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2023年8月

2023年8月31日 (木)

写真集が新聞で紹介されました。フィルムより、デジタルの方がお金が掛かる

写真集『美しい世界をめぐる旅』、新聞「赤旗」日曜版の読書欄で紹介されました! 新聞は部数が多いので、たくさんの人に告知できます。また少しは動くかもしれません。ありがとうございました。

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いま、ホームページのお問い合わせメールで一番多いのが、「清里オルゴール館にサイン本は置いてありますか?」です。
写真集は10冊くらいありますが、残念ながらサイン本は一冊もありません。スイス出発前に4冊用意しておいたのですが、すべて売れてしまいました。
サイン本ご希望の方はメールでお知らせいただければ、東京から郵送でお送りいたします。
年末に、池袋ジュンク堂書店で、トークショーを兼ねたイベントを開催します。吉村は出来るだけ会場に行くようにしますので、サインをご希望の方は声を掛けてください。

なかなか清里に行くことが出来ません。いま、ちょうど来年のカレンダーの制作時期で、かなり時間に追われているのです。また週末から「日本の最も美しい村」の取材がはじまります。東北に行きます。秋に四国も旅します。

ハッピードリンクショップは、全踏破できたのですが、この3年間で70店舗も増えていました。よって、まだまだ終わりが見えないです。

今日の朝、3.5インチハードディスク(4TB)1台が突然故障しました。ウンともスンとも言わず、初期化も出来ない。「故障」シールを貼って、机の引き出しに入れました。
仮にデータのバックアップがなかったら、いま頃はパニックになっていたでしょう。
ハードディスクは、いつか必ず壊れますから、皆さんも注意してください。データのバックアップはMUSTです。

仕事場には、50台以上のハードディスクがあるので、とにかく、管理が大変です。これだけあると、半年に1台のペースで壊れていく。
2日前のブログでも書きましたが、これから先、16TBのハードディスクで統一していくことにしました。
いま、4TB、3台分のデータを、16TBのHDにコピーする作業を行っている。

どう考えても、フィルムより、デジタルの方がお金が掛かりますね。
Eメールのやり取りによって人々の生活は便利になりましたが、スマホを買ったり、通信料を払ったりと、手紙やファックスの時代よりも何倍もお金が掛かっているんです。写真の世界もそれと同じ。
iPhone15、ついに20万を越えそうです。
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2023年8月30日 (水)

店舗の前にある木が邪魔で仕方なかった

海外にいるとき、日本のニュースは全くと言っていいほど見ません。日本にいるときは情報過多なので、海外ではその世界から逃避したい、という思いがあるからです。あと、朝から撮影に出掛け、夜はクタクタになってホテルに戻り、大急ぎでブログを書いて眠る、という生活を続けているので、ニュースサイトをチェックする時間がないのです。

日本のニュースは、帰国してからまとめて読みます。電車の中で読むことが多いですね。
ビッグモーターの件はあまりにショックだったので、ネットに上がっているほぼすべてのニュースをチェックしました。
お客さんの車を傷つけたり、保険の水増し請求をしたり……。利益を追求するためには何でもやるんですね。
オイル交換が数百円で出来るという広告を見るたびに、おかしいと思っていたんです。仮にスバルR2のオイル交換をビッグモーターに持ち込んでいたら、あれもこれも交換されてしまったでしょう。
除草剤を使った街路樹の件も驚きました。確かにビッグモーターの前は、すっきりしていたような気がする。

僕はふと、ある出来事を思い出しました。

清里「萌木の村」でギャラリーをやっていたとき、店舗の前の花壇に、低木が植えられたのです。その木は春から夏にかけてグングン成長し、夏の終わりにはギャラリーをすっぽり隠すようになっていました。

木の成長と並行するように、ギャラリーには、お客さんの入りが悪くなってきたのです。萌木の村を歩く人たちは、木のせいで、建物のいちばん端にあるギャラリーの存在に気づきませんでした。

僕は、本部やガーデンのスタッフに「木を切って欲しい」と何度もお願いしました。
一度、枝葉を伐採してもらったのですが、1ヶ月もすると木は成長し、店舗をすっぽり隠してしまいます。

やがて冬になり、店舗を解約することにしたので、木の件はどうでもよくなりましたが、やはり次に店舗を借りた方も、木の件ではだいぶ揉めたらしいです。
結果として、木は別の場所に移植されました。現在、テナントの前の花壇はすっきりしています。

いずれにせよ、あの時は、店舗の前の木が邪魔で邪魔で仕方なかった。高いテナント料を払っていたので、こちらも必死だったのです。
もちろん除草剤を撒こうとは、露程も考えませんでした。そんなことをしたら犯罪ですよね。

この右にある木は、びっくりするほど成長が早かったです。
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2023年8月29日 (火)

大切なお知らせ

皆さんに大切なお知らせがあります。
2005年から毎日続けてきたブログですが、ついに広告を入れることにしました。
アクセス数から推測し、月の収益は数百円だと思います。ただ、今という厳しい時代を生きていくには、ネットの世界に活路を見出していくのは悪いことでありません。たとえ数百円でも、大切にしていこうと考えるようになりました。

頑張って続けているYouTubeの方は、毎月アハモの使用料くらいは入ってきます。よくよく考えてみたら、これって凄いことだと思う。30年以上フリーランスとして生きてきた僕には、定期収入などなかったわけですから。

とにかく今は、吉村和敏事務所の固定費を削減していきたいのです。
ホームページ、ブログ、ショップサイトと、色々と手を広げているので、毎月かなりの固定費が掛かります。
どのWEBサイトも、httpではなくhttpsにしています。ご存じのように、セキュリティがしっかりしている「s」の取得は結構大変なんです。月の使用料とは別に、年間で4万円くらい請求が来る。
あと、清里フォトギャラリーのショップサイトも、毎月3,000円くらい支払っています。商品が売れないときはずっとマイナスです。

何らかの形で定期収入を増やし、固定費を削減していく、という方向に舵を切りました。
広告が入ることによって、ブログの方は多少ゴチャゴチャしてくると思います。今後も頑張って長めの日記を毎日書いていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
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2023年8月28日 (月)

