フィルムには、フィルムにしか表現できない世界がある
今日少し時間が取れたので、先日撮影した動画を編集し、YouTubeにアップしました。
動画はこちら
https://youtu.be/0XjqMEgIzEw
8×10カメラの撮影は、「フジクローム・ベルビア100」というポジフィルムで行っています。
なぜなら、フィルムのストックがあるから。
当然、期限切れのフィルムですが、冷凍保存しているので問題ありません。あと5年くらいは大丈夫でしょう。
いま、8×10のポジフィルムで撮影を行っている人は、おそらく日本で僕一人だけです。
フィルムはまだ購入できますが、1箱10万円するので1枚5,000円です。大判の場合、A面とB面、同じ写真を2枚撮るので、1作品生み出すのに1万円かかります。現像代を含めると1.5万円。
よって、現実的ではありません。
僕も、新規のフィルムは購入できない。
そう、フィルムのストックがあるから、8×10の撮影が継続できるのです。
いずれにせよ、ポジフィルムは露出が難しいです。0.3違うだけで、綺麗な写真は生み出せません。
ネガフィルムの方は、比較的楽です。1〜1.5くらい露出が異なっていても、それなりの写真が生み出せる。
本当は、8×10もネガカラーフィルムでやりたいのですが、フィルムは輸入となり、それなりに高額です。
おそらく中判・大判のフィルム写真というのは、僕の時代で終わるでしょう。
20年後、30年後は、この世の中から完全に消えていると思う。
35mmは残っているかもしれませんね。
フィルムには、フィルムにしか表現できない世界があります。
だから月に1回くらいのペースで撮影を行い、その世界をYouTubeなどで伝えていこうと思っています。