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2024年9月

2024年9月30日 (月)

土地、平たくなりました!

購入した土地の造成がはじまり、週に2回、東京〜長野間の往復を行っています。

僕もあと3年で還暦です。
移動ばかり繰り返していると、さすがに疲れますね。まあでも車の運転が好きなので、長距離の移動は苦ではありません。

8割方造成が終わったという連絡が入ったので、施主である僕がチェックに行きました。
お〜、こんもりしていた土地が平たくなっている。伐採した木は片づけられ、10本以上あった巨木の根っこもすべて抜根されていました。
駐車場のスペース確保や、角を丸くするなど、若干気になったことを伝え、あとは業者さんにお任せしました。
造成は火曜日に終わるそうです。

動画を撮りましたので、編集後にYouTubeにアップします。

その後、山を下りて役場へ。
村営水道、300mm先まで来ているのです。しかし、土地まで水道を引くのは100万くらい掛かるとのことでした。
よって、完全に諦めます。
実は、水に関してはもう一つ別の可能性を探っています。

ついでに、浄化槽についても尋ねました。5人槽は120万〜140万が相場みたいです。50万ほど補助が出るとのこと。3人槽は100万以下で出来ますが、補助金は出ません。よって、3人槽を選ぶ人は誰もいないのだとか。
浄化槽も諦めます。トイレに関しても別の方式を探ります。やはりトイレは欲しい。

とにかく、何でもお金、お金、お金……。
十分な資金がなくてもギャラリー兼アトリエという夢が実現できることを証明してみせます。

午後は、長野市内にある司法書士の先生の事務所に行きます。この1年で、先生の事務所には10回以上足を運んでいると思う。
今日ですべてが終わりました。山の土地の登記は完全に吉村和敏です。

夕方、下道を走って東京へ向かいます。
コンビニ3社の食べ物はすべて味がわかります。それほどたくさん食べた。
最近は、「ほっともっと」に好んで入るようにしています。運がいいと、唐揚げは揚げたてになる。これが美味しい。
今日はクタクタに疲れ切っていたので、花園インターから高速に乗りました。
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2024年9月29日 (日)

パンダの思い出

松本へ移動しました。
何かと話題のパンダですが、僕にもこんなエピソードがあります。

18歳で東京に出てきた吉村青年。印刷会社で働いていたときに、写真家の海老沢アルフレード徹氏と出会いました。
海老沢氏は、パンダ専門の写真家でした。今の時代、パンダの写真家は数百人、自称を含めると数千人いると思いますが、当時は海老沢氏だけだったのです。 

「吉村君、写真が好きなら、1日アシスタントをやってみる?」と言われ、ある夏の日、上野動物園の撮影に立ち会うことになったのです。
手伝いといっても、手摺に黒い幕をはる作業をしたくらい、あとは撮影の様子をずっと眺めていました。

後に海老沢氏はNHK出版から『ワンダフルパンダ』という写真集を出版しました。
一冊いただきましたが、本を手にしたとき、僕自身も感動した覚えがあります。

当時、プロの写真家になるのは夢のまた夢で、仮になれたとしても、写真集を出すことは絶対に無理だと思っていた。

数年後、海老沢氏はメキシコに移住されました。もう35年以上お会いしていません。
僕が二十代の頃に書いたエッセイ集には、(例えば『緑の島に吹く風』とか)、友人だったカナダ人のアーサーが度々登場しますが、そう言えば彼もメキシコに移住しました。アーサーとも33年以上会っていません。

メキシコ、いつか行きたいと思っています。

そうそう、『緑の島に吹く風』は、15年前に絶版になりましたが、版権を光文社から吉村事務所に移行してあります。
電子書籍で復刻しようと思ったのですが、残念ながら印刷会社にデータが残っていませんでした。
復刻するとしたら新規で作ることになり、かなりの費用が掛かることから、現在、足踏み状態となっています。

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2024年9月28日 (土)

母校がなくなります

少子化の影響で、高校の再編が進んでいます。
田川高等学校も、塩尻志学館と統合されることがほぼ決まりました。つまり母校がなくなります。
どの県も、歴史のない新しい高校から再編されていくようです。当然と言えば当然ですね。
僕は田川高校の第一期生でした。当時、1クラス40人が8クラスもありました。1学年320人です。今は何クラスあるんでしょうか。

写真クラブのための、立派な暗室がありました。
1年生のときは部員が二人だけだったので、暗室は使い放題だった。
ここで何百本というフィルムを現像し、数千枚の写真をプリントした。

そうそう、東京で一人暮らしをはじめたときも、ワンルームの台所に暗室があったんです。時々趣味で現像&プリントを行っていました。

もう何年も暗室作業から離れていますが、またいつかやってみたいですね。
信州の小屋に暗室を造るかどうかはまだわかりません。水の確保ができないかも……。

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2024年9月27日 (金)

石破氏のブログ

自民党総裁選の結果、驚きました。
僕個人としては、そろそろ女性首相が誕生してもいいような気もしていたのですが。
石破氏だと、何の新鮮味もありません。
日本は変わろうとしないし、変えようとしない国民なんだなあ〜ということがよくわかりました。
特に、70歳以上の人たちがまだまだ保守的なんです。

石破氏も、立憲民主の野田氏も増税派なので、今後、消費税は外国並みになるのではないでしょうか。
いずれにせよ、月曜日の株価が心配です。ガクンと下がるかも。
でも、近頃世の中は逆の動きをしているので、意外と上がるかもしれません。

石破氏が、ブログをやっていたことは、あまり知られていません。マスコミはどこも報道しない。
実は僕と同じニフティのココログなんです。人気ブログで、常にベスト50位内に入っています。
ちなみに今日は59位で、吉村ブログは25位です。勝った(笑)

