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2023年10月

2023年10月31日 (火)

変化を求めていない

Macのパソコンに不具合があったので、アップルに電話しました。
残念ながら解決には至りませんでしたが、やはりアップルは凄い企業だなあ〜と改めて思った。
まず、フリーダイヤルの電話がすぐに繋がります。30分も1時間も待たされたなんてことは今まで一度もない。たとえ週末でも、平日の昼時でもすぐにスタッフが応答する。
対応も丁寧過ぎるほど丁寧です。ネット回線を使った画面共有で、こちらのパソコンにサクッと入り、設定を一つ一つチェックしてくれる。追加の質問も、担当者にメールかボイスメールで送ることができます。実はもう3回もやり取りを繰り返しています。
こんな企業、他にないですね。特にスマホやネット関連の会社は、電話してもなかなか繋がらないし、最近は電話番号を公開していない会社が多い。質問はメールのみで、その回答も1週間くらい経ってから来る。
やはりアップルは神対応だと思います。

まあでも、毎年新しいOSを出すのだけはやめてもらいたいですね。
一つのOSを3年くらい継続し、こまめにバグを修正して、パーフェクトなOSに近づけてもらいたい。毎年中途半端なまま、次のOSに移行している気がする。Macの最新OSはとにかくバグが多いんです(笑)
いま、多くの人が13のVenturaだと思うのですが、すでに14のSonomaが発表になっています。14に切り替えてもいいのですが、ソフトやプリンターのドライバがまだ対応していない。よって3〜4ヶ月は見送りです。 

そもそも、僕は変化を求めていない人間なんです。電気自動車を欲しいと思ったことは一度もない。いまだMT車に拘っているし、フィルムでも作品作りを行っている。
シャツもユニクロでずっと同じ物を買い続けている。
「パイの実 贅沢カマンベールチーズ 黒トリュフを添えて」が終わってしまったことにイライラしています。これは定番にして、最低でも10年は販売を続けてほしかったです。

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2023年10月30日 (月)

クリアファイルをテスト中。うまくいけば制作します

7時〜9時はメール、9時〜14時は原稿A、15時〜17時は原稿B、20時〜25時は写真展の準備や動画編集。
いまはこんな感じで1日のスケジュールを決め、時間通りに動いています。これを来年の2月まで続ける。

ジュンク堂書店の展示会の準備も少しずつ始めています。
いま、クリアファイルのテストしている。もし結果がよければ、プリンスエドワード島の代表作で5種くらい作ります。
ご存じのように、クリアファイルは制作費が高額なので、最低でも500枚売らないとペイできません。いままで作らなかった理由はそこにあります。
今回は各100枚くらい作り、7割くらい売って制作費の元が取れればいい、という計算でいきます。

ポストカードはだんだんと売れなくなってきました。なぜなら「紙」だから。
「紙」の作品はいいと思うのですが、そう言っているのは制作者だけで、一般の人は紙を求めなくなっているのです。第一、手書きの手紙を書く人が少なくなった。

でも先日、ある文房具店の方に、「吉村さん、ポストカード業界に参入するなら今がチャンスですよ」と言われました。なぜなら、ポストカードの製作会社が次々と倒産している。しかし文房具店や書店にはまだ少なからず売り場があるので、店側は新規のポストカードの制作会社を求めている。吉村さんがやる気になれば、即、販売契約成立です、とのこと。
まあでも、吉村事務所がそれをするには、出荷や在庫管理、営業してくれる人を雇わなければダメですね。よって、現実的ではありません。

いずれにせよ、昭和の人間は、どーしても紙の文化を捨てることができないのです。だから部数を落としても、紙の作品を作り続けてしまう。結果、苦しくなっていく。

紙にまったく拘りのない20代、30代の表現者たちは、デジタル、すなわちネットの世界だけでうまくやっています。そして、稼ぎまくっている。凄いなあ〜といつも感心します。

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2023年10月29日 (日)

暗室と引伸し機が欲しい

渋谷のギャラリー・ルデコで開催されているgrayn展を観に行きました。モノクロフィルムに拘って活動している大学生の写真展です。
今度、彼らと対談を行います。年内にはYouTubeにアップできるでしょう。

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Graynは、各大学にある暗室を守ることを目的に活動しています。40年ほど前は、どの学校にも暗室はありました。僕の高校にもあった。あの暗室のお陰で、吉村は写真家になることができたのです。

暗室作業、いつか再開したいと思っています。
実は20代の頃に使っていた引伸し機を実家でキープしているのです。タンクや現像バット、イーゼルはさすがに処分しましたが、今でも製造されているので、購入は可能です。

問題は場所です。東京も松本も、暗室にできるようなスペースはありません。
清里の森でギャラリーをはじめたとき、水道があったキッチンを暗室にする予定でした。そのために15万もかけて流し台を新調したのです。結果、暗室のあの字も考えることなく1年が瞬く間に過ぎ、物件は解約となりました。あのログハウス、暗室を造るには最高の場所でした。

暗室の夢はまだ諦めていません。いつか造ります。でもうかうかしていると、夢はいつになっても叶いませんね。
来年こそは何らかの行動を起こします。 

引伸し機はまだ買えるのだろうか……とふと気になって検索してみました。さすがに新品は無理ですが、中古ではたくさん出ていますね。みんな処分に困っているのでしょう。
どうせ買うんだったら、4×5まで出来る引伸し機が欲しい。これはタマ数が少ないので、中古を探すのが大変になってくると思う。
大型引伸し機をお持ちで、処分に困っている方がいたら、是非ご連絡ください。吉村が買い取れるかもしれません。 

2023年10月28日 (土)

Xiaomi Smart Band 7はGmailが全文読める!

XiaomiのSmart Band 7ですが、何と、通知で来たGmailが全文読めるようになっていました! 
これって、凄いことなんです。今までWear OS by Google対応のスマートウォッチしかGmailの全文は読めなかったわけですから。
もう大きなスマートウォッチはいらないかもしれません(笑)

Smart Band 7の販売は終了していますが、在庫が山ほどあるらしく、Amazonをはじめ、色々なところで売っています。僕は秋葉原のイオシスで2,980円で買いました。今は売り切れです。

先日、この後継機として、Smart Band 8が発売になりました。対応アプリ(7はZepp Lifeで、8はMi Fitness)が代わるので何とも言えませんが、8もGmailが全文読めるかもしれません。使ったことがないので何とも言えませんが……。
でも、8の方が、新しいだけあって、デザインがいいですね。

いずれにせよ、Smart Band 7は超コスパが高いと思います。歩数、心拍数、血中酸素、睡眠記録も正確に計測してくれます。

Amazon
Xiaomi SmartBand 7

Xiaomi SmartBand 8

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20年前は、紙の道路地図を見て、ヨーロッパを走っていた

今年の夏から、アンドロイドオートで、スマホ側のGoogleマップとの同時使用が出来るようなりました。以前は、スマホをアンドロイドオートに接続すると、画面がブラックアウトしていた。

