僕がやろうとしているのは「最新情報」を伝えることではありません。その時代の記録です
東京を出発、東北道を北へ向かいます。
明日から、「最も美しい村」に登録されている3村を取材します。本当は4村だったのですが、北塩原村が退会しました。冬のいい写真があったのですが、残念で仕方ありません。
10月は四国を訪れる予定ですが、あの馬路村も退会しました。
今後、「取材したけど、本としてまとめるときは退会している」という村が出てくるでしょう。
その村を没にするのではなく、あえて紹介していこうと考えています。
僕が作ろうとしているのは、ガイドブックではありません。その時代の村の記録です。だから退会とかはそれほど気にしていない。
ハッピードリンクショップは、この3年で70店舗も増えました。同じく数十店舗が撤去されています。もちろん、今はない店舗も写真集では発表します。
プリンスエドワード島にしても、今となってみれば、80年代、90年代に撮った写真に価値が出てきています。キャベンディッシュ村にある「赤毛のアン」の家はとても素朴でした。ゴルフ場の脇に、建物がポツンと建っているだけ。小さな駐車場があり、そこからアンの家まではスッと行けた。当然、入口ゲートなんかありませんでした。
「赤毛のアン」の家の作品額やアクリルは時々ご注文をいただきますが、やはり多くの方が、90年代のアンの家を選びますね。家の前に、リンゴの木がポツンとある作品です。
80〜90年代、プリンスエドワード島には、たくさんの切妻屋根の民家がありました。
いつか、「プリンスエドワード島・1989年」というような写真集を作ろうかと思っている。100部くらいなら売れるでしょう。
問題は、フィルムが退色によって30〜50%くらい色が失われていることです。印刷会社さんで、退色補正のプロとタックを組めば、何とかなるかもしれません。
夕方、福島県昭和村に到着しました。田園風景の中に、ポツンと佇む木造の小学校。昭和の世界が広がっていました。
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