16TBのハードディスクを購入した

農業従事者は、電気代や肥料代などのコストが上がっているので大変厳しい、というニュースをやっていました。
写真家もまったく同じです。「写真」イコール「旅」なので、交通費や宿泊、燃料代などの価格高騰に苦しんでいます。
あと、機材が高くなった。
20年くらい前は、カメラは25万くらい、レンズは1本20万くらいで買えたのです。それが今は、カメラが50万、レンズが30万です。レンズ1本だけでは仕事にならないので、最低でも3本は必要。それだけで100万はいってしまいます。
もうプロは機材を買えないですね……。

いまある手持ちの機材を、大切に大切に使っています。
ただ、使えば使うほと、機材はガタがくる。例えばハッピードリンクショップの撮影では、3年で数十万回シャッターを切っています。もちろんその前にも6年ほど使っているので、トータル何百万回以上はいっているでしょう。
そろそろオーバーホールして、シャッターを交換しないとダメみたいです。

いずれにせよ、農家の皆さんは、トラクターなどの農業機械に何千万、ビニールハウス設置で何百万とかかるわけであり、それを考えたら、カメラ機材は安い物ですね。

今日は、秋葉原に行って、ハードディスクを買ってきました。
初めて16TB(4万円)を購入した。
今まで4〜8TBで揃えていましたが、すぐに空き容量がなくなってしまうので、これからは16TBで揃えていくことにしました。
今後、2ヶ月に1台のペースで16TBのハードディスクを買っていきます。写真を続ける限り、この買い物は一生続くでしょう。

ハードディスクは、昔と比べて、随分と価格が下がった方です。SSDも少しずつ下がっている。いつの日か、円高になれば、さらに価格は下がるでしょう。でも円安は、永遠に来ないのかも。
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2023年8月27日 (日)

Tic Watch Pro 5を購入した

ポイントが貯まるとすぐに使いたくなります。次に何を買おうか、そればかりを考えている。
以前は、16インチの自転車を手に入れました。その次はアクションカメラを購入した。
そして今回は、スマートウオッチを買いました。どれにしようか迷ったのですが、結局Tic Watch Pro 5を選んだ。

使い勝手は上々です。問題は、FeliCa、つまりSuicaに対応していないこと。GooglePayは使えますが、QUICKPayは使えません。よって、僕が普段使っているクレジットカードでの買い物はできませんでした。
Tic Watch Pro 5に関しては、ホームページで詳しく書くつもりでいます。

東京に戻り、来週行う「日本で最も美しい村」の取材準備を行っています。
最も大変なのは宿の予約。結構、埋まっているんです。

最近の民宿やペンションは、ホームページに電話番号を出していません。WEB予約、メール予約、インスタ予約のみとなっています。メールの返事が来るまでタイムラグがあるので、予定が立てづらいのです。
いずれにせよ、今後、宿の電話予約というのは、なくなってくるかもしれませんね。

近頃、富士山のオーバーツーリズムのニュースをよく見ます。
入山制限は、早くはじめた方がいいと思う。海外でも人気のある山はWEB予約で一日何名まで、と決められています。確かマチュピチュにある三角の山、ワイナピチュもそうでした。

富士山の入山料は1人1000円ですが、これは任意です。払わない人もいるでしょう。
大人5,000円、子ども1,500円くらいにすればいいと思う。そして外国人は、2〜3万円にする。日本を訪れる旅行者は気にせず払うでしょう。

どこの国も、外国人の料金は高めに設定されています。国内の人との料金格差があっても、外国人は誰一人として気にしない。
すべての人の料金を一律にする、という日本人特有の考え方は間違っていると思います。

富士登山は「日本人の宿題」と言われています。
僕は早めにその宿題を済ませておこうと思い、20代の終わりに富士登山を行いました。
決して甘い山ではありません。山頂に行くのはかなりしんどかったです。下山時も足がガクガクになりました。
翌日はバテて、1日中寝込んだ記憶があります。
30年ぶりに富士登山にチャレンジしてみようかな、と思っている今日この頃です。
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2023年8月26日 (土)

マメなオイル交換は大切です

撮影の足と活躍してくれているスバルR2、別れが近づいています。11月に車検、10月初旬に任意保険が切れるので、その前に手放す旨を、先日車会社に伝えました。
14年落ちの中古車でしたが、たいへんよく走りました。現在の走行距離は10万5千km。僕が買ってから約4万km走りました。
今後もマメなメンテナンスをしていけば、あと5〜8年くらいはいけそうな感じがしています。

中古車との付き合い方、色々と勉強になりました。5000kmほど走ると、エンジンが重く感じるようになります。またノッキングもはじまる。そこでオイル交換をすると、その不調が見事に治るのです。エンジンがフワッと軽くなったような感じになる。ハンドルを握りながら「新品同様じゃん!」と呟いてばかりいました。

エンジンオイル交換は、いつも甲府のオートバックスで行いました。東京に戻るとき、ちょうどいい位置にあるのです。予約なしでフラリと立ち寄っても、すぐに作業をしてくれました。オイルフィルターを変えないときは1回4000円くらいです。
いずれにせよ、オンボロの中古車に乗っている方は、マメなオイル交換をするようにしてください。1年点検や車検のときでもいいと思います。

今日の夕方、ついにハッピードリンクショップを全店撮影することが出来ました。この3年間で新設された店舗が数十軒あるので、まだ喜ぶのは早いのですが、ひとまず区切りをつけることができたのです。

正直言って、始める前は、全店の撮影は無理だと思っていました。あと、途中で必ず挫折するような気がした。
今までの人生経験から、何事もコツコツ続けていけばいつかは終わる、ということを学んでいます。ハピドリも、何も考えずコツコツやっていたら、やはり終わりました。
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2023年8月25日 (金)

諏訪で、新しいルートを発見した

朝からハッピードリンクショップ巡りです。
いま、どーしても場所がわからなかった約30店舗を巡り、撮影を行っています。

今日は下道を走って長野市まで行き、稲荷山駅近くの店舗を撮影。その後上田へ移動し、6店舗撮影。小諸で2店舗撮影した後、川上村へ移動しました。山の中に、撮り残した1店舗があったのです。
終了はPM6時。夜、2時間かけて松本に戻りました。

諏訪は、大きな湖があるため、国道や県道は細く、どの道も片側一車線です。そのため、街を抜けるのにとても時間がかかる。
今日、面白い道を発見しました。それは、上川に沿ったルートです。

諏訪湖方面から行くと、渋崎橋を越えたあたりに、下に下りる一方通行の道があります。その道を走って行くと、いっきに茅野まで移動できるのです。途中、橋の下を潜るので、信号で引っ掛かることはありません。
地図で確認したら、下りもありました。

