フォト

LINK

« 2024年3月 | トップページ | 2024年5月 »

2024年4月

2024年4月30日 (火)

何かを「無」から生み出すから楽しい

スイスの本作り、何でこんなにも時間がかかるのか。
それは「無」から作り出しているからです。

日本人にとってスイスはメジャーな国ですが、地方の小さな村に関しては全くと言いほど知られていない。
そんな村々を取材して、写真を撮って、文章を書いてと、思った以上に大変で、気が遠くなるような細かな作業を延々と続けています。
でもこれも、編集者さん、デザイナーさん他、色々な方々の協力があるからこそ、出来ることだと思っています。

でも今の時代、無から作り出していく本って年々少なくなっているような気がしています。
書店に行って平積みされた本を見ると、すでにある情報の寄せ集めのような本がやたらと多い。
写真がらみでは、いつかは行きたい絶景100選、のような本がたくさん並んでいますよね。
どっかから集めてきた写真(それも彩度が強い写真)を並べ、ライターさんがチャチャと文章を書き、一冊にまとめている。

今流行りの投資やNISAの本にしても、YouTubeをはじめとするSNSで活躍する人たちが喋っていることをまとめた本が多いです。
なぜなら、「数」を持っている人の本は、何もしないでも売れるからです。

昨年NISAが始まった頃、僕も何冊か買って読んでみました。
どの本もちゃんとした文章になっていますが、これ、インタビューしたものをゴーストラーターさんが文章におこしているんです。だから今まで文章を書いたことのない人でも本が出せる。

欧米の出版界は、インフルエンサーの本は形にしません。たとえば経済の分野だったら、長年研究している大学の先生とか経済ジャーナリストとかの、もっと内容の濃い本を出してくる。そしてベストセラーにする。凄いなあといつも思います。

最近は、料理の本も、写真の撮り方の本も、ほぼすべてがインフルエンサーたちの本ですね。
出版界はこれでいいのかな。また編集者の方々は、最初から売れると思う本ばかり作っていて、満足しているのでしょうか。

テレビドラマも、最近はすべてマンガが原作です。「VIVANT」のように、「無」から作り出せばいいのに、といつも思う。才能がある作家や脚本家はたくさんいるはずです。

本の世界は、最低限「著者」は必要だと思います。
その人が、何をみて、どう感じたか。そして何を考えたか。それを読者が受け止める。

日本の絶景の本だとしたら、絶対に一人の写真家に作らせるべきです。たとえすべての地を網羅していなくても、その人が考える絶景を見てみたいし、知りたいと思う。
ちなみに僕の場合だったら、日本の絶景とは、ダムとか発電所とか観覧車とか庵治石とか錦鯉とかハッピードリンクショップになります。
そんな絶景本は絶対に売れませんけど(笑)

Img_20240201_075612

2024年4月29日 (月)

体の節々が痛い

近頃、当たり前が当たり前でなくなっているので、こんな僕でも疲れを感じます。
無理すると体の節々が痛くなるし、何より集中力が続かなくなり、徹夜ができなくなった。
10年ほど前は、深夜1時まで仕事をし、さてこれから清里でも行くかと車のエンジンをスタートさせても全然平気でした。

今日は朝からパソコン仕事をしていたら、午後、もうダメ……という感じになり、横になって少しだけ休みました。
疲れてくると、モーレツに甘いもの、つまり板チョコが食べたくなります。
コンビニに行って、いつものロッテ、ガーナを買いました。
これを1枚食べると、気力と体力が復活します。そう、ロッテの板チョコでないとダメなんです。

夕方、近くの整形外科へ。
2箇所問題があり、レントゲンを撮って先生にみてもらいました。
痛みは、骨と筋肉のバランスの関係からくるものらしいです。
地道にストレッチをして治していくしかないとのこと。日々のウォーキングだけでは改善されないようです。

近くに出来たchocoZAPに入会しょうかな、と思っている今日この頃です。

Img_20240420_165120

2024年4月28日 (日)

安いモニターを買うと失敗します

デスクトップパソコンは必ずデュアルモニター(2台のモニター)にしています。
一つのモニターだけだと、絶対に仕事は出来ません。

フォトショップ専用機の方は、EIZOの27インチのモニターを使っていますが、サブの方は安いモニターでいいやと思い、LGの27インチを2万円くらいで購入しました。10年ほど前のことです。

が、これが失敗だった。
なぜなら、安いモニターは、解像度が低いからです。LGの27インチは、最大で1920×1080でした。 

EIZOの方は最大で2460×1460です。つまり、解像度が異なると、27インチを横並びしても、表示が同じにはならないのです。
EIZOの方でブラウザを起動して調べ物をしているとき、LGのサブの方に移動させると拡大表示になってしまう。

サブの方も、解像度が高いモニターを選ぶべきでした。27インチだとだいたい4〜5万円くらいですね。

毎日イライラしながら仕事を行っているので、サブモニターを買い換えるかもしれません。
本当はサブの方もEIZOにしたいのですが、10万以上するので、DellかLGにしようと考えています。

Img_20240429_230355

2024年4月27日 (土)

「孤独のグルメ」にはまっています

半年以上、スイスの本作りの準備を行っています。ずっとパソコンのモニターに向かっていることは出来ないので、毎日適当に気晴らしの時間を作っている。

昨年は、所有している50台くらいのフィルムカメラを取り出し、電池を入れてシャッターを切ったりして遊びました。でもこれも2ヶ月くらいで飽きてしまった。

次、防湿庫や防湿ボックスを新たに買い、機材の整理を行うと同時に、古くなったモルトの貼り替えなどを行いました。これは1ヶ月くらいで終わった。

フィルムカメラを触っていたら、昭和の時代が懐かしくなり、ヤフオクやメルカリで、銀塩カメラのモータードライブやワインダーなどを買ったりしました。
これも1ヶ月くらい続いたでしょうか。今は完全に飽きています。

3月頃のマイブームは、YouTubeで色々な方のトークや、カバーを歌っている歌手の音楽を聴くことでした。
30くらいチャンネル登録をした。
音楽の方は今も時々聴いていますが、トークを聴くのは3週間ほどで完全にやめました。
なぜなら、専門家の人たちのトークって、あまり参考にならないことがわかったから。ドルは下がるとか、株価は5万円になるとか。特に経済の専門家の人たち、つまり頭のいい人たちって、ホント、いい加減です。
周りはみんなやっているNISAも、少しは興味があったので、幾つか専門家のYouTube動画をチェックしてみましたが、個々の銘柄の株価予測は全部外れていますね。NISA、やらなくてよかったです。

で、4月に入り何にはまっているかというと、Amazon Primeのビデオです。
今日も朝から夜までスイスの写真のセレクトを行ったのですが、日中2〜3回、Amazon Primeを観ました。