同時使用は大変便利です。スマホ側で目的地を検索し、ナビのスタートボタンをクリックすると、その画面が車のモニターに表示されるからです。ハッピードリンクショップを巡る旅でこの機能を使いたかったです。

よって、夏からGoogleマップナビを多用しています。車載ナビはどうかというと、実はこちらの方もよく使う。つまり二つを上手く使いわけながら移動を繰り返しているのです。

車の車載ナビは、それなりの良さがあります。高速のサービスエリアの案内が詳しく出るし、何より交差点や走行車線のイラスト表示がわかりやすい。
マツダ車は、車載ナビとアンドローイドオート(GoogleMap)の画面をワンボタンで切り替え出来ます。使い勝手がいいです。

海外でレンタカーを運転するときもカーナビを使っています。ガーミンのナビ、もしくはアンドロイドオートです。
でも20年前、フランスの最も美しい村をテーマにしたときは、ナビはまだ一般的ではありませんでした。すべて紙の地図で旅を行っていた。

フランスに到着すると、まずは空港の書店に立ち寄り、ミシュランの分厚い道路地図を買います。その地図から目的の村を探し出し、標識を頼りにハイウェーと一般道を走り、村へと向かう。
ヨーロッパの道は、日本の3倍くらいゴチャゴチャしています。車を停めては地図を見る、その繰り返し。何度も道に迷いました。

今の自分だったら、メガネをかけないと小さな文字が読めないので、かなりハードな旅になっていたでしょう。ある意味、スタートしたのが30代でよかったと思っています。

これが、電話帳くらいの厚さがあるミシュランのフランス道路地図。毎回、村の表記を見つけるまでに30分くらいかかった。
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2023年10月27日 (金)

水戸でトークショーを開催します

【お知らせ】

水戸で、トークショーを開催いたします。
お問い合わせ、お申し込みはお電話かメールでお願いいたします。

「行ってみたい! ヨーロッパの最も美しい村」
 期日/2023年11月25日(土)14:00〜16:00
 場所/水戸市国際交流センター 参加費500円
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池袋ジュンク堂書店で、ミニ作品展を開催いたします。
12月15日から約1ヶ月間
トークショー(日時はまだ未定。1月の週末になると思います)

2023年10月26日 (木)

集めた資料の整理の仕方

旅が終わり東京に戻った翌日は、かなりバタバタしています。
まずやらなければいけないのは、取材で集めた資料の整理です。

ファイルボックスは、Amazonでこれを買っています。

https://amzn.to/46OGBIA

「日本の最も美しい村」の取材は、ブラザーのラベルライターで村名を出力し、背の部分に貼り付けます。白いテープだと事務所っぽくなってしまうので、透明テープを使うのがコツです。
この資料の整理を怠ると、数年後、大変なことになります。原稿が書けなくなる。

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取材ノートは、コクヨ Campus 5号(B)です。色々なノートを買って試しましたが、このノートがベストである、という結論に達しました。
海外取材でもこのノートを使うので、年間100冊は買っています。

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同じような感じで、中のページが切り取りできるノートがありますが、あれはフィールド取材には適しません。取材中はノートを何度も出し入れするので、ページがどんどん破れてくるのです。

撮影済みの写真データは、3つのハードディスクにコピーします。これでどうしても5〜6時間は潰れる。
写真データの整理方法については、いつかHPの方で詳しく書きます。

ポストに届く郵便物は、なかなか開封している時間が取れません。今は1ヶ月に一回のペースでしょうか。いつもお手紙のお返事が遅くなり、本当に申し訳なく思っております。

取材で使った経費、つまりレシートの整理もしなければなりません。
インボイスの登録番号の記載がない手書きの領収書は、経費として認められなくなりました。
レシートを見ると、なるほど、ほぼすべてにインボイスの登録番号がすでに記載されていますね。どのお店も企業も凄いです。
吉村事務所も番号は取得済みです。たまに本代とかのレシートを発行することがあるので、まずは登録番号のゴム印を作ることからはじめてみます。  

2023年10月25日 (水)

新東名を走って東京に戻る

夜、250キロほど走り、兵庫の安ホテルで一泊。
深夜2時半にチェックアウト。高速に乗って東京を目指します。なぜ真夜中に出発するかというと、高速の深夜料金を適用するためです。やはり30%割引きは大きい。今月はたぶん高速代が10万を越えます。つまり深夜や週末に走ることで3万円も節約できる。

昨日は2時間しか寝ていません。途中、何度も激しい睡魔に襲われ、その度にサービスエリアに車を停めて仮眠しました。
何でこんなにも体力が落ちてしまったんだろう……。30代の頃は、2日くらい寝なくても全然平気だったのですが。

高速でのランチは唐揚げ定食と決めています。
名古屋〜静岡間で、あるサービスエリアの唐揚げ定食を楽しみにしていたのですが、前回食べたら味が随分と落ちていました。おそらく店長、もしくはシェフが変わったのでしょう。
そこで今回は、駿河湾沼津サービスエリアの「から揚げ匠カレー」で唐揚げ定食を注文してみました。とても美味しかったです。次回からここで食べます。

隣では中高年ライダーが食事をし、いま何かと話題のハーレーX350の話をしていました。X350も魅力ですが、やはり僕はセローですね。中古はたくさん出ている。いつか買う。

その後、一気に車を走らせ、東京に戻りました。
11日間の国内取材、無事に終わりました。年内の旅はこれで打ち止め。11月からスイスの美しい村の執筆活動に入ります。

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2023年10月24日 (火)

漫画アートの島、高井神島へ

8時10分の船で高井神島へ。船を下りたのは一人だけ。
集落の家の壁には有名漫画家のイラストが描かれており、「漫画アートの島」として知られています。
スペインとイタリアの村にも、建物の外壁に絵が描かれた村があります。日本はどんな感じになっているんだろう……と興味を抱きました。

なるほど、港沿いにあるすべての家屋に漫画が描かれているんですね。十分楽しむことが出来ました。
何度か往復し写真を撮っていたら、この中に地元の子供たちの絵が混じっていてもいいのにな、と思ったりもしました。プロの作家さんの作品だと、どうしても敷居が高くなってしまうような気がするのです。 

9時半発の船で弓削島に戻ります。
ゲストハウスを幾つか取材した後、キッチン313へ。
チョコレートや季節限定のイチジクのベーグル、とても美味しかったです。近くにあれば毎日通っていると思う。

上島町の「島の日々をめぐる本」というパンフレット、とてつもなくクオリティが高いのです。
この本を中心になって制作したのが、313のご主人です。島で編集者として活躍しています。15分ほどお話することができました。

