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2024年1月

2024年1月31日 (水)

アレッチ氷河。グリンデルワルトへ

ホテルをチェックアウト。
マッターホルン、もう見ることはないだろうなあ〜と思うと、感慨深いものがありました。

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鉄道駅から列車に乗ってテーシュの駐車場へ。
1時間ほど東へ移動しフィエッシュへ。
ロウープウェイでアレッチ氷河へ。
氷河は雪に覆われ真っ白でしたが、迫力を感じることができました。

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ガソリンを満タンにした後、カートレインに乗って北上します。
カートレインは本当に便利。日本も造るべきです。信州や静岡の山にはどんどんと穴を掘ってもらいたい。

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夕方、グリンデルワルトに到着。
まずは予約したホテルにチェックイン。2泊で7万円です。これでも頑張ってネットで一番安いホテルを探し出しました。

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あたりは暗くなってしまったので、今日の旅は終了。
町中のコープに食料を買い出しに行きます。残念ながらいつものチキンカレーは売り切れ。カップヌードルがあったので一つゲット。

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2024年1月30日 (火)

登山鉄道に乗って展望台へ。マッターホルンを眺める

駅に行き、登山鉄道のキップを買います。ゴルナーグラートまでの往復は92スイスフラン(16,000円)でした。
各駅と直行があったので、直行に乗ります。列車は超モダン。街中に走っている路面電車とまったく同じです。

乗客は、8割がスキー客で残りが観光客です。中国人と韓国人が多い。中国人は、カナダグースを着て、SONYの一番高いカメラを持っているので、すぐにわかります。皆さん、本当にお金がありそう。

ちなみに、ツェルマットには、日本人橋というのがあります。90年代、日本人観光客が集まり、マッターホルンにカメラを向けていたからそう呼ばれるようになったのでしょう。

登山鉄道はアプト式なので、急な山の斜面を力強くのぼっていきます。マッターホルンが迫ってくる。車窓からの眺めは結構感動しました。

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30分程走ったでしょうか。終着となるゴルナーグラート駅に到着。
マッターホルンが目の前に聳え立っています。確かに素晴らしい眺め。
早速写真を撮ります。来年、もしカレンダーを作るとしたら、1月の写真は決まりですね。

列車で乗り合わせたスキー客はすぐに斜面を滑って行ってしまったので、展望台に残ったのは2030人ほど。静かです。
ツェルマットの街中は幻滅しましたが、ここだったら許せる。今回、思い切ってスイスに来てよかった、と心の底から思いました。

1時間ほど過ごした後、各駅に乗って一つ下の駅へ移動します。ここからの眺めも素晴らしい。
風はなく、とても穏やか。むしろ暑いくらいです。ユニクロのヒートテックを着てきたことを後悔します。ダウンジェケットの中は汗だくです。

写真を撮った後、岩に腰かけ、マッターホルンを眺めながら、コープで買ったおにぎり(1900円)を食べました。
絶景を独り占め。最高の贅沢です。

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お昼過ぎ、ツェルマットに戻ります。
3時間ほど街中を歩きました。

皆さん、スキー靴を履いて、ガチガチと音を立てながら街中を歩いています。つまりこのエリア一帯が、冬はスキー場になるんです。ツェルマットのことをようやく理解できました。

街中は、ホテル送迎用の箱形電気自動車がビジュンビュン走っているので、危なっかしくて見ていられない。道を歩くだけでストレスが溜まります。何だかアジアの街中の雰囲気に似ています。

ツェルマットは「ザ・観光地」なので、メインストリートを中心に、ショップやレストラン、バーが軒を連ねています。有名ブランドショップもある。スイスだけあって時計屋さんも多い。おっ、このブライトリングの赤いのいいじゃん、と思い価格を見たら100万円以上した(笑)
このような観光地で高級腕時計っていったい誰が買うんだろう…と思いますが、店内は結構混んでいるんです。どんどんと売れていく。
日本の観光地も、ゆくゆくはこうなっていくでしょう。銀座にあるような高級店が次々と進出してくる。信州では、まず白馬がこうなりますね。

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今日もまたコープに立ち寄り、カレーと生野菜とオレンジジュースをテイクアウト、夕食としました。レストランに入ると1万円以上はいくので、節約できるところは節約する。

今の時代、海外取材はお金が掛かって大変ですが、2回の取材を1回にしたと思えば、まだ気分が楽になります。
二人の旅が一人になった、と思うことも大切です。
80〜90年代の風景写真家って、みんな億単位で稼いでいたので、海外取材は2〜3人のアシスタントを連れていくのが常識だった。重いカメラやレンズは、写真家は絶対に持たなかった。撮るときだけ、アシスタントから「先生、どうぞ」とカメラを渡され、シャッターを切っていたのです。

僕は今まで、アシスタントと一緒に旅したことは一度もありません。そんな余裕はなかった。
でも、写真機材は重いので、50歳を過ぎたらアシスタントを連れていきたい、と夢見ていたことも事実です。
90年代、1ドル80円くらいの時は、もう一人分くらいの航空券、ホテル代は楽勝で買えた。
でも、こうも物価高と円安が進んでしまうと、アシスタントを海外に連れていくなんてことは絶対に出来ませんね。自分一人も行けなくなる。

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2024年1月29日 (月)

シヨン城・マッターホルンへ

美しい村巡りの取材は昨日で終了。
今日から観光地巡りです。せっかくスイスまで来たので、有名場所を訪れてみようと思ったのです。

朝食後、ホテルをチェックアウト。歩いてレンタカーオフォスへ。
フォードのフェスタをリクエストしていたのですが、フォルクスワーゲンのポロでした。小型→小型だったので、まあよしとします。

やはりこの車もナビはなく、AppleCarPlayAndroidAutoのみでした。
今月はアハモのギガが少ないので、スマホナビは使えません。
ガーミンのナビを持ってきて正解だった。地図データは12年前ですが、それほど道は変わっていないでしょう。

渋滞するジュネーブの街中を抜け、高速に乗り、まず向かった先がレマン湖の畔に佇むシヨン城。
10時のOPENと同時に中に入ってみました。
今、スイスの歴史や文化を詳しく知っているので、それなりに楽しめました。
太陽が出てきたので外観を撮影します。

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その後、2時間ほど高速を走り、マッターホルンへ向かいます。
麓の街ツェルマットは車の乗り入れが禁止されています。
手前のテーシュに2000台以上駐車できる巨大な駐車場があり、まずはそこに車を停めました。
スーツケース、カメラバックを持って列車に乗ります。
大自然の中にある超モダンな自動改札の前で自撮り。

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20分後、ツェルマットに到着。
駅を出たら目の前にmont-bellがあった。

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まずは歩いて予約したホテルに行き、チェックイン。
2泊で7万です。昨晩、必死になって安ホテルを探し出しました。
冬の時期も観光客(中国人)、スキー客が多いので、予約なしではホテルは取れません。110万以上するような高級ホテル、もしくは相部屋のドミトリーだったら当日でも取れるでしょう。

夕方、ツェルマットを歩いてみました。
遠くにマッターホルンが聳え立っています。初めて山を見たとき、「お〜」という感じでしたが、強いときめきはありませんでした。

ツェルマットは、「超」がつくほどの観光地です。山ほどのホテル・ショップ・レストランがあり、バーやカフェからは音楽がガンガン流れ、ホテル送迎の小型電気自動車がひっきりなしに走り、街中は観光客・スキー客でごった返している。

10分歩いて、「ああ、もうこの街はダメ…」と思いました。すぐにでも立ち去りたくなった。
マッターホルンにカメラを向けても、全然面白くない。
スイスの村巡りの感動が10としたら、ツェルマットの感動は12ですね。