Amazon Primeで観ているのは映画ではありません。
映画は観たくて仕方ないのですが、2時間は潰れてしまうし、映画を観るって意外と頭を使うので、仕事中に観ると逆に疲れてしまうのです。気晴らしにはならない。

Amazon Primeで観ているのは、「孤独のグルメ」です。
このテレビドラマ、最高ですね! 一気にファンになってしまった。
明日も午後に2本観る。

「孤独のグルメ」を観ると、考えさせられます。
僕の場合、どこかに行くとついついチェーン店に入ってしまいますが、これは間違った行為でした。
今後、改めます。思い切って、ローカルな食堂に入ってみる。そこに本当の「感動」があるんです。

よくよく考えてみたら、18で東京に出て来たとき、2年間はほぼ毎日外食でした。そのとき、住んでいた街の食堂に通っていた。行きつけの店が20軒くらいあったのです。
そもそも、昭和の時代は、チェーン店があまりありませんでした。板橋区小豆沢には、ファミレスが一軒あったくらい。

次から食堂に入る。楽しみが増えました。

Img_20240426_115248

2024年4月26日 (金)

CX-5、2回目の車検終了。代車マツダ3を返却します

結局、マツダ3による深夜の首都高走りは出来ませんでした。昨晩は疲れ切って寝てしまった。
今日の夕方、マツダに代車を返却、車検の終わった自分のCX-5を引き上げました。

代車マツダ3は新車でした。自宅からディーラーまでの約5kmしか走れませんでしたが、それでもこの車がいかに素晴らしい車か、というのがよくわかった。
何と言っても、マツダは内装の質感が高いですね。他社だと、この価格帯の車ではまず無理です。

2年前の代車もマツダ3でした。そのとき、YouTubeの動画を撮るために千葉まで行きましたが、正直言って、僕にはこの車は無理、と思った。スポーツカーなので走りがカタイのです。
で、今日運転した新型は、足回りをだいぶ変えたようで、その違いがはっきりわかりました。スポーティーでありながら、しなやか。素晴らしい走りだった。 

Img_20240426_160920

まあでもマツダ3は、僕にはちょっと車高が低すぎます。50オーバーのオジサンには乗り降りが大変。運転席に滑り込む度に、どっこいしょ、という感じになってしまう(笑)

CX-5の2回目の車検費用+むこう2年間のメンテ費用、計17万は、明日振り込みます。
前後のディスク交換は、新車の5年保険でカバーできました。
昨年、夏タイヤも替えている。足回りが新品同様になったので、あと3〜4年間は安心して乗れます。 

マツダの「パックdeメンテ」、お得だと思います。ディーゼル車は、エンジンオイルなど、かなり高額です。それが3回分と、あと半年点検費用も含まれるので、通常価格から4割引きくらの感覚。
ディーラーも、整備によってお客さんをつなぎ止めておきたいのでしょう。

CX-5を売って、軽の新車に乗り換えてもよかったのですが、CX-5があまりに素晴らしい車なので、手放すことが出来ませんでした。今となっては、ディーゼルの6MT車は貴重な存在です。
あと、CX-5は、軽自動車並みに燃費がいいんです。リッター20km。満タンで950km走るので、九州や四国に行ったりするときは本当に助かる。この燃費の良さも手放せない理由の一つになっています。
ちなみにマツダ3(ガソリン)は、都内の道で8.5kmの表示が出ていました。 

2024年4月25日 (木)

2回目の車検です。代車はマツダ3

マツダCX-5、早くも2回目の車検です。
頑張って時間を作り、車をディーラーに持って行きました。

むこう2年間の整備・オイル交換込みの「パック・デ・メンテ」にしました。これが約9.8万。あと、ブレーキやフィルターなどの交換、自賠責保険などを含め、トータル約17万でした。
ディスク交換は、5年間有効の新車保険でカバーできるそうです。

これにプラスして、任意保険の更新で約8万、あと、5月に来る約4.2万の自動車税ですね。
日本の物価は先進国の中で一番安いと思うのですが、車に関しては一番高い。車検とか税金とか高速代とか。

任意保険、少しでも安くしようと、本人のみの運転に変更しようとしたら、法人契約の場合は等級が最初からになってしまうのだとか。よって諦めました。
5年前、本人のみの運転にして契約すればよかったです。マニュアル車の場合、他の人はまず運転しません。
あっでも、地方の宿とかで「ちょっと移動しておきますね」と、他人が運転するこもたまにある。そんな時のために、誰もが運転できる保険は必要かも。

それにしても普通車はお金が掛かります。無理してレクサスとかランクルとか買っている人は大変だと思う。
やはり日本は軽がベストです。僕も次は軽にします。

いま代車でマツダ3を借りています。何と新車!
ドライブしたくてウズウズしていますが、スイスの本の準備で時間が取れません。
どこにも行かず明日返却する予定ですが、多少未練が残るので、深夜に首都高でも一周しようかと思っています。

Img_20240425_193354

2024年4月24日 (水)

広告について

仕事場に籠もっていても時々ネットニュースを見ようにして、世の中の流れから取り残されないようにしています。
最近、どのサイトも広告の出し方が凄いですね。中には広告だらけで、記事はほんのちょっと、というえげつないサイトもある。
広告を見ないと先に進めないように設定しているサイトもイライラきます。もちろんその広告は見ずに、記事を読むのを諦めます。

僕も昨年の夏からホームページやブログに広告を入れるようにしました。
設定次第で、広告だらけのページにも出来ます。でもそれをやってしまうと、個人のサイトではなくなってしまう気がする。よって、広告出しはデフォルトの状態です。

いまのアクセス数だと、たとえ広告を入れても、1日数円〜数十円です。稀にたくさんの人が読まれる記事を書くと、100円くらいになることもある。
大手のサイトだと、1日100万以上はアクセスがあるので、広告もそれに比例して、1日何百万、何千万の世界になるわけです。
配信会社は、都心にテナントを借りて、従業員を何十人も雇ってもやっていけるわけですね。

ネットに出てくる広告って、広告を出しているスポンサーにとって本当に効果があるのだろうか……と疑問に感じることがあります。
なぜなら、ネットを利用する多くの人が、広告はうざいうざいと言ってすぐに消してしまうから。YouTubeもすぐにスキップする。
僕自身も、ネットに出てくる広告を見て、商品を買ったり注文したりしたことは一度もありません。
車の広告はついついクリックしてしまうのですが。あっ、やはり広告の効果はありますね(笑)
そう言えば、以前、サプリも買ってしまった……。