その後、島々をぐるりと一周して風景を撮影します。
夕方の船に乗って因島に渡り、高速を走って関西へ向かいました。

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2023年10月23日 (月)

各地を巡ります

上島町は25の離島(有人島7、無人島18)が集まってできた町です。瀬戸内海にあります。
大きな3つの島は橋で結ばれており、「ゆめしま街道」はサイクリストに人気です。
移住者も多く、ゲストハウスやレストランを経営したり、農業や漁業に従事しています。今日はたくさんの方とお会いし、インタビュー取材を行いました。
島々を一望できる高台にも連れて行ってもらいました。真っ青な穏やかな海。感動です。

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2023年10月22日 (日)

船で上島町へ

今治のホテルをチェックアウト。

今治インターから高速に乗って来島海峡第二大橋を渡ります。瀬戸内海国立公園の美しい景観を楽しみながら車を走らせていたら、旅をしているんだな〜という気分が高鳴ってきました。

因島南インターで下り、立石港へ。駐車場に車を停めて船のチケットを購入。たった3分の航海ですが、上島町に入るには必ず船に乗る、というのがいいんですね。橋を造らない理由を、明日尋ねてみようと思います。ちなみに、上島町の生名島と弓削島と佐島と岩城島は立派な橋で結ばれています。

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弓削島と佐島を少しドライブしてみました。キラキラ光る青い海に囲まれているので、島内にあるすべての風景が輝いて見えます。
観光地化していたら嫌だなと思っていたのですが、そんなことは全くありませんでした。静かでゆったりした島時間が流れています。五島列島に似ている。

まずはランチ。「しまでカフェ」に入り、鯛を一匹食べました。1300円。

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島々を一望できる展望台に向かったのですが、道が細いので諦めました。火曜日、軽のレンタカーかレンタルバイクがあれば借りてみます。

古民家ゲストハウス「汐見の宿」にチェックイン。素敵な女性たちが管理している宿です。夕食後、インタビュー取材。

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2023年10月21日 (土)

Amazonで、カレンダーの販売が始まりました!

Seasons of Splendor「美しい世界をめぐる旅」2024年カレンダー

https://amzn.to/407DAAp

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本山町〜今治へ

本山町2日目です。
朝からよく晴れました。今回は天候に恵まれています。
汗見川の美しい水の表情を撮ろうと思ったら、朝は山の影になっていました。11時くらいの光が良さそうです。

町中に出ます。役場の駐車場に車をとめ、歩いて神社などを巡りました。
本山さくら市では、地元の特産品を一堂に集めて販売しています。写真を撮った後、「天空の郷」を二袋買いました。クジを引いたら、何とお米が当選。三袋になりました。今日は朝から運がいいです。

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遺跡や岩屋、汗見川の上流部分など、行きたいところが幾つかあったのですが、道が細いので諦めます。
今後日本をテーマにするとしたら、軽自動車でないと無理だな、と思いました。
ハイエースやデリカやランクルなどは、いかにも写真家って感じですが、撮影には不向きです。キャンピングカーなんかもってのほか。A地点からB地点への移動だけなってしまいます。写真家は、キャンピングカーを一度は買うのですが、みんなすぐに手放してしまいます。

次に乗る車の第一候補は、ホンダのN-VANですね。ただ車高が低いのが気になる。となるとジムニーベストですが、3ドアだと荷物が積めない。5ドアを出すべきです。アトレーやエブリイワゴンは、大量の機材が積めますが、足下のタイヤの出っ張りが好きになれない。

お昼は、モンベル、アウトドアヴィレッジのレストランでピザを食べました。美味しかったです。

3時、本山町の撮影を終了。高速に乗って、いっきに今治へ。駅間前のビジネスホテルにチェックイン。
明日はいよいよ瀬戸内海です。

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2023年10月20日 (金)

棚田の風景 今日もたくさんの方とお会いしました

高知県本山町です。役場の方にご案内いただきました。
まずは棚田の風景から。この地で生み出される「土佐天空の郷」は、お米日本一コンテストで史上初となる2度の日本一を受賞しています。
特産品ブランド化促進協議会の会長さんとお会いしました。その後、蒸溜所、モンベルアウトドアヴィレッジ、大原富枝文学館、清流館と取材していきます。

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四国は皆さんいい方ばかりです。
インタビュー取材って、実のところすごく難しいのです。断ってくる人もたくさんいるし、取材を受けてくれても、「いま嫌々インタビューを受けているんだな……」と感じる人もいる。
基本、メジャーな観光地は最悪に近いです。あとラーメン店をはじめとする人気飲食店もダメ。
昔、る○ぶの記者をやったことがあるのですが、ドアを開けると、「マスコミは出て行ってください」と何度断られたことか。

四国にはそれがありません。今回の取材でも、皆さんいい人ばかり。人の良さが滲み出ています。
いい人と会って話をすると、自分もいい人になろうと思うから不思議ですね(笑)

お昼は、いち松でローストビーフ丼を食べました。美味しかった。
本山町は「あかうし」でも知られています。美味しいお米と美味しい牛肉。本山で暮らしてみたくなります。

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本山町には、水の透明度が高い汗見川が流れています。夏場は、川遊びをするために高松方面からたくさんの人が訪れるのだとか。
移動途中にチラッと見ましたが、川底が見えるほど水が透き通っていました。天気が悪かったので写真は撮りませんでしたが、明日、カメラを向けます。

清流館2泊目。今日も一人です。
明日の夕方、今治へ移動します。

2023年10月19日 (木)

ひまわり コキア ポツンと学校

まんのう町と言えば「ひまわり」です。
一般社団法人サンフラワーまんのうに立ち寄り、代表の方からじっくりと話を聞きました。まんのう町のひまわりには素晴らしいストーリーがあります。
ひまわりオイルの製造工程も見せてもらいました。絞りたてのひまわりオイルを試飲しましたが、香ばしいナッツの香りがして、とても美味しかった。美容にもいいそうです。
ひまわりオイルは通販でも買えます。全国からの注文がかなり入っているらしい。
https://manno-himawarioil.com/

午後は各地を巡り、風景を中心に撮影を行いました。
最も美しい村の取材は、人がテーマになるので、インタビューがメインです。つまり文の方。
かと言って、写真をおろそかにできないので、風景もしっかり撮るようにしています。

まんのう町と言えば満濃池が有名です。ただこの湖は「最も美しい村」のエリアにはないのです。まんのう公園は含まれている。
このあたりとても複雑なので、数年後、本にするときに詳しく解説します。

まんのう公園にも立ち寄りました。四国唯一の国営公園。コキアとコスモスが満開でした。平日ですが、多くの人が訪れていた。最近はコスプレーヤーが多いですね。表現の場がインスタになっているからでしょうか。

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PM3時、まんのう町を出発します。
1時間ほど高速を走って高知県本山町へ移動。