ココログ人気ブログランキング

石破氏のブログ

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2024年9月26日 (木)

尾白川渓谷に立ち寄ってみた

長野県松本市から東京八王子市は、下道を走った場合、車で6〜7時間です。
移動の度に、必ずどこか一か所に立ち寄るようにしています。

今日は尾白川渓谷を訪れました。
入口近くに神社があり、10分ほど歩くと千ヶ淵に辿り着きます。なかなか神秘的な滝がありました。
写真を2カット撮ります。
この先にいくつもの有名な滝がありますが、山道を1時間以上歩くので、今日のところは諦めました。
長野県、山梨県には、まだまだ知らないところが山ほどあります。

その後、車を走らせ、八王子へ移動。

夕飯はいつもファミリーマート八王子高尾町店。ここで天ぷら蕎麦とたっぷりクリームデニッシュを食べます。ファミマのクリームデニッシュは、個人的に菓子パンの中で一番好きです。これを118円で売ってしまう日本という国は本当に凄いと思う。外国人がびっくりするわけですね。
リンゴが入ったアップルクリームデニッシュもありますが、こっちは普通です。

八王子インターからは高速を使います。首都圏を下道で移動したらプラス3時間です。

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2024年9月25日 (水)

ナラの大木を切ってもらいました

今日から土地の造成が始まります。
朝、信州の山の中で購入した土地へ。
今日は、すみっこにある4本のナラの大木を切ってもらいました。
木を切るのがこんなにも大がかりで、大変な作業だとは思ってもみなかった。
とてもじゃないけど、自分では出来ません。

夕方、松本へ移動。
明日、いったん東京に戻りますが、また週末にこの山に来ます。
とにかくいま原稿などのデスクワークが山積みで、なかなか東京の仕事場を留守にすることが出来ないのです。

10月初旬は、23日におきに東京から信州の山へ通うことになりそうです。
どんなに忙しくても、強引に時間を作って前に進めていかないと、夢はいつになっても叶いません。
多くの人が「時間がない」で夢を諦めてしまう。

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2024年9月24日 (火)

信州へ移動しました

いま多くの車のナビが、Apple CarPlayAndroid Autoにも対応しています。
スマホを繋げれば、即座にスマホナビの画面に切り替わる。もちろん、使用中に車載ナビへの変更も可能です。

最近、Android Autoばかり使っています。北海道取材でも、車載ナビは一度も使いませんでした。

やはりスマホナビはいいです。何故なら、スマホのGoogleマップで目的地を検索し、それがすぐに車載モニターに反映されるから。おそらくApple CarPlayも同じでしょう。

道案内も、車載ナビ以上にスマートです。
ただGoogleマップナビは、渋滞回避の最短コースを選ぶので、細い道になる場合がある。軽自動車ならまだしも、普通車だと戸惑うことがあります。
おそらく地図データに道幅が登録されていないからでしょう。

スマホナビ唯一の弱点は、高速道路です。サービスエリアの情報が出ない。
車載ナビは、高速に入ると「高速モード」に切り替わり、サービスエリアの情報が事細かく出ます。
だから東北道を走って青森から東京に戻るときは、車載ナビを使いました。

いつの日か、Apple CarPlayAndroid Autoが「高速モード」対応したら、100%、こちらを使うようになるでしょう。
いずれにせよ、スマホナビはとても便利なので、まだの人は是非使ってみてください。
AppleGoogleだけでなく、Yahoo!カーナビやパイオニアCOCCHiもあります。

夜、信州へ移動しました。
明日の朝、購入した土地へ行きます。いよいよ木を切るのです。

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2024年9月23日 (月)

「市民タイムス」で紹介されました

『「スイスの最も美しい村」全踏破の旅』、市民タイムスで紹介されました。
長野県の中信地区で暮らす多くの人が購読しているタブロイド判の新聞です。もちろん松本の実家でも。
地元の話題は、この新聞によって知ることが出来ます。すべての記事、市民タイムスの記者さんたちが書いているんです。もちろん署名入り。部数は約6万部。
地方新聞の「鏡」と、よく全国ニュースでも取り上げられます。
朝、新聞が届いたらまず見るのは「おくやみ」コーナー。あと、「さわやかさん」のコーナーも必ずチェックします。

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先週の日曜日、赤旗日曜版に連載4回目の写真&エッセイを発表しました。アメリカの写真です。
来週、5回目の原稿を書きます。早くも残り2回となりました。

2024年9月22日 (日)

美しい夕焼け空

先日お伝えした写真集『MORNING LIGHT』絶版の件ですが、突然、清里フォトギャラリーの通販サイトの方に何冊か注文が入りました。
よくよく考えてみたら、サイトから削除をしていなかった……。
急遽、注文を打ち切りました。オルゴール館の店頭にもありません。

いただいたご注文分は、吉村事務所の方から責任を持ってお送りいたします。定価で大丈夫です。

『MORNING LIGHT』は中古本でたくさん出ています。メルカリにも時々出品されます。今後は中古本でお探しください。

『「スイスの最も美しい村」全踏破の旅』、三重の予約制喫茶店「ティーコージー」に数冊送りました。サイン本のご購入が可能です。

今日は駅近くの喫茶店に籠もり、写真添削の原稿書きを行います。中にはすごく写真が上手い人もいるんです。
いつも時間のやりくりが大変ですが、添削の仕事、楽しみながら進めています。

