何年もかけて作る作品集があってもいいと思う
今日も朝から夕方までキャプション書き。
海外の歴史的建造物や芸術作品などの制作期間は5〜10年というのは当たり前で、中には30年、50年いうのもあります。石を使った巨大建造物は100年以上の時間がかけられている。
大聖堂のフレスコ画はだいたい15〜20年平均ですね。
何十年も制作だけに集中できるアーティストたちも凄いと思う。
アートの世界はパトロンが必要です。
僕も、儲かっているIT企業の社長さんたちにもっと営業をかけた方がいいのですが、なかなかそれが出来ない。
日本でも、営業をしっかりやっているアーティストは何人かいます。登山家の人たちも凄いと思う。直接企業に電話して、「スポンサーになってほしい」とお願いしているわけだから。頭が下がりますね。
写真集の制作期間はだいたい4ヶ月です。
写真選びで1ヶ月くらいかかり、構成やキャプション書きなどで1.5ヶ月、印刷&製本で1.5ヶ月です。
今日、中世の頃の建造物の歴史を紐解いていたら、何年もかけて制作する作品集があってもいいな、とふと考えました。
「プリンスエドワード島」の40年集大成の作品集は、3〜4年計画で作ろうと考えています。
この本に関しては、出版社を通さず、吉村事務所から直接出します。制作費は銀行からレクサスが一台買えるくらい調達する。
1冊3万円くらいにし、200部くらいの限定本にする予定です。
これは僕にしか出来ない仕事です。だから必ずやります。