YouTubeは、月1280円のプレミアムに加入すると広告がゼロになります。
いつの日か、YouTubeの広告収入が増えたら、これは入ろうと思っています。
広告なしで、色々なサイトを見ることが出来るって、夢のようです。
加入すると、自分のYouTubeサイトも見ることができるようになる。そう、広告を入れている状態だと、YouTubeもブログもホームページも、自分で自分のアクセスすることが出来ないのです。自分のサイトには、「設定」ページからしか見れない。
仮に、自分で自分のサイトにアクセスし、自動広告を見たりすると、ペナルティが課せられます。これを3回くらいやってしまうと、すぐに広告配信停止になる。僕は過去に3回、配信停止処分を受けています。最初、自分で自分のサイトを見ていいと思っていた。

Img_20240331_165930_20240425075001

2024年4月23日 (火)

週刊現代 錦鯉

原稿書きは、基本、外のコーヒーショップで行います。ただスイスの原稿書きはカフェでは出来ない。調べることが山ほどあるからです。
よってこの半年間は、数えるほどしかコーヒーショップに行きませんでした。

近くにできたお店はすべてチェックしています。
今年に入って駅近くに2軒のカフェがオープンしました。
週末はそこそこ人が入りますが、平日の昼間は常に閑古鳥が鳴いている。その状況を目にすると、客として入り、応援したくなってしまう。
なぜなら、「ああ、今日はお客さんが来ないなあ〜」というオーナーの気持ちが痛いほどわかるから。
これは、お店をやったことのある人にしかわからない感情です。

ギャラリー、いつかまたトライします。
場所探しなど、少しずつ動いてはいるのですが、スイスの本が片付かないことには何も出来ません。
残念ながら、今の段階ではご報告できることは何もないです。。。

先日取材した新潟の錦鯉。今週発売の『週刊現代』に載っています。
是非コンビニでチェックしてみてください。吉村は写真撮影のみです。

Amazon
https://amzn.to/3JzbzdE

714ya1gbwel_sl1422_

2024年4月22日 (月)

毎年、春の季節は気が重い

残りの7村の原稿、あと少しで完成します。

3〜5月は、気が重い月です。というのも、何もしなくても、20万くらいの支払いがあるから。 
車の税金43,500円、ホント高いですよね。軽自動車に乗り換えたくなる。

カメラ会社のプロ登録の年会費も、ちょうどこの時期に引き落とされます。どの社も年間1万円くらい。
昔は機材の修理が無料に近く、機材は自由に借りることができたのですが、今はそれほどメリットがありません。機材の修理代も半分は払います。 

僕は、写真家協会と写真協会には入っています。
写真協会は1.2万円ですが、写真家協会の年会費は4万円です。高すぎるという意見もあるようですが、逆に安くすると、みんな写真家協会に入るようになるので、ステイタス性がなくなってくる。だから1300人くらいいる会員の大半が、いまの年会費のままでいい、と考えているようです。
美術とか音楽の協会の年会費はもっと高いですね。

写真家協会の会員は、ヨドバシカメラとビックカメラのポイント還元が+2%の12%になります。年間100万円買い物をすると、2万円得することになる。

写真家の多くは量販店で年間100万円は絶対に使う。吉村事務所も、カメラやレンズなどの機材はもちろん、モニターとかハードディスクとかプリンター用紙とかインクとかで100万円はいきます。清里フォトギャラリーをやっていた頃は、ヨドバシで年間150万円は使っていました。
よって、2%の還元は大きいのです。

5月は、httpsのs取得の請求も来る。これが意外と高く、年間3.8万円です。
httpのままでもいいのですが、ネットショッピングをやっているので、やはりsは必要です。

あと、来月はCX-5の車検です。バッテリー、ブレーキを交換すると、20万はいくかもしれません。これに任意保険が加わるので、+8万。

春の季節は気が重いです。。。

Img_20240420_164007

2024年4月21日 (日)

ヤフオクをウオッチし、一人で盛り上がる

いま、スイスの最も美しい村で追加になった7村の原稿を書いています。
村の情報は、ネットでもあまり出てこない。まして小さな要塞や聖堂などは皆無です。こんな感じで毎日スイスとやり取りを行っています。
The fortress was built by the Baron de la Tour to resist the rule of the Bishop of Sion and the Count of Savoy. Is this correct in history?
原稿が仕上がったら、次は固有名詞の日本語の読みです。これは現地の方に教えてもらう。

7村は、あと3〜4日で終わります。
次は地図の指示書作成。村の地図は製作会社が一から作成します。

スイスの本作り、去年の11月からなので、もう半年以上もやっている。
アニメや映画の制作、長編小説の執筆は1〜3年掛かるので、それに比べたら全然楽な方ですが、吉村は最近、クタクタに疲れ切っています。ホント、最近、体力の消耗が激しいのです。

3日間のぎっくり腰は完治したので、今日は久しぶりに7kmほど歩きました。隣町の公園まで行ってみた。
帰りはマックでコーヒーを飲みながら原稿のチェック。

先日、ヤフオクに、僕も持っている35mmのレアなカメラが出ました。見た感じ状態はイマイチ。レンズにはカビもあり、おまけに動作未確認と書いてある。
でも、レアなカメラなので、35人もお気に入りに登録しています。
で、今日の23時が入札締め切り日だったので、興味本位でウオッチしていました。

最初8,000円くらいで推移していましたが、価格がグングン上がっていき、最後は8.5万円で落札されました。
このカメラの中古相場は4〜5万円くらいです。随分無駄な買い物をしているよな〜と、一人で盛り上がってしまった(笑)

Img_20240420_165315  

2024年4月20日 (土)

湿度の実験 いま35〜45%です

コンタックスのレンズが急に欲しくなり、オークションサイトで探しているのですが、なかなかいいレンズが出ませんね。あるにはあるのですが、決まって「カビとクモリあり」になっています。

どのレンズも30〜40年の月日が流れているので、仕方ありませんね。
でもレンズが黴びるのは、湿気大国の日本だけなんです。常に乾燥している欧米ではまずありえない。
そう言えば、昔、プリンスエドワード島に移住した音楽家の方が嘆いていました。日本から持ってきた楽器が、乾燥でパキーンと割れてしまうのだとか。 

銀塩カメラを所有している人で、そのカメラを防湿庫に入れて保管している人は、1%もいないでしょう。
先日松本の実家で、本棚の引き出しから、45年前の35mmのコンパクトカメラが見つかりました。当然動かないし、レンズはカビです。
時々、動かしてあげればよかったな、と後悔しました。そう、カメラを移動するだけでも、黴防止に繋がります。空気が停滞しているとこに20年、30年と置くのはよくない。

東京の仕事場では、防湿ボックスの中に、乾燥剤をたんまり入れ、毎日湿度計の針をチェックしています。
レンズ20本を入れた防湿ボックス「A」は、1日で庫内の湿度が35%まで下がりました。大きな一眼レフを入れた防湿ボックス「B」は、3日でようやく41%。筒型の天体望遠鏡、望遠レンズを入れた防湿ボックス「C」は、3日で43%。
で、エボニーの木のカメラを入れた防湿ボックス「D」は、なかなか湿度が下がらず、まだ45%です。おそらく、木や蛇腹の皮の部分がからっからに乾燥するまで、1〜2ヶ月かかるのではないでしょうか。