夕方、外に出ると、美しい夕焼け空が広がっていました。東京でこんなにも美しい夕焼けを見るのは初めてかも。
夕焼け空を追いかけ、車を走らせていたプリンスエドワード島時代を懐かしく思い出しました。いい時代だったな……。

多くの人が歩みを止め、スマホで写真を撮っていました。
僕もスマホで写真を撮りましたが、スマホでは本当の夕焼けの美しさを記録できませんね。鮮やかになり過ぎてしまい、色が不自然。
まあでもSNS用としては問題なく使えるので、いつもスマホでパチリと写真を撮り、Twitterやブログにアップしています。

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2024年9月21日 (土)

北海道でヤマハ、セローを何台も見ました

北海道の旅で、たくさんのバイカーを目にしました。またまたバイク魂に火がついてしまった……。
僕が愛するヤマハ・セローも、何台も目にした。
セロー、欲しいです。

車やカメラの場合、興味ある車種や機種は分散しますが、バイクの場合、セローしか興味がない。誰かがハーレーをくれると言っても、いらない。
そう、セローファンは、セローでないとダメなんです。バイク=セロー。

セローの中古、何台も出ていますが、高いですね……。
ファイナルエディションを購入した人は、ほぼすべて、転売目的と聞いています。
いま、未使用車は新車価格の+20〜30万くらいで取引されている。
あと、何となくですが、2025年に新型セローが出そうですね。 

信州の山の中に土地を買いました。これって、無料の駐車場を手に入れたことにもなる(笑)
セローを買ってもいいのですが、山の中にポツンと停めておくと、盗まれるだろうな。小屋の横に、新たなバイク小屋を造らないといけません。

セローを38年ぶりに手に入れる、というのも夢の一つです。
若い頃だったら、何でもすぐにやらなければ気が済まなかったのですが、50オーバーになると、夢は一つ一つゆっくり叶えていけばいいや、となってしまう。そう、何をするにもスピードが遅くなる。

いずれにせよ、土地を買ったというのはポイントが高いです。
東京では、バイクの駐車場を借りるだけでも月1万円。ちなみに車は月4万円。
夢の実現にまた一歩近づきました。

来週、いよいよ土地の造成です。
Twitterやブログ、ご期待ください。

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2024年9月20日 (金)

写真集「MORNING LIGHT」販売終了しました

「ブルーモーメント」「マジックアワー」「モーニングライト」の光三部作ですが、「モーニングライト」が販売終了(絶版)になったと、出版社から連絡が入りました。
倉庫の残り数十冊は、吉村事務所ですべて買い取りました。
ブルーモーメント」は3年前に絶版になっているので、残りは「マジックアワー」のみとなります。これも絶版になるのは時間の問題です。

写真集には寿命があります。こればかりは仕方ありません。

買い取った分は、いつか立ち上がる吉村ギャラリーで、希少本として販売する予定です。「ブルーモーメント」や「モーニングライト」は13万円くらいにします。

20年前に絶版となった「林檎の里の物語」は、吉村分を清里フォトギャラリーで定価販売をしていましたが、手持ちが少なくなったので、完全に販売を終了しました。

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2024年9月19日 (木)

Amazonで、カニ目レンチを買う

昨日、八王子に降った雹のニュースは衝撃的でした。松本から帰るとき、いつも通っている道なので。
思わずAmazonで車の雹カバーを検索してしまった。

実はいま、気になっている商品が二つあります。
一つは傘型のサンシェード。今の時代、誰もがこれを使っていますね。いつしか、マンションの駐車場に停まっているすべての車が傘型に切り替わっていました。蛇腹式のサンシェードを使っていたのは僕のCX-5だけだった(笑)
https://amzn.to/4ebj9sz

あと、外で働く人が着ている空調作業服も気になって仕方がない。
https://amzn.to/3TC9zXB

先日コンビニにドドドと入ってきた建築現場で働く5人の作業員全員がこれを着ていました。腰回りにある二つのファンがウィ〜ンと回っていて、すごくかっこよかった。

さて、どうしよう。どちらもAmazonで買ってしまおうかな。

とりあえず今日のところは、カニ目レンチを買いました。4×5用のレンズを分解するとき、これが必要になるんです。
前から欲しくて欲しくて仕方なかった。
https://amzn.to/3Bduiuz

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2024年9月18日 (水)

ネット情報が全てではない。今後は、口コミが主流に

40年ほど前、民宿やホテルは、JR時刻表の後半ページにあるリストから知り、予約の電話を入れていました。
90年代になると、各社から旅行ガイドブックというのが出て、宿やレストランの情報を容易に得ることができるようになりました。
インターネットが普及すると、旅先の情報は徐々にネット検索に切り替わり、今の時代は100%というくらいネットで宿を検索し、予約を入れています。

90年代に一世を風靡した旅行ガイドブックは、すでに過去の遺物となりました。今の時代、ホテルやレストランのリスト本は必要ないし、仮にあったとしても売れません。
でも、「地球の歩き方」をはじめとする本は、今の時代も売れ続けています。これはガイドブックというより、歴史や文化、各施設の概要を知る本ですね。
僕が作っている「最も美しい村」シリーズも、もちろん後者です。写真を見て、簡単な旅行記を読み、異国の地を空想で楽しんでもらうスタイルをとっている。もちろん、宿やレストランのリストはどこにもありません。

今の時代、何をやってもネットには叶いません。でも、このような旅行本の形だと、今後も生き残っていける可能性がある。

いずれにせよ、旅先での取材は年々難しくなっているのが現実です。
なぜなら、「取材はちょっと……」と断られるケースが多いから。
特に、若者がやっている宿やレストラン、カフェは難しいですね。皆さん、SNS(主にインスタ)を使い自分たちでプロモーション活動を行っているので、テレビや新聞、雑誌に荒らされたくないのでしょう。
特にテレビの取材を断っているところは多いです。テレビの取材を受けてしまうと、いっとき人が殺到する。そして一気に引く。今まで大切にしてきたファンが去ってしまう。お店が潰れる、という流れになるからです。