茅野から岡谷へ抜けるとき、いつも20号→16号を走っていました。ただこの道は信号が多いので、移動で30分以上必要です。
今度、上川沿いの道を走って諏訪湖に抜け、16号で岡谷へ移動してみます。
どちらが早いでしょうか。ストップウオッチで計ってみるので、結果が出次第、このブログでお伝えします。
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2023年8月24日 (木)

ハッピードリンクショップを巡る旅

スバルR21ヶ月以上乗っていませんでしたが、一発でエンジンが始動しました。まだまだ調子がいいです。
安曇野へ移動し、ハッピードリンクショップの撮影を行います。

近頃、「何で吉村さんは自動販売機を撮っているんですか?」という質問を受けます。
これは、3年前から行っている僕自身のテーマの一つです。
ハッピードリンクショップというのは、山梨県、長野県各地にある自動販売機の総称です。約1200店舗あり、それぞれに店名がついています。

45機の集合体が「ハッピードリンクショップ」で、23機は「ミニ」、または「with」です。今回、ミニとwithは除外しています。よって、ハッピードリンクショップ自体は1000店舗くらいでしょう。

全店舗撮影し、写真集を作る、というのが今回の目標です。
この3年で、山梨と長野の道という道を走り、自販機を探し出し、撮影を行ってきました。
始めた頃は、「まさに終わりの見えない旅」でしたが、根気よく続けていたら、ついに終わりが見えてきました。すでに950店舗の撮影が終わっています。

今日はリストの中で撮り残した安曇野地区の8店舗を巡りました。明日は長野・上田・佐久地区の11店舗を訪れます。明後日は、山梨地区の6店舗です。

そして、ついに全踏破です!

でもこれで終わりではありません。この3年間で増えた店舗があるのです。3050店舗と予測しています。
当然、撮影を行います。
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2023年8月23日 (水)

高速道路を使わない努力

東京〜松本間の移動を繰り返しています。

高速を使えば片道3.5時間くらいですが、問題は高速代とガソリン代。すぐに月10万以上いってしまいます。ちなみに清里でギャラリーをやっていた頃は毎月15万は支払っていました。

ガソリン代は無理ですが、高速代の方は努力次第でセーブすることが出来ます。
僕はここ3年あまり、東京〜松本間の移動は「大月インター」を使うようにしています。東京〜松本間は片道6030円ですが、大月インター利用だと2900円(軽2400円)まで落とせます。

東京へ戻るときも大月インターですが、体力があるときは相模湖インターまで下道で行きます。まれに八王子インターまで下道で行くこともありますが、東京の自宅まで8時間以上掛かってしまうので、八王子インターを使うのは月一くらいですね。

下道の問題は、諏訪〜塩尻間の移動です。特に諏訪市内は道が細いので、下道を使って街を抜けるとかなりの時間が掛かってしまいます。
僕がよく使う手は、「諏訪南インター」〜「塩尻インター」の高速移動です。1030円(軽860円)、週末だと720円(軽600円)、約20分で移動できます。

ガソリン代が高騰していますが、海外と比べると日本はまだ安い方です。このペースでいくと200円越えは確実でしょう。僕は230円くらまでいくんじゃないかなと予測しています。

冷静になって考えてみると、ガソリン代以上に高いのが高速代です。
これからの時代、出来るだけ高速を使わないことによって出費を抑えてみたらいかがでしょうか。
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2023年8月22日 (火)

9月のオーロラ

カナダの山火事のニュース、心が痛みます。
ケロウナは、1年前のちょうど今頃、キャンピングカーで旅したところです。YouTubeでもアップしましたが、キャンプ場がなかなか見つからず、山の中でようやく一軒確保した、という動画の場所。ライブ配信も行いました。

イエローナイフはオーロラの撮影で過去に何度も訪れています。
初めて訪れたのは真冬の2月。マイナス32度という寒さを、生まれて初めて体験しました。寒いというより、肌が痛かったです。

オーロラは「冬」というイメージがありますが、基本的には年中発生しています。ただ夏の季節は白夜、つまり夜も明るいのでオーロラを見えることができません。10〜12月頃は、曇り雨が続くのでお勧めしません。1〜2月は比較的天候が安定しているので、オーロラ観光のベストシーズンとなるわけです。ただ問題は寒いこと。

実は9月もお勧めです。9月は晴れる日が多く、オーロラを見られる確率が高まります。北国なので朝夕は冷えますが、冬とは比べものにならないくらい快適な環境でオーロラ観測が可能となる。薄手のダウンジャケット1枚あれば十分でしょう。

私は9月に3回、イエローナイフ、ホワイトホースを訪れていますが、毎回見事なオーロラを見ることが出来ました。
9月という季節は穴場なんです。是非オーロラを見に、カナダを訪れてみてください。

お知らせ
※12月、東京池袋ジュンク堂書店で、写真展を兼ねた作品額展示即売会を開催します。トークショーも行います。今年行ったカナダやスイスの旅の話をしようと考えています。要予約、先着順。

※11月25日、茨城県水戸市で「ヨーロッパの最も美しい村」のトークショーを行います。こちらも予約が必要で、先着順です。詳細は9月に入ってからお伝えします。
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2023年8月21日 (月)

スマホでも作品を生み出していきたい

海外取材ではよく現地の方と行動を共にします。みなさん「写真家ではないけど写真を撮る」という人ばかりです。
そんな人たちは、ほぼ全員がスマホで写真を撮っています。スマホで撮った写真を、WEBや印刷原稿として使っている。
以前は、「写真家ではないけど写真を撮る」人たちのカメラは、皆さんコンデジでした。それが100%、スマホに切り替わったというわけです。

誰もが同じことを言います。「普通のカメラより、スマホの方が綺麗な写真が撮れる」と。
なぜスマホの写真は綺麗かというと、スマホが勝手に画像処理をしているからです。ハイライトの白トビを防ぎ、シャドー部分を潰れないようにし、空はより青く、植物はより鮮やかにし、人の肌をより美しくしている。
各社、AIが学習した、この被写体だったらこうあるべき、という分析データを持っています。つまりその画像処理のプログラムを使って、美しい写真を生み出しているのです。綺麗に撮れて当然ですね。