山の中にある清流館という宿に宿泊。ここは閉校になった学校です。そこそこ大きな木造校舎に一人で泊まっている。35年間で色々な宿に宿泊し、様々な体験をしてきましたが、学校に一人というのは初めてです。

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2023年10月18日 (水)

まんのう町 草履職人 田舎そば川原

高松のホテルをチェックアウト。下道を1時間ほど走ってまんのう町へ。
役場の担当者さまにご案内いただき、各地を巡ります。

まんのう町と言えばひまわり畑。秋はコスモスが咲き始めていました。

お昼は「山内うどん」。お店は郊外の竹林の中にあるのですが、11時の段階ですでに行列が出来ていました。
手打ちうどん、美味しかったです。

蕎麦の段畑が広がる「島ヶ峰」を取材。まんのうそば生産振興会の会長さんにご案内いただきました。
いま、まんのう町は蕎麦の文化が根付こうとしています。

「達磨草履工房」草履職人の寺田真也を取材。山の中、家族で自給自足の生活をしながら作品を生み出し続けています。寺田さんの行き方に大いに影響を受けました。
カヤツリグサ(七島い)から生み出される草履は、履けば履くほど足に馴染んでいきます。5年10年と持つらしい。
完全オーダーメイドで、全国から注文が殺到しています。皆さんも如何でしょうか。僕もいつか作ってもらいます。
https://dharmakoubou.theshop.jp/

夜は「田舎そば川原」に宿泊します。
川原恵美子さんは、チャンネル登録57万人越えのトップYouTuberとしても知られています。夕食後、3時間くらい話し込んでしまいました。とても楽しいひとときだった。
https://www.youtube.com/@inakasoba-kawahara

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2023年10月17日 (火)

上勝町の取材を終え、高松へ移動

上勝町は、自治体として初めての「ゼロ・ウェイスト宣言」を行ったことで知られています。
今日はゴミ問題について取材をしていきました。写真はあまり撮れなかったので、これに関しては文章で書くつもり。

午後は、棚田を撮り、慈眼寺を訪れました。本堂まで歩いた。
う〜ん、やはり日本の田舎はCX-5では無理。四国の道を甘く見ていました。
高台にある棚田に行ったとき、たまたま対向車が来ました。道を譲るためのバックはスリル満点だった。
あと、細い道の両脇に潅木が茂っているので、車のサイドは細かい擦り傷だらけ。こればかりは仕方ありません。

写真を撮っていたら、目の前に体長18センチくらいある巨大ウシガエルがいました。かなりびっくりした。

14時、撮影を終了し、徳島の街中へ。今回最初の給油。CX-5、満タンで950kmも走るんです。
四国はガソリンが安いです。リッター160円台です。軽油は137円でした。

高速を1時間ほど走って高松市内へ。庵治石の撮影でお世話になったFさんと2年ぶりにお会いします。

夜はホテルの部屋で膨大な資料の整理。
頭を切り替え、明日の朝、まんのう町へ向かいます。

夜はクタクタで、長いブログが書けず、申し訳ありません。。。

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2023年10月16日 (月)

上勝町でたくさんの方とお会いしました

徳島県上勝町です。
朝、役場の方と合流し、村内を案内してもらいます。8人の方とお会いし、インタビュー取材を行いました。
スギの製材所、スギを使って作る糸、焼酎&日本酒、晩茶、喫茶店のオーナー、商店のオーナー、元町長……など。

夜は古民家の宿に宿泊し、囲炉裏で鍋を囲みながらオーナーから色々な話を聞きました。
邪馬台国は徳島説、剣岳に眠るソロモンの秘宝……。

四国は奥が深いです。

一つ困った問題が。何となく予想はしていたのですが、やはり四国の村の取材はCX-5では厳しいです。とにかく道が細く、入っていけない。宿に行くまでが大変でした。
今日は役場の軽自動車でしたが、明日はCX-5で各地を巡り、取材を行います。幾つか諦めなければいけないテーマ、風景があると思います。

何度もブログで書いていますが、日本の田舎の道は軽自動車がベストです。つまり写真家の車は軽でなとダメということになる。今後の村の取材は現地でレンタカーを借りるなどして、うまく使いわけていきます。
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2023年10月15日 (日)

徳島県、上勝町へ移動

早起きし、6時に東京を出発。首都高を走り、東名高速に抜けました。

珍しく大雨です。静岡まで土砂降りで、結局清水サービスエリアでは車から下りて建物に移動することが出来ず、そのまま浜松まで走り、トイレ休憩をしました。鈴鹿サービスエリアでは青空が広がります。

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明石海峡大橋を渡った先にある淡路サービスエリアで遅めのランチ。
観覧車や橋の撮影で何度も来た場所です。相変わらずトンビが頭上を飛び交っていた。

高速の移動は睡魔との戦いです。昨晩は5時間ほど寝たのですが、情けないことにハンドルを握ると眠くなる。20代、30代の頃は睡魔など微塵もなかったのですが、やはり中年になると眠くなる。
睡魔を感じたら無理せず休憩、を心掛けています。

ラジコで先週の「あ、安部礼司」を聴きます。その後、地元のFMにチャンネルを合わせると、ベストテンをやっていました。「唱」とか「アイドル」を初めて聴いた。
なるほど、いまみんな踊っているのはこの曲だったんですね。ようやくわかって、すっきりした。

徳島インターで下り、下道を走って「最も美しい村」上勝町へ移動。町と名がつきますが、山に囲まれた素朴な村です。
PM5時、温泉宿にチェックイン。
宿の入口に必ずある「吉村様」、何だか恥ずかしですね。会社名で予約すると、「有限会社吉村和敏事務所様」になっている。よって、今は必ず個人名で予約するようにしています。
明日の朝から上勝町の取材に入ります。

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2023年10月14日 (土)

四国へ向かいます

四国を取材中です。
毎日ブログを更新するつもりでいます。

●2024年度版のカレンダーの販売、あと少しで始まります。Amazonは20日前後にアップされると思います。
素晴らしい仕上がりです。ご期待ください!