古民家カフェでもレストランでも、本当にいいところはテレビには絶対に登場しません。これは事実です。何故ならオーナーはすべての取材を断っているから。
マスメディアに登場しない宿やお店は確かに素晴らしいです。
僕自身も取材することは出来ませんが、そうそう、これが本物だよなあ〜と感心ばかりしている。

近年、もう一つの別の世界が生まれようとしています。
それは「口コミ」です。
宿やレストラン、カフェの情報は、ネットにも登場しません。そう、人々の口コミだけで広がっているのです。オーナーも、「ネットには絶対にアップしないで」とお客さんに強く言っている。

実は今回の北海道取材でも、口コミだけで大ヒットしている宿やレストラン、カフェを訪れました。確かに素晴らしかった。一度行くと、いつかまた訪れてみたいと思うようになりますね。そして知り合いに教えたくなる。

吉村さん、山の中にギャラリーをつくって本当に大丈夫か? とよく心配されますが、僕はまったく不安を感じていません。
今はネットで情報発信が出来るし、どんな山の中にあっても来てくれる人は必ずいるからです。そして情報は口コミで広がっていく。 
ちなみに僕の場合は、喜んでマスメディアの取材を受けると思う。自分もマスコミ側の人間なので(笑)

いずれにせよ、旅をしていると、ネット情報が全てではない、というのがよくわかります。
現地での新しい発見が、旅の醍醐味です。

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2024年9月17日 (火)

フラッグシップ機はやはりいい。Canon New F-1

各カメラメーカーには、フラッグシップ機というのがあります。
フィルムカメラの時代、キヤノンだったらNew F-1、ニコンだったらF3、ペンタックスだったらLX、オリンパスだったらOM-4。

今回、函館でフェリーの待ち時間に、Canon New F-1を使って写真を撮ってみました。
改めて感じたのは、やはり上位機種はいい、ということです。
何よりシャッターを押したときのフィーリングがいいし、一枚一枚、写真を大切に撮っているという感じがする。

ちなみにこのNew F-1、新品同様です。かつて仕事はEOS-1で行っていたので、New F-1は全くといっていほど使わず、30年という月日が流れました。

ではデジタルカメラの世界はどうかと言うと、必ずしもフラッグシップ機がいいとは言い切れません。何故なら、上位機種イコール高画素数になっているから。
5000万画素、6000万画素のカメラは、確かに画質は素晴らしいのですが、プロはそれを求めていません。データ量が重くなると取り扱いが大変だし、ハードディスク代もばかにならないから。

あと、5000万画素で画像を生み出しても、それを生かせる使い道がなかなか見つからないのです。
出版、つまり写真集の世界は2000万画素あれば十分だし、企業カレンダーだって、大判ポスターだって作れてしまう。もちろん、写真展の大伸ばしのプリントも可能です。

ちなみに「スイスの最も美しい村」の写真は、すべて2000万画素のカメラで撮影を行っています。2年半で10万枚近い写真を撮っているので、これだけでも4TBのハードディスクを3台(バックアップを含め)使っている。
仮に4000万画素のカメラで撮影を行ったとしたら、ハードディスクは今の倍必要になりますね。

2500万画素くらいのフラッグシップ機。
デジタルカメラの世界では、これが最も使いやすいです。

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2024年9月16日 (月)

基本は、民宿に泊まる

東京に戻りました。
2週間くらいの取材がちょうどいい。3週間になるとかなり疲れます。
20代の頃は1〜3ヶ月間が普通でした。もちろん現地ではアパートを借りていた。
カナダは、夏のみ貸してくれるルームがいくつもあったのです。逆に、学生が戻ってくる9月以降は部屋が見つかりませんでした。

日本の宿泊施設は、1泊8,000円〜1万円が普通になってしまいましたね。
ここ数年、部屋は個室で、シャワーとトイレは共用、という宿泊施設も増えています。そのようなところはだいたい1泊6,000円台。部屋だけ個室、というホテルは、大きな街には必ずあります。小樽、函館にもありました。

美瑛町ではフォテージイン美瑛に宿泊しました。シャワーとトイレはシェアですが、とても清潔だった。
で、いまホームページを見たら、ここは写真をコンセプトにしているんですね。一泊しただけなので、全く気づきませんでした。

「最も美しい村」の取材は、基本は民宿です。今回も5軒の民宿に泊まりました。
日本の場合、リアルな生活の場にお邪魔する、という感じですね。宿として特別に何かを用意していることはありません。仏壇が置かれている部屋に泊まることもあるし、洗面所に住民の歯ブラシが置かれていることはしょっちゅうです。

インバウンドのお客さんたちが、日本の民宿に泊まりたいという理由がなんとなくわかります。きっと日本人のリアルな生活の場に入り込んでいけるからでしょう。
海外のB&B(民宿)は、どことなく住人とゲストの居場所がわかれています。

ちなみに僕は、どんな環境でも熟睡できます。
ダメなのは「蚊」。電気を消した後、顔にプ〜ンと飛んできたら眠れない。蚊は、どんな民宿でも6〜7割の確立でいます。

ここ数年、ワンプッシュ蚊取りを持参するようにしています。これにだいぶ助けられている。
ただ、家に金魚やメダカいたら要注意です。薬剤は水に溶け込むので、ワンプッシュを使うと大変なことになる。よって、リビングを横断するとき、水槽があるかどうかチェックしましょう。

