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2022年11月19日 (土)

静岡のSBS学苑でトーク

新幹線に乗って静岡へ。
東京からたったの1時間で静岡駅に着いてしまうので、遠出した感はまったくないです。神奈川、埼玉、千葉に行くような感じ。
Img_20221119_124746 SBS学苑でのトークショー、50名集まりました。「世界の最も美しい村」をテーマに、1時間半、語ります。

よくよく考えてみたら、静岡でのトークは初めてではありませんでした。34年前、有名なゴルフ場のホテルでトークを行っていたのです。
1年間のカナダ旅が終わり、帰国した21歳の吉村君。「赤毛のアン」のイベントがあるのでプリンスエドワード島について語ってくれないか、という仕事が入り、篠崎書林の編集長と一緒に静岡入りしました。
人前で喋るのは生まれて初めてです。超がつくほど緊張した。
こんなときはスーツでないといけないと思ったので、スーツを着て行った覚えがあります。9800円のスーツ。
そう言えば、出版社に売り込みに行くときも、都心で打ち合わせがあるときも、スーツで行きました。当時の自分は今と違って純粋でした。

あの頃、プリンスエドワード島の写真をたくさん持っていたので、色々な所から声がかかったのです。雑誌や新聞、広報誌に次々と写真が発表でき、カメラマンになるきっかけを掴んでいけたのです。みんなから、「吉村君、凄いね〜」と言われましたが、同時に、「吉村君ってすぐに消える」とも言われていた(笑)

でも、35年間、消えることなく、写真家を続けることが出来たのです。まあ、それなりに努力はしましたが。

危機は、今ですかね。SNSの普及によって個人がどんどんと自分の世界を発信でき、収益化できるようになったので、プロの存在感はますます希薄になっています。
これからの時代、よっぽど工夫していかないと、プロの写真家は生き残っていけません。実際、昭和世代の写真家は次々と「消えて」います。
円安の影響で、日本のカメラメーカーは儲かりすぎて笑いがとまらないみたいです。こんな時こそ、フリーランスの写真家を助けてもらいたいですね。

静岡のトークショーは無事に終了。ひかり514号に乗って東京に戻りました。
明日からまた静岡です。車で行きます。
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