022年5月 | トップページ | 2022年7月 »