●池袋ジュンク堂の作品展は、12月中旬からです。トークショーは土曜日になると思いますが、決まり次第、ブログとTwitterでお伝えします。

●水戸でトークショーを行います。テーマはヨーロッパの美しい村です。定員80名で先着順です。
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2023年10月13日 (金)

睡眠測定は小さなSmartBandがお勧めです

電車に乗っている人の腕を見ると、かなりの率でスマートウオッチを装着していますね。特に女性のAppleWatch装着率が高い。

僕はいま、スマートウォッチはTic Watch Pro 5を使っています。決済機能が使えないという不満はありますが、端末としてはまあまあの出来だと思う。来年もしかしたらGoogle Pixel Watch 2か、XiaomiのWear OS by Google対応のスマートウォッチに乗り換えるかもしれない。

Wear OS by Googleのスマートウォッチで、ついに「Gmail」の単独アプリがリリースになりました。これは大変便利です。通常スマートウォッチでは、通知で来た直近のメールしか本文を読むことが出来ません。しかしGmailアプリを起動すれば、過去のメールも遡って読むことができるのです。もちろん全文です。

スマートウォッチの広告では、モデルさんたちが睡眠測定をするために夜も腕時計を腕に装着して寝ています。
僕はこのスタイルは苦手ですね。就寝時に大きな腕時計を装着したまま寝るなんてことは出来ない。清潔感もないような気がする。

睡眠測定には、スマートバンドがお勧めです。
腕にあるのを忘れるくらい小さく軽いので、装着したまま寝ても、全く違和感がないのです。
こんな小さな端末でも、しっかりと睡眠時間、睡眠の質を測定し、即座にスマホと同期されます。

 

いま使っているスマートバンドは、XiaomiのSmart Band 7です。秋葉原で2,980円で購入しました。
スマートバントのZepp Lifeのアプリを使えば、Google Fitと同期が可能です。

日中はスマートウォッチ、運動時や夜はスマートバンド、というのがベストな使い方だと思います。

HP更新しました。
https://kaz-yoshimura.com/
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2023年10月12日 (木)

いいものを残していくことが出来ない時代

普段スマホを見ていると、たくさんの情報が入ってきます。でも面白いことに、ネットからの情報は、どれもす〜っと流れていってしまう。記者さんが書いた記事によって、人生が変わるほど影響を受ける、なんてことはまずないですね。

ネットがない時代は、新聞や雑誌、本によって情報を得ていました。そのときの情報の方が、もっと心の中に残り続けていた気がする。僕は若い頃本の虫でしたが、小説やエッセイ、旅行記によって、人生が変わるほどの影響を受けたことが何度もありました。

今の時代は、表現する側も、ネットを使って情報の「切り売り」をしているだけです。切り売りできる人はまだいいですね。多くの人が情報の「垂れ流し」です。

僕自身、ブログを18年間書き続けてきました。アクセス数は年を重ねるごとに減り続けていますが、それでも読んでいる人がいるというのが励みになり、続けていくことができます。読者がゼロだったら、おそらく今すぐにでもやめているでしょう。

過去のブログもアーカイブとしてすべて残しています。もちろん、過去のブログは全くといっていいほど読まれていません。たまに検索で何かの言葉が引っかかると読まれるくらいでしょうか。となると、ネット上のアーカイブって、一体何なんでしょうね。もしかしたら大いなる無駄なデータなのかもしれません。

「くるまのニュース」に、なぜマツダは軒並みMTを廃止したか、という記事が載っていました。その中にあった、マツダ側の回答がグサッと胸にささりました。
「ユーザーのためには残すべきではあるものの、ビジネスとしては廃止せざるを得ないと判断しました」

実はこれって、今の吉村事務所と全く同じ状況です。
僕自身、「紙」の作品集を作り続けていますが、これは「紙」での表現を求めている人がいるからです。100人でもいるとしたら、やはり「紙」の本やカレンダー作り続けていきたいと強く望んでいる。

でも、ビジネスとして考えると、もうこれ以上、紙での表現は難しいです。写真集もカレンダーも毎回持ち出しで、利益を生み出すことができません。
マツダがズバッとMTの廃止をしたように、吉村事務所もどこかで思い切った決断をしなければいけないな、と思うこともあります。特に弱気になったときとか考える。

マニュアル車は、オートマチック車より何倍も運転が面白い。デジタルより、フィルムの表現の方が奥深いです。インスタやツイッター、ショート動画の「日々流れていく写真」より、「紙に定着した写真集」の方が何倍も優れていると思う。心に残る。

でも、今の時代は、作り手がどんなに努力しても、いいものを残していくことができないのです。
まあ、莫大な資金があれば話は別ですが(笑)

今日はフィルムカメラのレンズ4本を修理と点検に出してきました。来年はフィルムカメラの年にしようと思っています。
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2023年10月11日 (水)

レイアウト変更

儲かっているお店ほど、店内のレイアウトを変更すると言われています。訪れる客を常に新鮮な気持ちにさせ、飽きさせない工夫をしているのだとか。

今日は3時に都心で人と会う約束がありました。その前に30分ほど時間が取れたので、乗り換え駅にある文具店に立ち寄り、取材用のB5ノートといつものサインペンを買うことにします。

5分で買い物を終えて店を出るつもりが、何と、文具売り場は見事にレイアウト変更されていたのです。B5ノートが置かれた棚を見つけるまでに4分、サインペインの売り場はすぐに見つかったのですが、50種類以上あったので、自分がいつも買っているペンがどれだかわかりません。

すぐに店員さんをつかまえ、「前の売り場の棚の右から5番目くらいにあったペンはどれですか?」と焦りながら質問します。当然店員さんは戸惑っています。結局いつものペンを買うことができず、店を後にしました。ミーティングに10分遅刻します。

よく行く都心のカメラ量販店もしょっちゅうレイアウト変更をします。モニターコーナーが一番後ろになっていたり、プリンターのインクコーナーでキヤノンとエプソンが入れ替わったりしている。

電車の乗り換え時、量販店に立ち寄りチラッと新製品の動画カメラでも見ていこうかなと考えたとき、いつのも売り場に目的の商品がなかったりすると、結構いらつきますね。常連は、「なんでレイアウト変更なんかするんだよ……」と思ってしまう(笑)

2024年度版のカレンダー『美しい世界をめぐる旅』は完成しているのですが、Amazonでの販売はまだはじまっていません。10月20日前後になるとのこと。
三重の喫茶店「ティーコージー」では、昨日から販売がはじまりました。全国の文具店での状況は、状況が入り次第お伝えします。

あともう一点、たいへん魅力的なミニカレンダーがあるのですが、これは非売品です。年末に行うジュンク堂書店のトークショーのときに、抽選で10名くらいにプレゼントしようと考えています。

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2023年10月10日 (火)

サブスクは6つだけ

昔、パソコンのソフトは量販店に行き箱で買っていました。箱の中にCD-ROMと分厚い説明書が入っていたのです。
今の時代、ソフトはダウンロード、そしてサブスクが当たり前になりました。
今使っているサブスクはこの6つです。

「Apple iCloud」年5,000円
「Google One」年3,000円
「Amazon Prime」年5,900円

「Photoshop」月1,078円
「Microsoft 365」月1,133円
「ATOK Passport」月660円

以前はDropBox、Evernote、日記アプリ、請求書アプリなども購入していたのですが、すべて解約しました。
そうそう、趣味でFlightradar24(年1,150円)は購入しています。海外にいるとき飛行機の位置がわかるのでとても便利です。