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2024年9月15日 (日)

青森〜東京へ

朝5時起き。厚沢部町の温泉宿をチェックアウトし、函館へ。
駐車場に車を停めた後、街中を歩きます。
持ってきたフィルムカメラ(Canon new F-1)で撮影を行いました。

その後、フェリー乗り場へ移動。
11時35分発のはやぶさに乗り込みます。
津軽海峡を渡るには、青函フェリーと津軽海峡フェリーがあります。青函フェリーの方が若干お得。船内は雑魚寝スペースだけですが、たった3時間半なので問題ありません。

出港後、海の向こうに太平洋セメントの工場が見えました。もう10年も前になるんですね。懐かしいです。
ローソンでテイクアウトした弁当を食べ、海を見ながらぼ〜っとしていたら、青森港に到着しました。

さて、今日はどうするか。
下道を走って弘前へ移動。大鰐弘前インターから東北道に乗りました。
東京までは約700キロ。CX-5は満タンで1000キロ走るので、無給油で東京まで行けます。

東北道も最高速度は120kmです。ただ120kmで走ると途端に燃費が悪くなる。90kmで走るとリッター21.5kmをキープできます。CX-5はMTですが、オートクルーズ機能もついています。

盛岡のサービスエリアで仮眠。
今回、シートを持ってきませんでした。やはり床がカタイと熟睡できませんね。2時間ほどで起きてしまい、その後、2時間ほど車を走らせ、仙台と福島の間にあるサービスエリアで再び仮眠。運転席をフラットにしたら、3時間ほど眠ることができました。

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2024年9月14日 (土)

江差町2日目 かもめ島を歩く

午前中、江差町の町中を歩きます。
はんこ屋、時計屋、靴屋、かご屋と色々なお店がありますが、観光客を対象としているわけではないので、とてもいい雰囲気です。パン屋で焼き立てパンをテイクアウトしました。

11時頃、かもめ島を歩きます。
快晴。昨日とはまた違った風景を出会うことができました。

その後、お寺などを撮影し、日本一小さな道の駅に立ち寄り、江差町を後にしました。

「最も美しい村」の取材は、1村2日で進めています。うち1日は役場の方に案内してもらうのですが、土日は休みなので、スケジュール出しが凄く難しいです。つまり金曜日に案内してもらうとしたら、土曜は一人で巡る。日曜に一人で巡り、月曜日に案内してもらう。
村から村への移動距離を考慮し、スケジュールを弾き出しています。

道東にも美しい村が3村あります。
道東取材まで行うと3週間ほど必要になるので、今回は西の4村に絞りました。
ちなみに、道東、道北、道央、道南があっても、道西とは言わないそうです。

今日は函館まで移動したかったのですが、結局、3万円以下のホテルがなったので、50キロほど西にある温泉宿を取りました。一泊8,500円。温泉もあり、快適です。

函館のホテル、別に1泊3万円でもでもいいんですが、いつもだと9,000円前後で泊まれる部屋に、そんな高額な代金を払いたくはないですね。
東京も2万円以下のホテルがなかなか取れないのだとか。出張で東京に来る人は大変そうです。

近くにセイコーマート系列のコンビニがあったので、弁当をテイクアウト。
セイコーマートって、ワインが超安いんです。400円台で美味しそうな輸入ワインが1本買える。全ての赤を大人買いし、東京に持ち帰ろうかなと思っている。
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2024年9月13日 (金)

江差町、是非訪れてみてください

江差町です。
今日も晴れ。今回4村訪れましたが、すべて青空の下で取材することができました。

まずはかもめ島から。絶景でした。
江差は、姥神大神宮渡御祭、江差追分、北前船、開陽丸などで知られています。街中にある博物館で、それぞれの歴史文化を詳しく学ぶことができました。本にするとき、しっかり原稿を書きます。

統一感ある街並みに感動します。時計屋さん、おそば屋さんを取材、オーナーから話を聞きました。
夕方、かもめ島から夕陽を狙います。水平線に落ちる夕陽を眺めたのは何年ぶりだろう……。

江差町は、実は隠れた観光スポットです。車でしか来ることが出来ないからでしょう。
港には奥尻島へのフェリー乗り場があります。島とセットで旅をしてみてもいいかもしれませんね。

個人的には、オーバーツーリズムの小樽や函館より何倍も訪れる価値があると思う。
オーバーツーリズの地には出来れば行きたくない。人(観光客)酔いする。物価が超高い。駐車場待ちの長い列。ホテルが取れない。
世界中どこに行っても、オーバーツーリズの地はストレスになるだけです。

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2024年9月12日 (木)

黒松内町を取材

黒松内町です。
民宿のご夫妻がとても素敵で、朝は話を聞いたり、ジャガイモの写真を撮ったりして過ごしました。

今日は黒松内町役場のYさんに案内してもらいました。
この町も魅力が盛りだくさんです。まずは牛たちが草を食む牧場歩きからスタート。
和生菓子すずや、自然とつながるおやつエメ、そば屋この花……。
美しい自然と暮らす人が密接に結びついている気がしました。

たくさんの夢を叶えた人とお会いしました。
やはり刺激を受けますね。自分も早く何かをしなければと、焦る。
信州の土地を買った理由もそこにあります。
東京や大阪のような大都市では、夢は叶わないと思う。
何かをするとしたら、日本の場合、絶対に地方です。