おそらく、この防湿ボックスを、蓋を閉めた状態で直射日光に当てれば、庫内の温度が上昇し、一気に湿度が下がると思います。今度実験してみます。

ちなみに、電動の防湿庫は、どんな機材を入れても、1日で湿度は40%以下になります。ドライユニットは、かなり強力です。

だんだんとモバイル除湿機が欲しくなってきました。先日の忘れ物防止タグのように、ポチろうかな。

Img_20240421_003729

2024年4月19日 (金)

選挙演説がうるさく、原稿が書けない

さあ、今日も頑張ってスイスの原稿を書こう!とパソコンに向かったら、近くの公園で選挙演説。ここ団地なので、みんな来るんです。
途端にやる気が失せてしまい、1時間ほど昔のカメラで遊びます。

オリンパスOM-2N、これも大好きなカメラの一つです。
何よりデザインがいい。
僕は基本的にブラックボディが好きですが、OM-2Nに関しては、シルバーの方が似合っていると思う。高級感があります。
このカメラ、見かけによらず、ずっしりとした重さを持っているんです。そのぶん、シャツターを切ったときの感触もいい。

Img_20240420_133807

何年ぶりかで写真を撮りたくなってきました。スイスが落ち着いたらOM-2Nを持って旅に出ようと考えています。
でもいつになることやら。

USドル、ちっとも下がらないですね。
アメリカAmazonで、買いたい大判カメラ用品が幾つかあるのですが。
またまた経済の専門家たちが、なぜ円安が続くのか、なぜ株価が急落したかを最もらしく語っている。2ヶ月前は全く違うことを言っていたのに。
ホント、調子がいいと思う。

昔、カナダのプリンスエドワード島に行く度に、自転車を買っていました。日本で3〜4万したマウンテンバイクが、カナダで200ドルくらいで買え、とてもお得感があった。
カナダで使い、帰国前に自転車屋さんに行くと、飛行機に積み込めるように箱詰めしてくれたのです。成田からは宅急便で送りました。
キャンプをするときのテントもよく買いました。
今の時代、海外でモノを買う意欲が失せてしまいますね。。。

2024年4月18日 (木)

ぎっくり腰 防湿ボックス

ジメジメシーズン到来です。早めに予防線を張ろうと思い、防湿ボックスを買い足しました。現在4個です。
ちなみに電動の防湿庫は3つ稼働しています。

レンズやカメラをたんまり詰め込んで棚に戻そうとしたら、グキッ。
ぎっくり腰、またやってしまいました。
いつも重い物を持つときは注意をしているのですが、今日に限って何も考えていなかった。

ぎっくり腰、これで5回目です。
記念すべき1回目は、錦鯉の取材で水槽を持ったとき。痛くて痛くて、その日の晩は眠れなかった。
清里でギャラリーの準備をしているとき、写真展で本を搬入しているときなど、何度か繰り返しています。

しばらくヨチヨチ歩きですが、相変わらず原稿に追われているので、特に問題はありません。

防湿ボックスの場合、ゆっくりゆっくり湿度が下がっていきます。
35%くらいになるまで、3日〜5日くらいかかります。
大きな空洞がある天体望遠鏡や超望遠レンズを入れると、なかなか湿度が下がりませんね。

防湿ボックスを買うと、小さな乾燥剤が一つ入っていますが、これだけではダメ、湿度は下がりません。
僕は一つのボックスに5〜8個の乾燥剤を入れています。
カメラやレンズの取り出し時に蓋を開けると、すぐに湿度は60%くらいに戻ってしまいます。そこからまたゆっくりゆっくりと湿度を下げていく。

東洋リビングから、モバイルドライというのが出ていますね。でもこれを4個買ったら2万円。だったらメルカリで、東洋リビングの電動の防湿庫を探した方がいいかも。
https://amzn.to/3w14MX5
まあでもモバイルドライは気になる製品なので、1個買ってみようと思っている。

Img_20240418_181119

2024年4月17日 (水)

PENTAX LX、スイスの旅をYouTubeにアップしました

YouTubeに、ペンタックス LXの動画をアップしました。
2月にスイスを訪れたとき、DJIポケットで撮影動画を撮っていました。最後の方に入っています。
https://youtu.be/t_xA-VQs9vk

20240418-84125

YouTubeですが、今後はあまり無理をしないことにしました。
たくさんのアクセスを得るためだったら、最新のカメラやレンズ、ガジェットを次々と買い、それらのレビュー動画を出していくのがいいでしょう。
今だったら、DJIやGoProの最新機種とか、GALAXY S24 Ultraとか。現に若者たちは、次々と新しいガジェットを購入し、レビュー動画をYouTubeにアップしています。本当に凄いと思う。
僕も20代、30代だったら、そんな感じでやっていたと思うのですが、さすがに今は無理。

ただフイルムカメラに関してだったら、無理なく出来ます。なぜなら、昔のカメラは防湿庫の中に山ほどあるし、どのカメラも機能はシンプルなので、すぐに使える。あと、カメラに関する思い出も語ることが出来ます。
フィルムカメラは動かしていないと壊れるので、YouTube用に使ってみる、というのはちょうどいいですね。

最初、30〜40年前のフイルムカメラの動画なんか誰も見てくれないだろう……と思っていましたが、動画をアップすると、YouTubeのおすすめに出る確率が高いことがわかりました。ここから流れてくる人がたくさんいる。
僕がTwitterやブログで「YouTubeに動画をアップしました」と言っても、アクセスは20〜30人です。一番下の「その他」というのがTwitterやブログからの流入。
20240418-81927

あと、やはりYouTubeの世界も「検索」からの流入です。
例えば「清里」「萌木の村」で検索をかけると、動画で出てくるのは吉村のYouTubeの動画ばかりです。「検索」の効果って、とにかく凄いんです。

今回はペンタックスLXですが、今後、ニコンやキヤノンのカメラも次々と出していくつもりです。
コンタックスも、先日防湿庫から取り出し、改めて素晴らしいカメラだというのがわかった。急に広角レンズが欲しくなりました。中古で2万円くらいで買えるので、YouTube動画のためにこのくらいは投資してもいいかな、と思っています(笑)

2024年4月16日 (火)

ミノルタX-700で写真を撮ってみた

カメラは使っていないと壊れる、というのがよくわかったので、今後は使う努力をしていきます。

先日清里に足を運んだとき、ミノルタのX-700を持っていきました。もう何年も動かしていなかったので、巻き上げ時、内部からギリギリって音がする。でも使っていたらその音も小さくなっていきました。

