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2023年10月12日 (木)

いいものを残していくことが出来ない時代

普段スマホを見ていると、たくさんの情報が入ってきます。でも面白いことに、ネットからの情報は、どれもす〜っと流れていってしまう。記者さんが書いた記事によって、人生が変わるほど影響を受ける、なんてことはまずないですね。

ネットがない時代は、新聞や雑誌、本によって情報を得ていました。そのときの情報の方が、もっと心の中に残り続けていた気がする。僕は若い頃本の虫でしたが、小説やエッセイ、旅行記によって、人生が変わるほどの影響を受けたことが何度もありました。

今の時代は、表現する側も、ネットを使って情報の「切り売り」をしているだけです。切り売りできる人はまだいいですね。多くの人が情報の「垂れ流し」です。

僕自身、ブログを18年間書き続けてきました。アクセス数は年を重ねるごとに減り続けていますが、それでも読んでいる人がいるというのが励みになり、続けていくことができます。読者がゼロだったら、おそらく今すぐにでもやめているでしょう。

過去のブログもアーカイブとしてすべて残しています。もちろん、過去のブログは全くといっていいほど読まれていません。たまに検索で何かの言葉が引っかかると読まれるくらいでしょうか。となると、ネット上のアーカイブって、一体何なんでしょうね。もしかしたら大いなる無駄なデータなのかもしれません。

「くるまのニュース」に、なぜマツダは軒並みMTを廃止したか、という記事が載っていました。その中にあった、マツダ側の回答がグサッと胸にささりました。
「ユーザーのためには残すべきではあるものの、ビジネスとしては廃止せざるを得ないと判断しました」

実はこれって、今の吉村事務所と全く同じ状況です。
僕自身、「紙」の作品集を作り続けていますが、これは「紙」での表現を求めている人がいるからです。100人でもいるとしたら、やはり「紙」の本やカレンダー作り続けていきたいと強く望んでいる。

でも、ビジネスとして考えると、もうこれ以上、紙での表現は難しいです。写真集もカレンダーも毎回持ち出しで、利益を生み出すことができません。
マツダがズバッとMTの廃止をしたように、吉村事務所もどこかで思い切った決断をしなければいけないな、と思うこともあります。特に弱気になったときとか考える。

マニュアル車は、オートマチック車より何倍も運転が面白い。デジタルより、フィルムの表現の方が奥深いです。インスタやツイッター、ショート動画の「日々流れていく写真」より、「紙に定着した写真集」の方が何倍も優れていると思う。心に残る。

でも、今の時代は、作り手がどんなに努力しても、いいものを残していくことができないのです。
まあ、莫大な資金があれば話は別ですが(笑)

今日はフィルムカメラのレンズ4本を修理と点検に出してきました。来年はフィルムカメラの年にしようと思っています。
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