では僕らが使っている一眼デジタルカメラはどうでしょうか。
JPEGはまだしも、特にRAWデータは、パッと見では全く美しくはありません。ハイライト部は飛んでいるし、シャドー部は潰れている。被写体の色は薄いし、人の顔はそのままの状態で写っている。
でも心配はいりません。なぜなら、撮った写真は、後にフォトショップなどのソフトを使っていくらでも作り込んでいけるからです。つまり僕らは、後処理を前提に、一眼デジタルカメラを使い、写真を生み出していることになりますね。

いずれにせよ、今の時代は、多くの人がスマホで写真を撮っています。特に海外では、一眼デジタルカメラに拘っている人は本当に少なくなりました。

実は僕自身も、プロ写真家は一眼デジタルカメラを使うべき、という拘りを捨て、スマホでも積極的に作品作りをしていこうと考えているのです。何か一つのテーマをとことん追い掛け、写真集を出版していきたい。
一台のカメラを持つつもりで、最新のiPhoneかAndroidを買おうと検討しています。
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2023年8月20日 (日)

カメラは1台、レンズは3本

「海外へ行くとき、カメラは何台持って行くんですか?」という質問をよく受けます。
今は2台だけです。1台は撮影で使うカメラ。もう1台は、故障したときに使うサブカメラです。

昔のカメラ、つまりフィルム時代のカメラは、よく故障しました。でも今のカメラは、壊れることはまずありません。取材期間中、ずっと1台のカメラで撮影を行っています。

1台に標準レンズ、サブカメラに望遠レンズを取り付けるなどして、2台同時に使うことはしません。重くなるというのが一番の理由ですが、2台使ってしまうと、撮影データが二つのファイルにわかれるので、後々の写真選びが大変になってくるからです。
特に「最も美しい村」の取材では、時系列で作品を追い掛けていかないと原稿が書けなくなってしまう。
 
レンズは3本のみです。広角ズーム、標準ズーム、望遠ズーム。風景写真家はこれで十分です。
以前はすべて絞りF2.8のズームで通していましたが、今は絞りF4のズームを好んで使っています。理由は軽いからです。
ちなみに今回のスイス取材は、標準ズームのみF2.8にしました。でも、ボケ味を活かした写真は撮らなかったので、やはりF4にすればよかったな、と思いました。
標準レンズは24~70mmが基本ですが、そろそろ24~105mmに切り替えようかと考えています。当然このズームになると、絞りはF4になりますね。

若い頃は、カメラを4~5台、レンズを7~8本持って海を越えていました。機内預けの荷物は2個までOK。航空会社に取材申請すれば、4~5個は無料で預かってくれました。機材専用のケースを買ったほどです。
NYの同時多発テロから、重量制限が厳しくなり、大量の機材を持って海を越えることができなくなりました。
燃油高の影響もあり、いまの時代は重量制限が大変厳しいです。スーツケース、23kgを1キロオーバーしただけでチャージされます。
 
まあでも、仮にたくさんの機材を持っていけたとしても、それらすべての機材を使っての撮影は、体力的に無理ですね。近頃、軽い機材にすることばかりを考えています。
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2023年8月19日 (土)

チップを入力するときは注意してください

昔、海外取材といえばキャッシュ、つまり現金を何千ドル、何千ユーロも持っていきました。しかし今は1000ドル、1000ユーロくらいしか持って行きません。ほぼすべての支払いをクレジットカードで済ませています。

レストランでの支払時、小さな端末を渡されることがあります。自分で操作し、食事の金額や暗証番号を入力するのですが、このとき注意しなければならないのは「チップ」に関してです。

まれにチップを入力するページが現れます。チップはまさに「気持ち」なのでスキップしても全然構わないのですが、そのチップ欄を食事の金額欄だと思い入力してしまうケースが意外と多いと聞きます。4人で380ユーロ(6,2万円)食べたとし、チップ欄に380ユーロと入力すると大変なことになる。

端末を渡されたら必ず言語を「英語」に切り替え、そして現れるページの項目をよく読んでから入力するようにしましょう。食事の金額を入力するときは店員が見ているので、双方で画面を確認しなが入力作業を行った方が安全です。

カナダでも、ときどきチップを訊いてくるカードの決済システムがありました。ある宿で、宿泊料129ドルを入力したら、次にチップの画面が現れたのです。いつもはスキップするのですが、オーナーはニコニコ顔で僕を見つめていたので、ついつい20ドルと入力し、決済してしまいました(笑)

スイスで交流した全員が、クレジットカード、またはデビットカードのタッチ決済でした。タッチ決済であれば、端末がチップを訊いてくることはありません。ちなみにスイスは、食事の料金にサービス料が含まれています。

夏の海外取材が終わったので、来月はまたびっくりするくらいの金額が口座から引き落とされます。お陰様で、ポイントは万単位で貯まっていく。このポイントを使ってガジェットを買うのが僕のちょっとした癒やしになっています(笑)

次はTic Watch Pro 5を手に入れます。しばらく使ってから、HPの方でレビューを書く予定です。
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2023年8月18日 (金)

海外取材、撮影データのバックアップは?

デジタルカメラで撮影した写真のデータは3.5インチのハードディスクに保存しています。
ずっと4TBのハードディスクを使ってきましたが、数年前から8TBに切り替えています。ただ8TBでも、すぐに容量がなくなってしまう。いよいよ16TBかな、と思うようになりました。

海外取材では、128GBのSDカードを使っています。12枚もあれば、2〜3週間の取材は余裕でいける。つまり撮影データをSDカードに入れた状態で常に持ち歩き、帰国してから3.5インチのHDにコピーするとう流れです。

もちろん、取材中は毎日バックアップを取ります。そのバックアップは、1TBのSSDを使っている。SSDは高額のイメージがありますが、今は1万円以下で購入できます。ちなみに今回のスイス取材では、このバッファローのSSDを持っていきました。

SSDへのバックアップは、パソコンがあっての話です。パソコンなしでバックアップができるSSDは、あることはあるのですが、価格が高めです。たとえばこれとか。それに、すぐに生産終了となってしまう。あまり売れていないのかもしれません。

写真集『美しい世界をめぐる旅』のご注文をポツポツいただいております。
今、原稿書きに追われており、しばらく清里に行くことが出来ません。よって東京からお送りいたします。到着までもうしばらくお待ちください。
https://tinyurl.com/26auf69e

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2023年8月17日 (木)