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せめてもの救いは、駅近くにコープがあったこと。
ここでチキンカレーと生野菜、オレンジジュースをテイクアウトすることができました。つまり夕食は20スイスフラン(3,500円)でいけた。明日もここで購入します。おにぎりや弁当、スシも売っています。

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それにしても観光地は疲れる……。
いずれにせよ、マッターホルンは、一度は来てみたかった場所なので、まあよしとします。

おそらくここは、マッターホルン周辺のトレイルを歩くのがいいのでしょう。
明日は登山鉄道に乗って山の方に行ってみます。

2024年1月28日 (日)

ジュネーブへ移動。クレープが美味しかった

朝食後、アレスハイムを歩きます。
霜が下りている。8時はまだ朝日が顔を出していません。

ホテルをチェックアウト後、近くにあるケーテアヌムに立ち寄りました。
この建物の詳細は、本で詳しく書きます。

高速を走り、ヌーシャテルに移動。
街歩きを行った後、レストランでランチを食べました。

その後、今後「美しい村」に加わるかもしれないある村を訪れ、写真を撮ります。

夕方、ジュネーブに移動。Aさんと別れました。
街中のホテルにチェックイン。
必死になって探した安ホテル(23,000円)です。イマイチな地区にあるホテルですが、夜は外出しないので、問題ありません。

美しい村の取材は今日で終了です。
明日の朝、レンタカーを借ります。せっかくスイスに来たので「ザ・観光地」に行ってみるつもりです。

夜はホテルのネット回線を使って、今後1週間分のホテルとカートレインの予約を行いました。クレジットカードで25万も使ってしまった…。
スイスは物価が凄まじく高いです。おそらくヨーロッパで一番高い。
ランチは、レストランに入ると6,000円くらい、ディナーは11,000円くらいです。もちろん1人の料金です。
これを毎日繰り返すので、取材費がいくらあっても足りません。
いま、スイスフランは175円、史上最高値です。今回の冬の取材、頑張って80万くらいで抑えたいと思っている。

今日のランチはヌーシャテルにあるクレープ屋さんで食べました。3,500円くらいだった。
日本は、クレープと言えば甘いデザートですが、こちらのクレープはちゃんとした料理になっています。サーモンとワサビ味チーズのクレープを食べましたが、とても美味しかった。
日本でこのようなクレープ屋さんをやれば大ヒットすると思うのですが。
夜は、取材費を節約するため、マクドナルドにしました。2,300円くらいだった。

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2024年1月27日 (土)

Arlesheimへ

電車でオルテンへ移動。
駅で、フランス語圏のAさんと合流します。
車でArlesheimへ。
城、ガーデン、教会がある美しい村です。
まずはホテルにチェックイン。
その後、夕方まで取材を行いました。
宿は肉屋さん経営です。夜はレストランでステーキを食べました。
夜はAさんから固有名詞のフランス語の読みを教わります。深夜まで掛かった。

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2024年1月26日 (金)

フォンデュ

チューリッヒ郊外です。
ドイツ語圏にお住まいの方のご自宅にお邪魔し、固有名詞の読み方を教えてもらいました。
イタリア語とロマンシュ語の読みも教わったので、丸1日かかりました。

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ランチはフォンデュをいただきます。本場で食べるフォンデュはやっぱり美味しい。

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今日は家のWi-Fiをお借りできましたが、明日からWi-Fiが使えないというのは何かと不便です。

スマホだけでもネットに繋げようと思い、結局アハモのデータローミングをONにしました。
でもアハモは20ギガまで。今月は残り5ギガしかりません。あっという間に終わってしまうでしょう。こんなことならギガをセーブしておくべきでした。
ドコモには「世界そのままギガ」というのがあり、1980円、14日で10,400円です。でもこれ、アハモでは使えないのです。

たまにはネットがない旅もいいかな、と思っています。
20年前は紙の地図で旅していたわけですから。

2024年1月25日 (木)

スイス、チューリッヒへ移動

成田へ。
12時10分発スイス航空161便は定刻通り離陸します。
そこそこ混んでいましたが、何席か空きもあり、隣は誰も来ませんでした。

北極回りではなく、モンゴル〜カザフスタン上空を通過する南周りになったので、フライト時間は14時間50分です。
映画は4本観ました。

チューリッヒ国際空港に到着。
何と、いつも愛用していたポータブルWi-Fi(アメリカ)が使えませんでした。

サポートに問い合わせると、2023年で3Gのサービスが完全に終わってしまったとのこと。
新しいデバイスを買えばいいのですが、アメリカからの取り寄せになるので、時間が掛かります。
帰国後に、他のサービスも含め、再検討します。
というわけで、今回の旅はWi-Fiが使えません。夜のホテルのみとなります。

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2024年1月24日 (水)

出発準備

明日からスイスです。
20時頃まで普通の生活をし、その後、あたふたと出発準備をはじめていきました。

冬はどうしても防寒具の重さが加わるので、持っていく撮影機材を絞らなければいけません。カメラは2台、レンズは3本、あとDJI Pocket 2があるだけ。スマートウオッチ、キンドルなどは置いていきます。

現地に着いたらレンタカーで旅します。念のため、ガーミンのカーナビを持っていくことにした。ホテルは全く決めていない。向こうで見つけます。

いま、かなり時間に追われています。

2024年1月23日 (火)

シャッターの精度が出ていない

11月からずっと原稿書き。ほぼすべての時間をパソコンの前で過ごしました。
よくよく考えてみたら、1枚もデジカメで写真を撮っていないです。先日木曽に立ち寄りましたが、基本、スマホでの撮影でした。

この間よく行っていたのは、昔のフィルムカメラを触ることです。バッテリーを入れて、シャッターを切る。これだけでも十分な癒やし効果があります。

中古カメラ店に、トキナーの150〜500mm Kマウントのレンズが出ていたので、衝動買いしました。1万円台です。(発売当時は19万)
実は東京の仕事場の窓から、空を飛ぶ飛行機を眺めることができるのです。今日、PENTAX K-1にレンズを装着して部屋の中から撮ってみたら、とても綺麗に撮れました。
30年前のレンズなのでマニュアルフォーカスですが、空を飛ぶ飛行機は無限大で撮るので、問題ありません。

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先日、フィルムカメラのモルト交換の必要性について書いたら、かなりの反響がありました。
そう、30〜40年のフィルムカメラは、モルトを交換しないと使えないのです。これは、皆さんのご自宅にあるカメラも同じです。

じゃあシャッターはどうなっているかというと、これも怪しい。
カメラを寝かせていると、シャッターの精度が狂います。使い込んでいても狂う。

実は先日、ペンタックスLX(後期)を四谷のクラブハウスに持ち込み、シャッターを計測してもらいました。
やっぱりダメだった。高速域のシャッターは、すべて早く動いているとのこと。
少し露出をアンダー目に撮ればいいだけのことなので、オーバーホールせずに、このままいくことにしました。中間域、低速域は問題ないそうです。

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そう、皆さんの銀塩カメラも、たぶんシャッターはくるっています。
昔のカメラを大切にしている方は、一度計測してもらった方がいいかもしれません。

今、中古カメラ店に行けば、昔の銀塩カメラが1〜2万で売っています。どれも、モルトは劣化し、シャッターは精度が出ていません。
手に入れたらまず、日本にいくつかある銀塩カメラ修理専門店で、オーバーホールをした方がいですね。3〜5万円くらいで出来ます。