取材で皆さんの話を聞いていたら、あっという間に夕方になってしまいました。
黒松内町はブナ北限の地です。Yさんと一緒に歌才ブナ林を歩きました。国有林です。

夜、江差町へ移動。北海道は広い。車で2時間半もかかってしまいました。
明日は江差町の取材です。

※夜は疲れ切っており、メール1本も書けません。いま、10日分の仕事メールが停滞しています。申し訳ありません。来週、東京に戻ってからお返事いたします。

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2024年9月11日 (水)

黒松内町へ

海外から「先日のメール、届いていますか? 返事がないようですが」という連絡が入ります。
1週間前に送っているんだけどな。
最近、送ったメールが届かないことよくあります。何でだろう……。
大急ぎでメールを書いて再送しました。今回のメールも届かなかったりして。

よくよく考えてみれば、最終日の函館のホテルを取っていませんでした。
で、幾つかのサイトをチェックしたら、どこも空き部屋はなし。あっても一泊34万の部屋ばかりです。
100キロほど離れた町の8,000円の温泉宿を抑えました。

街中のホテル探しは本当にストレスです。
どうして日本はこんなふうになってしまったんだろう……。
皆さんも街中のホテルは必ず23ヶ月前に予約をするようにしてください。でないと、11万円以下で部屋を取るのはまず無理です。

Eメールの件、ホテルの件で、今日は朝からイライラMAXでした。

午前中はシトシト雨。
企業を訪れ、木材、野菜、水を取材しました。
京極町には美味しい水があります。水はけのいい火山性の大地なので、農作物の栽培にも適している。加えて豊かな森もある。
住むには理想の町かもしれません。

お昼過ぎまで京極町で過ごし、役場の担当者さまに別れを告げた後、次の目的地、黒松内町へ移動しました。
黒松内町はブナ林の北限の地として知られています。
ブナ林を歩いてみようと思い、一人で森の中に入って行きました。
しかし、「一人で森に入らないように」という案内版のことが気になり、折り返します。
地元の人からいいことを聞きました。
空のペットボトルを潰すとペコペコと音が出ます。この音を発しながら森を歩くと、熊は近づいてこないみたいです。鈴よりも効果があるのだとか。
明日、試してみます。

予約していた民宿へ。
夜、オナー夫妻と話が弾みました。

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2024年9月10日 (火)

京極町を巡る

京極町です。
今日も羊蹄山を眺めることができます。
幾つかの登山ルートがあり、日帰り登山も可能とのこと。

役場の「最も美しい村」の担当者さまに案内をしていただき、風景、食、人など様々な角度から取材していきました。
司書さんの想いが詰まった素晴らしい図書館がありました。長年出版の世界にいるので、図書館の良し悪しは入った直後にわかります。

夕方、曇りが広がりはじめました。明日は雨になるでしょう。

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2024年9月 9日 (月)

セイコーマート

快晴の青空が広がります。
9時、赤井川村役場へ。
最も美しい村の担当者さまに案内してもらいました。
風景、農、人、食と、たくさんの村の魅力を取材した。

夕方、京極町へ移動します。
羊蹄山の麓にある小さな町です。

夜、歩いてセイコーマートへ。
コンビニの中で一番好きかも。
ヨドバシカメラと同じで、ビニール袋が無料というのがいいですね。地球に優しい素材で作られている。
お店で買い物をするたびに「袋は必要ですか?」と質問されるのが結構イライラする。以前にように、どのお店も袋くらい無料にすればいいのにな、といつも思う。
吉村ギャラリーは絶対に無料にする。

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2024年9月 8日 (日)

余市に行ってみた

久しぶりの寝坊です。目が覚めたときは9時でした。スマホのアラーム、最近鳴らないことがあるのです。再起動すると鳴るようになりますが、不便で仕方ない。アラームがおかしくなったのはBluetoothイヤホンのアプリを入れてからです。ソフトのバグでしょう。

大急ぎで出発準備をし、10時ぴったりにチェックアウト。
まずは京極町から撮影を行いました。
その後、赤井川村に移動し、風景にカメラを向けます。

午後、少し時間があったので、余市に移動し、漁村や昔の漁場にカメラを向けました。こちらはフィルムカメラで撮影を行った。

夕方、早めに赤井川村の郊外にある民宿に入ります。
夕食を食べながら、2時間ほどオーナーと話をしました。

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2024年9月 7日 (土)

羊蹄山に感動する

西へ向かいます。
2時間後、小樽に到着。
フィルムカメラで街中を撮影しようとと思い、歩いて街中に行ってみると……
運河周辺は凄まじい数の観光客でした。クルーズ船の入港と重なったのもタイミングが悪かった。
小樽も絵に描いたようなオーバーツーリズムの街です。
逃げるように街中を後にしました。写真は1枚も撮らなかった。

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京極町へ移動します。
この村は火曜日に取材する予定ですが、羊蹄山がくっきり見えていたので、チャンスとばかりに来てみたのです。
羊蹄山、生まれて初めて見ましたが、その勇姿に感動しました。 

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夕方、ニセコへ移動します。実は今日、小樽でホテルが取れなかったのです。空きがあるのは3万円以上の部屋ばかり。
予約サイトを見ていたら、ニセコで8000円台の部屋を見つけたのです。速攻へ予約を入れました。

何かと話題のニセコです。
羊蹄山を望むスキー場の脇にたくさんのモダンな建物が建ち並ぶ、いわゆるウィンターリゾート地です。道を歩いているのは外国人ばかり。
50年前の越後湯沢とか、信州のリゾート地は、モダンなホテルが建ち並んでいても、素朴な民家や田んぼや畑など、日本文化もきちんと残されていた。ニセコには、日本を感じるものが少ないですね。
外国人は、どうしてここが好きなんだろう……。僕は何も感じなかったです。