Twitterをはじめて、13年になります

Twitterを始めたのは2010年です。ある方と食事をしていたとき、ネットでの「つぶやき」が流行っているらしいと知り、面白いなと思った僕は、すぐにアカウントを開設し、呟いてみました。最初の呟きは何だったか、思い出せません。

Twitterは、主に写真展や写真集の告知として使ってきたのですが、ここ数年は「ブログをアップしました」というお知らせで使っています。たまに、Twitter独自で呟くこともあります。海外取材のときは、精力的にスマホで撮った写真をアップするようにもなりました。

TwitterやInstagramで発表している写真は、100%スマホで撮っています。しっかりしたデジタルカメラで撮った写真をアップしたことは、今まで一度もありません。作品を出してもいいのですが、データをパソコンに取り込んでレタッチするという手間が増えるので、今後もやることはないでしょう。

それにしても「X」という呼び名は慣れないですね……。何でこんな単純なネーミングにしたんだろう。
もちろんロゴマークはXでもいいと思うんです。X何とか、という感じで、Xからはじまる言葉を考えて欲しかったですね。
マスク氏は、熟考に熟考を重ねてXという名前を生み出したのではないと思います。
「ネットフリックスのNってカッコイイな。よし、うちは「X」でいこう」と、そんな単純なノリだったのではないでしょうか。
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2023年8月16日 (水)

旅で、三脚はどうしているか

ヨーロッパの最も美しい村を巡る旅では、リュック式のカメラバッグを使っています。レンズ交換が面倒になりますが、7〜8割方標準ズームを使って撮影を行っているので、レンズ交換のたびにカメラバックを下ろす作業はあまり行っていません。

では三脚はどうしているか。

カメラバックの横に取り付けています。写真のように、2本の足を下ポケットに入れ、上2か所をベルトで固定している。
このスタイルだと一つ問題が発生します。僕自身、自由雲台ではなくパン棒式の三脚を使っているので、上の部分がかなり出っ張ってしまうのです。歩いているときに三脚をドアや壁にぶつけてしまうことはしょっちゅうで、いつか車の側面を傷つけやしないかとヒヤヒヤしている。

以前、ジッツオの三脚フォルスターを使い、腰のベルト部分に三脚固定していました。サムライが刀を持つような感じです。
三脚を頻繁に使うときはいいのですが、今の時代、三脚はそれほど使わないので、この持ち方はやめてしまいました。

基本、風景は手持ちで撮影しています。最近のデジタルカメラは手ブレ補正機能が強化されているので、たとえ絞り込んでシャッタースピードが遅くなったとしても、ブレることはありません。
薄暗い室内の撮影でも、感度を2万とか3万に上げれば手持ちで撮影ができてしまいます。

三脚は小さければ小さいほどいいのですが、そうすると高さを得られないので、どうしても中型以上を選ぶことになります。正直言って「これしかない!」という完璧な三脚&雲台とはまだ出会っていません。
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2023年8月15日 (火)

スイスで食べた究極の料理

スイスのレストランのメインディッシュは20〜30CHFです。よって、前菜とデザートと飲み物を加えれば50CHF、日本円に換算すると8,000円くらいになります。
昼と夜、つまり1日2回レストランに入って食事をしていると、「食にこんなにお金を使っていいのだろうか……」と罪悪感を覚えますが、だんだんと日本円で考えることをやめ、現地での食事を楽しむようになっていきました。

「スイスの最も美しい村」巡りは、最終的には本にします。取材であまりケチケチしてしまうと、いい本が生み出せません。後先のことを考えず、取材費はガツンと使うようにしています。

今回の旅ではたくさんのスイス料理を食べたのですが、ナンバーワンは、ポスキアーヴォ村のレストランで食べた「ピッツォッケリ」と「シュペッツレ」でした。
ピッツォッケリは蕎麦パスタです。イタリアのロンバルディア州の名物で、スイスイタリア語圏でもオーダーすることができます。

シュペッツレは鶏卵、小麦粉で作られる肉団子のようなパスタで、ドイツ、オーストリアの名物料理になっています。ほうれん草とからめたソースの味が絶妙で、シェフはどやってこの味を出したんだろう……と、しばらくホークを動かす手を止めてしまうほどでした。

料理の世界は奥が深いですね。美味しい料理は旅人の心に永遠に残り続けます。同じ料理を食べるためにこの村を再訪したくなる。「風景」や「アート」にも確かにその力はあるのですが、料理には叶わないです。

東京にいるとき、打ち合わせなどでレストランに入ることがあります。でも東京にあるレストランは、親会社が経営しているところがほとんどなので、とびきり個性がある料理を提供してくれるところは少ない気がしている。駅ビルや百貨店に入っているレストランは大体横並びですね。料理は普通です。

かといって、有名なシェフが経営しているレストランは、食事をすると2万も3万もします。きっと美味しいのでしょう。でもそんな大金を払ってまで料理を食べたいとは思わないです。

昔、あるシェフの名前がついたイタリアンに入ったことがあるのですが、おいおいパスタはたったこれだけかよ、と失望感だけを味わいました。味は全く覚えていない。
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2023年8月14日 (月)

毎回、帰国後は時差ボケになります

スイスと日本の時差は7時間です。日本からヨーロッパに行くときは、時間が戻る形になるので、時差ボケにはなりません。問題は帰国したとき。時間に逆らって行動する形になるので、時差ボケの症状がはっきり現れます。

いつも移動中の機内ではできるだけ寝ないようにし、日本に戻ります。
到着が朝だったら、その日の午後、どんなに眠くなっても夜23時頃まで起きています。5時間ほど熟睡できる。

問題は2日目からです。
同じように夜まで起きていたとしても、今度はなかなか眠ることができません。
朝4時頃、ようやく眠ることができますが、何故か2時間ほどで目覚めてしまう。当然、日中は眠くて眠くて仕方がない。頑張って眠らない努力をしますが、それでも電車で移動しているときや、喫茶店で原稿を書いているときにウトウトしてしまう。この数分の眠りのせいで、夜はまた眠れなくなる……。

このように、眠れない、眠くなる、とう状態が4〜5日続き、疲労感、頭痛感、イライラ感といった症状が現れます。

時差ボケを治すには、日中どんなに眠くなっても眠らないようにする、という方法しかないと思います。これを頑張って続ければ、1週間程で完治します。
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【お知らせ】
写真集『美しい世界をめぐる旅』の販売を再開したしました。サイン本ご希望の方は、清里フォトギャラリーのサイトからご注文ください。3〜4日でお送りいたします。
https://tinyurl.com/26auf69e