昨年12月に、4×5カメラ用のNikonのレンズ6本を修理専門店にオーバーホールに出しました。シャッターは見事に全部くるっていた。職人さんに「吉村さん、よくこれで4×5撮影をしていましたね」と言われてしまった。
かなりのお金が掛かりましたが、いま、大判用のニコンのレンズはすべて新品同様で、ごきみよく動きます。

今年からフィルムでももっと写真を撮ろうと考えていますが、いま、フジのプロビアは、36枚撮り1本、4,000円です。現像が1本2,000円(汗)
35mmでも、大判並みの感覚で、1枚1枚大切に撮っていかなければなりません。モータードライブは絶対使わない。 

2024年1月22日 (月)

無水エタノール

スイス出発前でかなり時間に追われています。
今回も機材や衣類などのパッキングは前日の夜です。翌日は5時起きで空港にいかなければなりません。
今回はあまり写真機材を持っていかない。文の取材がメインです。

ラボの帰り、量販店に立ち寄り、46mmのフィルターを2つ買ってきました。Mamiya C330に装着した。
せっかくだから動画を撮り、X(Twitter)にアップしました。
フィルター装着は癒やしの時間です。
早くこのカメラで写真を撮ってみたい。

カメラのレンズは、20年、30と経過すると、ピントやズームリングのラバーの部分が白くなったり、ベタベタしたりしてきます。
昨年50本くらいあるレンズを総点検してみましたが、僕の場合、白くなる方が多いですね。

無水エタノールを使えば、その白さは簡単に除去できます。
液をつけたハブラシで、ゴムの部分をシュッシュッと洗ってあげる。あっという間に黒さを取り戻します。
無水エタノールは色々な用途で使えます。いつも大ボトルで買って、小さなボトルに詰め替えて使っています。

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2024年1月21日 (日)

体調管理と健康診断

東京は雪の予報でしたが、雨になりました。
清里は時々ライブカメラでチェックしていますが、雪はあまり降らなかったようです。
今年はもしかしたら温暖な冬のまま、春に移行してしまうのかもしれません。 

毎年、季節の変わり目の体調管理が大変です。
秋の終わりから冬にかけて、決まって体調が悪くなります。昨年末は神経痛で、しばらく夜のウォーキングを休んでいました。

毎年、5月に人間ドックに入ります。上も下も内視鏡検査を行います。
内視鏡検査は、とても重要だと考えています。40歳を過ぎたときに、自主的に病院に行き、検査を行いました。
今年は脳ドックを新たな検査項目に加えました。

スマートウオッチやスマートバンドは常に腕に取り付け、自分の体のことを記録しています。でもよくよく考えてみたら、過去のデータを見ることはまずないですね。
歩数は大体1日6000〜8000歩と決まっているし、心拍数も寝ているときは60前後、日中は75前後、少し体を動かすと110前後です。

シンプルなスマートバンドだけにして、スマートウオッチは売ってしまおうか、と考えている今日この頃です。
スマートウオッチは2〜3日おきの充電が面倒で。そして何より、スマートウオッチは飽きる。なかなか、これだ! という文字盤が見つかりません。写真家用の壁紙とか、もっとあればいいのにな、と思います。

今日は珍しく駅前のマックに籠もりました。
講評や添削の原稿書きは、パソコン1台あれば外でもできる。こちらの方も少しずつ進めていかないと、帰国後の2月が大変なことになります。

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2024年1月20日 (土)

30〜40年前のフィルムカメラは、そのままでは使えません

昔使っていた35mmのフィルムカメラが幾つかあります。動作は全く問題なし。では今の時代、それらのカメラを使って写真を撮ることができるかというと、残念ながら撮れません。

なぜなら、モルトが劣化しているから。

モルトというのは、フィルム室の光漏れを防止するために貼られている、スポンジ状の素材のことを言います。
モルトは、20年以上の月日が流れると、ガチガチに硬くなったり、ベトベトになったり、ボロボロになったりします。

15年前製造の、比較的新しいフィルムカメラだったら大丈夫かな、と思い、FUJIのクラッセにフィルムを入れ、試し撮りしてみました。
残念ながらダメでした。ほぼすべての写真で光漏れが発生。モルトが硬くなっているのが原因です。

中判を含めると、フィルムカメラは30台以上所有しています。時間のあるときに、モルトの張り替えを行うつもりです。1ヶ月に1台やったとして、2〜3年は掛かりそうですね(笑)

ちなみにモルトは、Amazonでたくさん売っています。カメラ モルトと入力し、検索してみてください。
カメラ専用のカットモルトがあったりもします。Canon A-1用、OLYMPUS OM-10用など、助かりますね。
モルトが手に入れば、あとは100円ショップでシール剥がし、綿棒、竹串などを買ってくるだけです。

皆さんがお持ちのフィルムカメラ、20〜40年以上経っていたとしたら、写真は撮れてもフィルムは感光してしまいますので、ご注意ください。撮る前に、モルト交換は必須です。

クラッセのフィルム室。問題なさそうに見えますが、モルトはガチガチで、晴れた日に外で使ったら、見事にフィルムが感光しました。

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2024年1月19日 (金)

新しいカメラを買った Mamiya C330

僕自身、所有欲はないほうです。
スマホとかパソコンとかDJIとか色々買っていますが、これは所有欲ではなく、仕事で必要だから手に入れているのです。

写真機材もそう。所有欲ではなく、写真を撮るために買っています。
その証拠に、手に入れた直後からガンガン使うし、キズに関しても全く気にしません。

機材をかなり使い込むので、メンテナンス費用が結構かかります。
「最も美しい村」では、1回の取材で数万回シャッターを切るとして、20万回、30万回はすぐにいってしまう。機材は所々ガタがくるので、よくサービスセンターに足を運んでいます。

カメラやレンズは可能な限り新モデルを買っている方ですが、さすがにここ数年のデジタルカメラはついていくことができないですね。新機種の登場サイクルが1〜2年と早いので、それらをすべて買うのは100%無理です。5年に1回くらいのペースだったらまだ何とかなるのですが……。 

実は30年前から、欲しくて欲しくてたまらなかったフィルムカメラがありました。
でもここ数年、その思いを忘れていた。原因はフィルムの価格高騰です。3倍にも4倍にもなってしまうと、これ以上フィルムで撮るのは無理と考えるようになり、「カメラが欲しい」という夢も萎んでいきました。

でも昨年あたりから、フィルムで作品作りをする、という意欲が湧きはじめ、どんなにフィルムや現像代の価格が高くてもまたやってみよう、と思うようになってきたのです。
「センスオブジャパン」「積雪」「信州」「観覧車」「SL」など、自分が出版した写真集を見るたびに、フィルムの表現力の豊かさに改めて気づきました。

で、今日の夕方、思い切って写真屋さんに足を運び、欲しかったカメラを購入しました。

Mamiya C330 Professional S です。

長い間、ずっと欲しかったカメラが、いま手元にある。嬉しいですね。
いつもカメラやレンズを買っても、原箱から機材を取り出すのは、海外や国内取材に行く前日です。
そんな僕が、さっきからカメラをいじりまくっている。もしかしたらこれが所有欲なのもしれません(笑)

このカメラ、決して高くはありません。今日支払ったお金では、いまの時代、安レンズ一本も買えない。
メルカリでMamiya C330と検索をかけてみてください。およその価格帯がわかります。

C330は中古でたくさん出回っていますが、製造から40年以上経っているカメラなので、今の時代、快適に動く機種は本当に少ないです。だいたい蛇腹部分がダメになってしるし、レンズにもカビがあります。

僕の買ったC330は、全く問題なく動きます。キズは一つもありません。なぜなら新品だから。
機材選びに関しては、写真家としての目利きがあります。

いずれにせよ、このカメラは、普通の人では使いこなせないでしょう。4×5よりも難しいです。
今年の夏頃から、C330での撮影をはじめていきます。ブログやYouTube、ご期待ください!

