日本も変わってしまった…
どうして若者は闇バイトに手を染めてしまうか。
普段、テレビのニュースを見ていないことにも原因があると思います。そう、多くの若者は、今これだけニュースになっていることを知らない。
SNSで見つけ、「おお高収入でいいじゃん!」ということですぐに応募してしまう。騙されたと思ったときは、もうおしまいです。
30年前、僕が20代だった頃を振り返ってみると、確かに怪しげな誘いはいくつもありました。
ネットワークビジネスの誘いはしょっちゅうあった。
あと、仕事を通して出会った人に突然飲みに誘われました。随分とフレンドリーな人だな、と思い行ってみると、最後にさりげなく投資を提案された。30万投資すれば、10年後にベンツをキャッシュで買えるほどの大金持ちになれるとのこと。
20代前半の吉村青年。まだ心が純粋だったので、「えっ、そうなんですか!」と感心しながら話を聞いていましたが、その誘いに乗ることはありませんでした。理由は、30万がなかったから。
仮にあったとしたら、見事に騙されていたでしょう。
もちろん、これとは別で、騙されたことは一回だけあります。今でも悔しくて悔しくて仕方がない。
30代の頃、ギリシャでも一回騙された。入ったお店がぼったくりレストランだった。確かエッセイに書きました。
今は騙されない自信がありますが、でも騙す方は実に巧妙です。
よって、海外では常に予防線を張っている。
ヨーロッパの大都市の広場で、「スマホのシャッターを押してくれますか?」と声を掛けてくる若い女性がいますが、これを受けたらアウトです。
その場でiPhoneを落とし、弁償しろ、とくる。もしくは、シャッターを押している間に、彼女の仲間に財布やスマホ、カメラをすられてしまう。
前を行く人がハンカチを落とした。それを拾って教えてあげたらアウトです。何か罠がある。
もちろんこれは、大都市に限ったことで、ヨーロッパの田舎はどこも平和です。
いずれにせよ、長野県も凄いです。毎日1人か2人は、振り込め詐欺やリフォーム詐欺、投資詐欺やロマンス詐欺で騙されている。一人暮らしのお年寄りは常に危険にさらされているのです。