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レストランで食べるどの料理も3000円以上と言われていますが、セブンもローソンもセイコーマートもある。よって、食事は1000円以下で十分可能です。

ーストラリア人写真家の素晴らしい写真ギャラリーがありました。
https://ajgalleryniseko.com/
A1サイズの作品額が中心で、価格は10万円台です。
海外では写真を部屋に飾るという文化があるので、作品は飛ぶように売れるのでしょう。
小屋とコンテナハウスを使って造られたとても雰囲気のいいギャラリーでした。
信州の山の中に造るギャラリー、こんな感じでもいいのかもしれません。

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2024年9月 6日 (金)

カナディアンワールドを訪れました

美瑛町は「日本で最も美しい村」の登録村です。
2年前に取材を行ったのですが、残念ながら雨&曇りでした。晴れの写真が欲しかったので、今回、旅の始めに思い切ってやって来たというわけです。

運のいいことに朝から快晴です。パッチワークのように綾なる丘を、青空の下で撮影することができました。
拓真館に立ち寄り前田氏にご挨拶した後、芦別へ移動します。
Googleナビに頼ったら、全く舗装していない山道を案内されました。CX-5は喜んでいましたが(笑)

芦別のカナディアンワールドへ。
https://www.canadian-world.com/
10年程前に少しだけ立ち寄ったことがありますが、じっくり見学したのは今回が初めてです。

YouTubeでは「廃墟」と伝える動画がいくつもアップされていますが、全く廃墟感はないです。SNSのイメージって、本当に怖い。

アンの家、ダイアナの家、リンド婦人の家、郵便局……、いい感じで周りの樹木や草と同化しており、素晴らしいと思いました。
アンの家は、プリンスエドワード島のアンの家よりも雰囲気がいいような気がする。本場は、周辺がかなり近代的に整備されています。
物語の世界に浸るとしたら、カナディアンワールドのアンの家の方がいいかもしれませんね。

見晴らしのいい丘の上に、教会とワンルームスクールがありました。ここも感動した。
こんなところにポツンと吉村ギャラリーが出来ればいいな、と夢見たほどです。

カナディアンワールドに点在する幾つかの建物は、テナントとして貸し出されています。ただし、いまは全て埋まっているとのこと。
店舗の中を見させてもらいましたが、残念ながら写真を飾ることができる壁はありませんでした。仮に借りるとしたら、大規模な内装工事が必要になります。
そう、ギャラリーは、新規で建てなければダメなんです。だから信州に小屋を造る。

カナディアンワールド、是非訪れてみてください。週末のみのOPENです。

夕方、美唄市へ移動。ビジネスホテルにチェックイン。

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2024年9月 5日 (木)

北海道です

朝食後、ベッドで横になっていたら二度寝。昨晩はなぜか熟睡出来ませんでした。

午前中はデッキに出て、自分の本を読んで過ごします。
制作中に何十回と読んでいます。よって、このような機会がないと読み返さないですね。

船内はたくさんの乗客です。でもデッキには一人もいない。そう、皆さん日に焼けるのを恐れているのです。
ここが日本人と外国人の違い。船旅の場合、外国人は必ずといっていいほどデッキで過ごします。
もちろん僕は帽子着用。でも腕がどんどん日に焼けていくので、1時間ほどで船内に戻りました。

1330分、苫小牧港に到着。
美瑛町までナビをセット。高速代を節約するため、下道で行くことにしました。

北海道は広々していますね。
ある集落の交差点を曲がったとき、あっ、ニュージーランドの風景にそっくりだ、と思いました。

セイコーマートで遅めのランチ。

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時間半後、美瑛町に到着。安ホテルにチェックイン。

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2024年9月 4日 (水)

フェリーで北海道へ移動

今日から「日本で最も美しい村」の北海道取材です。
高速を走って大洗へ。
2時間前に着いたのですが、レーンにはすでに何台もの車が停まっていました。おそらく今日は満車。
手続きカウンターも長蛇の列です。
最後にこのフェリーに乗ったのは12年ほど前。ガラガラに近かった記憶があるのですが、今の時代はそんなことはないんですね。 

船内はかなり進化していました。本格的なレストランがあり、トイレも浴場もすごく綺麗です。
食事はバイキング形式でしたが、夕食朝食セットで3400円というのはかなり安い方だと思います。海外だったら50ドル(8000円)以上はいく。

大洗〜苫小牧間の運賃は車1台、人一人で36750円です。(前割価格)
仮に北海道まで車を運転して行くとしたら、高速代で往復3万、青函連絡船代、ガソリン代、2泊のホテル代で7万はいきます。フェリーの方が断然お得ですね。

フェリーでの移動は快適ですが、残念なのはWi-Fiがないことです。海上に出たら携帯電波が途切れます。
移動中に添削の仕事をやろうと思っていたのですが、クラウド上にある写真を取り出すことができませんでした。

仕方がないので、今日は早めに寝ます。
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2024年9月 3日 (火)

カメラの価格は40年前の10倍。フィルムを買う

先日ある著名な方が、「カメラがあまりにも高くなり、今後、写真は趣味の対象から外れるだろう」とおっしゃっていました。
デジタルカメラやレンズは年々価格がアップし、今はAPS-Cで20万円以上、フルサイズだと50万円以上です。レンズは1本15〜30万円。広角・標準・望遠と3本揃えると100万円はいってしまいます。
つまりカメラとレンズで150万円は必要。軽自動車1台分ですね。

写真をやってみたいと夢見る中学生や高校生がいたとします。
機材が5〜8万円くらいだったら、お父さんは頑張って息子や娘のために投資するでしょう。
現に僕がそうでした。中学のとき、父にカメラを買ってもらった。OLYMPUS OM-10 50mmF1.8レンズつきで5万円です。