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2024年1月18日 (木)

カメラが欲しい 明日、買うことに決めた

今日も朝からスイスの原稿。
ある村の歴史を紐解いていたら、メノナイトに関する記述がありました。
僕の写真集やエッセイ集で何度か登場したカナダのメノナイトの人たち。そう、故郷はドイツ、スイスです。
ヨーロッパのメノナイトに関する資料を読むと、何だか新鮮ですね。

実はプリンスエドワード島にも、近年、メノナイトの人たちがたくさん移住してきているんです。前回、島を巡っていたとき、馬車を見掛けました。もちろん写真を撮ることはできません。

スイスの原稿、あと残り9村です。うち4村は、新しく加わって村で、日本に資料がまったくありません。スイスに行ってから収集します。
書き終わった村の原稿も手直しが必要なので、まだまだ時間は掛かります。 

だんだんとカメラが欲しくなってきました。

ずっとデスクワークだったので、かなりストレスが溜まっている。早くカメラを首からぶら下げ、写真を撮りに行きたい。
新しい機材を購入し、気分転換を図るのも悪くないです。

と言っても、こんなご時世なので、高額な機材は買えないです。
前から欲しくて、欲しくてたまらなかったあのカメラとレンズを手に入れる。ついに。 

明日の夕方、もし時間が取れれば買いに行きますが、無理だったら週末にする。
もしかしたら、明日のブログで、購入した機材の写真をアップできるかもしれません。
アレを買う。どうしても欲しいんです。夢を叶える。

今日防湿庫から取り出し、シャッターを切ったカメラです。
手前がマミヤ7、奥がペンタックス6×7、右がフジ6×9。
20年前、これらのカメラを使って、カナダで数多くの作品を生み出しました。確かプリンスエドワード島の「春の小川」も6×7を使っている。

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2024年1月17日 (水)

奈良井宿、妻籠宿、東京に戻る

東京へ戻る日です。
国道を走っていたら、木曽でも行ってみるか……とふと思い立ち、塩尻の交差点を右に曲がりました。ちなみにまっすぐ行くと伊那方面で、左に曲がると諏訪・東京方面です。
この交差点、常に交通量が多く、車線が複雑なので、塩尻で一番事故が多い交差点です。

まずは奈良井宿に立ち寄ってみたのですが、30〜40年前よりも素朴さが増しているような気がしました。統一感がある。景観を意識した宿場町づくりをしているのがよくわかります。
信州人からすれば、「外国のお客さんを案内するとしたら、やっぱり妻籠宿だよね」という感じでしたが、いまの奈良井宿もすごく雰囲気がいいです。

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その後、国道を南下し、妻籠宿へ。
今日もたくさんの外国人観光客を見かけました。

あっという間にPM4時。19号線を北上し、塩尻へ。
この19号線、日中もかなりのトラックが走っています。会社から、中津川から諏訪の高速代を節約するように、と言われているのでしょう。ドラバーの皆さん、本当に大変そうです。 

僕も下道を走って、塩尻、諏訪、韮崎経由で甲府へ。いつも通りENEOS甲府竜王バイバス太陽鉱油で軽油(リッター145円)を満タンにした後、甲府昭和インターから高速に乗ります。

ちなみに、甲府昭和で高速に乗るとき、道を間違えました。一つ手間の5号線で左に曲がってしまったのです。中央道に乗るには、その次で曲がらなければいけません。ここ、すごくわかりにくいんです。

中央道、大月あたりまでは緩やかな上り坂になるので、燃費が悪化します。16.6km。上野原あたりで18kmまで回復し、八王子で久しぶりに20.5kmをマーク。首都高は20.1kmでした。

深夜、東京着。明日からまた原稿です。

今日、「ブログの記事、間違っていますよ」というたくさんのメールをいただきました。本当に申し訳ありません。お昼頃、スマホから急遽修正しました。 
仕事場に戻り、アクセス数を調べてみたら、何と昨日のブログ、5000人以上の方が読んでいました。いつもは200人くらいです。

最近、ブログを書いて、一度も読み返すことなく、そのままアップしています。そのため、内容の間違いも多い。これからは、最低一度は読み返してからアップするようにいたします。

2024年1月16日 (火)

昭和の写真雑誌 PENTAX LXがありました

松本にいます。
ジュンク堂書店で展示した作品額の点検と、ネット通販用の写真撮影を行います。
商品撮影は、東京の仕事場では出来ません。モノが増え、狭いから。
結局、朝からやって、夕方までかかりました。
この2ヶ月間、ずっと原稿書きでパソコンに向かっていたので、今日は久しぶりにカメラのシャッターを切ることができ、いい気晴らしになりました。明日、風景撮影をしながら東京に戻ります。

作品額は、2月中旬頃に通販サイトにアップできると思います。 

夕方、書庫を整理していたら、1986年の雑誌「カメラマン」12月号が出てきました。フォトコンテスト高校生の部で僕の写真が載ったので、保管してあったのです。
昔のカメラ雑誌って、面白いですね。パラパラページを捲っていて、飽きません。

表紙は荻野目さん。グラビアは薬師丸さん。
表紙を捲ると、まずはペンタックスの見開き広告。

この号は、「86年一眼レフのカタログ」という特集だったのですが、最初はペンタックスの紹介です。
ちなみに、PENTAX LX、探したら出てきました! もちろん後期です。でも今の時代、前期と後期の違いをわかる人はいないと思います。

アイドル投稿写真コーナーもありました。勝手に写真を撮って雑誌に投稿するのが許された時代です。
実は、僕も結構応募していたんです。青木湖撮影会とかで、アイドルがよく長野県に来ていたから。

プロの作品を載せるグラビアページもちゃんとあります。当時の雑誌は濃いです。 

CAPA」でも「カメラマン」でも、必ず最後に「売りたし」という掲示板がありました。いまで言うメルカリですね。
高校生の吉村君、実はここで写真機材をよく買っていました。確かオリンパスのモータードライブ、掲示板を見て個人から買ったと思う。
売り手の住所と名前が出ています。購入したい場合、往復ハガキでコンタクトするようになっていますね。OKの場合、返信ハガキで連絡が来て、現金封筒に現金を入れて送る。

この掲示板が、めちゃくちゃ面白い。おニャン子の生写真1311000円とかもある。 おニャン子クラブと言っても、今の人は知りませんね。

当時は、紙の雑誌しか情報源がありませんでした。
毎月、発売日に書店に走り、購入。すみからすみまで食い入るように読んでいた。
このような昔の雑誌こそ、今の時代、電子書籍で販売すればいいのにな、といつも思います。

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2024年1月15日 (月)

ETCマイレージサービスはお勧め 松本へ移動

ETCマイレージサービス。これは超オススメです。高速に乗るとかなりポイントが貯まる。
気をつけなければいけないのは、ポイントの有効期限です。毎年3月末日に失効するポイントがあるので、年明けにそれを消化しなければなりません。
ポイント還元手続きは、ETCのサイトで簡単に出来ます。3月末日に15635ポイント失効すると明記されていたら、15000という数字を入力し、還元ボタンを押すだけ。直後から、高速代はポイントで精算されます。

夕方、松本に行こうと思い立ち、19時に東京を出発。首都高から中央道に乗りました。今日の高速代5000円は、ポイントで精算されます。 
CX−5、作品額や機材が隙間なく積載されているので、今日は燃費が悪い。何と、高速で16.2kmでした。(いつもは20km