フィルム1本撮影しましたが、モルトが全然ダメなので、写真はすべて感光しているかもしれない。まあでもその感光も、作品のいい味になっていると思うのですが。

次の旅では、オリンパスのカメラを持ち出し、写真を撮ってみます。
早くマミヤのC330を使いたくてウズウズしている。

2月のスイスの旅では、ペンタックスLXを持っていきました。撮影の様子は動画でも記録した。
動画の編集は、移動の飛行機の中で終わっています。
昨日の深夜、LXについて語る動画を撮ったので、急いで編集し、明日にでもYouTubeに動画をアップします。

皆さんも、もし眠らせているカメラがあったら、必ず使うようにしてください。電池を入れ、カラ撮りするだけでもいい。
フィルムカメラやレンズは、定期的に動かしていないと100%壊れます。

Img_20240417_082346  

2024年4月15日 (月)

ビギナーズラックはある

駅前のドトールにマックを持ち込み、2時間ほど仕事をします。
隣の席では、オジサンたちが野球賭博の話で盛り上がっていました。先月からニュースで流れているアレですね。世間の動きに無知な僕も知っています。

賭け事には、まったく興味がありません。やれば面白いのかもしれませんが、やりたいと思ったことは過去に一度もない。

そう言えば18歳で東京に出てきたとき、一度だけパチンコ屋に入りました。
社会勉強を兼ね、会社の人に連れて行ってもらった。200円くらいで玉を買い、適当に打っていたら、いきなり玉がジャラジャラ出て、3000円くらい儲かりました。
旅行会社の取材でラスベガスに行ったとき、宿泊したホテルにスロットマシーンがありました。で、やってみたらいきなり3つの絵が揃った。40ドルくらいになったと記憶しています。

ビギナーズラックってあるんだなあ〜と思った。

まあでも、宝クジは全然当たらないし、スバルがよくやっていた購入資金30万円プレゼントには毎回応募していましたが、一度も当たらなかった。
自分は持っている人間だと思うのですが、何もしないでもお金が入ってくる運には恵まれていないようです。
だからいま周りのみんなやっている株なんかも、たぶん自分がやったら稼げないでしょう。

最近、いわゆる専門家、アナリストたちが言っていることって、ホント、いい加減だかな〜と思う。
株価は4月に45,000円くらいなる、マイナス金利が解除されたら円高になる、銀行株を買っておけば儲かる……などなど、全部外れていますよね。春には1ドル135円と断言していたあの人、本当に経済の専門家なのかと疑いたくなる。
キャッシュで持っていた取材費のあまり1000ドル、春には円高になるということだったので、1月に両替してしまいました。今日までキープしていたら2万円も儲かったのに……。
オイオイ話が違うじゃん、と声を上げたくなります。

一時期盛り上がっていたNISAは、このところの株安でみんな痛い思いをしているので、今後はそれほど流行らないでしょう。
逆に、今がチャンスなのかもしれません。ネットに出ている専門家の意見には一切耳を傾けず、自分の判断で企業を選び、投資するのがいいと思います。

Img_20240416_171917  

2024年4月14日 (日)

ネットで購入したもの

スイスの原稿、なまなか進まないです。
村にある小さな聖堂は、ネットで調べても出てこない。
まずは6〜7時間自分になりに頑張ってみて、その後、質問事項をまとめてスイスに送る、という流れを取っています。
パソコンに向かっている変化のない生活ですが、空き時間にネットで色々なものを購入しまくっているので、毎日何かが届きます。
この1〜2ヶ月で、買ってよかったと思うものをまとめました。

●ドライボックス
https://amzn.to/3PZbtja
2個購入し、カメラやレンズを入れています。別売りの乾燥剤を2〜3個入れていけば、グングン湿度が下がります。常に35%くらいをキープ。
ただやはり、一個の方は湿度計が壊れていました。販売店に、湿度計のみ交換してもらいます。
ネットの口コミでは湿度計の初期不良が多い、と書かれていますが、やっぱり自分もはずれを引きました。
いずれにせよ、ドライボックスはカメラやレンズの保管にはたいへん良いので、あと4〜5個買うつもりでいます。

●紛失防止タグ
https://amzn.to/3xMaH2A
これ、いいです。何でもっと早く買わなかったんだろう。
いまは財布に入れていますが、鍵やカメラバックなど、すべてに取り付けたくなりました。
次はバッテリー交換式を買ってみます。
https://amzn.to/3JkXQae

●帽子
https://amzn.to/49ANX2X
AmazonでこのCAPを買いました。
CAPはなかなか大きいサイズがないんです。Amazonで大きめサイズを見つけたので、速攻でポチりました。
なかなかいいです。
最初、スノーピークのCAPを買おうと思ったら、5000円以上しました。ちなみにカナダグースのCAPは3万円以上です。

●本「ブーヴィエの世界」
https://amzn.to/3Q4TEzf
スイスの原稿を書いているとき、ブーヴィエが出てきたので、本を購入してみました。新品は高かったので、中古を買いました。が、これが失敗だった。
本の中は書き込みだらけ。幸い鉛筆書きだったので、まずはその書き込みを消しゴムを使って全部消すことからはじめました。
ブーヴィエは読みにくそうな文章を書く方(改行がない)なので、読破するのにかなり時間がかかりそうです。
スイスの本が終わってから読んでみます。楽しみ。

Img_20240414_165433

2024年4月13日 (土)

長野市、高崎市経由で東京に戻る

立ち寄りたいところがあったので、長野市経由で東京に戻ることにしました。

マツダCX-5、ホント、燃費がいいです。
3週間前、甲府のエネオスで燃料を満タンにしました。その足で東京に戻り、昨日東京から清里へ、清里から松本へ、松本から長野市へ、そして今日東京へ移動。全走行距離は850km。まだ燃料が1/4残っているんです。
スバルもすごくいい車だったのですが、いかんせんガソリン車は燃費が悪かった。

長野市経由で東京に戻るときは、群馬県の藤岡PAまで下道を走ります。群馬県内は全く道を知らないので、ナビに任せています。
Androidオートで、スマホナビに道案内をしてもらうのですが、Googleマップナビは、県道とか田んぼの中の道を好んで案内する(笑)
「えっ、何でこんな道なんだ」と思いますが、実はこれこそが、AIが導き出した目的地へ行ける最短ルートなんですね。
確かに渋滞はすべて回避しています。

最近、スマホナビの頭があまりに良すぎるので、純正ナビの必要性を全く感じません。次回から、ナビをオプションでつけるのはやめようかなと考えています。AndroidAutoやAppleCarPlayがあれば十分。

