昔のアーティストは凄かった
スイスの写真セレクト、今日は朝から夕方まで頑張ったのですが、2村しか出来ませんでした。
どの村も第三次選考まで行い、撮影した写真をすべてチェックし、水平垂直を直しているので、そこそこ時間がかかるんです。
ある村の聖堂内の芸術に心奪われました。
昔のアーティスト、画家や彫刻家はとてつもなく凄いですね。100年、200年と時代を遡っていくに従って凄くなっていく。
今のアート界で活躍しているアーティストが、昔のアーティストを超えられるか、といったら、絶対に無理だと思う。
なぜなら、作品制作にかけている時間が違うから。
昔のアーティストは、一つの作品を生み出すのに、10年、20年という時間をかける。中には50年、100年という時間をかけ、自分の代では終わらない作品も存在する。
10年で一つの作品を生み出すとしたら、半年や1年くらい制作を行っただけでは、それがどんな作品になるか、他人にはわらかないと思うのです。完成形はアーティストの頭の中にしかない。
例えば教会側から天井画の依頼を受けたら、「承知しました。完成は13年後の1650年の年末です」と、そんなやり取りが行われていたのではないでしょうか。
アーティストは、13年間、作品制作に没頭できるだけのお金をもらっていた。資金の流れも素晴らしいと思います。
スイスの本作り、たった4ヶ月でヒーヒー言っている写真家なんか、全然ダメだと思う。昔の人に笑われてしまう。
まあでも、自分に10年20年と遊んで暮らせるだけのお金があるとしたら、10年くらい掛けて一冊の写真集を作ってみたい、という想いはあるのです。
8×10カメラを使って、日本全土の風景を隅から隅まで撮るとか。
ヨーロッパで、14〜17世紀くらいに生み出された芸術にふれる旅は最高です。なぜなら、感動し、その後、自分がいかにちっぽけな人間かというのがわかるから。