23時、松本着。2ヶ月ぶりです。

先日のブログで、「カメラやレンズは防湿庫に入れた方がいい」と書きました。
実は書いた直後から、松本で保管している機材は大丈夫だろうか……と、不安になってきました。というのも、松本にある機材は、防湿庫に入れていないからです。
松本は東京よりも若干湿度が低めです。例えば東京が湿度65%だったら、松本は55%くらい。この10%の差で、ガビの発生率は大きく変わってきます。 
理想は湿度3040%です。防湿庫の中は35%くらいまで落ちるので、カビは発生しません。 

松本にある機材、急遽点景してみたら、まったく問題ありませんでした。
ただ少々不安なので、陽当たりのいい窓辺に置き、ホコリ防止のカバーをかけておくことにしました。いつか大きな防湿庫を買います。

カメラのラバー部分は、全部ダメですね。硬くなっていたり、白くなっていたり、ベタベタしたりしています。
これらは、無水エタノールで拭けば元に戻ります。

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2024年1月14日 (日)

フォトコンテストの審査について

どのフォトコンテストの審査も大抵半日か一日で終わります。でも、それで終わりではありません。
審査終了後、主催者側、つまり事務局の方々は、受賞作品の調査を行います。規約に反していないか、多重応募していないか、盗作ではないか、ネットにあるフリー素材ではないか、などなど。○○県観光フォトコンテストのような場合は、写真が県内で撮られたものか、ということも重要になってきます。

ではどうやって調べているかというと、ネットの画像検索です。過去のフォトコンテスの画像はだいたいネットにアップされているので、画像検索をかけると、多重応募は一発で見抜けます。最近は類似写真もヒットしますね。

あとは、主催者側の「記憶」です。写真雑誌とか、写真に携わっている方々の頭の中は凄いですよ。
「この写真、どこかで見たことがあるな。確か2019年の○○社のフォトコンで優秀賞を取っていた気がする……」
そして調べると、「あっ、やっぱりそうだった」となったりします。

一時期、ネットのフリー素材を使って応募してくるのが流行った時期がありましたが、今は落ち着いています。すぐにバレることがわかったからでしょう。
今でも相変わらず多いのが、多重応募です。
優れた写真は、どのフォトコンテストでも必ず上位にくる。多重応募が発覚した時点で、100%、賞は取り消しになります。特に同時期に開催しているフォトコンテストの多重応募は、両方とも取り消しです。どちらも大賞になり、賞金30万を獲得していたとしたら、60万がパーになるということです。

問題点、スタッフが見抜けなくても、一般の人の目はごまかせません。発表になってからよく電話が来ます。そこで多重応募が発覚し、取り消しとなったケースもある。

よって、どのフォトコンテストも、何か問題が起きたとき、「繰り上げ」になる作品を必ず選びます。

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2024年1月13日 (土)

1980年代、ペンタックス、オリンパス、ミノルタの勢いが凄かった

1980年代の写真雑誌を改めて見ると、なかなか面白い。30分くらい時間を潰せます。
当時勢いのあったカメラメーカーは、ペンタックス、オリンパス、ミノルタでした。キヤノン、ニコンの二大巨頭は、どちらかというとプロ寄りだった。だから広告もあまり出していません。

アマチュアがカメラを買うとしたら、だいたい3社の中から選んでいた。高校生は、オリンパスですね。ペンタックス、ミノルタより、1万円くらい安かったのです。だから僕も、何の迷いもなしに、オリンパスOM-10を買いました。

ペンタックス、当時は凄かったんです。6×4.5や6×7といった中判まで手を広げ、完全にカメラ業界で天下を取っていました。
superAはまさに神カメラで、全国の高校生の心を鷲掴みにしていた。

ミノルタは、バンバン広告を打っていたんですが、どちらかというと社会人が使うカメラのような気がした。
オートフォーカス機能など、最新技術を次々と投下してきたので、高校生はついていくことが出来なかったのです。α7000を持っている高校生って、ほどんと見掛けませんでした。
ちなみにα7000は、時代を変えたカメラと言われていますが、電子部品の固まりになったので、今の時代、動く中古はありません。逆にあったとしたら凄い。

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当時のカメラ会社は、企業という枠を越え、人としてアマチュアと密接に結びついていたような気がしました。どのメーカーも、雑誌とのタイアップセミナーを積極的にやっていた。
高校3年のとき、オリンパスの北海道セミナーに参加しました。600mmの白レンズを一瞬だけお借りして自分のOM-10に装着してみた。あの時の感動はいまでも覚えています。

あれから40年経過し、当時のアナログカメラはやっぱり凄いな、と改めて思います。なぜなら、いまでも問題なく動くから。当然、フィルムを入れれば写真も撮れます。 

じゃあ今のデジタルカメラは、30年後、40年後はどうなっているか。電子部品の固まりなので、たぶん動かないですね。スマホと一緒。

いずれにせよ、今年は、アナログの世界、つまり4×5や8×10を真剣にやっていきます。スイスの本の準備が終わる春頃から始動しますので、ご期待ください!

2024年1月12日 (金)

「日本で最も美しい村」フォトコンテストの審査会。あと、吉村が高校生の時に撮った写真

東京神田の大きな会議室で、「日本で最も美しい村フォトコンテスト2023」の審査会がありました。
今年もたくさんの応募です。すべての作品を丁寧に見て、選考していきました。

日本は美しいですね。こんなにも四季折々に変化する自然の表情を持った国は他にないと思います。欧米や中国は、やはり大陸です。どちらかというと雄大さ。南の国には明確な四季がありません。

夕方には、受賞作が決まりました。グランプリ、特選、入選、ロマンチック賞、どれも素晴らしい作品ばかりです。
3月頃、日本で最も美しい村のホームページで発表されます。

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今の時代もフォトコンテストは山ほどありますが、作品を応募してくる人は50歳以上の方が大半です。
若い人たちはだんだんと興味を示さなくなってきました。自分の撮った写真は、インスタなどで次々と発表できるし、「いいね」の数がある種の評価になっています。上手くすれば収益化もできますね。

20〜30年後、もしかしたらフォトコンテスはこの世からなくなってしまうのかもしれません。

今から30〜40年前は、フォトコンテスト全盛期でした。写真を趣味としている人は、ほぼ全員が何らかのコンテストに応募していた。
高校生の吉村君も、「フォトコン命」でした。朝から晩まで、フォトコンで入賞することばかりを考えていた。

高校2年生の頃から、ほぼ毎月、カメラ情報誌「CAPA」や「カメラマン」の高校生の部に入賞していました。
賞金は、1席(金賞)が2万円、2席(銀賞)が1万円、3席(佳作)が7000円だったと思う。
確か、現金封筒で現金を送ってきた。当時はまだ銀行振込が一般的ではありませんでした。

今日は、3席(佳作)に輝いた作品を3点紹介します。
今と作風が同じですね(^^;)

※クリックすると拡大します。
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2024年1月11日 (木)

カメラやレンズを持っている方は、必ず防湿庫に入れてください

今日も朝から原稿です。
原稿をやっていると、他が何も出来ない。
個々の村は、決して長い文章を書いているわけではないんです。調べることが多いので、2〜3行を書くのに1時間くらい掛かります。つまり1日1村が限界。
固有名詞とか、本当に大変です。フランス語とドイツ語で別で書き出し、スイスに行った時に地元の人に発音してもらいます。それを僕が聞き取り、日本語にしていく。