意外と費用が掛かるのが、独自ドメインのホームページ、ブログ、ショップサイトの月額使用料です。トータルで年間15万くらいはいっていると思う。
この部分を少しでも軽減したいという思いから、今年の夏から広告つきプランに変更しました。ただネット広告で収益を得るのはたいへん難しい。いまのところ上手くいってないです。
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2023年10月 9日 (月)

パソコンのクリーンインストール

写真家は日々「データ」との戦いです。毎日増え続けるデータをどう管理していくか、常に頭を悩ませている。

9月から、パソコンのリフレッシュ作業を行っています。
現在、2017年式のiMacをフォトショップと動画編集で使い、2012年式のMac miniは原稿書きとメールで使っています。

ご存じのようにパソコンは使っているとゴミが蓄積されていくので、だんだんと処理能力が遅くなっていきます。隠れゴミを綺麗にするソフトもありますが、一番いいのはOSを完全消去し、再インストールすることです。

今年の秋、思い切ってMacのクリーンインストールを行うことにしました。
今日も3時間ほど手を動かし、iCloud以外のメールの移行、プリンターやスキャナの再設定を行います。

仕事場には大きな複合機があるのですが、プリンターの有効期限は10年というのを、今日はじめて知りました。
「暗号化の資格情報の有効期限が切れました」というメッセージが出て、プリンターが使えなくなってしまったのです。

ネットで調べたら、自己署名証明書の更新を行うことによって使えるようになるとのこと。
更新後、再びプリントできるようになりましたが、考えようによっては10年毎の更新は面倒ですね。
複合機を中古で手に入れた人は戸惑うかもしれません。仮に、管理者パスワードが設定されていたら手に負えないのではないでしょうか。 

先月から少しずつ進めてきたMac2台のクリーンインストールは、今日、ようやくすべてが完了。どちらのMacも、処理能力は新品同様に生まれ変わりました。川の水の流れが急に早くなった気がする。
ただ11年経過しているMac miniは、さすがに動作が怪しくなっているので、年内で現役引退とします。

2017年式iMac(Intel)の方を原稿書きとメール専用機にし、フォトショップと動画編集は、M2のMac Studioを新たに購入しようと考えています。

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2023年10月 8日 (日)

山梨にある8店舗撮影。秩父経由で東京に戻る

F74zgoxbsaasrgv 山梨地区のハッピードリンクショップを巡ります。
2軒目までスムーズに行きました。3軒目は清里「萌木の村」近くにあった新店舗。

撮影後、オルゴール館に立ち寄ります。
3連休ということもあり、「萌木の村」はかなりの人でした。駐車場も満車だった。
『BLUE MOMENT』を数冊棚に並べました。『「ベルギーの最も美しい村」全踏破の旅』をご購入されたお客さんがいらしたので、サインを書きました。

北杜市武川町にある新店舗へ。その後、市川三郷町、韮崎穂坂町、笛吹市御坂町と移動して行きます。途中から雨。
15時の段階で今日のノルマである8店舗中、7店舗撮影完了。

最後の1店舗を撮影しようと、奥多摩へ抜ける411号線、大菩薩ラインを走ります。
見つかるかどうか半信半疑でしたが、塩山一之瀬高橋店はキャンプ場の前にポツンと置かれていました。今までで最も人里から離れている店舗かもしれません。

中央道は大渋滞だったので、このまま奥多摩へ抜け、八王子インターを目指すことにします。
大菩薩ラインははじて走りましたが、山肌には広葉樹が多いので、もしかしたら紅葉のベストポイントかもしれません。問題は駐車場です。道が細いので、路肩に車を停めることは不可能ですね。 

ふと、ヤマハセローに乗っていた19歳の頃の自分を思い出します。あの頃、山梨や長野へ行くときは必ず秩父から三国峠を越える林道を走っていました。
今から38年前。スマホはもちろん、カーナビすらもない時代です。
あの頃のバイブルと言えば、ミリオン出版から出ていたバイク雑誌『アウトライダー』。とにかく写真が素晴らしく、いつかこんな写真を撮ってみたい、こんな雑誌で活躍できるカメラマンになりたい、と夢見ていたのです。
いま、セローにもう一度乗りたいという夢はあります。

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2023年10月 7日 (土)

R2と別れ、寂しいです...

早起きし、南信へ。宮田と箕輪と伊那にあるハッピードリンクショップを撮影しました。

いったん松本に戻り、R2の車内清掃を行います。プラスワンでヘラを買い、ナビのアタッチメントやドライブレコーダーを取り外しました。

午後、塩尻の村上自動車へ。R2を売却します。売却と言っても、14年目、車検なし、11万キロオーバーで、値はつきませんでした。同級生ということもあり、ちょこっとだけもらいます。

信州の大学生の多くが車通学です。
今の時代、18〜20歳の任意保険料は年間33万、車両保険なしでも15万です。学生たちはどうやって車を手に入れているか、訊いてみました。

どうやら親族間であれば、等級引継ぎというのができるそうです。つまりお父さんの保険(等級)をそのまま息子に譲る。すると年間車両保険込みでも6〜8万くらいに落とせるのだとか。で、お父さんは新たな保険に入る。等級は最初からですが、40代、50代であれば新規でも10〜15万くらい。

子供が自動車免許を取ったので、親の車で練習する、というのは、基本、出来ません。なぜなら多くの任意保険が25歳以下は運転できないようになっているから。
親の保険を18歳まで引き下げると、やはり年間33万くらいは掛かるそうです。

大学生が車の練習をするときは、「ワンデー保険」に入るといいでしょう。ネットで簡単に予約でき、1日800円〜1000円です。東京海上日動の「ちょいのり保険」であれば、法人の車でも契約できます。
親の車で子供に運転の練習をさせるときは、必ずワンデー保険に入るようにしてください。

いずれにせよ、18〜20歳の年間33万というのは、月にすると2.8万なので、考えようによっては安いですね。
免許取り立ての若者は、必ずといっていいほど車をぶつけるそうです。あと、深刻な事故も多い。電気自動車やハイブリッドカーなど、いまの車は複雑に出来ているので、修理代金は超高額です。
保険会社が出している年間33万というのは、何となく頷けます。

今の自動車保険は、とても複雑です。僕らの若い頃と全然違う。この保険の仕組みを悪用して儲けている何とかモーターとか、大手の自動車販売会社は許せないですね。

R2を売却後、社長に塩尻駅まで車で送ってもらい、電車で実家に戻りました。

正直に書いていいですか。
いま、とても寂しいです。この3年間、ずっと行動を共にしてきた良き相棒R2と別れ、心の中にぽっかりと穴が空いてしまった感じ。

使っていないカメラやレンズ、パソコンやスマホは、どんどんと手放しています。そのとき、寂しさを感じることはない。あと、人との別れでも、それほど寂しいと感じたことはありません。

R2と別れ、はじめて寂しいという感情を味わっています。
なるほど、これが「寂しさ」なんですね(笑)