今の時代、50万、100万の機材を子供のためにポンと買ってあげられる親は、本当に一握りだと思う。
つまり、老若男女、写真は趣味の対象から外れるのです。

今後は、動画が中心になっていくような気がしています。
スマホやドローンを含む動画用のカメラは、まだ10万円以下で買えます。
ちなみに、僕がこの3〜4年で最も投資した機材は、動画用のカメラです。DJIのカメラはほぼ全て持っている。オズモポケット初代、2、3、あとアクション。
この勢いで6〜7万のドローンも買うかもしれません。9月5日に発表になるDJI NEO、少し気になりますね。おそらく5万円以下で出してくる。

何で日本のメーカーから、ワクワクドキドキするようなVlogカメラやスマホが誕生しないのか、不思議で仕方がない。
今の時代、ワクワクドキドキは、すべて中国メーカーです。

今後も頑張ってフィルムを続けていきます。
明日から北海道なので、今日、量販店に立ち寄ってフィルムを買ってきました。
いつも使っているFUJIFILM 400は売り切れ。実はこれ、コダック製。今国内には一つも在庫がないようです。次の入荷待ち。

コダックカラープラス200とモノクロのイルフォードデルタ400を買いました。これだけでも2万円はいくので、フィルムはそれなりに高い「趣味」ですね(笑)

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2024年9月 2日 (月)

土地に関する質問の答え

今日、都心でたくさんの人とお会いする機会がありました。
多く質問を受けたのは、信州で買った「土地」に関してです。

なぜ土地を買ったのか?
→いつか自分の作品発表の場、つまり「ギャラリー」を持ちたかったからです。同時に、作品を生み出す場、「アトリエ」も欲しいなあ〜とずっと夢を描いていました。今回はアトリエの方がメインかも。
日本や海外での取材を通し、たくさんのアーティストの方とお会いしてきました。皆さん自分の「居場所」を持っています。ヴァイオリン職人の方だって、自分の工房がないと「作品」を生み出すことができません。

いくらで買ったの?
→電気も水道もない原野なので、それほど高くはありません。
見えるとこに中部電力の電柱があるので、電気はどうにか確保できるかもしれません。
docomoは厳しいです。auはまずまずOK。ソフトバンクはバリバリ繋がります。いずれにせよインターネットは欲しいので、イーロンマスクのスターリンクを契約します。今の時代、田舎はみんなスターリンクですね。
水についてはこれから調べます。水さえ確保できればトイレを作ることできるので。
車で15分ほど麓に下ると、道の駅があり、綺麗なトイレがあります。30分ほどのところに温泉施設もあります。
ちなみに清里の時は、テナントに水洗トイレはありました。シャワーはなかったので、車で10分ほどのところにある温泉に通っていました。

どうやって行く?
→北信なので、最も近い街は長野市です。新幹線、バス、タクシー利用で、東京からだと清里に行くよりも早く着きます。
問題は「タクシー」の部分です。麓の町にタクシー会社があるかどうか、これから調べます。
もちろんご自身が運転する車であれば、山の中まで入ってくることが可能です。僕自身、冬に何度も通いました。
集落の外れなので、ポツンと一軒家、というわけではないんです。

なぜ北信?
→小学生のとき、長野市でした。南部小学校です。よって、長野市は自分の中にスッと入ってきます。
実家のある松本から車で1時間半のところにある土地です。頑張れば実家から通える。
清里の時も、最後の方は松本から通いました。
長野市は新幹線があるので、意外と東京から近いんです。東京〜長野は最短で1時間20分です。あっという間に着く。
今、長野県で移住者が殺到しているのは佐久エリアです。でも佐久の土地は高いです。よって、まったく検討しませんでした。

作品小屋はいつOPEN?
→来夏を目標にしていますが、正直、これから先のことは全く考えていないのです。
この2年間、ずっと土地のことで動いていました。
ようやく土地が取得できたので、次は造成です。
地元の方に業者さんを紹介してもらい、先日お見積をもらいました。9月下旬から工事に入ります。
小屋について考えるのは、造成が終わってからですね。
一つ一つ、事を進めています。自分でも、今後のYouTube動画が楽しみで仕方ありません。

僕もあと3年で還暦です。
これが最後の冒険です。

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2024年9月 1日 (日)

世界の村巡り

しんぶん赤旗日曜版の連載、早くも4回目の原稿を書いています。次はフランスにしようと思い、何年ぶりかで「全踏破」の旅を紐解きました。
ちなみに2回目はスイスの村について書きました。

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「最も美しい村」の旅を始めたのは2005年です。もう19年も経ったんですね。
この間たくさんの村を巡ってきたなあ〜と、実に感慨深いものがあります。もしかしたら、これほど多くの村を訪れ写真を撮ったのは、世界の中でも一人しかいないと思う。

もちろん、村巡りは好きでやっています。日本人には全くと言っていいほど知られていない村を巡っていると、たくさんのときめきや感動と出会えるからです。観光客が溢れている大都市にはあまり感動がないような気がしている。
村を巡る、というのは、おそらく運命なんです。名字も「吉村(よい・むら)」だし。

村巡りというプロジェクト、誰かに依頼されてやっているわけではありません。自分の意思でやっている。海外取材費もすべて自費。
巷には絶景本とか世界遺産の本があふれていますが、それらは情報収集で役に立っても、作り手の心を感じないので、あまり感動はないです。

村巡りという自分勝手な企画を本として形に残してくれる出版社には感謝しかありません。
次に繋げるためにも本が売れて欲しいなと、心の底から思います。

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