2023年8月13日 (日)

日本に帰国しました

12時間半後、成田着。めずらしく一睡もしませんでした。
リムジンバスのキップを買い、自動ドアを潜って外に出ます。全身にベッタリとまとわりつく大気と接したとき、日本に戻ったことを実感します。
そう、この「湿度」が日本なんです。ヨーロッパは常にカラットとしているので、気温が高くてもそれほど暑くは感じない。

運がいいことに、今回も台風の影響を受けませんでした。
便がキャンセルになるって、すごく大変なことです。日程がびっしり決まっている「最も美しい村」の取材は、出発時、1日ずれただけでとんでもないことになってしまう。だからいつも2日ほど早めに現地入りするようにしています。
スケジュール変更になるとホテル代が余分にかかりますが、それ以上に大変なのが国際電話代です。

海外に行くとき、保険には必ず入ります。もちろんネット保険です。
いつも最高額をかけますが、2週間くらいの旅でだいたい2.5万円くらいです。
年会費を支払うクレジットカードにも海外旅行保険がオマケでついています。そのため保険に入らない人もいるようですが、クレジットカードの保険はお勧めしません。なぜから補償額が少ないからです。
海外旅行保険に関しては、いつかホームページの方で詳しく書くつもりです。

16日ぶりに東京の仕事場に戻りました。
真っ先にすることはプリンターの電源をONにしてインクのかくはん。プロ用のプリンターは12色もあるので、マメなケアが必要です。プリンターは常に使っていないとすぐに壊れます。

その後、4時間ほどかけて全撮影データをハードディスクにコピー。1枚のSDカードのコピーに20分ほど必要なので、その間にニュースサイトをチェックし、この2週間で日本で起こった出来事を頭に入れました。ビッグモーターの件、びっくりです。どの記事も食い入るように読みました。
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2023年8月12日 (土)

スイスからの帰国便に乗る

チューリッヒ空港の荷物検査は民間の会社ではなく警察官が行っています。よってかなり混むと聞いていたので、早めに空港に行くことにしました。

朝8時、トラムに乗って空港へ。スイス航空のカウンターでチェックイン。
スイスの空港のいいところは、4〜5時間前でもチェックインできることです。有人チェックインもOK。
今多くの空港が自動チェックインになっており、スタッフが数人しかいません。成田も、基本は自動チェックインで、2時間前でないとカウンターが開かない。

出発4時間前にEターミナルに入りました。免税品店を覗いて時間を潰します。
スイスを鉄道で旅していたら、モンディーンの腕時計がプチ欲しくなったのですが、200CHF以上したのでやめました。

スイス航空160便は定刻13時に離陸します。満席です。というか、今の時代、国際線はすべて満席です。よってシートは半年前に取らないといけません。数週間前だと3列シートの真ん中になってしまう。
日本人もかなり乗っていましたが、マスクは誰もしていませんでした。100%、ノーマスクに切り替わっています。

月が変わったので映画も刷新されていると思ったら、7月とほぼ同じでした。
「大河への道」は行きの便で観ていたのですが、後半部分をもう一度観ました。ラストは感動です。玉置浩二の「星路」、凄くいい歌ですね。早速購入します。

次に、「食べて、祈って、恋をして」を観ます。イタリア、ローマの描き方がうまいなあ〜と思いました。すぐにでも行ってみたくなる。
ハリウッド映画は、恋愛部分が日本人の感覚と大きくズレますね。この映画も、最後、この終わり方はないよなあ〜といった感じでした。

「Jerry & Marge Go Large」。老夫婦が宝クジを買う映画ですが、なかなか面白かったです。これ、日本でも上映すればいいのに。

「ザ・ブリザード」。海の怖さを知りました。実話に基づく映画です。かつてこんなことがあったんですね。
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2023年8月11日 (金)

電車でチューリッヒに移動

ルガーノは坂のある街。駅まではケーブルカーで登ります。
朝からかなりダイヤが乱れており、カウンターでチューリッヒ行きの電車の時間を何度も確認しました。モニターの号車番号に「行き先チューリッヒ」と書かれていないのです。
イタリア、ミラノは目の鼻の先。ここでミラノ行きに乗ってしまうと、大変なことになります。

10時2分ルガーノ発の電車に乗ります。重いスーツケースとカメラバッグがあるので、電車での移動はかなり大変。
車窓に流れる風景を見ていたら30分ほどウトウトしてしまいました。もちろんカメラバッグとサイドバッグは足下に置き、長いワイヤーで自分のベルトにくくりつけています。スイスは治安のいい国ですが、用心するに越したことはないです。

3時間後、チューリッヒ駅に到着。
33番線に移動し、空港行きのエクスプレスに乗りました。

予約していたホテルに電話すると、「シャトルバスは契約会社なので高い、トラムで来た方がベターです」と言われました。
おいおいホームページの情報と違うじゃん、という感じでしたが、素直にトラムで移動します。キップの買い方がわからなかったので、タッチパネルを適当に押してチケットをゲットした。

ホテルにチェックアウト後、遅めのランチ。
近くを適当に歩いていたらコープを発見。弁当を買うことができました。
夜もコープで。温かな骨付きチキン、美味しかったです。
スーパーで買うと、食事は20スイスフラン(3000円くらい)でいけます。
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2023年8月10日 (木)

2村取材しました。夕方、ルガーノへ

最も美しい村の取材、最終日です。
スタッフCさんにピックアップしてもらい、車でMorcote村に向かいました。
ヨーロッパは急速に電気自動車に切りかわろうとしています。今日、生まれて初めて乗りました。なるほど、確かにガソリン車よりもパワフルで乗り心地がいいですね。

湖沿いにある小さな村です。
まずは植物園を訪れ、教会、大聖堂の撮影を行いました。フレスコ画に感動した。

Muggio村へ移動。まずはハムとチーズで簡単なランチ。その後、村歩きを行います。
渓谷の下にある製粉所へ行ったり、鳥を捕まえていた建物を探したりと、山道をかなり歩きました。今日も2万歩突破。
今回、かなりディープなスイスを旅しています。資料が少ないので、今後、原稿を書くのが大変になりそう……。

夕方、ルガーノの街に落としてもらいました。3ヶ月前に日本から予約を入れたホテルにチェックイン。
近くにあったファーストフードで中華をテイクアウト、部屋で食べました。