スマホナビの唯一の欠点は、高速のサービスエリアの詳細が出ないこと。ヤフーカーナビは頑張っていますが、AndroidAutoに接続、つまり車のモニターで表示させると、何故か詳細が出ない。
まあでも、この機能の追加も時間の問題でしょう。グーグルもアップルもいつかは対応してくると思う。

近い将来、純正ナビは確実になくなると見ています。
どんなに背伸びをしても、スマホのAIや、リアルタイムのデータ分析には叶わないです。

そうそう、昨日、「萌木の村」を歩いていたら、一年ぶりくらいで職人のAさんとばったりお会いしました。実はAさんはペンタックスユーザーで、Limitedレンズを4本お持ちです。
Limitedレンズのいい点とイマイチな点を教えてくれた。
ペンタックスのカメラやLimitedレンズについて、10分くらい立ち話をしたのですが、何とその日の夕方から、僕のスマホに、Limitedレンズの広告ばかり出るようになりました。ペンタックスは広告を出していないので、メルカリやヤフーオークションのLimitedレンズ出品の広告です。

そう、スマホがしっかりと2人の話を聞いていたのです。これはAndroidだけでなく、Appleも同じです。Siriはしっかりと人の話を聞いている。
スマホ、恐るべしですね。
いつの日か、AIに人間が支配される時代が来るのかもしれません。

今日は8時間ほど車を運転しましたが、ずっとAmazonMusicで音楽を聴いていました。
僕自身のことを学習しているので、好みの曲を次々と流してくる。以前は曲を選んで再生していましたが、今は選曲をAmazonに任せています。こんな曲があるんだ、と新しい発見に繋がるから。

今日いいなと思ったのは、LUHICAの「独り言花」と小柳ゆきの「J」(これはカバー)です。

Img_20240413_131056

2024年4月12日 (金)

2ヶ月ぶりに清里へ

朝、清里に行こうと思い立ち、車をスタートさせました。
甲府昭和で中央道を下り、韮崎のいつものローソンでランチ。
13時には清里「萌木の村」に到着しました。

ネットでご注文いただき、「サイン入り」を希望された方の写真集にサインを書きました。
週末発送予定です。お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

オルゴール館の店頭に、クリアファイルがあと少しだけありました。おそらく4種(1種売り切れ)。ご希望の方は、オルゴール館にお電話でご注文ください。レターパック代の送料がかかってしまいますが、お送りすることも出来ます。

清里フォトギャラリーのネット通販のサイト、更新が滞っており、申し訳ありません。スイスの本の準備が終わるまで、なかなか手が付けられない状態です。

いずれにせよ、早くこの通販サイトをどうにかしなければ……と焦りまくっています。
というのも、何もしなくても、毎月サイトの使用料がかかるからです。赤字がどんどん膨らんでいく。

世の中キャッシュレス化になり、カード会社や代行業者に支払う手数料がばかにならない額でどのお店も大変、というネットニュースを読みました。
自分でショップを持ってみると、そのことがよ〜くわかります。
もう二度と現金の時代は来ないでしょうね。近い将来、お札やコインは確実になくなります。

2ヶ月ぶりに清里に来たので、持ってきたカメラで写真を撮りました。
「萌木の村」の春の表情、美しかったです。
正確には、春の気配ですね。桜の花や芽吹きはもう少し先です。

夕方、松本へ移動します。
車内ではAmazon Musicを流しっぱなしにしているのですが、今日は昭和のヒット曲が流れてきました。
昭和の歌って、いいですね。何を聴いてもグッとくる。今の時代の歌って、ノリはいいのですが、心に響かない。

レベッカの「MOON」、いいですね。名曲だと思う。
尾崎豊の「僕が僕であるために」、何だか聴いていると泣けてきます。
20代のはじめの頃に戻りたいなあ〜と、心の底から思います。

Img_20230429_091732

2024年4月11日 (木)

写真の入稿の流れ

雑誌の写真の入稿はどのようにやっているかというと、まず、編集者に「JPEG」データを送ります。
使用写真が10点くらいとしたら、いつも3040点の写真を送ります。そう、多め、多めが喜ばれるのです。

写真集の場合は、ある程度自分で使用写真を決めることができますが、雑誌や広告、カレンダーは、写真家に写真の選択権はありません。特に雑誌の場合、100%、編集者やデザイナーがセレクトします。
「週刊文春」や女性誌、僕が度々写真を発表してきた「日本カメラ」「デジタルカメラマガジン」「MOE」も同じです。

カメラマンとして駆け出しの頃、自分で写真選びが出来ないことに戸惑ったこともありましたが、今は「どんな写真が使われるんだろう……」という楽しみに変わっています。

使う写真が決まったら、編集者さんから連絡が入ります。どこもファイル番号が記されたサムネイルで送ってきますね。

その写真をハードディスクから取り出すのですが、この時使うデータは「RAW」です。
そしてRAWを現像し、レタッチし、TIFFで保存して入稿データを作ります。
雑誌の場合、サイズはだいたい360dipで左右40センチくらいですね。

作業が終わったら、ギガファイル便で編集者さんに送ります。
カメラマンの作業はこれで終了。

その後、編集部では、レイアウト作業→印刷会社に入稿→色校という流れで、雑誌が形になります。
吉村さんにも色校を送りましょうか? とよく連絡が入りますが、東京にいる時はチェックしますが、旅に出ているときは、色のチェックを編集者さんにお任せしています。

今日の夕方、先日取材した新潟の錦鯉の使用写真の連絡が編集者さんから入りました。
3時間ほどかけて、現像、レタッチを行い、夜には本データを送ることが出来ました。
雑誌の発売日が楽しみです。

Img_20220320_155826

2024年4月10日 (水)

コスパ最強のワインを買って、飲む

またまたスイスの原稿が始まったので、ブログも書けないほど、大変です。
1村は、原稿用紙3枚くらいですが、色々なことを調べ、それらをつなぎ合わせて一つの文にしていくので、2〜3行書くのに2時間くらいかかってしまう。毎日、あっという間に夜です。時間がいくらあっても足りない。

ある村の石造りの建物には、有名な芸術家夫妻が夏の間滞在し、しばしジャン・バディスト・カミーユ・コロー、ポール・ギュスターヴ・ドレ、シャルル=フランソワ・ドービニーなどを招待していたとか。
知らない人ばかり(笑)

2年前のスイス取材で、あるワイナリーを取材しました。
オーナーの方とは英語で色々と話をしたのですが、ワイナリーはホームページがあるので後で調べればいいや、と取材メモを全く取らなかったのです。
で、ホームページをチェックしたら、ワイナリーならではの醸造の秘密がどこに隠されているのか、全くわからなかった。ワインの作り方を調べた後、スイスの協会の方にメールして教えてもらう。
その繰り返し。