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2023年10月 6日 (金)

撮影で使う車は「軽」がベスト

SUBARU R2は最終日です。明日、売ります。
撮影の前に高ボッチ高原に立ち寄り、記念にR2の動画を撮りました。断片的ですが、編集で繋げそうであれば、後日YouTubeにアップします。

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中古車は「あたり」か「はずれ」です。今回は見事に「あたり」でした。今後もメンテナンスさえしっかり行っていけば、20万キロ、30万キロはいけるもしれません。5000km毎のオイル交換は大切です。

20代の頃、カナダで買った中古車3台は、すべて「はずれ」でした。どれも3000ドル(30万)で買って3000ドル以上の修理代がかかった。だったら最初から60万くらいの中古車を選べばいいかというと、そうでもありません。車を粗く扱っていた人の中古車は、50万であろうと100万であろうと、はずれです。

丸3年R2に乗ってみて、写真家の撮影車は軽がベストだな、と思いました。細い道でもどんどん入っていけるし、狭いスペースにも停められます。

僕らが若い頃は、免許を取得したらすぐに車を買う、というのが普通でした。でもいまの若い人たちは車を持っていない。先日大学生と会ったときに訊いてみたら、欲しいけど保険料が高いから買えない、とのことでした。

調べてみたら、1820歳が年間約30万、2125歳が約15万、2629歳が8万、30代以上が約6万でした。確かに年間30万だと、十代の人が車を持つのは厳しそうですね。

2023年10月 5日 (木)

高崎〜川上村〜清里

まずは高崎にある一軒を探します。どーしても見つからない。
道という道を走り、ローソンの店員さん、クロネコヤマトのドライバーさん、あと道行く3人に尋ねましたが、皆さん首を傾げるばかり。そして決まってこう言います。「地番だとわかりませんね……」
最寄りの交番に行くと、「パトロール中」でした。電話するのは申し訳ない気がしたので、そのまま交番を後にします。
結局この店舗は諦めることにしました。後日、フローレンさんに尋ねます。

3時間ほど動き、一店舗も撮影できなかったのは、この3年間ではじめてです。どっと疲れが出て、モチベーションが下がってしまいました。
コンビニで買ったコロッケパンとカレーまんを食べ、気持ちを切り替えます。カレーまんの季節がはじまりました。この冬も50個以上は食べるでしょう。

その後、甘楽にある2店舗を撮影。
3店舗目も苦戦しましたが、設置場所は役場で教えてもらいました。

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午後は山梨の店舗も撮る予定でしたが、すでにPM2時。
1時間ほど高速を走って長野県の八千穂高原インターへ。下道を走って川上村に向かいました。
山に囲まれた小さな村ですが、高原野菜の産地で、とても豊かな村として知られています。役場の建物も素晴らしかった。

村内にある1店舗を撮影し、その後、清里オルゴール館に向かいます。5時のクローズにギリギリ間に合いました。
オルゴール館を訪れるのは2ヶ月ぶりです。写真集がだいぶ少なくなっていました。「あさ」「ゆう」「クリスマスツリー」「七つの物語」は出版社に注文を出します。
夏に絶版になった「BLUE MOMENT」は、残りすべてを吉村事務所が買い取り、先日、小学館から荷物が届きました。今後、小出しで販売していきます。オルゴール館にも数冊送ります。
吉村さんが来たときにサインをお願いします、という写真集に、サインを書きました。お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

そうそう、来年度のカレンダーは、来週完成します。もうしばらくお待ちください。Amazonでの販売開始は10月20日以降になるとのことでした。

せっかく来たのでもう少しゆっくりしたかったのですが、10分で清里を後にします。高速を走って松本へ向かいました。

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2023年10月 4日 (水)

高崎を巡る。深谷のビジネルホテルに宿泊

近頃かなり体力が消耗していますが、体に鞭打って早起きし、R2のエンジンをスタート、高速を走って高崎へ向かいました。

何故いま気合いを入れてハッピードリンクショップの撮影を行っているかというと、今週末にR2を手放すからです。車検は11月までありますが、任意保険が9日で切れます。

高崎のどの新店舗も、行ってから探す、という感じです。4軒目までわりかしスムーズに見つかり、5軒目は1時間も掛かりました。
6軒目を撮影しているとき、黒猫が遊びに来ます。スマホでパチリ。

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スマホと言えば、Pixel 8が間もなく発表ですね。もっとiPhoneのように電子決済機能に力を入れてもらいたいのですが、果たして8はどうなるでしょうか。GoogleSuicaは、定期券には対応していないんです。
単なる7の上塗りだったら、8は見送り、iPhone 15を選びます。

午後は雨になりましたが、気合いを入れてハッピードリンクショップの撮影を続行します。しかし夕方までに、今日のノルマ12軒を達成することができませんでした。

高崎に一泊することに決めます。
ホテルをネットで調べ、片っ端から電話していきます。残念ながら今日に限ってどこもシングルは満室。ルートインで一部屋空いていましたが、喫煙ルームだったのでやめました。

すぐ近くに、僕の好きなHotel R9 The Yardがあったのですが、ここも満室。
高崎、今日は何かのイベントかコンサートがあるのかもしれませんね。

40キロほど離れた深谷のビジネスホテルで空き部屋を見つけたので、速攻でネット予約。電話予約より、数百円安いのです。

その後、1時間かけて深谷へ移動。ホテルにチェックイン。
生まれてはじめて来る街です。JR深谷駅があまりにも素敵な建物だったので、びっくりしてしまいました。まだまだ日本には知らないことがたくさんあります。
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2023年10月 3日 (火)

ヨーロッパの都市は盗難に注意

東京にいます。
10月中旬〜下旬は「最も美しい村」の取材で四国を旅します。
いま、宿の予約をしているのですが、多くの宿で空きがない……。結構、イライラします。

だんだんとパターンが見えてきました。
いま絶好調なのは一泊2〜2.5万くらいの宿です。外国人旅行者が好むのは一泊4〜5万円の宿。現地通貨に換算すると200ドル、200ユーロなので、日本円で4〜6万というのは格安に感じるらしい。
日本で一泊4〜5万と言えば高級宿です。最高級のサービスが受けられるので、外国人はクセになってしまうのでしょう。

いま日本で苦戦しているのが1泊1万円くらいの宿。ビジネスホテルも結構空きがあります。
今回の四国取材も、なかなか村内で食事付きの旅館が取れないので、途中で近くの街のビジネスホテルを組み込むことにしました。 

昨日「スナックラジオ」で、海外旅行をしたときの盗難被害の話をしていました。いま、スマホやイヤホンを盗まれても追跡できます。そのときのエピソードが面白く、思わずこちらも笑ってしまった。

