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2022年10月19日 (水)

自分の作品を売ることについて

大都市では、多くの人がマンションのような集合住宅で暮らしています。
壁に何かを飾りたいと思ったとき、最も人気があるのが「絵画」か「イラスト」です。でも中には「写真にしてみよう」と考える人も少なからずいます。

写真の場合、購入先は写真ギャラリーだったり、写真家から直接だったりするのですが、人気があるお店が、東京ミッドタウン日比谷の中にあるイエローコーナーです。ここにはたくさんの写真が販売されており、好きな写真のオーダーもできます。フランスの会社で、お店は世界中にあります。 

僕自身が5年前からやっている「作品を売る」ということは、このイエローコーナーのやっていることと全く同じです。ただ両者を比較してみると、異なる点が幾つかある。

たとえばアクリル作品。イエローコーナーは2mmか3mmのアクリルを使っていますが、吉村ギャラリーは5mmのアクリルに拘っています。厚みがあった方が、美しさが倍増するし、高級感が出るからです。
ただ2〜3mmアクリルの良さもあることも事実です。それは大きな作品になっても「軽い」こと。これは展示のとき圧倒的に有利になります。

価格設定は似ています。A1以上は2〜5万円イエローコーナーの方が高いのですが、これは吉村事務所より、イエローコーナーの価格付けの方が正しいと言えるでしょう。吉村事務所があまりに安すぎるのです。

午後、日比谷に出る機会があったので、イエローコーナーにフラリと立ち寄り、店内を物色してきました。
素晴らしい店舗です。皆さんも是非立ち寄ってみてください。

店内で写真を眺めていたら、僕自身もリアル店舗が欲しくなりました、ネット通販だけではどうしても限界がある。
ただ、賃貸物件を借りてギャラリーをすることだけは、もう二度としたくないです。清里での2年間の経験から、固定費の支払いの怖さがわかったからです。
テナント料や人件費、交通費などで、月30万の固定費がかかるとします。すると、毎月30万の支払いのために作品を制作している、という感じになってしまうからです。当然作品の原材料があるので、月70〜80万売ってもペイできません。
「いったい自分は何をやっているんだろう……」
3年前、そんな心の葛藤が常にありました。
アート関連のお店で成功しているところは、自宅を改装して店舗にし、身内に店番をさせている店舗のみ。そんな当たり前のことに、ようやく気づいたのです。

今年の春、清里で究極のギャラリー物件が出たのですが、最後の最後で断ったのは、家賃が高額だったからです。月15万はやっぱり無理。
いつかまた自分のギャラリーを持ちたいという夢があります。まあでも、僕はいいトシのオジサンなので、もう夢は叶わないような気もしている。
まあ、それはそれでいいのかもしれませんね。
夢は所詮夢です(笑)

↓ この小さなポストカード立て、すごく人気があります。オルゴール館で買えます。
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