今日の午後、ワインの原稿で四苦八苦していたら、急にワインが飲みたくなってしまい、近くのローソンに駆け込み、コスパ最強のワインと言われるCASA SUBERCASEAUXを買ってきました。
確かに美味しかった。

よくよく考えてみたら、今年初めてワインを飲みました。このところビールが続いていた。

Img_20240410_191243

2024年4月 9日 (火)

今日から原稿書きスタート。Amazonで本を買う

パソコンは、電源をONにしてから本調子になるまで2〜3分かかります。
それがいやで、仕事場にあるデスクトップパソコン常にスリープの状態のままにしています。スリープからだと、キーボードをポンと叩くだけですぐに復帰できる。

僕自身の頭もパソコンと同じです。特に原稿書きに関しては、1〜2ヶ月の期間をあけてしまうと、なかなか本調子になれない。
3月は写真選びを行っていたので、原稿は1本も書いていません。
つまりこの間で、原稿を書くコツを忘れてしまっているのです。今日は原稿が全く進みませんでした。

ジュネーブ郊外にあるビュルサン村。
荘厳なワイナリーがあり、たまたま庭仕事をしていたオーナーが話をしてくれました。何と彼は、旅行作家ニコラ・ブーヴィエの甥とのこと。ニコラ氏は、日本に滞在中、写真家としても活躍しています。
早速Amazonで、ニコラ・ブーヴィエの本を購入。まずは読んでみることにしました。

原稿書きは大変ですが、今まで知らなかった世界が明らかになっていくので、面白さもあります。

20240410-121135

2024年4月 8日 (月)

終日写真選び。気晴らしはウォーキング

今日も朝から写真選び。夜までにロマンシュ語圏の4村のセレクトを終えました。
明日、編集者さんにデータを送ります。
これで、フランス、ドイツ、イタリア、ロマンシュの写真選びに目処がつきました。

明日の午後から、新規で加わった7村の原稿書きがはじまります。資料が全くないので、かなり苦戦するでしょう。5月のゴールデンウェークまでには終わらせるつもりです。

毎日毎日パソコンに向かっています。
カメラいじりや、メルカリ&ヤフオクでの買い物にはまった時期もありましたが、それも飽きました。今の気晴らしは、YouTubeを観たり、コンビニでコーヒーやチョコを買うくらいでしょうか。
あと、夜のウォーキングは細々と続けています。最近体力がなくなってきて大変なんです。

こんな時こそ、何かをガツンと買えばいいのですが、いま、欲しいものが何もないですね(笑)
10年前は、最新カメラとか、8×10大判カメラとか、新しい車とか、物欲の固まりのような人間で、カタログばかり眺めていたのですが、今はその想いがかなり萎んでいます。

プチ欲しいのは、サムスンのGALAXY S24 Ultraでしょうか。
最近機能をいじっているだけで、いい気晴らしになりそうです。まあでもすぐに飽きるでしょう。

今のスマホはシャオミです。この会社が電気自動車を造ったとか。
欲しくはないけど、一度は運転してみたいです。
なぜ日本では新しい車の会社が誕生しないのか、不思議ですね。富士通とかパナソニックなどが造ればいいのにな、といつも思います。

いま、多くの人がやっているNISA。興味はありますが、なかなか重い腰が上がらないです。
昨年、本を読んで勉強したことがあります。IPOはトライしてみようと思ったのですが、それからダラダラと月日だけが流れてしまった。
何か欲しいものがあり、よし株で儲けて買ってやる! という明確な目標があればいいのですが、先に書いたようにあまり物欲がないので、結局NISAもやらず終い。

いずれにせよ、半導体の次はあの時代が来ると思うのです。いつか関連企業に投資してみたいです。

Img_20240407_145954

2024年4月 7日 (日)

忘れ物防止タグを買った。これはいいです

多くの人が使っている「忘れ物防止タグ」。
先日の取材で、それが役立つことがありました。
僕も急に欲しくなってしまい、Amazonで購入します。

Android用は幾つかの種類があり迷いましたが、まずはTileというのを一つ買ってみることにしました。

https://amzn.to/4aom6UP

なるほど、スマホとはBluetoothで結ばれ、接続が切れた位置情報が地図に記録されるというわけですね。つまり財布をなくした場所までさかのぼることができるのです。

あと、同じ忘れ物防止タグを使っている人のスマホのTileアプリが、Bluetoothによって自分のタグを検知すると、位置情報を教えてくれる、ということもできるようです。

試しにタグを、少し離れた車の中に置いて実験してみました。
駐車場の横に、人通りの多い道があります。そこを通った人の中で、このタグのアプリを使っていた人がいたのでしょう。道の位置情報がしっかり記録されていました。
なるほど、なるほど。

iPhoneの方は、アップルのAirTagがベストだと思います。たくさんの人が使っているので、そのぶん、落とし物が見つかる確率が高まりますね。

Tileをあと2〜3個買おうと思っていますが、電池交換式にするか、使い捨てにするか迷います。
今回買ったタグは使い捨てです。電池は3年持つとのことですが、おそらくその半分くらいでしょう。となると、電池交換式の方がベターかな。

ちなみにTileは、過去30日間を遡ることができるサブスク有料プランも用意されています。
もちろん無料プランでも何ら問題なく使えます。

Img_20240407_124854 

2024年4月 6日 (土)

大判カメラ8×10で、富士山を撮る動画をアップしました

行き帰りの新幹線で動画の編集作業を行い、今日、YouTubeにアップすることができました。
前半の喋りは3日前ですが、後半の撮影は、過去に撮ってそのままになっていた冬景色の動画です。
本当は8×10で満開の桜を撮りたかったのですが、時間が取れませんでした。。

https://youtu.be/82BGbNaN3Vw

20240407-03429

前回の4×5の動画もそうですが、たくさんの人が視聴してくれるので、たいへん驚いています。
正直言って、昔のフィルムカメラの話や撮影動画なんかあまり観てもらえないだろう……と思っていました。
僕にとって、フィルムの世界は「日常」でした。つまり、YouTubeも、日常でいいということになりますね(笑)
最新のデジタルガジェットを紹介するような動画は、もうやめます。

昨年末手に入れたMamiya C330でも撮影を行います。
実は、2月のスイスにも、35mmのフィルムカメラを持っていったのです。
撮った写真は現像が上がっています。
動画の編集が出来次第、YouTubeにアップします。

2024年4月 5日 (金)

錦鯉の競りを取材する

朝から錦鯉の取材。
ランチはランキング2位の「いち井」で塩ラーメン。新潟と言えばラーメンですね。

午後、錦鯉の「競り」を取材しました。
今年はじめての競りということもあり、テレビ、新聞、雑誌、広報誌など、たくさんのマスコミが取材に来ています。

このような現場では、必ずといっていいほど、テレビのムービーカメラマンと、新聞・雑誌のスチールのカメラマンとがぶつかります。
今回も、スチールの吉村は、場所取りでテレビのカメラマンと険悪な関係になりました。