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息抜きは、フィルムカメラのシャッターを切ったり、ネットショッピング。
最近はあまり買い物をしていませんが、メルカリやヤフーオークションは、見ているだけでも面白いですね。

いつか欲しいと思っている写真機材、たまに出品されるんです。
出品者は20〜45万と、結構強気な値段をつけている。ちなみに20年前の定価は50万です。
今週も2件ウオッチしていたら、入札が入って売れてしまいました。お〜って感じ。
ちなみにその機材を、ショップに出すと、下取り価格は8万くらいです。メルカリやヤフオクで売った方が、断然お得ですね。

20年後か30年後、自分が完全にリタイアしたときに、いまあるすべてのものをメルカリで売ろうと考えています。今の時代で70万、120万とか値が付いているカメラやレンズがいくつかあるので、おそらく総売上1000万はいくでしょう。

その日に備え、防湿庫をもう一つ買おうと思っています。
とにかくレンズにカビを生やさないことが大切。
あと半年に一度はカメラに電池を入れてシャッターを切る。これ、大切です。

中古カメラショップやメルカリ、ヤフオクで、何百万本と昭和時代のレンズが売られていますが、8〜9割のレンズが、カビレンズですね。
稀に、「防湿庫に入れていたので、カビはありません」と書かれていたりすると、思わずポチりたくなります。

2024年1月10日 (水)

写真の作品額はどこで買えるか

朝、ジュンク堂書店へ。
10時から撤収作業を行います。
2時間ほどで終わりました。

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いったん仕事場に戻り、原稿書きや年賀状書きを行った後、19時に車でジュンク堂書店へ。
作品額や書籍を愛車CX-5に積み込みます。
何と、すべての作品額を入れることができました。今日は2回の往復を覚悟していたのですが、1回で終わりです。

会場には、すでに次の作家さんの作品額が展示されていました。ネコを描くイラストレーターさんです。
「クリアファイル」はもちろんのこと、「ミニキャンバスキーホルダー」とか、「カンバッジセット」とか、とにかくグッズの数が凄かった。

風景写真の場合、なかなかグッズにできにくいのですが、ミニキャンバスキーホルダーはいけそうです。
クリアファイル以上にヒットするような気がする。
でも、制作費が高そうですね…。

今回で3回目となる作品展示即売会、無事に終了いたしました。
今後もこのようなイベントを定期的に行っていきたいです。

「吉村さんの写真はいつも買えますが、他の写真家さんの写真はどこで買えますか?」という質問をよくいただきます。

都内で最も有名なところは、東京ミッドタウン日比谷の中にあるイエローコーナーです。世界中の写真家の作品を購入できます。
家やマンションの部屋に写真を飾るのが好きな人は、みんなここで買っています。
まあでも、どちらかというと、インスタによくあるような、いま流行りのデジタルアートっぽい写真です。どの写真家も、フォトショップを使い過ぎ、って感じ。

価格は、吉村事務所とほぼ一緒です。まあでも今は円安だから、吉村の方が若干安いでしょうか。あと、吉村の方がいい額を使っています。

アクリルは3mmで制作しているようです。ちなみに吉村は5mmです。高級感が全然違います。
ただ3mmの良さもあり、大きくした場合、軽くなるのです。よって、展示がしやすくなる。

いずれにせよ、イエローコーナーは是非訪れてみてください。

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2024年1月 9日 (火)

ジュンク堂書店、作品展最終日

最終日です。
18〜20時、会場にいたら、5人の方とお話できました。

今回、作品額や書籍の方はポツポツでしたが、クリアファイルはかなりの勢いで売れました。完売です。

制作した作品額は、清里フォトギャラリーの通販サイトに載せる予定です。
いま、原稿書きで忙しく、商品を撮影し、サイトにアップする時間を取ることができません。。
サイトアップは、おそらく2月か3月頃になると思います。もうしばらくお待ちください。

あと12月下旬から今日までに入った3件の制作依頼のご注文に関しては、今週中にラボに入稿予定です。
1月下旬には完成しますので、スイスから帰国後の2月中旬にジュンク堂書店にお届けします。
その前のご注文に関しては、今制作を行っていますので、1月20日前後に完成予定です。

今回もたくさんの方にお立ち寄りいただきました。
ありがとうございました。心より感謝いたします。

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2024年1月 8日 (月)

メルカリにはまっています

今日は1村も書けませんでした。
スタートが午後からだったせいもあるのですが、村の歴史が難しく、あと、美術館で観た絵の意味を調べるのに、3時間ほどかかりました。学芸員さんからもらったパンフに書かれていると思ったら、そのパンフは美術館の財団の説明のみだったのです。 

明日9日(水曜日)は、ジュンク堂書店の展示、最終日です。
18時頃に会場に行きます。20時頃までいる予定なので、会社帰りに立ち寄れそうな方は是非声をかけてください。作品制作のご相談でもOKです。

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実は今、メルカリにはまっています。
原稿書きに疲れた夜、とてもいい気晴らしになる。
以前から必要としていたちょっとした写真用品を購入しているのですが、三脚やライトスタンドの部品とか、大抵メルカリで見つかりますね。

何でこんなにも素晴らしいショップを今まで使わなかったんだろう……。
この10年あまり、Amazonばかりで買い物をしていた。
メルカリの魅力にようやく気づいたので、これからは積極的に買い物をしていきます。

メルカリに出品している人は、まじめな人が多い。皆さん、キズとかヨゴレとか、丁寧に商品の状況を書いている。
中には、オイオイそれは違うだろう、と怪しげな人もいますが、これを買うのはマズイ、という商品というか人はすぐに見抜けます。 

僕はいまだに645の中判カメラを使っています。個々の部品やレンズは当然メーカーは製造していない。例えばバッテリーグリップとか電子レリーズとか。でもメルカリにたくさん出品されている。それを買えばいい。

いずれにせよ、カメラ機材の場合は目利きの才能が要求されます。
特に業者さん出品の商品を買うのは慎重になった方がいい。徹底的に吟味し、疑問点があったら出品者にメールしましょう。すぐに返事が来ます。

価格交渉も出来ますよ。少しまけてくれる場合もある。その場合、商品名が「○○○専用です」という形に切り替わります。
何度も同じ人から買うと、ネット上で不思議な友情が芽生えます(笑)

メルカリは、匿名配送、匿名購入ができるというのもいいですね。

このところ、毎日メルカリで購入した荷物が届きます。
数年前、ある箇所が破損し、使えなくなっていた機材があったのです。その部品をメルカリで見つけ、購入。再び使えるようになりました。嬉しくて仕方ありません。
今後2〜3年の間に暗室用品をすべて揃えるつもりでいます。メルカリですべていける。それも新同品で。 

今のマイブームはメルカリです。Amazon以上に使っている。
メルカリは、心からお勧めします。

ヤフーオークションではまだ買い物をしていません。
特に1円からはじまる商品は、終了間際になって急に価格が跳ね上がることがある。
ご主人が出品し奥さんが入札している、会社だったら、社員の誰かが個人パソコンから入札しているんじゃないのか、と疑いたくなるようなケースがいくつもあります。
ヤフーオークションは、最初から最低価格を希望価格並みに高く設定している場合もある。逆にその方が信用出来る。メルカリと同じ感覚で買い物が可能です。
いずれにせよ、ヤフーオークションでの買い物は、もう少し研究してからにします。

2024年1月 7日 (日)

20代の頃に思い描いた「夢実現」に向け、頑張ることにした

プリンスエドワード島のクリアファイル、完売となったようです。ジュンク堂さんから連絡が入りました。
午後に足を運ばれた方は1枚も買えなかったようで、本当に申し訳ありません。。
また必ず作りますので、1〜2年、お待ちください。

