2025年が始まりました
昨晩はスマホのNHKプラスで紅白を観ました。
昭和世代の圧倒的な歌唱力に感動します。昔と同じように声が出るのが凄い。そして何より、歌が心に響いてくる。
若い人たちの歌は全く知りませんでした。
多くがグループで、歌は確かにノリがいいのですが、心にグッとくるものがないような気がする。おそらく、自分がオジサンだからそう感じるのでしょう。
あと、今の若い人たちは、みんな顔が同じに見える。違いがわからない。
昔は一人一人に個性があったので、すぐに顔を覚えることができた。例えばおニャン子クラブとか。
写真の世界も同じです。
今の若い人たちの写真は、確かに上手いです。カメラがよくなっているし、基本、画像処理をベースにしているので、目を引く写真を簡単に生み出せてしまう。動物写真にしても、昔はそれなりにトレーニングを積んだ写真家でないと作品が撮れなかった。でも今は、ただ動物にカメラを向けてシャッターを押すだけで、瞬時に瞳にピントが合います。秒間何十コマも撮れるので、決定的瞬間を逃さない。とにかく今のミラーレスカメラって凄いんです。レンズも、昔とは比べものにならないくらい画質がいい。
あと、若い人たちは、レタッチやAIツールの使い方が上手いので、街中で撮った軽めのスナップでも、それなりの「作品」に変えてしまう。
いわゆる奇をてらった作品を生み出す才能に長けていますが、その作品が観る人の心を動かすかというと、疑問ですね。
昭和世代、いわゆる昔の写真家は、すべての被写体を「きちっと」撮りました。今の若い人たちからすれば、それらは「退屈な写真」になりますが、昭和世代の写真家が生み出す作品の方が、作品から発するメッセージ性が強い気がしている。そう、作品の中に撮影者の心があるんです。
昔と今とでは作品の方向性は全くと言っていいほど異なっていますね。
いずれにせよ、今の若い人たちはお金の作り方が上手いです。自分が生み出す作品をバズらせたり、時には動画と併用しながら簡単に大金を稼いでしまう。
このあたりは、昭和世代の写真家がもっと学ばなければいけない点です。