ムービーカメラマンは、スチールのカメラマンがうざいと思っているし、スチールカメラマンはムービーカメラマンをうざいと思っている。
ムービーカメラマンがよく迷惑がるのが、スチールカメラマンのシャッター音とストロボのピカッとした光です。 あと、スチールのカメラマンが突然立ち上がったりすると、「おい、どけ」とよく言われる。

テレビと新聞・雑誌は、全くの別世界でしたが、最近はスチールのカメラマンもスマホで映像を撮ったりするので、両者の溝は徐々に埋まりつつあります。
僕もYouTubeのときは100%映像です。

錦鯉の取材は無事に終わり、編集者さんとは長岡の駅で別れ、夜の新幹線で東京に戻りました。
新幹線での移動だと、新潟はすごく近く感じる。隣町に行くような感覚です。

Img_20240405_134538

2024年4月 4日 (木)

新潟へ 小千谷で錦鯉の取材

久しぶりに雑誌の仕事が入ったので、朝の新幹線で新潟へ。
スマホをいじっていたら、あっという間に長岡駅に着いてしまいました。
新潟は松本より近い感じがする。

駅で同じ新幹線で来た編集者さんと合流し、錦鯉の取材を開始します。
今回は写真を撮るだけ、カメラマンとしての仕事です。何だかとても新鮮。

お昼は、宮内駅前の青島食堂でラーメンを食べました。ここもお昼時はお客さんが並んでいた。
東京秋葉原店はいつも長蛇の列、前を通るたび、一度は入ってみたいと思っていました。

夕方まで取材を続け、駅前のホテルにチェックイン。
吉村はいつも旅しているような感じがしますが、国内の旅は昨年11月が最後だったので、約半年ぶりです。

Gkso0twb0aapxb2

2024年4月 3日 (水)

今後、スマホカメラの使用率が高まっていくと思う

今日はロマンシュ語圏にある村の写真選び。
あの建物の写真がないなと調べてみたら、スマホで撮っていることが判明。スマホ写真を使うことにしました。
スマホカメラで生み出した写真も、何ら問題なく印刷物で使えます。HDRが効いているので、見た感じは一眼デジタルよりも綺麗ですね。

フランスの本は、フィルム90+デジタル10
イタリアの本は、フィルム10+デジタル90
ベルギーの本は、デジタル100
スペインの本は、デジタル100

でした。
で、スイスの本は、デジタル98+スマホ2

です。
おそらく今後、スマホカメラの使用率が高まっていくと思う。

 

ライカとコラボしたXiaomi 14 Ultra、何となく日本でも発売されそうですが、日本ではおサイフ機能を搭載しないと絶対に売れないと思う。
スマホは、電車に乗ったり、買い物をしたりと、すでに生活の一部です。多くの日本人は、カメラだけのために、わざわざ20万近くを出して買わないです。
逆におサイフ機能が搭載されたら、僕も11T Proからの乗り換えを検討します。

先日YouTubeにアップした4×5カメラの撮影動画、たくさんの方々に観ていただきました。
アナリティクスで調べてみたら、YouTubeの「お勧め」で紹介されたのが原因です。たまに運がいいとトップに出てくるのです。紹介されるのは、30本アップして1本の確率でしょうか。

以前、富士山を撮影した動画があるので、今週末にもう一本アップします。
先程喋りの動画を撮り、その後、2時間ほど編集作業を行いました。
明日から雑誌の仕事で新潟なので、今日は早く寝ます。

Img_20240331_165930

2024年4月 2日 (火)

魅力的な「フォトコンテスト」のお知らせ 賞金10万円

医療機器の販売会社で知られる株式会社名優の「カレンダーフォトコンテスト」が開催されます。
以前から、「ホスピ川柳コンテスト」で知られていましたが、今年から写真も公募になるとのこと。
川柳は、大賞の賞金が30万なので、毎年かなりの数の応募があります。 詳細はこちら

フォトコンテストの方は、吉村が審査員を務めます。
カレンダーの写真はパノラマサイズとなりますので、ご自身でこのサイズにトリミングして、応募してください。
詳細はこちら
https://meilleur.co.jp/notice/photo_contest_1_entry/

大賞の賞金は10万円、準賞5万円、佳作2万円です。
受賞作品は、全国の医療。介護施設に配布される「名優カレンダー」に、川柳と一緒に掲載されます。
カレンダーの見本はこちら
https://meilleur.co.jp/wp-content/uploads/2023/11/851c243020.pdf

どんな写真でもOKです。吉村が公平に審査します。
今、賞金10万円のフォトコンテストというのは大変貴重です。
皆様からのご応募、お待ちしています!
締め切りは2024年5月31日です。

チラシはこちら↓ (クリックすると拡大します)
1_

2024年4月 1日 (月)

昔のアーティストは凄かった

スイスの写真セレクト、今日は朝から夕方まで頑張ったのですが、2村しか出来ませんでした。
どの村も第三次選考まで行い、撮影した写真をすべてチェックし、水平垂直を直しているので、そこそこ時間がかかるんです。

ある村の聖堂内の芸術に心奪われました。
昔のアーティスト、画家や彫刻家はとてつもなく凄いですね。100年、200年と時代を遡っていくに従って凄くなっていく。

今のアート界で活躍しているアーティストが、昔のアーティストを超えられるか、といったら、絶対に無理だと思う。
なぜなら、作品制作にかけている時間が違うから。

昔のアーティストは、一つの作品を生み出すのに、10年、20年という時間をかける。中には50年、100年という時間をかけ、自分の代では終わらない作品も存在する。

20240402-04917

10年で一つの作品を生み出すとしたら、半年や1年くらい制作を行っただけでは、それがどんな作品になるか、他人にはわらかないと思うのです。完成形はアーティストの頭の中にしかない。

例えば教会側から天井画の依頼を受けたら、「承知しました。完成は13年後の1650年の年末です」と、そんなやり取りが行われていたのではないでしょうか。
アーティストは、13年間、作品制作に没頭できるだけのお金をもらっていた。資金の流れも素晴らしいと思います。

スイスの本作り、たった4ヶ月でヒーヒー言っている写真家なんか、全然ダメだと思う。昔の人に笑われてしまう。
まあでも、自分に10年20年と遊んで暮らせるだけのお金があるとしたら、10年くらい掛けて一冊の写真集を作ってみたい、という想いはあるのです。
8×10カメラを使って、日本全土の風景を隅から隅まで撮るとか。

ヨーロッパで、14〜17世紀くらいに生み出された芸術にふれる旅は最高です。なぜなら、感動し、その後、自分がいかにちっぽけな人間かというのがわかるから。

« 2024年3月 | トップページ | 2024年5月 »