今日はなぜか朝5時に目覚めてしまいました。たまにこんな日があります。
6時から原稿書き開始。今日の村は、歴史が複雑で、ちっとも先へ進みません。
最初はケルト人で、ローマ帝国、何とか家の貴族、その次は司教で、ベルンが支配し、フルブール州へ移行し、そしてヘルヴェティア共和国で、最終的にはナポレオンが仲裁してヴォー州の統治となる、という流れ。
スイスの領土は、日本では考えられないほど複雑です。

まあでも、面白い発見もあります。
村で美術館に行きました。調べてみた有名な画家だった。どの画家もそうですが、故郷の美術館に代表作はありません。パリとかイタリアの美術館に行ってしまう。
代表作「復活の朝、墓へと走る使徒ペテロとヨハネ」はオルセー美術館が所有していることがわかりました。いつの日かオルセーを訪れたとき、「あっ、この絵はスイスの…」という楽しみが生まれる。

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いずれにせよ、夜までに頑張って1村の原稿を書きました。あと残り21村。

今日、ようやく年賀状をすべて書き終わりました。今年はいただいた年賀状がいつもの年の半分以下だった。
昨年末、喪中ハガキは40枚以上届きました。多くの人が、大切な方とのお別れがあったようです。
僕自身も、毎年のように大切な友人との別れがあります。

近頃、人生って意外と短いかも、と考えるようになってきました。
1年はあっという間に過ぎ去ります。となると、20年後、30年後もすぐにやってくる。

ここ数年、夢を叶えていくことに方向性をシフトさせています。
今まで大きな夢はたくさんありましたが、すべて叶いませんでした。残りの人生で100%叶わないです。よって、大きな夢は完全に諦めています。

では今後、どんな夢を叶えていきたいかというと、30年前、40年前に心の中で描いた「小さな夢」です。これだったら叶えることができる。
例えば10代の頃、「自分の暗室を持ちたい」という夢がありました。この夢、頑張れば叶うと思う。暗室用品はメルカリやヤフオクでいくらでも手に入るし、場所も工夫すればどうにかなる。

二十歳のときにカナダ、プリンスエドワード島で使ったカメラとレンズを全部買い戻したい、という夢もずっと抱いていました。
これも、今の自分だったら出来ます。当時のカメラやレンズは中古で1〜4万くらいで売っているので、それほど大変な投資ではありません。

十代の頃、CONTAX RTS Ⅲというカメラがありました。Canon New F-1やNikon F3 HPを抑え、トップに君臨していたカメラです。今でいう超セレブの息子だけが使えた。
このカメラも、いまだったら8万くらいで買えます。
ただ、数ある中から程度のいいカメラを見つけるのは難しい。目利きの才能が要求される。今後、1〜3年かけてじっくり選んでいく。

ちなみに、80〜90年代、各メーカーが競って出していた限定モデル(コレクションモデル)は、基本、すべてダメです。
カメラは、ほどよく動かしていないと故障します。30年以上も大切に眠らせていたカメラは、ミラーの戻りとかが遅くなっている。僕も色々なコレクション品を見てきましたが、使っていないとこんなにダメになってしまうんだ、と驚いてばかりです。30〜40万の価値はない。
たまに電池を入れてカラ撮りしていた人のコレクション品は大丈夫です。完動なので、本当のコレクション品と言えるでしょう。

カメラは定期的に動かしていないとダメというのは、車と同じですね。

話は飛びましたが、
ハッセルブラッドで6×6のモノクロ作品を生み出したい、
ヤマハのセローに乗って再び信州の林道を走りたい、
という夢もありました。これも、ちょっと頑張れば叶います。

今年は、20代の頃の夢実現に向けて、精力的に活動します。

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2024年1月 6日 (土)

クリアファイルについて。YouTubeライブ配信を行いました

午後、ジュンク堂書店へ。
早いもので、作品展もあと3日で終了です。

クリアファイルは、3種各3部を残すのみとなりました。明日には完売するでしょう。
今回制作したのは、5種各100部の計500枚です。各10枚を清里オルゴール館に送っているので、ジュンク堂書店は450枚です。

プリンスエドワード島のクリアファイルは、もうどこにもないです。あと、僕自身が、印刷時の見本で各2部をもらったのみです。 

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クリアファイルが何故これほどまでに人気があるのか。理由は「美しいから」です。皆さん、ポジフィルムってわかるでしょうか? 昔、印刷原稿用のフィルムは、ポジというフィルムを使っていました。クリアファイルは、そのポジフィルムと似たような美しさがあるのです。紙では出せない透明感です。

今回、初めてクリアファイルを作ってみて、色々と勉強になりました。何事も経験です。 

多くの人に、1枚350円は安すぎると言われた。ジュンク堂書店の店員さんにも、もう少し高い値段設定でも良かったと思いますよ、とアドバイスされた。
Amazonとか文具店では350円は標準ですが、アート作品のクリアファイルを扱う美術館では1枚400〜450円です。
確かに1枚350円では、販売手数料などを差し引いていくと全く利益が出ません。最低で300枚刷れば利益が出ますが、300枚×5=1500枚売るのは並大抵のことではない。まず無理です。

いずれにせよ、クリアファイルは、またいつか作ります。
プリンスエドワード島の代表作品で10種作れば、それはそれは美しい作品群が仕上がるでしょう。20種類あると……想像しただけで震えがきます。
自分のギャラリーに、ずらっと並べてみたいですね。
その時は、通販も必ず行います。

ちなみに、次作るときは、裏に写真を印刷します。表だと、半円形の〇と下の△の切れ目に写真が引っ掛かってしまうからです。この切れ目なしの型取りも出来るようですが、そうするとクリアファイル自体の開きが悪くなるので、現実的ではありません。ペコができやすくなる。あの二つの切れ目は必要です。

19時30分から、YouTubeライブ配信を行いました。
最後がニューファンドランドだったので、約7ヶ月ぶりですね。
最初、ライブ配信のやり方で戸惑ってしまいました。YouTubeがまた仕様変更していた。デフォルトのままだと縦動画になってしまうのです。直前で気づきました。 

自分の声が書店のフロア内に響いてしまうので、今日はあまり喋ることが出来ませんでした。申し訳ありません。

最近、YouTubeの更新がストップしています。こちらの方も申し訳ありません。とにかく、スイスの本の執筆が終わるまで何も出来ないのです。国内撮影にも行けない。

スイスの本の制作が峠を越えたら、どんどんと動画を撮影し、週一のペースで更新を行っていきます。
実は今、やってみたいことがあるのです。ご期待ください。

2024年1月 5日 (金)

トキナーの150-500mmレンズを衝動買いした

昨年の10月から続いているスイスの原稿書き、大変です。あと1ヶ月ほどかかる。

朝から夕方まで頭をフル回転しているとさすがに脳が疲れ、おまけにストレスが溜まるので、ここ数日、夕方5時頃に仕事場を飛び出し、電車で都心へ移動し、2〜3時間ほど夜の街を徘徊しています。
銀座、新宿、秋葉原を歩きまくっている。いい運動になります。

先日、フラリと入った中古カメラ屋さんで、トキナーのマニュアルレンズ150-500mmを見つけました。新品同様で、キズは一つもありません。レンズのカビ、クモリもなし。価格は新品価格の1/10。そして何と、滅多に出ないKマウント。

速攻で購入しました。

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早速、K-1に装着し、カラ撮りしてみます。全く問題なし。レンズ側の絞りをAに設定すると、絞りはカメラ側でコントロールできます。
マニュアルレンズなので、銀塩カメラのsuperAの方が似合うかもしれませんね。