夜、データ整理とパッキング。
取材をしていくと資料がたまります。2週間で3キロくらいになる。つまり、3キロの荷物を減らさなければなりません。
海外取材後半になると、日本から持ってきた衣類を捨てはじめます。今日もシャツをゴミ箱に入れました。明日空港ホテルでシャツとパンツ、カッパを処分すれば、スーツケースはちょうど23kgになる計算です。
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2023年8月 9日 (水)

スイス、アスコーナの町を歩く

午前中、3時間ほど町歩き。
暑くて暑くて、少し歩いただけで汗が噴き出てきます。
階段を上り、見晴らし台まで行ってみました。
まあでも、あまり写欲はそそらないかな。やはり観光地は苦手です。

ランチはコープで買いました。タイカレー、パン、バナナ、コーラで2500円くらい。

ホテルの部屋で少し休んだ後、YouTubeライブ配信を行います。
喋りながら1時間ほど町を歩きましたが、結構バテました。
今回、所々で旅動画も撮っているので、帰国後に編集し、YouTubeにアップします。

さて、夕食をどうするか。
このような観光地にあるレストランはだいたいハズレ、というのが経験からわかっています。それでも何か一つ食べてみるかと、湖畔のレストランに入ってみました。
パスタを注文したら30秒で出てきた(笑)味は普通。
何と水が9スイスフラン。トータル30スイスフラン(5000円)でした。
まったく空腹感と満足感が満たされなかったので、コープでパンとフルーツとジュースを購入(2500円)、ホテルの部屋で食べました。
やはりスイスの場合、どー節約しても、夕食は8000円くらいいってしまいます。

夜、高台から、町のマジックアワーとブルーモーメントを撮影します。ヨーロッパでこの光景を撮影するのは何年ぶりだろう……。1520年前、必死に頑張っていた頃の自分を思い出し、少しセンチメンタルになりました。
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2023年8月 8日 (火)

イタリアとの国境近く

朝は2度まで下がりました。ホテルから外に出たら身震いするほどの寒さ。冬用のフリースを持ってきて正解でした。

峠を越えます。
ここに、30キロを越える長いトンネルがあります。南下の途中、上り車線を見たら大渋滞でした。
今回、レンタカーを借りてチューリッヒに移動しようと考えたのですが、スタッフさんに反対されました。その理由がようやく判明。確かに車の移動だと一日潰れてしまいます。

Glornico村を取材。観光客は誰一人としていない静かな村です。
教会内部のフレスコ画、震えがくるほどの素晴らしさでした。

コープでサンドイッチを買って、大急ぎで近くの町の駅へ。1336分発の電車に乗ります。

スイスは電車での移動がベストですが、スーツケースなどの荷物があると、階段の上り下りがかなり大変です。

ロカルモの駅でCさんBさんと合流。この地区の公用語はイタリア語とドイツ語ですが、僕との交流ではすぐに英語に切り替えてくれます。二人のやり取りも英語になる。幾つもの言葉を巧みに操るヨーロッパの人たちって凄いですね。

車で山奥にあるBosco Gurin村へ向かいました。
とても絵になる村。昔の生活を紹介している博物館も素晴らしかったです。

夜、アスコナの町に戻り、ホテルにチェックイン。
ここは超観光地なので、軽く食べるところが見つかりません。必死になって歩き、安めのレストランを発見。パスタを食べました。さすがスイスイタリアン、美味しかったです。
明日は1村だけの取材なので、夕方から夜にかけて時間が取れそうです。ライブ配信を行います。

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2023年8月 7日 (月)

カートレインで移動

ホテルに朝食がつかなかったので、近くのパン屋さんでクロワッサンとコーヒー。
チェックアウト後、少し南下し、首都ベルンへ。高台にある公園から街の全景を眺めました。

その後、カートレインで谷を越え、Niedergesteln村へ。
JRRトールキンがインスピレーションを受けた村として知られています。山がえぐれたような渓谷がありました。
近くのレストランでランチを食べた後、カートレインに乗ってフルカ峠を越えます。確か10年前、初めてスイスの旅をしたとき、この電車に乗りました。
カートレイン、何で日本では廃止にしてしまったんでしょね。
例えば松本〜富山間とか。トンネルを造ってカートレインを動かせば、移動が楽になります。
日本も山国なので、電車用のトンネルはどんどんと掘るべきです。特に静岡とか。

スイスの風景はなぜ美しいのか。その秘密は、山肌を覆う緑の牧草地にあります。この国を旅していたら、日本もこのスタイルでいいんじゃないかと思うようになってきました。
まず杉林を全部なくす。その地を開拓し、草を植える。ただしソーラーパネルの設置は禁止。山肌に草の緑が増えれば、日本の風景が劇的に変わると思います。

18時過ぎ、Hospental村に到着。
気温は8度、かなり寒いです。フリースを来て村歩きを行いました。
ホテルの部屋は暖房が入っています。よって、洗濯をします。明日の朝まではに乾くでしょう。
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2023年8月 6日 (日)

雨のち曇り、晴れ 奇跡の水がある村へ

基本、ホテルには朝食がつきますが、稀に朝食なしの宿もあるのです。そんな宿はドアの開け閉めはパスワード。スタッフはいません。
近くにレストランがなかったので、今日は朝食を食べることができませんでした。

Aarburg村へ。残念ながら雨。カッパを着て、村歩きを行います。
崖の上にあるお城は少年刑務所になっていました。土曜日のみ、庭園などを見学できるそうです。

午後、Luthern村へ移動します。
小雨になったので、まずは奇跡の水から撮影を行いました。
その後、村歩き。丘の上から全景を撮影します。
いっとき雨が止んで青空が出ても、またすぐに雲が広がり雨になります。
ランチはPastetliを食べました。ソーセージパイかな。これも日本名がわかりませんでした。

18時過ぎ、Buren-an-der-Aare村に到着。
大きなカバーブリッジがある村です。
今の時期、スイスが暗くなるのが22時過ぎ。よって19時頃でも十分な取材が出来ます。

ライスが恋しくなったので、チャイニーズレストランに入ります。中華は当たり外れがありますが、このレストランの料理はとても美味しかったです。
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2023年8月 5日 (土)

