何かを生み出すには時間がかかります
東京は、マスクなしの人が7割くらいになりました。
で僕もついにマスクをやめた。満員電車の中ではマスクをしますが、基本、マスクなしで外出しています。
コロナ禍の3年間は何の成長もなく、ただ年だけ取ってしまいました。
撮影に関しては、スイスの最も美しい村、日本の最も美しい村、あとハッピードリンクショップショップのみしか出来なかった。
以前は5つか6つのプロジェクトを並行して行っていましたが、コロナ禍では3つ以上出来なかったし、それ以上やる気力もなかった。
「スイスの最も美しい村」は、いま、本作りの準備を行っています。
5月はデザインのため僕の手を離れていましたが、そのデザインが仕上がり、バトンが僕の手に渡りました。6月はずっと東京の仕事場に籠もって写真の現像&レタッチを行います。いよいよ印刷会社に入稿です。
何か一つの物を作り出すには、半年から1年はかかりますね。撮影まで含めると3〜5年は必要です。
これは写真だけでなく、絵、彫刻、小説と、どんなジャンルでも同じです。
でも今の時代、何かを生み出すサイクルが急速に早まっている。YouTubeの動画がいい例です。
若い人たちは、毎日のように動画を撮り、動画を編集し、動画という「作品」を発表して世に問うています。そしてお金を稼ぐ。それも大金を。
このサイクルに慣れてしまうと、何かを1年、2年かけて生み出すなんてことはかったるくて出来なくなるでしょうね。
今後若者を中心に、長い時間をかけて何かを生み出していく人は年々少なくなっていくと思う。