有名観光地のホテルはどこも高くて高くて。最近、疲れる
年内にもう1回、海外に出ます。近場です。
今日はホテルの予約を行いました。
20〜30年前、宿の予約をしたことは一度もありませんでした。「Hotel」というサインを見つけて空き部屋を尋ねると、まず問題なく部屋は取れた。現地の空港に着いたとき、つまり初日のホテルだって、空港のインフォメーションで「ホテルをお願いします」と言うと、すぐに空港スタッフが電話して取ってくれた。
ヨーロッパの美しい村の取材でフランスとイタリアに200泊以上していますが、予約して取ったホテルは一つもありませんでした。
全世界、ホテルの価格は一泊5000円〜1万円くらいだった。
では今の時代はどうか。
予約しないとまずホテルは取れませんね。田舎ならまだしも、大都市は100%無理です。
ホテルの予約は、エクスペティア、ブッキングコム、アゴダなどの予約サイトを使っています。
まず、ホテルのホームページや口コミなどを念入りにチェックします。そして各予約サイトに飛び、最安値のところで予約を入れる。
ホテルはよくセール価格を出すので、予約サイトを比較することは大切です。
でも最近は、予約サイトを一つに絞るようにしている。なぜなら、使えば使うほどステイタスが上がっていくから。5%、10%割引してくれます。
日本の取材も、ホテルは事前に予約していきます。
日本の場合、ホテルのホームページから予約を入れることが多いです。
来週は九州ですが、湯布院、南小国などの人気観光地は、宿泊するのはまず無理ですね。一泊3万〜5万円の温泉宿は山ほどある。でも予約は取れません。そう、すべて外国人観光客に抑えられているから。
今回九州の5村を取材します。2ヶ月前から宿の予約で動いており、3村はどうにかなりましたが、2村は厳しかった。10軒以上に電話しましたが、どこも満室。
出発が迫り、にっちもさっちもいかなくなったので、九州でお世話になっている方に電話し、助けてもらいました。地元ルートでどうにか空き部屋を確保できた。
何だか最近、旅に感動がないですね。
ホテルは高いし、予約が取れないし、レストランの料理は高いしで、旅をするとイライラばかりが募ります。
つまり旅は、裕福層の人でないと出来ないようになってきているのです。一泊3〜4万を高いと思わない人だったら、旅を楽しむことができるでしょう。
昔、旅ってワクワクドキドキで、もっと楽しいものだった。素朴なB&Bのオーナーとの交流が楽しみで旅を続けていたと言っても過言ではありません。
今の時代、その楽しさを味わうことは出来ないです。行き過ぎた「観光」は、旅の感動を奪うのです。
東京都心も、今ホテルが凄まじく高くなっていますね。ビジネスホテルが2万円以上。1万円以下の宿はすべてカプセルホテルです。
出張で訪れる人たちは本当に大変そう。会社に寝泊まりしている人も多いと聞きます。