カートレインで移動 2つの村を取材

雨です。
ホテルをチェックアウト。素晴らしいホテルでしたが、たったの90スイスフラン(15,000円)でした。でも夕食がどうしても50スイスフラン(8,000円)はいってしまうので、トータル23,000円になります。
スイスの物価、田舎は決して高くはないです。フランスやイタリア並みです。
そう、いけないのは円安。この円安、いつまで続くのでしょうか。

カートレインに車を乗せ、100キロほど西へ移動します。
カートレイン、何で日本ではやめてしまったんでしょうか。こんなにもいい移動手段は他にないと思う。

Gersau村を歩きます。
博物館にも立ち寄りました。案内には、ストラディバリウスが6台展示されていると書かれていたのですが、実際は写真のみでした。昔、部屋は楽器の保管庫として使われていたようです。
高台から全景を撮影します。

スイス一美しい街と言われているルツェルンを経由します。車からチラッと眺めたのですが、とても美しい景観を持つ街でした。ジュネーブやチューリッヒ以上にお勧めです。

小さな町、Bremgartenへ。まずはホテルにチェックイン。
雨はあがりました。
30分ほど時間があったので、大急ぎで洗濯。おそらく明日までには乾きませんね。半乾きのままスーツケースに入れて移動します。

夕方、3時間ほど村歩き。絶景と出会いました。
その後、街中のイタリアンで夕食。でもビールを入れて50スイスフラン(8000円)。味は普通でした。
毎日ホテルに戻るのは22時半頃。
クタクタで何も出来ません。。
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2023年8月 4日 (金)

オーストリアとの国境近く 「ウルスリのすず」の舞台

雨・曇りです。
朝方の気温は5度まで下がりました。フリースが手放せません。
今日からまた車での移動です。
峠を越え、Madulain村へ。
村歩きの途中、現代アートが展示されている美術館を取材。
カプチーノでも飲もうと思い、村内にある小さなホテルに入ります。併設するレストランがミシュランの星を獲得していました。
シェフにインタビュー取材。

Tschlin村へ移動。
1時間ほど村を歩き、村内で見つけたブラッスリーで食事。
Käseknödel、とても美味しかったです。体が温まりました。
この料理、日本名は何というんだろう。スマホで調べてもわかりませんでした。

その後、「スイスの最も美しい村」にはまだ登録されていないいくつかの村を巡ります。
『ウルスリのすず』の舞台となったGUARDA村を訪れました。スイスではハイジ同様に知られている物語です。
僕自身、全く知識がなかったのですが、ネットで調べてみたら、日本でも絵本が出版されていました。今度、買って読んでみます。
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2023年8月 3日 (木)

イタリアとの国境近くの村へ

電車とバスを乗り継いでPoschiavo村へ。
スペイン通りと呼ばれる界隈から村歩きをはじめます。
大聖堂と美術館は撮りごたえがありました。

お昼は広場近くのレストランでソバパスタを食べます。とても美味しく、今までに食べたパスタの中でベスト10に入る味でした。
昨年と今年の取材を通し、スイス料理に随分と詳しくなりました。「スイスの最も美しい村」では食に関しても紹介していこうと思っています。

電車でBergün村へ。
車窓からの眺めが素晴らしく、たくさんの写真を撮りました。というのも、運良く窓を開けることができる客車だったのです。

駅前にある鉄道博物館を取材した後、崖の上にあるLatsch村に行ってみます。スイスのハイジは、この村で撮影が行われました。

その後、スイスの最も美しい村協会のK氏が加わり、夜は3人で食事。
夜は激しい雨になりました。
明日、3泊したホテルをチェックアウト、北上して行きます。
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2023年8月 2日 (水)

山岳地帯は電車とバスで移動

山岳地帯は電車で移動します。
朝食後、近くの駅へ。914分発の電車に乗る予定でしたが、15分遅れ。
サンモリッツでポストバスに乗り換え、Promontognoへ。ここでまた乗り換え。
電車が遅れたせいで、乗る予定だったバスを逃します。

1時間後、ようやく来たバスに乗ってSoglio村へ。到着は13時を回っていました。
すぐに村歩きを始めます。
山あり緑ありで、とても雰囲気のいい村です。日本人が考えるハイジのイメージは、おそらくこんな感じなんだろうな……と思いながら写真を撮りました。
ハイジのイメージの場所って、スイスにありそうでないんです。
ハイジの世界といえばマイエンフェルトや、その上にあるハイジ博物館周辺が有名です。今回、移動途中に立ち寄ってみましたが、正直言って、ハイジ感はあまりありませんでした。マイエンフェルトはごく普通の小さな町です。

村のホテルでランチを食べた後、大急ぎでバス乗り場へ。1530分発のバスにギリギリ間に合います。

バスと電車でBergun村に戻ります。
1時間ほど村内を歩き、18時にOPENした博物館を取材。
近くのイタリアンで夕食。ホテルに戻ります。

今日は1村のみの取材でした。
足が痛くて痛くて。というのも、メレルの靴が合わないのです。小指に豆ができる。幅広を買えばよかったです。
いずれにせよ、トレッキングシューズはミズノがベストです。日本人の足にぴったり合う。
お願いです、ミズノさん、また作ってください。
靴に関しては、ホームページの方に詳しく書いていますので、読んでみてください。
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2023年8月 1日 (火)

今日はスイスデーです

小雨です。
Brigels村に到着。写真を撮りながら村歩きをはじめます。
徒歩30分ほど、丘の上にある聖堂に行ってみます。外壁の工事をしており、写真は撮れませんでしたが、見晴らしは素晴らしかったです。

南下し、Splugenへ。
時折、晴れ間が覗きます。
ライン川はじまりの地で、イタリア国境の近くです。ニーチェなど、多くの著名人が宿泊したホテルがあり、部屋やワインセラーを撮らせてもらいました。
3時間ほど村歩きを行います。
ホテルのレストランでランチ。スイスの伝統料理カプンスを食べます。これ、とても美味しいです。色々なところで食べている。

移動中、鉄道写真のスポットに立ち寄ります。待っていたら列車が来ました。

Bergun村に到着。
今日81日はスイスデー。広場でちょっとしたイベントが開催されていました。村歩きの後に参加し、立食し、ビールを飲みます。

ホテルに戻ります。今日からこのホテルに3泊します。ということは洗濯するいいチャンスです。
旅先での洗濯が嫌で嫌で(笑)今日もクタクタに疲れ切っていたので、早く寝たい早く寝たい、とブツブツ呟きながら衣類を洗いました。
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