PENTAXは、銀塩時代とマウントが変わっていません。つまり昔のレンズが、今のデジタルカメラでも使える。これは何気に凄いこと。
もちろんその逆も可能ですが、今のレンズは物理絞りリングがないので、すべて開放になります。

オートフォーカスは確かに便利ですが、僕の場合、マニュアルでも一向に構いません。作品を生み出せる自信がある。
車だって、好んでマニュアル車に乗っているくらいなので(笑)

やはりカメラやレンズを触っていると、いい気分転換になりますね。
原稿書き、また明日から頑張れそうです。

2024年1月 4日 (木)

皮膚科に行く

数日前から人差し指の指先に違和感がありました。
で、今日の朝よく見たら、皮膚に小さな黒いぽっちがある。ん? と思い写真用のルーペで拡大してみると、何かが突き刺さっています。

以前Amazonで買ったトゲ抜きの出番です。しかしその異物はあまりにも小さいので、どう頑張っても取ることができません。やればやるほど皮膚の中にめり込んでいく。

このまま皮膚と共存させることも考えたのですが、キーボードが叩けないほど指が痛くなってきたので、今日の夕方、諦めて皮膚科へ。

先生はすぐに何かの器具で取ってくれました。処置はかなり痛かったのですが……。
1,450円+処方箋の化膿止め500円で、計2000円。

指先に何が突き刺さったのか、さっぱりわかりません。先生も何だろうと首を傾げていた。
ここ数日外出していないので、植物ではないと思う。
となると仕事場にあるもの。
最初、シャープペンの芯かと思ったのですが、太さが全然違っていました。芯の1/3くらいです。
ちなみにシャープペンの芯は、よく手の平に突き刺します。

治療したところは、早くもかさぶたになりました。
病院に行ってよかったです。
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2024年1月 3日 (水)

何をするにも「継続」が大変です

今日は、スイスのある村で開催している音楽フェスティバルについて調べ、原稿を書きました。
ホームページを隈無くチェックしてみたら、やはりここでも企業や個人サポートを募集していた。世界的に名が知れた音楽祭ですが、内状は厳しいのかもしれません。

何をするにも、最初の立ち上げは簡単です。難しいのは「継続」です。
イベントは、3〜5回くらいまではうまくいく。でもそれを10年、20年と続けていのは、生半可なことではない。通常は無理です。

年1回でも、意外と大変です。1年というサイクルは意外と短い。えっ、もう次の準備をしなければいけないんだ……となる。
だから「清里フィールドバレイ」とか「カントリーフェスタ」とか、毎年開催し、それが20年以上続いているって、やっぱり凄いことだと思います。 

今日調べて書いた音楽際に、主催者のメッセージが添えられていました。
「私たちは花を咲かせる新しい庭師を探しています。なぜなら文化は手入れが必要な植物だからです」
この一文が心に残りました。

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2024年1月 2日 (火)

今年はフィルムでも撮ります

昨日書いた「今年の目標」で、書き忘れていたことがありました。

それは、

「フィルムの比率を多くする」

です。

ここ数年、デジタル中心でしたが、今年はフィルムでも作品作りを行っていこうと考えています。
2017年頃までは、デジタルとフィルムの比率は5:5くらいでした。
こんな感じでずっといくと思っていましたが、2019年頃からフィルムの価格が急激に上がってしまい、「ああ、もうダメだ……」という感じになってしまったのです。
8×10のカラーフィルムは、20枚入りが10万ですよ。価格は5倍になりました。
例えば10年ほど前に写真集「観覧車」を出しましたが、この時のフィルム代はトータル50万円くらいでいけました。いま同じことをやるとしたら300万くらい必要ですね。

たとえフィルムの価格が上がっても、やはりフィルムでの撮影は楽しいです。1枚、1枚、大切に撮っていくというのがいい。
あと、フィルムに関しては、誰にも負けません(笑)17歳から30年以上やってきたわけですから。35mmから8×10まで何でもOK。

今、スイスの原稿書きの合間に、手持ちのフィルムカメラの総点検を行っています。防湿庫に入れ、大切に保管してきたので、ファインダーやレンズのカビはゼロです。シャッターも切れる。
でも、液晶があるカメラはだいたいダメですね。GR1vの液晶が壊れていました。まあ数値が出なくてもカンで撮れるので、問題ありません。

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実は、早く写真を撮りに行きたくて、ウズウズしています。
しかし、スイスの原稿書きが大変で大変で、仕事場から動けないのです。
あと1月は、添削の原稿と、フォトコンテストの講評の原稿もある。また2〜3時間睡眠が続きそうです。

フィルムで思い出しましたが、去年書いたブログで一番アクセスがあった日記は、12月29日の「珍しくカメラの話」でした。1日で3000を越える訪問者があった。
おそらく、キヤノンのレンズ、Canon New FD24mm F1.4L について書いたからです。
この言葉が、リアルタイム検索で引っ掛かったのです。そう、世界中の人が探しているあのレンズ。

このレンズだけ、中古市場で高騰しています。どのショップも、平均で100万円くらい。これは「カメラのキタムラ」さんのサイトですが、やはり110〜120万くらいで推移していますね。

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何故このレンズだけ高いのか。生み出される写真に個性がある、という以上に、おそらく手磨きのレンズだからでしょう。だから価値があるのです。
世界中のコレクターがこのレンズを求めています。特に中国人の投資家がどんどん価格をつり上げてしまっているようです。

このレンズをお持ちの方は、今売るといいですよ。120万にすると動きは鈍いですが、95万くらいに設定すると、即、注文が入ります。
そのかわり、美品でないとダメです。使用感やカビがあったりすると、価格は下がりますね。 

1980〜90年代に活躍していた多くのプロは、このレンズを持っていました。
僕は駆け出しでしでお金がありませんでしたが、でも頑張れば買えた価格でした。一本買っておけばよかったな、と今になって後悔しています。

実は、地方に行ったとき、ローカルな中古カメラ屋さんに入って、このレンズを探すようにしています。20年前は、5万くらいでたくさん出ていたんです。カビだらけのレンズはワゴンセールで数千円だった。(10万円くらいかけてオーバーホールすればカビは取れます)
このレンズ、いつかどこかで見つかるかもしれない。

2024年1月 1日 (月)

2024年 今年の目標

自然災害があり、不安な一年の幕開けです。
人生折り返し点を過ぎ、焦りばかりを感じている。
2023年は、いったい自分は何をしたんだろう……というくらい、何もしませんでした。一年があっという間に過ぎてしまった。
今日のブログでは、思い切って2024年度の目標を書くことにしました。

「スイスの最も美しい村」全踏破の旅の本を出版する。
→村の取材は、残り1村となりました。問題は原稿書き。これは時間をかければ何とかなうでしょう。

「ハッピードリンクショップ」を何らかの形でまとめる。
→約1000店舗の撮影は終了しています。今後も増えてはいきますが、2023年12月でしめ、全踏破としました。

「日本で最も美しい村」の取材、北海道と九州地区を取材する。
→約20村あります。どちらも車で行くことになるでしょう。

「ギャラリー」の足がかりをつける。
→もう一度自分のギャラリーを持ちたいという夢を抱き、3年前から動いています。でも何かと難しく、進展がない。
今年こそは、せめて場所を決めるなど、駒を動かしていきたいです。
大切なことは「拠点」をつくることです。拠点さえ出来れば、色々なことが動きはじめるのです。YouTubeをはじめとするSNSも、もっと更新できると思う。

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