いまの時代、若者たちはみんなフィルムです
若者たちはフィルムで写真を撮って楽しんでいます。特に大学生は、100%フィルム、と言ってもいいかもしれません。
でも今、フィルムカメラがありません。みんな親から譲り受けたり、中古で探して買っている。
特に富士フィルムが最後に出したクラッセは大人気で、価格が高騰しています。
来年、PENTAXがフィルムカメラを出すようですが、おそらく売れるでしょう。注文が殺到すると思う。
フィルムの現像はどうしているかというと、ヨドバシカメラ、ビッグカメラ、キタムラなどには現像受付コーナーがあります。
面白いのは、いまの若者たちは「フィルムを必要としていない」ことです。
撮影済みのフィルムを現像に出します。現像後、現像所でフィルムをスキャンしてデータ化してもらい、そのデータを自分のスマホでダウンロードするのです。フィルムは現像所で処分してもらう。つまり、お店には1回行くだけでいいのです。
でもこれって、理にかなっていますね。僕も昔の記念写真を撮ったときのネガフィルムはどこにあるかわからない。おそらく何度目かの引っ越しで処分したと思う。確かにフィルムが必要になったことは過去に一度もなかったですね。
九大学で、「グレイン」というプロジェクトが立ち上がりました。各大学で消えようとする暗室を守るために活動を行っています。
モノクロフィルムで写真を撮り、自分で現像&プリントし、写真展などで発表している。
先日、グレインの代表の島田さん、齋藤さんと対談を行いました。
ほぼノーカット、1時間半の動画でYouTubeにアップしました。是非ご覧下さい。