ヨーロッパの大都市は特に危険です。スマホやカメラは間違いなく盗まれると思って行動した方がいいでしょう。

この超旅慣れている吉村でさえ、ヨーロッパの大都市、パリとかミラノとかマドリードとかを取材するときは必ず現地ガイド(英語)をつけます。そして撮影時は常にガイドさんと一緒に行動する。
現地の人といると、窃盗団はアプローチしてきません。よって、思う存分写真が撮れる。
もちろん、写真なしの旅だったらガイドさんは必要ありませんが、僕の場合、旅といえば大体取材になりますね。

悪い奴らは、ありとあらゆる手段を使って旅行者にアプローチしてきます。特にアジア人、中でも日本人は狙われやすい。

たとえば広場にいると、若い女性が、「シャッターを押してくれるかしら?」とよく声をかけてくる。
これを受けたらアウトです。iPhoneを渡されるときに故意に落とされ、「貴方のせいでスマホが壊れてしまったわ、弁償しなさい!」とくる。
大都市で誰かに「シャッターを押してください」と言われたら、「NO」と言ってきっぱりと断りましょう。

あと、カメラやスマホにストラップをつけて首からぶら下げていると、そのストラップをハサミでチョキンと切り、サッと機材を奪われる被害も多発している。よって、ハサミでは切れないワイヤーストラップにするのが一番です。

女性の場合、一人で寂しい夜道を歩くと、ハンドバッグやスマホは間違いなく盗まれます。

平和ボケしている日本人やカナダ人は、ヨーロッパの大都市に行くとかなり戸惑うでしょう。大都市は戦場だと思い、常に神経を張り巡らせながら行動するようにしてください。

もちろん、ヨーロッパの地方の街や村では、全く盗難の心配はいりません。日本やカナダと同じような感覚で旅できます。だから僕は村巡りが好きなんです。
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2023年10月 2日 (月)

ありのままを撮る

今日もハッピードリンクショップの撮影です。
まずは朝日村へ。その後、三才山トンネルを通って上田へ移動し、撮影を行います。

住宅街の中にある自販機の場所がわからず途方に暮れていると、向こうから郵便配達の方がカブに乗りやって来ました。早速尋ねてみると、場所は即座に判明した。郵便屋さんはやはりプロフェッショナルですね。
日本で一番凄い企業は郵便局かもしれない、と思うことがあります。郵便局は、どんな田舎の小さな村にもあります。そして職員さんがいて、9時から5時は必ず営業している。海外では考えられません。地方の郵便局はいつ開いているかわからない状態。早めにクローズしてしまうこともある。

今日は夕方までに8店舗撮影することができました。高崎を経由し、いったん東京に戻ります。

自動販売機が駐車場にあり、自販機の前にたまたま車が停まっていたとします。
皆さんは、「邪魔だな…」と思うかもしれませんが、僕は「おっ、運がいい」と考える。そして車を入れた状態で撮影を行います。

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どんな被写体でもそうです。例えば写真集『Sense of Japan』のP56の作品。神殿の前に車が停まっていたので、ありのままの状態で撮影しました。だからこそ「作品」になったのです。

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もちろん、何から何まですべて撮ればいいというわけではありません。

たとえば美しい花畑があったとします。手前に、ゴミやタバコの吸い殻が散乱していたとする。この場合、僕は花畑だけを撮ります。何故なら、ゴミやタバコの吸い殻を入れても「風景作品」にはならないと思うから。ドキュメンタリー写真の分野ですね。

僕がフォトコンテストで審査員を務めると、面白いことに、美しい風景の中に電柱や軽トラックなどが入った作品の応募が寄せられます。吉村はそんな作品を好んで賞に選ぶとわかっているからでしょう。

もちろん、よくある風景よりも一工夫ある作品の方が賞に輝く確率は高まりますが、でも、「ただ撮っただけ」という作品では弱いのです。
どんな被写体でも、最低限、構図の計算は必要になります。あと作品から撮影者の意図が伝わってこないと、たとえ電線や軽トラックを入れて撮ったとしても入賞は厳しいです。 

2023年10月 1日 (日)

長野市を巡る。交通トラブル

ハッピードリンクショップはこの3年間で約70店舗増えました。よって、また一からのつもりで旅と撮影を行っています。

新店舗を探すのかかなり大変です。GoogleマップやYahoo!マップ、あとGoogleストリートビューによって場所を特定するのですが、新しい店舗はまだネット上がっていないのです。
だいたいこのあたり、という当たりをつけ、実際に現場に足を運んでから「地区」の道をすべて走り、探していく。

昨日は甲府で5店舗撮影しましたが、どこも発見までに時間が掛かりました。あと、CX-5では無理だと思った。普通車では細い道は走れないし、Uターンや駐車ができないからです。

今日はR2に乗り換え、安曇野へ。波田の1店舗を探しますが、どーしても見つからない。諦めました。

高速を使って長野市へ移動。
3店舗までは順調にいったのですが、下氷鉋の店舗がわからない。すべての道を走りましたが、結果、ダメでした。不明店は、後日まとめてフローレンさんに訊きます。

この3年半で、長野県、山梨県の道という道を走りました。
これだけ走っていると、交通トラブルもたまにあります。パワーが出ないR2は、一般道でも稀に煽られます。今日も相手が追い越していくとき、思い切りクラクションを鳴らされ、「とっとと走れボケ」と言われた。
東京で借りている駐車場でもトラブルはしょっちゅうある。

30代中頃までは、相手がキレればこちらもキレていたのですが、いまは何があっても絶対にキレないようにしている。こちらから喧嘩を売るようなことは絶対にしない。50を過ぎ、かなり穏やかになりました。

写真展のときも、たまに凄いお客さんがいるんです。「クソみたいな写真だ。時間の無駄だった」というような言葉を面と向かって言われる。
YouTubeをはじめとするSNSのコメントも、稀に辛辣なコメントが入ります。それらも気にしないようにしている。一つ一つにショックを受けていたら、SNSを続けていくことはできません。
ただ、Amazonの負のコメントに関しては、やはり悲しいですね。何故ならそれが一つ入ることにより、売上がガクンと下がってしまうから。

いま、「最も美しい村」の取材で全国のホテルやレストランを取材していますが、オーナーとよくコメントの話になります。
負のコメントを書くような人は、宿泊したときや食事をしたときは普通なんだとか。後日、酷いことを書いてくるらしい。店主の態度が横柄だったとか、部屋が汚かったとか、料理が油っぽかったとか、料理に髪の毛が入っていたとか。
何か不満があったら、むしろその場で言ってくれた方がいい、と誰もが口を揃えて言います。その場でクレームを言う人は、後日コメントで書くようなことはしないのだとか。

若い人たちは、SNSをはじめても、負のコメントにメンタルをやられてしまうようです。そんなときは、SNSをいったんやめてみるのも一つの手だと思う。人生経験を重ねていくと、負のコメントが気にならなくなるときが必ず来ますよ。
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